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GEEK通信「過去最高スピンを更新!ダンロップSX300」
2022/01/29

■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。

「過去最高スピンを更新!ダンロップSX300」

フェース98平方インチ前後、305g前後、フレーム厚23mm前後のスペックを挙げると、ヨネックスVCORE98、 Eゾーン98、ヘッドエクストリームツアー、ダンロップCX200、FX500ツアー、ウイルソンブレード98、テクニファイバーTFight305、ダイアデムエレベートなどがあります。
その中で個人的に一番好きなラケットは、FX500ツアーでした。
好きな理由は、しっかりとしたパワー系のラケットでありながら、芯に当たったときの柔らかく感じる程のノリの良さが思いっきりスイングしても暴れなく、自分の手の中でコントロールできる感じがすることです。
今回、自分ナンバー1を書き換えるラケットが誕生したのでご紹介します。
そのラケットは、、、
「ダンロップSX300ツアー」

ダンロップは、この手のスペック(98インチ、305g)を作り込むのが本当にうまいです。
CX200ツアーも大好きで、おそらくダンロップはラケット開発する際に、シリーズの中で一番難しい(小さく重たいもの)スペックから完成させているのではないでしょうか?
SXのSは「SPIN」のことですので、基本はスピンにこだわったラケットなのですが、実際に打ってみるとパワーもあり、コントロールもしやすく、FX、CXの良さも凝縮されていました。
SX300(100インチ、300g)も完成度が高く実際にダブルスのゲームに使用した時は、ミスが少なく、厚い当たりのボレーに威力がありました。
リターンの時に、相手が前に出てくれば、足元に沈められ、ステイバックの時は、スピンの効いた深いボールを打ち分けられます。
また、相手前衛の上をトップスピンロブで抜いた時も、バウンド後に伸びがあり、追いついた後衛が諦めるシーンもありました。
サービスの回転にキレがあり、アドコートからのワイドに打つスピンサービスとアドコートからセンターに打つスライスサービスには大変助けられてました。
前作との違いは、シャフトの溝が浅くなっていることと、弾道補正機能グロメットが10個から12個に増えていることです。

ガット張っている時に、気がついたのですが、通常なら結びの位置がある場所は弾道補正機能のグロメットの位置なのですが、あえて結びの位置を弾道補正機能グロメットからずらしているのです。
弾道補正をするグロメットに結びを作ってしまっては、元も子もないですからね。

今回のデザインは、バボラピュアアエロに似たカラーを使用しており、スピンラケットとして世界中で認められているモンスターラケットに挑んでいるように感じます。

相当自信がないと逆効果になってしまいますので、ダンロップの意気込みを感じることができます。

【トラックマンでデータを取ってみました】
SX300:スピード111.5km、スピン2154/rpm
SX300ツアー:スピード112.9km、スピン1981/rpm
おそらく2154/rpmは今までデータを取ってきた中でも、最高の回転数ではないかと思います。
スピンとスピードを合わせ持ったラケットに仕上がったと思いますので、是非みなさんも確認してみてくだい。