
-----------------------
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。
テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
-----------------------
「イチオシ プリンスツアーO3 100」
黄金スペックが最近つらくなってきた方はいませんか。
かと言って、280gだと、バランスがトップヘビーのラケットが多く、使いづらく感じています。
「フェースは100インチ・290g・バランス325mmくらいのラケットがあったらなー・・・」
…あります!!
プリンス『ツアー100』と『ツアーO3 100』がまさに、そのスペックになります。
現在マイラケとして使用しているダイアデム アクシスチームは280g・330mmなのですが、
グリップに10g荷重して、290g・325mmになっていて、ちょうどいいスペックなのです。
今回フルモデルチェンジということで、試打をしてみました。
ツアーシリーズには、305gと290gがあり、それぞれにノーマルグロメットとO3があります。
ノーマルタイプは、前作310gでストリングパターン16×18でしたが、
今回305gで16×19に変更になっています。
打球感は前作より柔らかく、ボールを掴む感じがしますが、
ストリングパターンが細かくなったので、捉えているボールの位置を把握しやすく、コントロール性は良くなっています。
O3タイプのウエイト・ストリングパターンの変更はありませんが、
ザイロンの搭載によってパワーがアップしており、フレーム厚23mmとけっして厚い方ではありませんが、
#ロケットスピードを謳うのがわかるセッティングになっています。
O3の良さは抜群の振り抜きと、スピンのかかりやすさで、このツアーO3 100も十分にその効果は発揮されています。
松田龍樹プロは、ウイルソンのブレードやプロスタッフを長く愛用していたJOPランキング18位(最高位6位)の選手ですが、今回プリンスと契約し、何を使うのか注目が集まっていました。
そして選んだラケットは…なんと、『ツアーO3 100(305g)』を選んだのです。
今までの流れからすると、ファントムグラファイト97、ファントム100、ツアー98辺りが妥当な線だと思うのですが、
ツアー100を選び、その中でも「O3」とは驚きました。
推察するに、松田プロは振り抜きの良いラケットが好きで、
フォアはスピンの効いたスピードボールを早いタイミングでドンドン打ち込んでいきます。
あるYouTubeで、「そんなに打ち込んで、ミスは出ませんか?」という質問に
「逆に、スイングスピードを落としてしまうとミスが出てしまいます。スイングするからこそコントロールが出来るんです。」
松田プロがツアーO3を選んだ理由は、振り抜きの良さで、スピード・スピンが向上し、
その結果、コントロールもしやすくなることだったんですね。
細木咲良プロ(JOP15位)もツアーO3 100を使用していますし、
遡るとジョン・イスナーもマリア・シャラポワもO3を使っていました。
それだけO3には優れた点が多い証拠ですね。
プリンスがパテントを持って2006年から続けているO3と高反発素材ザイロンの融合に注目です。

