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【GEEK通信】「ウイルソン ウルトラツアー3機種の試打速報」
2018/11/22
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
------------------------------- 「ウイルソン ウルトラツアー3機種の試打速報」※発売は2018年12月、一部モデルは2019年1月に発売予定
ジョコビッチ選手100、ナダル選手100、フェデラー選手97、錦織圭選手95
この数字は使っているラケットのフェース面積です。
錦織圭選手は95です。
以前から思っていたのですが、自身よりランキングが上の選手でさらに体格の良い選手が大きいフェース面積を使っているということは、ラケットのパワー、人力のパワーが明らかに上の選手と戦っているということになります。
これだけでもハンデになっています。
対 ジョコビッチ選手 2勝15敗
対 ナダル選手 2勝10敗
対 フェデラー選手 3勝6敗(11月20日現在)
錦織圭選手も100くらいの大きさにすると、パワーも上がり、ディフェンス能力も更にUPしそうと感じましたが、今回の新しいラケットで錦織圭選手も動き出したのです。
それは、新しいラケットのテストをしている時に、フェース面積の大きいラケットを打った時に、パワーがあって良いなと素朴に感じたそうです。
錦織圭選手はウイルソンに対して、「バウンド後の威力を上げてさらに柔らかい打球感にして欲しい」という難題を投げかけました。
ウイルソンの答えは、ウルトラシリーズに採用している「クラッシュゾーン」を現行のバーンに取り付けることでした。 クラッシュゾーンとは、スロートのグロメット(ストリング6本)に採用したダンパーで、2.7%スイートエリアを広げることができます。
また同時に衝撃吸収にも効果があります。
よって95平方インチは98平方インチに相当するスイートエリアになり、柔らかい打球感も実現したのです。 ウルトラシリーズに採用されている機能を搭載したので、錦織圭選手モデルもウルトラのネーミングを付けないと統一感がありませんので、今回発売されるモデルはウルトラツアー95CVに決定しました。
※伊藤竜馬選手モデルもウルトラツアー100CVになり、289gの軽量モデルもウルトラツアー95JP CVとなったのです。
上記の3本を試打したのですが、まずデザインに注目です。 今まで錦織圭選手が使用しているラケットは艶ありで、販売しているラケットは艶無しでした。
映像的に艶ありの方が綺麗に見えるとか、選手の手触りの好み等といった様々なコメントがありますが、今回のウルトラは販売用と選手用はまったく同じ艶ありです。
ウルトラツアー95CVには、NXT16を48ポンドで張ったものと、錦織圭選手と同じストリング同じテンション(ナチュラル×エレメントに38×36ポンド)で張ったものと、比較のためバーン95CVの3機種を用意しました。
ウルトラとバーンで比較しながら打ちましたが、ウルトラの打球感の柔らかさを非常に感じました。
驚きましたのが、錦織圭選手仕様のセッティングが「ゆるい」とは感じなく、気持ちよく打てたことです。
普通38ポンドは「ゆるゆる」というイメージが先行しますが、95平方インチで16×20という細かいストリングパターンはそれをほとんど感じませんでした。
(ただウルトラツアー95 CVは、309g、325mm、0.25インチロング、スイングウェイト300越えのセッティングで、私中居の年齢・コンディションでは振り切れませんでした。)
ウルトラツアー95JP CVは、289gですので気持ちよく振り切ることができ、伸びのあるストロークが打てますが、ボレーにはちょっとしたコツが必要でした。
バランスポイントが340mmで、かなりトップヘビーなので、普段のようにボレーをするとヘッドが下がったり、ヘッドがかぶったりし、ネットミスが増えてしまいます。そこで、インパクトでグリップを下方向に下げるようにしてみました。
すると、ヘッドが下がらずスライス回転のかかった更に良いボレーになりました。
個人的に最も魅力的だったのが、ウルトラツアー100CVでした。
バーン100ツアーCVの独特の柔らかい打球感はそのままに、さらに食いつきを良くし、これでもかというぐらいにボールを押せます。
ストロークの安定感は抜群で、ミスをする気配がありません。
日本限定発売ですが、個人的に世界中の人にオススメしたいラケットです。 ウルトラツアー3機種はどれも仕上がっています。
自分の体力、プレースタイルと相談の上ベストを選んでみてください。
体力に自信があるストローカーは、ウルトラツアー95CVがいいでしょう。
前作より4,000円も値下げしているので、是非ストリングはケイズチョイスプレミアⅳを張っていただき楽しんでいただきたいなと感じました。
ストローカーだけど、重たいのはちょっと、、、という方は、ウルトラツアー95JP CVがオススメと感じました。
シングルスもダブルスも両方こなすオールラウンダーは、ウルトラツアー100CVがオススメと感じました。
ストロークの安定感は、もちろんのこと、ボレーも食いつきがよくて、ローボレーのコントロールが優れています。
2019年の錦織圭選手の活躍が今から楽しみです。                               *12月発売予定                               *2019年1月発売予定                               *12月発売予定
【GEEK通信】「スピンが凄い!ヘッドグラフィン360エクストリーム」
2018/11/15
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「スピンが凄い!ヘッドグラフィン360エクストリーム」
N市ベテランミックス大会に私の姉と組んで出場しました。
一回戦は相手が来ず、勝ち上がり、続く二回戦は第2シードとの対戦です。
私の姉はスクール中級クラスのレベルですが、実の姉ですので、遠慮なくプレーし、私のミスには叱咤がきます。
その積極性が良い方に転じ、6-1で勝利しました。
次の試合では、1-5とリードされ絶体絶命のところまでいきましたが、この日のために考えていた秘策を披露するときがやってきました。
0-15で相手の男性のサービスゲームでファーストがフォルトになりセカンドです。
ツツツーと2.3歩前進し、フォアに回り込んでトップスピンロブを打ちました。
放物線を描いたボールはベースライン1m手前のアレーに着弾しました。
前衛の女性もサービスを打った男性も動けませんでした。
絵に描いたノータッチエースでした。
15-30になり、さっきとまったく同じ軌道でデデャブじゃないかと思うくらいのトップスピンロブを打ち、ノータッチエースで得点しました。
このショットを密かに練習していました。
ついに日の目を見るときがきたのです。
ただし、この秘策はここからが重要なのです。
同じことを2度決められると3度目があるはずと相手は当然思います。
想定されることは、前衛がサービスラインくらいまで下がるか、サービスを打つ男性がセンター寄りからサービスを打ち、前衛の上を抜かれた場合に備えるかのどちらかです。
もし、このように立ち位置を変更してきたら、この秘策は大成功です。
案の定、前衛の女性がサービスラインまで下がりました。
トップスピンロブを打つと見せかけて前衛の足元にハーフバウンドで処理するボールを打ちネットに出ました。 フラフラと上がってきたボールをドライブボレーで決めました。
その後、流れが変わり6ゲーム連取で7-5で逆転勝ちを収めました。
もし、男性がセンター寄りに構えてサービスを打ってきた場合は、オープンスペースに深く打ってネットに出るか、ドロップ気味に短いボールを打ってネットに出るかする予定でした。
ここまでは順調だったのですが、決勝ではタイブレークの末に負けてしまいました。
決勝は一進一退で5-5なった頃、足の指先が痙攣してきました。なんとかタイブレークまできましたが、4-4の自分のサービスでダブルフォルトをしてしまい、 タイブレーク4-7で負けてしまいました。 ヘッドからグラフィン360エクストリームが発売になりました。
早速、MP(300g)とS(280g)を持ってコートに行きました。
前作より、フレームが厚くなったように見えますが、グロメットも黄色のため、膨張して見えるようです。
フレーム厚、ストリングパターンなど前作とまったく同じで、改良された点はグラフィン(最新のカーボン素材)がフェースの12時、3時、9時にも採用され、面の安定性と反発力が向上したことです。 300g、フェース100、フレーム厚26mmの黄金スペックと言えばは何と言ってもバボラピュアドライブでしょう。そのピュアドライブに最も肉薄しているのは、このグラフィン360エクストリームMPではないでしょうか。
スピンのかかりは同じかそれ以上に感じます。
ストローク、サービスのパワーもノータッチエースを狙えるレベルで、もちろんスピンがかからなかった際はアウトはしてしまいます。
MPのバランスポイントが325mmと、黄金スペックの平均320mmより5mmほどトップヘビーになっており、よりストロークを強化する設計になっています。
グラフィン360エクストリームSは、280gと軽量ですが、MPと比べてパワーは落ちるどころかもっとあるように感じます。
バランスポイント335mmとかなりトップヘビーになっていることがスイングスピードを上げているのでしょう。 軽量トップヘビーの良いところは、十分な態勢からスイングできる場合は、軽量だから振り始めはスムーズに始動でき、スイング後半はトップヘビーのために振り子の原理が働き、ヘッドスピードが上がっていきます。
ムチのような現象が起き、グリップを支点とした遠心力が大きくなります。
ただし、フラット系のボールでヘッドを返さずに押すように打つスイングだと威力が出ません。
同じ理由でボレーの動きもヘッドを走らせないので、威力は出ません。
逆にヘッドが被ってしまい安定感のないボレーになる可能性があります。
ボレーにはちょっとしたコツがあり、グリップをしっかり握り、インパクトの瞬間にヘッドを残してグリップを打球方向に突き出すようにすると、ヘッドが被りにくくなります。 ドライブボレーは非常にやりやすく、しかるべき際に取り入れても良いと思います。
グラフィン360エクストリームは、特徴的でハマる人も多いと思います。
特にストロークが得意な人にはオススメです。
ひとつだけ困ったことがありました。
この日プレーしたコートは、小さい虫がいっぱい飛んでおり、その虫達がラケットに群がってくるのです。
このラケットでは、ストリングとオーバーグリップは黄色にしない方がいいかもしれません。
【GEEK通信】「冬対策!柔らかウレタンストリングがおすすめ」
2018/11/08
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
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「冬対策!柔らかウレタンストリングがおすすめ」
11月に入り一気に気温が下がってきております。
こういう時に起こりがちなのが、怪我です。
寒さで体が硬くなっていますが、ラケット、ストリング、ボールも硬くなるのです。
ラケットに関しては硬くなると言うより、「硬く感じる」と言うのが正解ですが、ストリングとボールは気温低下によって硬くなります。
ボールのバウンドは気温が高いと弾みが良く、気温が低くなると弾みが悪くなります。
冬だからといって、ラケットを変えたり、ボールを変えたりすることはありませんよね。
そこでストリングに注目です。
テンションを下げるのは当然として、ストリングの種類についても考えていきましょう。
週1-2時間のテニスをする方を基準にすると、3ヶ月で24時間プレーすることになります。 24時間プレーすると、5ポンドから10ポンドくらいテンションが下がります。
テンションが下がってくると、バックアウトが増え、コントロール、威力も低下してきます。
バックアウトが増えると、コートに収めようとする防御反応が働き、スイングを止めたり、スピンを増やそうとして手首をこねたりと理想のフォームから離れていきます。
適正なテンションを維持することで、正しいフォームが生まれますので、年に4回張り替えることが良いプレーにつながると思います。
日本には四季がありますので、ベストテンションが50ポンドの場合、春=50ポンド、夏=52ポンド、秋=50ポンド、冬=48ポンドと変遷していけば、同じフォームのまま1年中プレーすることができます。
1月1日に張り、4月1日、7月1日、10月1日と3ヶ月ごとに張り替えるのが理想ですが、
3月1日(2ヶ月)5月1日(2ヶ月)7月1日(4ヶ月)11月1日(4ヶ月)3月1日といったように、
暖かくなっていく期間は2ヶ月サイクルで、寒くなっていく期間は4ヶ月というのもおすすめです。

なぜかというと、7月1日に張った場合、3ヶ月後の10月1日ころは、寒くなってきていますが、テンションも下がってきているので、もう1ヶ月使っても良いと思います。
また、5月1日に張った場合、2ヶ月後の7月1日には気温も上がり、ベストテンションとの差が生まれてきます。夏に向けては早めの張り替えで対応するのがおすすめです。
気温が下がることで、ストリング、ボールに加え体(筋肉)も硬くなります。夏と同じようにプレーを続けると怪我や疲労の蓄積が懸念されます。
そこで冬におすすめのストリングをご紹介します。 現在ポリエステルを張っている方は、横糸に柔らかいナイロンマルチフィラメントを使用した【ハイブリッド】がいいでしょう。
縦横ポリ×ポリに比べ大分打球感は和らぎます。
ウイルソンとバボラから1張りから張れるハイブリッドが発売されていますので、まずはこれを試してみてはいかがでしょうか。
ウイルソンデュオフィール(エレメント+NXT)
                          *ウインザー価格 2,678円(税込)
バボラ プロハリケーンツアー+エクセル                          *ウインザー価格 2,160円(税込)
ハイブリッド以外では、ポリファイバーから発売されているポリエチレン素材を使用したTCSも柔らかい感触です。                         *ウインザー価格 2,246円(税込)
すでにシンセティックストリングを使用している方やポリエステルからシンセティックに移行を考えている方におすすめなのが、ナイロンマルチフィラメントにウレタンをコーティングしているストリングです。
また当社では、冬におすすめストリングとして、各メーカーの代表的なウレタン入りマルチフィラメントを取り扱っています。 それでは冬におすすめストリングを比較していきましょう。
■おすすめストリング
*バボラエクセル
*テクニファイバーTGV
*ウイルソンNXT
*ヨネックスレクシス
*ヘッドベロシティマルチ
*オリジナルテックコントロール16L とにかく柔らかくて食いつきの良いストリングを望む方は、エクセルかTGVが双璧です。
打ちごたえがあり、打球感が鈍くなりすぎないタイプは、レクシスとベロシティマルチです。
NXTとテックコントロールはちょうど間くらいの性能を備えています。
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*柔らかさの目安
TGV > エクセル > テックコントロール ≧ NXT > ベロシティマルチ > レクシス
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テクニファイバーはウレタンをストリングの芯まで浸透させている唯一のメーカーです。
TGVはテクニファイバーの中でも最も柔らかいストリングですので、冬の時期には間違いなくテニスのパフォーマンスを維持してくれるストリングです。
ですが全てのプレーヤーに合うわけではありません。
ウレタンの特徴として、衝撃を吸収してくれますが、その反面、反発力が低くなったり、打球感の歯切れの良さが失われます。
フレーム厚が26mm以上で、フェース面積100平方インチ以上のラケットをお使いの方は反発力が十分に備わってますので、まさしくTGVやエクセルがベストマッチですが、柔らかさ程々でスピード感のあるプレーを後押しするストリングが好きな方はレクシスやベロシティマルチがおすすめです。
また、テックコントロール16L以外は、ゲージの太さが2種類ありますので、ご自身プレースタイルに合わせて選択すると良いと思います。
ゲージ1.30mmはストロークの安定感を重視したオールラウンドなプレーに適し、ボールの飛びすぎを抑えソフトな打球感を実現しています。
ゲージ1.25mm(NXTは1.24mm)は反発力が上がりますので、女性や非力な男性または、ネットプレー重視の方に向いています。

ゲージが低いと耐久性が下がりますので、3ヶ月以内で切れてしまう方は複数本のラケットを用意するか、1.30mmにする方が良いと思います。
ここまでウレタンストリングを勧めておいて、手のひらを返すようで申し訳ないのですが、実はウレタンストリングにどうしても気になる点が1点あったのです。
それは、反発力が低い点です。
その理由は、ボールの食いつきが良すぎてしまい、サービス&ボレーを信条とする自分としては、スピードが食われてしまっている感覚があるからなのです。
ところが、その反発力を向上させた優れものが、大坂なおみ選手も使用しているヨネックスのレクシスなのです。
レクシスは3つの凄いことを実践しています。
*特殊高弾性ポリウレタン素材「フォルティモ」を世界初採用
*繊維間の隙間を埋めるFRP製法を採用し、パワーロスを排除
*プラズマ照射することで、繊維と繊維の結合を高め、強度を向上
上記のことによって、しっかりとした打球感を実現し、反発力もアップしているのです。
この冬は皆さんも、柔らかウレタンストリングの中から自分に適したアイテムを見つけ快適にプレーしてみませんか。

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