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【GEEK通信】「GEEK通信的、2021年ヒットアイテムベスト10前編」
2021/12/10

■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。

「GEEK通信的、2021年ヒットアイテムベスト10 前編」
第10位「テニスYouTube」
(※アイテムと言いながらコンテンツとなってしまった第10位ですが、気にせずピックアップさせてください。)
試合、レッスン、道具などテニスに関したYouTubeが大量に生まれた年になりました。
ウインザーでもウインザーチャンネルをスタートし、テニスユーザーに少しでも役に立てばと言う思いで頑張っております。

個人的におすすめなのが、「スターテニスアカデミー」小野田プロ、貴男プロのレッスンや試合に、ウインザーでのお買い物、トラックマン企画などが面白く見てました。
また「テニス365チャンネル」の「ラケット選びの極意」そに出演させていただき、パート1.2.3トータル7.8万回の再生を達成し、大変感謝しております。
テニマカンパニーの「TENNITube」は、ギーク通信でも取り上げましたが、まったく新しいギアインプレのYouTubeです。
テレビを見る時間が減り、YouTubeを見る時間が増えている人は多いのではないでしょうか。

第9位「高機能インソール」
前々から高評価のシダス、スーパーフィート、Bプラスなどの高機能インソールが、ブレイクしました。
その背景には、足型計測が関わっています。

重心が踵だったり、右左のバランスが悪かったり、土踏まずが下がっていたりと自分の足の状態がわかってくると、それを改善してくれるインソールに注目が集まるようになりました。
足型計測は常設の店舗とイベントとして行なっている店舗がありますので、ホームページで確認してみてください。
自分は、テニス用、仕事用、通勤用などすべてのシューズに入れております。

第8位「シリコンコーティングナイロンストリング」
プリンスエンブレムタッチSF、トアルソンバイオロジックXXの2モデルは、表面にツルツル、サラサラするコーティングを施し、スナップバックするナイロンストリングとして売り出しました。

その後、ヨネックスレクシスコンフォート、レクシススピード、ゴーセンラクシアアシスト、ラクシアバイトにも同様のコーティングがされており、スナップバックによるスピンを向上させています。

ポリエステルは素材の特性により、スナップバックの持続性が高く、縦糸は横にずれた後瞬時に元に戻ります。
ナイロンストリングは、ボールを包み込むように、くの字型に凹みますが、横にずれたストリングは元に復元しなかったり、復元スピードが遅かったりします。
ITF(国際テニス連盟)では、ストリングの研究を行なっており、ポリエステルは、ナイロンストリングより20%スピン量が増えると公表していますが、シリコンコーティングされたナイロンストリングのスピン量も早く公表してほしいものです。

第7位「ストリングアシスト塗布グッズ」
数年前から発売されているスナップバック機能を高めるシリコン系塗布剤がやっと認知されてきました。
第8位で紹介したように、ストリング自体にもシリコンをコーティングしてスナップバックにこだわったアイテムが増えています。
テニック「ストリンググライド」、プリンス「スピンプラス2」が該当アイテムです。

ストリンググライドは、スポンジに専用液を数滴たらし、靴磨きのようにクルクルと塗ります。
スピンプラス2は、極太のマジックのような形で、簡単に塗ることができます。
持続性はストリンググライドがよく、手軽さはスピンプラス2でどちらも効果は同じです。
ホームセンターで売っているシリコンスプレーをストリングに噴射する人、家庭にあるオリーブオイルを塗る人にテニスコートであったことがあります。
どちらも試してみましたが、共に難がありました。
シリコンスプレーは、ストリングに噴射すると、ほとんどが空気中に飛んでいきます。
他人に迷惑がかかる可能性がありますし、環境破壊の面でも問題がありそうで気が引けました。
オリーブオイルは、付ける量が難しく、グリップまで垂れてきてしまいヌルヌルになってしまいました。
シリコンコーティングの効果が認知されてきている証拠だと思います。
フェデラーが数カ所だけ付けている「エラストクロス」のようなものは本来、ストリングのノッチングを防ぎ耐久性を向上させるものですが、エラストクロスはテフロン加工されていることで、スピン性能を上げるために付けていると噂されています。
フェデラーはどこのメーカーのものを使用していかは、不明です。

第6位「新興メーカーの躍進」
テクニファイバー、ダイアデム、スノワート、ラコステなどメジャーブランド以外のラケットメーカーが躍進した年になりました。

特に、テクニファイバーはメドベージェフ、シフィオンテクの活躍もあり、Tファイト、Tリバウンドの動きがよく、テニスコートに行っても上手な方が使用している印象を受けました。

ダイアデムも注目度が高くて、試打ラケの貸し出し頻度が高く、打球感の良さ、打球音の心地よさが特徴です。
ラケット内部は本来、中空になっているものが多いのですが、ぎっしりとフォームコアを充填しており、本格的なプロ好みの仕上がりになっています。
今年、ウィルソンから限定発売されたプロラボ(60500円)と近い感覚です。

第5位~第1位は後編をお楽しみに