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【GEEK通信】「テニス肘の原因と個人的に向き合ってきたこと」
2018/06/07
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「テニス肘の原因と個人的に向き合ってきたこと」
テニスをやっていると、肘が痛い、膝が辛い、腰に違和感があるなど怪我や体調不良に陥ることは誰にでもあると思います。
今回は肘の痛みについて考えてみたいと思います。
肘の痛みで病院に行くと、「テニス肘」と診断されますが、バドミントンや釣りをする人が肘を痛めてもバドミントン肘、釣り肘とは言われずに「テニス肘」と診断されることもあったり、料理人が鍋の振りすぎや包丁の動きで肘を痛めても「テニス肘」と診断されることがあります。
テニス肘とういのは別名で、正式な病名としては *上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん) と呼ばれています。
※以下、テニス肘と記載
テニス肘には【バックハンドテニス肘】と【フォアハンドテニス肘】があり、ほとんどの症状はバックハンドに起こります。
私もバックハンドテニス肘を3回やっています。
フォアハンドよりバックハンドの方がテニス肘になりやすい訳は、普段の生活で、あまり手の甲を上に向ける動作が無いからだそうです。
何かを持ち上げたり、ふすまを閉めたりするのは決まって手のひら側に力を入れるはずです。
フォアハンドは日常の生活で鍛えられる筋肉と近しい感覚があるので、皆さんにとって得意とされています。
バックハンドの手の甲側に手首を折る動作はあまり普段使われていないので、筋肉も強くないし、感覚も鈍くなります。 それで、70cmの道具(ラケット)を振って、100km以上のスピードのあるボールを打ち返していたら、腕も悲鳴をあげるのは当然といえば当然です。
筋肉に徐々に疲労が溜まっていくと硬くなっていきます。
テニス肘はある一撃で発症することもありますが、始めのうちは、少し痛いとか違和感がありますが、テニスをしていない時は痛みが無くなります。
徐々に痛みは増していき、完全にテニス肘になると、コップも持てない、蛇口もひねることができない状態になることもあります。
でもそれでも「テニスをやりたい!」と葛藤するのです。
いざテニス肘になってしまった際に、どう対処したらいいか、考えていきましょう。
病院に行くと、「痛みが治まるまで安静にして、湿布を貼って様子を見てください」と言われます。
その通りなのですが、痛みが治まってから再開すると、また痛み出すことが多いです。
理由としては、痛くなる原因が改善されてないからです。 筋肉量を増やしたり、柔軟な筋肉に変えていかないとテニスを再開したときに再度テニス肘になってしまう可能性があります。
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下記は、テニス肘を3度もやっている私の経験談になってしまいますが、あくまで参考までにご覧ください。
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①お風呂でストレッチ&マッサージ
②モビバンでインナーマッスル強化
③ストリングをゆるゆるにする
④ハイパフォーマンスプレミアムエルボーを使う
①毎日、湯船に浸かりながらやっているのですが、単純に手首のストレッチと腕のマッサージを5分くらい行います。 テニスをやるやらないに関わらず、毎日行うのが大事で、疲労を蓄積しないことと、異常があればすぐに気づけるのが良い点です。
②モビバンは端にリングが付いたトレーニング用のゴムチューブです。 リングに親指を引っ掛けてインナーマッスルを強化します。 両端を握ると筋肉が硬直してしまいますので、指に引っ掛けるタイプのモビバンはリラックスしながらできる優れものです。
                         *ウインザー価格 2,052円(税込)
③テニス肘になってからラケットを変えようする方も中にはいらっしゃいますが、あまりオススメできません。
軽量でフェース面積の大きいラケットにして楽しようとするケースがありますが、数ヶ月後にテニス肘が治ってしまうと使わなくなってしまうので、もったいないと思います。
それよりも、ストリングを緩く張って、テニス肘が治ったらまた、元どおりに張り替えれば良いと思います。
では、何ポンドで張ればいいのでしょうか。
数年前にバックハンドテニス肘になったときは、重症でバックハンドのストローク、バックハンドのボレーはもちろん、フォアハンド、サービスまですべてのショットで痛みを感じました。
サービス以外はすべて両手打ちに変えてフォアハンドもボレーも両手打ちにするしかありませんでした。
その状況を何とかしたく、まず45ポンドで張っていたストリングを40ポンドにしてみました。
痛みはほとんど変わりませんでしたので、さらに5ポンド下げ35ポンドにしてみたところ、痛みがだいぶ和らぎました。
思い切って10ポンド下げると衝撃はかなり小さくなることがわかりました。
10ポンド下げると、当然ボールはよく飛びますので、アウトすることがあります。
でも、それでいいのです。
力を抜いて打てばいいのです。
肘が痛いのですから、力まずやりましょう。
逆に緩くすると、スライスは伸びるし、ローボレーは簡単に返るし新しいプレースタイルを発見することもあります。
ポリエステルを張っている方はナイロンにするとより衝撃は少なくなります。
また、グリップテープでも衝撃を和らげることができます。一般的には0.5mmが平均の厚さですが、0.7mm.0.8mmのやや厚目のものにするだけでも変わります。
【ボウブランド プログリップ(0.7mm)】【ヨネックス スーパーソフトグリップ(0.8mm)】を是非一度お試しください。                           *ウインザー価格 410円(税込)                             *ウインザー価格 356円(税込)
④テニス肘用サポーターも効果があります。
肘の痛みのある骨の部分から5cmくらい手前の筋肉をベルトで締めると痛みが和らぎます。
腱の付け根に負担がかかり痛みが出るので、その支点を手前にずらすことで痛みが緩和します。
しかし、ひとつ弊害が起こります。
筋肉を上から押さえつけることで、腕の回旋する動きがやりづらくなります。
ここで、優れものサポーターをひとつ紹介します。【プリンス ハイパフォーマンスプレミアムエルボー】です。                              *ウインザー価格 3,024円(税込)
このサポーターは筋肉を横に押さえつけずに、筋肉に沿って縦に2つのパッドで押さえます。
回旋する動きを妨げず、痛みの原因となる奥深いインナーマッスルに作用するので、快適なプレーが可能です。
まずは、テニス肘にならないように、プレー後のアイシング、お風呂でストレッチ&マッサージをして、それでもテニス肘になってしまったら、ストリングのテンションを10ポンド程下げ、ハイパフォーマンスプレミアムエルボーをつけてみてください。
テニスは辞めずに、テニス肘を直していくという選択肢もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

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