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【GEEK通信】「太ゲージを見直してみよう」
2022/04/13

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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「太ゲージを見直してみよう」
細麺 or 太
麺どちらが好きですか?

突然何を言い出すかと思った方も多いと思いますが、
今回はストリングのゲージについてお話してまいります。
ナチュラル、ナイロンは一般的なもので1.30mmで、細め1.25mm、太め1.35mmで、
ポリエステルは一般的なもので1.25mmで、細め1.20mm、太め1.30mmです。


一般的に細めは、反発力が向上し、シャープな打感になります。
太めは、飛びが抑えられまったりした打感になります。
ボレーヤーは細め、ストローカーは太めと言われています。
でも、本当にそうでしょうか。
サービス&ボレーというプレースタイルを引退するまで貫いた鈴木貴男プロは、バボラナチュラルの1.35を使い続けていらっしゃいましたし、
ダブルスのスペシャリストの佐藤博康プロも現役の頃はバボラナチュラル1.35を使っていました。
元々ナチュラルは反発力があるので、最近のラケットに細ゲージを張ると飛び過ぎてしまうのです。
まったりしている方がガットにあたる時間を感じコントロールしやすく感じるのです。
海外では、ナイロンも1.35mmが主流で1.25mmはほとんど販売されておらず、細めで1.30mmなのです。
日本人と外国人の基礎体力が違うので、一概に比較は難しいですが、日本人もスイングスピードの速い方は、太ゲージを選択していても良いのではないかと思うこの頃です。
スピンのかかりは、
スイングスピードが速く、インパクトでボールを潰せる方は、太めの方がかかりやすく、
スイングスピードが遅い方は、細めの方がボールのフェルトに絡み易く、「カリッ」とひっかかる感覚がします。
振動止めをつけているとほとんど気になりませんが、楽器の弦と同じで、細めは高音、太めは低音になります。
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細ゲージのメリット:飛びが良い、打感がシャープ
細ゲージのデメリット:耐久性が悪い、球離れが早く感じる
太ゲージのメリット:飛びを抑えられる、まったりした打感、厚い当たりでボールを潰せる、耐久性が良い
太ゲージのデメリット:軽く打つと飛ばない
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最終的には、ラーメンの細麺が好きか、太麺が好きかと同じで「好み」になります。
一度、両方張ってみて比べてみると新しい発見があるかもしれませんね。