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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「アディダス バリケード2018 と ディアドラ スピードコンペティションⅣ を体験!」
今回は、シューズについて取り上げます。
【アディダス バリケード2018 OC】と 【ディアドラ スピードコンペティションⅣ OC】をオムニコートで使用しました。 2000年にアディバリケードが発売され、バリケード1~8までと、バリケード2015、バリケード2016、バリケード2017、そして今回のバリケード2018で12代目になります。 だいぶ前の話になりますが、イワンレンドル氏が活躍した1980年代に発売されたレンドルコンペティションは衝撃でした。
それまでのテニスシューズは今で言うスニーカーのような形が多かったのですが、レンドルコンペティションは「安定性」「頑丈」で、テニスシューズはここまで足と一体化できるのかとびっくりしました。
メッシュアッパーで約2万円で、すぐに購入して履いていました。
その後バリケード1が発売され、バリケード1からバリケード5まで履き続けていました。
今回は、バリケードと対照的なモデルで、軽量、柔らかい、クッション性良しのディアドラのスピードコンペティションⅣも用意しました。 ダブルスのゲーム形式で交互に履き替えながらプレーをしてみました。
まずは、スピードコンペティションⅣから履いてみたのですが、つま先がかなり上を向いているので、体重がつま先にかかり、自然と前傾姿勢になります。
一歩目の始動がスムーズで、ポーチに出やすかったり、短いボールの処理がしやすく感じました。
シューズが軽いのと、かかとのホールド感の良さで全方向への動きがスムーズでした。
このシューズのキャッチフレーズに「360度行きたい方向に素早くフットワークすることが可能」とありますが、履いてみて納得しました。
横も後ろも、動き出す時は必ず体を反転させ、つま先から行きたい方向へスタートするので、前方向に体重をかけやすいコンペティションⅣは素早くフットワークできるのです。
足に対してストレスがほとんどなく、何時間履いていても痛くならなかったです。 バリケードに履き替えてみると、機密性の高さから足とシューズの一体感が生まれ、まったく重さは感じませんでした。
足入れした瞬間、「あれっ、気持ちいいぞ」と言葉を発してしまいました。
かかとから土踏まずはしっかりした作りで、前足部はソフトな感触です。
バリケードは、シューズ自体が強靭なバネのような構造になっており、強く踏みつけるとシューズの前足部が屈曲し、シューズが元に戻ろうとする力を、反発力に変えています。 そして、バリケードシャーシと呼ばれる中足部のプラスチックが特徴的です。 私は、ガニ股で自然と外側に体重が行きがちですが、バリケードシャーシのお陰で、外側からサポートされて常に内側に体重がかかり、母指球から土踏まず辺りに力が入るように感じました。
プレーをしていて気がついたのが、抜かれそうになった頭上のボールにジャンプしたのですが、いつもより確実に高く飛べてました。
元々踏み込んだ後の跳ね返りが強いシューズですが、母指球に力が入り、より良いジャンプができたようです。
また、サイドに振られステップした後にガッチリ地面をグリップし、センターに戻る動きに素早さを感じました。
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今回試した2足は、対照的なモデルでしたが、それぞれに良いところがあります。
【アディダスのバリケード2018】は、脚力のある競技者向きで、特にシングルスのストロークの動きには安心感が持てるシューズに仕上がっています。
【ディアドラのスピードコンペティションⅣ】は軽快な動きが必要なダブルスで性能を発揮できるシューズではないでしょうか。
機能性はどちらも大満足でした。どちらもオススメできるシューズです。 皆さんもぜひ試してみてください。
【GEEK通信】「中居の三種の神器の一つ。テニックのストリンググライド。」
2018/04/13
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「中居の三種の神器の一つ。テニックのストリンググライド。」
皆さんは、テニスをする上で絶対必要な三種の神器はありませんか。
わたしにはあります。
ラケットやシューズのようにそれが無いと始まらないものではなくて、他の人は使っていないけれど、自分にとっては『これがないと調子が悪い、それがあることでパフォーマンスが上がる』みたいなものです。
日本神話では、鏡、玉、剣が三種の神器ですが、 わたしの三種の神器があるのですが、今回はその中の一つ
「テニックのストリンググライド」をご紹介します。 *ウインザー価格 1,944円(税込)
「テニックのストリンググライド」は、前身のミラフィットアクセルから改良されたスナップバック維持グッズです。
初めてミラフィットアクセルを使った10数年前はスナップバックという用語はまだありませんでした。
数年前にウイルソンがスピンエフェクトラケットとして、横糸を少なくしたSラケを発売してから、スナップバックという言葉が認知され、そのスピンがかかる原理が公になったのです。 スナップバックとは、インパクトの瞬間、縦糸が横にずれ(スナップ)、素早く戻る(バック)ことで、スピンと弾き出す力を向上させるストリングの動きのことです。
ストリングにボールが当たった瞬間のスーパースローを観ると、ボールが当たっている3、4本の縦糸が横に歪み、ボールが飛び出す瞬間に元通りに復元するのがわかります。
張りたてのストリングを指で横にずらすと、元通りに復元するのが確かめられますが、数時間使った後に同じことをすると戻りが悪くなっていることに気づくことでしょう。
ストリングの表面に傷ができたり、汚れが付着すると、スライドしづらくなり、さらに使い込むとノッチングや硬質化で、まったく戻らなくなります。
打った後にストリングがぐちゃぐちゃになっている場合は張り替えどきなのです。
が、ストリンググライドを塗布すると、表面がツルツルになり古いストリングも動くようになるし、張りたてのストリングもさらにスナップも大きく、バックも速くなります。
一般的には、スピンを向上させるアイテムとして認知されていますが、自分は、打球感がクリアで爽快になるのが気に入ってます。
スナップバックをおこさせる秘密は白い液にあります。
シリコン系のもの(企業秘密)で、ストリングの表面の摩擦抵抗を極限まで減らしているのです。
一度塗布すれば、数回のテニスに効果を発揮します。70回程使えるので、費用対効果を見れば安いものです。
自分のラケットは当然ながら、試打用のラケットにも使うことがあります。
ひとつあれば1年間くらいは不自由しないのですが、塗布の方法を間違えると減りが早くなるので、正しい塗布方法を伝授します。
スポンジに4、5滴液を垂らし、ストリングに塗るのですが、上面から初めてはいけません。
液がボトボト地面に垂れてしまいます。 まず下面から、スポンジを上に向けて満遍なくクルクルと円を描くように塗ります。
スポンジはそのままで、上面も同様に作業します。 最後に、指で縦糸をすべて横にずらして、縦糸と横糸の交差点に液が浸透するようにすれば完璧です。
数十回塗布を繰り返していくうちに、スポンジがしんなりし、液が染み込んでいる状態になり、液を補充しなくても塗布できるようになってきます。
わたしの感じる効果は、芯を外してもスピンのかけ損ないが起こらない。
ボールに推進力が生まれる。
爽快な打球感になる。
注意点は手に付着すると滑りやすくなりますので、もしついてしまったら、手洗いをしてください。
今回は、私中居の三種の神器の一つ
【テニックスのトリンググライド】
をご紹介しました。
皆さんの三種の神器はなんですか。
今度是非教えてください。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「中居の三種の神器の一つ。テニックのストリンググライド。」
皆さんは、テニスをする上で絶対必要な三種の神器はありませんか。
わたしにはあります。
ラケットやシューズのようにそれが無いと始まらないものではなくて、他の人は使っていないけれど、自分にとっては『これがないと調子が悪い、それがあることでパフォーマンスが上がる』みたいなものです。
日本神話では、鏡、玉、剣が三種の神器ですが、 わたしの三種の神器があるのですが、今回はその中の一つ
「テニックのストリンググライド」をご紹介します。 *ウインザー価格 1,944円(税込)
「テニックのストリンググライド」は、前身のミラフィットアクセルから改良されたスナップバック維持グッズです。
初めてミラフィットアクセルを使った10数年前はスナップバックという用語はまだありませんでした。
数年前にウイルソンがスピンエフェクトラケットとして、横糸を少なくしたSラケを発売してから、スナップバックという言葉が認知され、そのスピンがかかる原理が公になったのです。 スナップバックとは、インパクトの瞬間、縦糸が横にずれ(スナップ)、素早く戻る(バック)ことで、スピンと弾き出す力を向上させるストリングの動きのことです。
ストリングにボールが当たった瞬間のスーパースローを観ると、ボールが当たっている3、4本の縦糸が横に歪み、ボールが飛び出す瞬間に元通りに復元するのがわかります。
張りたてのストリングを指で横にずらすと、元通りに復元するのが確かめられますが、数時間使った後に同じことをすると戻りが悪くなっていることに気づくことでしょう。
ストリングの表面に傷ができたり、汚れが付着すると、スライドしづらくなり、さらに使い込むとノッチングや硬質化で、まったく戻らなくなります。
打った後にストリングがぐちゃぐちゃになっている場合は張り替えどきなのです。
が、ストリンググライドを塗布すると、表面がツルツルになり古いストリングも動くようになるし、張りたてのストリングもさらにスナップも大きく、バックも速くなります。
一般的には、スピンを向上させるアイテムとして認知されていますが、自分は、打球感がクリアで爽快になるのが気に入ってます。
スナップバックをおこさせる秘密は白い液にあります。
シリコン系のもの(企業秘密)で、ストリングの表面の摩擦抵抗を極限まで減らしているのです。
一度塗布すれば、数回のテニスに効果を発揮します。70回程使えるので、費用対効果を見れば安いものです。
自分のラケットは当然ながら、試打用のラケットにも使うことがあります。
ひとつあれば1年間くらいは不自由しないのですが、塗布の方法を間違えると減りが早くなるので、正しい塗布方法を伝授します。
スポンジに4、5滴液を垂らし、ストリングに塗るのですが、上面から初めてはいけません。
液がボトボト地面に垂れてしまいます。 まず下面から、スポンジを上に向けて満遍なくクルクルと円を描くように塗ります。
スポンジはそのままで、上面も同様に作業します。 最後に、指で縦糸をすべて横にずらして、縦糸と横糸の交差点に液が浸透するようにすれば完璧です。
数十回塗布を繰り返していくうちに、スポンジがしんなりし、液が染み込んでいる状態になり、液を補充しなくても塗布できるようになってきます。
わたしの感じる効果は、芯を外してもスピンのかけ損ないが起こらない。
ボールに推進力が生まれる。
爽快な打球感になる。
注意点は手に付着すると滑りやすくなりますので、もしついてしまったら、手洗いをしてください。
今回は、私中居の三種の神器の一つ
【テニックスのトリンググライド】
をご紹介しました。
皆さんの三種の神器はなんですか。
今度是非教えてください。
【GEEK通信】「レヴォCV3.0シリーズは変幻派と弾丸派、勝つのはどっち」
2018/04/05
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「レヴォCV3.0シリーズは変幻派と弾丸派、勝つのはどっち」
シングルス6人総当たりハードコート2面で4時間の過酷なテニスオフに参加しました。
驚いたのは参加費200円なのです。
その訳はコートに入って2分で分かりました。
航空自衛隊基地の隣の敷地に大きな公園があり、その中でも基地よりにテニスコートがあり、2分おきに、爆撃機、輸送機、ヘリコプター(アパッチ)などがテニスコートにめがけて飛んでくるのです。 高いロブは当たってしまう程の低さです。かなり怖いです。
音も耳を塞ぎたくなるレベルでうるさいです。
テニスどころではありません。
通り過ぎるまで、サービスは打てません。
そういったわけでコート代は無料で、ボール代だけ人数割の200円です。
この日の目的は、スリクソンのニューモデルラケットを試打することでした。
前回お伝えしたように、レヴォCV5.0で1試合行いました。
1試合1本の試打をしようと思い、スリクソンのラケットを5本用意しました。
新作の【レヴォCV3.0】と【レヴォCV3.0F】に、現在使用している【レヴォCX4.0】と【レヴォCS10.0】に前回お伝えした【レヴォCV5.0】の5本です。 今回の新作で変わった点は、レヴォCV3.0が2つに分類されました。
ひとつは従来通りのシャフトに溝のあるタイプ(変幻派)、もうひとつはシャフトに溝のないラウンドタイプ(弾丸派)です。 この二つの違いと、従来から人気のレヴォCX4.0とレヴォCS10.0も比べることにしました。
今回の参加者の中に、市民大会一般Aクラス、シングルス、ダブルス優勝、都市対抗代表のプロフィールのAさんがいて対戦するのが楽しみです。
前回お伝えした1試合目は、レヴォCV5.0で6-2でした。 2試合目は、20代前半の若手でソフトテニス経験者です。
この試合で使用するのは、レヴォCV3.0Fです。 バボラSGスパイラルテック130を45ポンドで張り上げています。
典型的なソフトテニス経験者のプレースタイルで、フォアハンドは爆発的なスピンボール、バックハンドは繋ぎのスライスです。
バック、バック、フォアのワンパターン狙いで、6-2で勝利しました。
次の相手は、都市対抗代表のAさんでラケットはレヴォCV3.0で臨みました。ストリングは同じセッティングです。 今回はあくまでも試打が目的で勝つことではありません。
Aさんのサービスはダブルファーストなのですが、セカンドもきっちり入ってきます。
ストロークは繋いで、隙あらばネットに出てきます。
ボレーも上手いのですが、スマッシュがもっと上手くてネットを取られると為すすべもありません。
気がつけば2-5です。
今回の目的は試打だと自分に言い聞かせていたのですが、チェンジコート後の私中居の手は、、、、レヴォCS10.0に。
やっぱり試合ですので、負けたくありませんし、自分の100%で戦いたかったのです。
相手のサービスでしたが、一発目のリターンでサービスよりも速いのが返り、相手の正面でしたが、振り遅れてミスをしてくれました。
ネットを取られた時も、ロブで逃げていたのですが、強いボールをボディに打ったらミスが出てブレイクに成功しました。
流れが変わり5-5に追いつき40-40、ノーアド一本です。 最後はベースラインからの打ち合いから、相手のショットはフォアハンドからのドロップショットです。
まったく予想していませんので、追いかけることはできませんでした。
ネットギリギリに決まり5-6ゲームセット。ネットすれば負けの勇気あるショットでした。
次は主催者の方とレヴォCX4.0で6-3。 最後の5試合目はレヴォCS10.0を手にしました。
その訳は、対戦相手は、体格のいい40歳くらいの方でフォアもバックも凄い球を打ってくるのです。 Aさんとの対戦では自分と同じで5-5からのノーアド一本で5-6という試合でした。
この試合は集中力が増し、シーソーゲームでお互い良いショットの応酬で5-5からのノーアド一本になりました。
最後はジュースコートから逃げるワイドサービスでネットダッシュしました。
というのも、同じジュースコートから逃げるサービスでノータッチエースを取っていたので、そのイメージが残っていました。
少し甘く入ってしまったのと、相手の方の予測が当たったのとで、今日イチのリターンで足元をえぐられゲームセット。 またしても5-6での敗戦となりました。
この試合で集中力が増したのは、まったく飛行機が飛んでいなかったからです。
12時から1時は昼休憩だったようです。
レヴォCV3.0(変幻派)とレヴォCV3.0F(弾丸派)は、共に打ちやすかったのですが、個人的には弾丸派のレヴォCV3.0Fが好きでした。
弾丸派のネーミングの通り、素直な弾きの良さが爽快で、今までのスリクソンのラインナップには無い、スピードが売りのラケットです。 サービスもボレーもシャープさがあり、攻撃的にプレーしてしまう自分がいました。
変幻派のレヴォCV3.0も決して悪くなかったのですが、レヴォCV5.0の方がより変幻派らしかったので、印象はレヴォCV3.0FとレヴォCV5.0が突出してしまいました。
間を取ってちょうど中間がレヴォCV3.0になり、オールラウンドなテニスに向いていると思います。
レヴォCX4.0は打球感がマイルドで、スピード性よりかはコントロール性。相手の嫌な所にきっちり打てるラケットです。
ボールを押すベテランにオススメです。
レヴォCS10.0は、やっぱり魔法のラケットでした。
相手も驚いていました。
帰り道、足がつって大変だったことは言うまでもありません。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「レヴォCV3.0シリーズは変幻派と弾丸派、勝つのはどっち」
シングルス6人総当たりハードコート2面で4時間の過酷なテニスオフに参加しました。
驚いたのは参加費200円なのです。
その訳はコートに入って2分で分かりました。
航空自衛隊基地の隣の敷地に大きな公園があり、その中でも基地よりにテニスコートがあり、2分おきに、爆撃機、輸送機、ヘリコプター(アパッチ)などがテニスコートにめがけて飛んでくるのです。 高いロブは当たってしまう程の低さです。かなり怖いです。
音も耳を塞ぎたくなるレベルでうるさいです。
テニスどころではありません。
通り過ぎるまで、サービスは打てません。
そういったわけでコート代は無料で、ボール代だけ人数割の200円です。
この日の目的は、スリクソンのニューモデルラケットを試打することでした。
前回お伝えしたように、レヴォCV5.0で1試合行いました。
1試合1本の試打をしようと思い、スリクソンのラケットを5本用意しました。
新作の【レヴォCV3.0】と【レヴォCV3.0F】に、現在使用している【レヴォCX4.0】と【レヴォCS10.0】に前回お伝えした【レヴォCV5.0】の5本です。 今回の新作で変わった点は、レヴォCV3.0が2つに分類されました。
ひとつは従来通りのシャフトに溝のあるタイプ(変幻派)、もうひとつはシャフトに溝のないラウンドタイプ(弾丸派)です。 この二つの違いと、従来から人気のレヴォCX4.0とレヴォCS10.0も比べることにしました。
今回の参加者の中に、市民大会一般Aクラス、シングルス、ダブルス優勝、都市対抗代表のプロフィールのAさんがいて対戦するのが楽しみです。
前回お伝えした1試合目は、レヴォCV5.0で6-2でした。 2試合目は、20代前半の若手でソフトテニス経験者です。
この試合で使用するのは、レヴォCV3.0Fです。 バボラSGスパイラルテック130を45ポンドで張り上げています。
典型的なソフトテニス経験者のプレースタイルで、フォアハンドは爆発的なスピンボール、バックハンドは繋ぎのスライスです。
バック、バック、フォアのワンパターン狙いで、6-2で勝利しました。
次の相手は、都市対抗代表のAさんでラケットはレヴォCV3.0で臨みました。ストリングは同じセッティングです。 今回はあくまでも試打が目的で勝つことではありません。
Aさんのサービスはダブルファーストなのですが、セカンドもきっちり入ってきます。
ストロークは繋いで、隙あらばネットに出てきます。
ボレーも上手いのですが、スマッシュがもっと上手くてネットを取られると為すすべもありません。
気がつけば2-5です。
今回の目的は試打だと自分に言い聞かせていたのですが、チェンジコート後の私中居の手は、、、、レヴォCS10.0に。
やっぱり試合ですので、負けたくありませんし、自分の100%で戦いたかったのです。
相手のサービスでしたが、一発目のリターンでサービスよりも速いのが返り、相手の正面でしたが、振り遅れてミスをしてくれました。
ネットを取られた時も、ロブで逃げていたのですが、強いボールをボディに打ったらミスが出てブレイクに成功しました。
流れが変わり5-5に追いつき40-40、ノーアド一本です。 最後はベースラインからの打ち合いから、相手のショットはフォアハンドからのドロップショットです。
まったく予想していませんので、追いかけることはできませんでした。
ネットギリギリに決まり5-6ゲームセット。ネットすれば負けの勇気あるショットでした。
次は主催者の方とレヴォCX4.0で6-3。 最後の5試合目はレヴォCS10.0を手にしました。
その訳は、対戦相手は、体格のいい40歳くらいの方でフォアもバックも凄い球を打ってくるのです。 Aさんとの対戦では自分と同じで5-5からのノーアド一本で5-6という試合でした。
この試合は集中力が増し、シーソーゲームでお互い良いショットの応酬で5-5からのノーアド一本になりました。
最後はジュースコートから逃げるワイドサービスでネットダッシュしました。
というのも、同じジュースコートから逃げるサービスでノータッチエースを取っていたので、そのイメージが残っていました。
少し甘く入ってしまったのと、相手の方の予測が当たったのとで、今日イチのリターンで足元をえぐられゲームセット。 またしても5-6での敗戦となりました。
この試合で集中力が増したのは、まったく飛行機が飛んでいなかったからです。
12時から1時は昼休憩だったようです。
レヴォCV3.0(変幻派)とレヴォCV3.0F(弾丸派)は、共に打ちやすかったのですが、個人的には弾丸派のレヴォCV3.0Fが好きでした。
弾丸派のネーミングの通り、素直な弾きの良さが爽快で、今までのスリクソンのラインナップには無い、スピードが売りのラケットです。 サービスもボレーもシャープさがあり、攻撃的にプレーしてしまう自分がいました。
変幻派のレヴォCV3.0も決して悪くなかったのですが、レヴォCV5.0の方がより変幻派らしかったので、印象はレヴォCV3.0FとレヴォCV5.0が突出してしまいました。
間を取ってちょうど中間がレヴォCV3.0になり、オールラウンドなテニスに向いていると思います。
レヴォCX4.0は打球感がマイルドで、スピード性よりかはコントロール性。相手の嫌な所にきっちり打てるラケットです。
ボールを押すベテランにオススメです。
レヴォCS10.0は、やっぱり魔法のラケットでした。
相手も驚いていました。
帰り道、足がつって大変だったことは言うまでもありません。
【GEEK通信】「スリクソン レヴォ CV5.0はミスしない方が試合で勝てることを証明してくれるラケットです」
2018/03/29
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「スリクソン レヴォ CV5.0はミスしない方が試合で勝てることを証明してくれるラケットです」 ============
テニスの時には、2Lの水筒に "凌駕スマッシュウォーター"を用意するのですが、必ず使用するのが、ミネラルウォーターです。
美味しい水はもはやどのご家庭にも常備されているのではないですか。
私中居の家でもウォーターサーバーがあり、毎月一定量のボトルが配達されてきます。
特に理由はないのですが、ウォーターボトルのキャップシールを捨てずに取ってあります。
6~7年分ですので、ざっと100枚以上あります。
ある時、そのウォーターサーバーのメーカーのキャンペーンが始まったのですが、 なんと「キャップシールを集めて、現金プレゼント!」 という願ってもいない内容なのです。
ここぞとばかりに、応募ハガキにシールを貼って大量に送りました。
毎月毎月当たる企画で、1年間の抽選スケジュールが決まっています。
ところが、翌月に配達された水のボトルに応募ハガキとキャンペーンチラシが入っていませんでした。
ホームページを確認したところ、全く違うキャンペーンが始まっていました。
自分のせいでキャンペーンを終わらせてしまったのでしょうか。。。
今のところ当選の連絡はありません。。。
============
スリクソン使用歴は長く、レヴォV5.0から始まり、レヴォCV5.0、レヴォCX4.0、レヴォCS10.0と4作連続でスリクソンを使用しております。 まず、スリクソンを使用するきっかけとなったのは、5.0のシャフト19mmに惹かれたからです。
これまでのラケットはピュアドライブに代表される圧倒的なパワーを持ったラウンドタイプのモノか、プレステージの様にコントロールを重視したしなりのあるボックスタイプのモノに分類されていました。
2014年発売のレヴォV5.0はフェース面はラウンドタイプで一番厚いところは26.5mm、フェース面積102平方インチで完全にパワー系ラケットなのですが、シャフトは19mmに絞り込み、しなりを持たせたのです。
私中居はグリップの握りが薄いので、グリグリのトップスピンではなく、インパクトから押すように打つフラットドライブが持ち球で、このレヴォV5.0のしなりとマッチしました。 そして2016年レヴォCV5.0には、ソニックコアテクノロジーが搭載され、さらにパワーアップしました。
シングルスでもネットプレーを主体にしていましたので、この改良はサービスとボレーの強化につながりました。 そして、今回記事に取り上げます2018年のレヴォCV5.0は、VエナジーシャフトのVの溝をさらに深くえぐり、シャフトのしなりをさらに強調しました。 今回は、シングルスのゲームで、NEWレヴォCV5.0をテストしました。
対戦相手は30代くらいの粘るストローカーてす。
前日にバボラSGスパイラルテック130を45ポンドで張り上げたのですが、気になることがあります。
シャフトの内側に貼り付けたテンションシールが剥がれてきているのです。
気づいたときには、試合がスタートしており、指で押さえつけてもすぐ剥がれてきてしまいます。
どんなラケットでもすぐに試合で使えるほど、鈍感なところがありながら、なぜか左手のシャフトの違和感だけは敏感なのです。
最近のラケットは塗装技術の進歩で、光沢のあるマットな塗装が増えています。
高級感があっていいのですが、シールがくっつかない悩みがあるのです。
気にしている間に1ゲーム取られてしまいました。
チェンジコートの時にテンションシールを剥がし、2ゲーム目からは試合に集中した結果、6-2で勝利しました。
シールは捨てずにスマッシュウォーターの入ったボトルに貼っておきました。
シールをとって置く癖は抜けません。
レヴォCV5.0は、前作に比べさらに食いつきが良くなっており、Vエナジーシャフトの堀が深くなった効果が出ているようです。
粘って粘って繋いでくるストローカーに対して、さらに粘りのあるストロークで対抗できたのは、レヴォCV5.0のおかげだと思います。
280gであること、フェースが102平方インチあることが、繋いでいてもミスが出ず、疲れてこない要因のひとつであったことも追記しておきます。 良かったのはストロークだけではなく、サービスのコントロールもよく、ファーストサービスの確率は80%くらいだったように感じました。
試合時間は長くかかりましたが、疲労感はまったく残らず、この後続く4試合にもいい形で入っていけました。
この試合の続きは次の回で詳しくお伝えします。
男女関係なく、ストロークで相手が根負けするくらい粘りたい方にオススメのラケットです。
またまた使いたくなってしまいました。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「スリクソン レヴォ CV5.0はミスしない方が試合で勝てることを証明してくれるラケットです」 ============
テニスの時には、2Lの水筒に "凌駕スマッシュウォーター"を用意するのですが、必ず使用するのが、ミネラルウォーターです。
美味しい水はもはやどのご家庭にも常備されているのではないですか。
私中居の家でもウォーターサーバーがあり、毎月一定量のボトルが配達されてきます。
特に理由はないのですが、ウォーターボトルのキャップシールを捨てずに取ってあります。
6~7年分ですので、ざっと100枚以上あります。
ある時、そのウォーターサーバーのメーカーのキャンペーンが始まったのですが、 なんと「キャップシールを集めて、現金プレゼント!」 という願ってもいない内容なのです。
ここぞとばかりに、応募ハガキにシールを貼って大量に送りました。
毎月毎月当たる企画で、1年間の抽選スケジュールが決まっています。
ところが、翌月に配達された水のボトルに応募ハガキとキャンペーンチラシが入っていませんでした。
ホームページを確認したところ、全く違うキャンペーンが始まっていました。
自分のせいでキャンペーンを終わらせてしまったのでしょうか。。。
今のところ当選の連絡はありません。。。
============
スリクソン使用歴は長く、レヴォV5.0から始まり、レヴォCV5.0、レヴォCX4.0、レヴォCS10.0と4作連続でスリクソンを使用しております。 まず、スリクソンを使用するきっかけとなったのは、5.0のシャフト19mmに惹かれたからです。
これまでのラケットはピュアドライブに代表される圧倒的なパワーを持ったラウンドタイプのモノか、プレステージの様にコントロールを重視したしなりのあるボックスタイプのモノに分類されていました。
2014年発売のレヴォV5.0はフェース面はラウンドタイプで一番厚いところは26.5mm、フェース面積102平方インチで完全にパワー系ラケットなのですが、シャフトは19mmに絞り込み、しなりを持たせたのです。
私中居はグリップの握りが薄いので、グリグリのトップスピンではなく、インパクトから押すように打つフラットドライブが持ち球で、このレヴォV5.0のしなりとマッチしました。 そして2016年レヴォCV5.0には、ソニックコアテクノロジーが搭載され、さらにパワーアップしました。
シングルスでもネットプレーを主体にしていましたので、この改良はサービスとボレーの強化につながりました。 そして、今回記事に取り上げます2018年のレヴォCV5.0は、VエナジーシャフトのVの溝をさらに深くえぐり、シャフトのしなりをさらに強調しました。 今回は、シングルスのゲームで、NEWレヴォCV5.0をテストしました。
対戦相手は30代くらいの粘るストローカーてす。
前日にバボラSGスパイラルテック130を45ポンドで張り上げたのですが、気になることがあります。
シャフトの内側に貼り付けたテンションシールが剥がれてきているのです。
気づいたときには、試合がスタートしており、指で押さえつけてもすぐ剥がれてきてしまいます。
どんなラケットでもすぐに試合で使えるほど、鈍感なところがありながら、なぜか左手のシャフトの違和感だけは敏感なのです。
最近のラケットは塗装技術の進歩で、光沢のあるマットな塗装が増えています。
高級感があっていいのですが、シールがくっつかない悩みがあるのです。
気にしている間に1ゲーム取られてしまいました。
チェンジコートの時にテンションシールを剥がし、2ゲーム目からは試合に集中した結果、6-2で勝利しました。
シールは捨てずにスマッシュウォーターの入ったボトルに貼っておきました。
シールをとって置く癖は抜けません。
レヴォCV5.0は、前作に比べさらに食いつきが良くなっており、Vエナジーシャフトの堀が深くなった効果が出ているようです。
粘って粘って繋いでくるストローカーに対して、さらに粘りのあるストロークで対抗できたのは、レヴォCV5.0のおかげだと思います。
280gであること、フェースが102平方インチあることが、繋いでいてもミスが出ず、疲れてこない要因のひとつであったことも追記しておきます。 良かったのはストロークだけではなく、サービスのコントロールもよく、ファーストサービスの確率は80%くらいだったように感じました。
試合時間は長くかかりましたが、疲労感はまったく残らず、この後続く4試合にもいい形で入っていけました。
この試合の続きは次の回で詳しくお伝えします。
男女関係なく、ストロークで相手が根負けするくらい粘りたい方にオススメのラケットです。
またまた使いたくなってしまいました。
【GEEK通信】「ガット、ストリングについて考えていきましょう。」
2018/03/27
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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ガット(GUT)とは、【腸】のことで、100年以上前は動物の腸をバイオリンの弦として使用していました。
その後、ラケットにも羊の腸を使う様になり、シープガットと呼ばれていました。
30年前くらいから、牛腸を使用するようになり、現在も続くナチュラルガットになっていったのです。
ナイロンなどの化学繊維で作られたものを[シンセティックストリング]と言っており、ガットは天然素材、ストリングは化学繊維を含んだ総称で使い分けなくては本来はいけないのかなと思います。
(ナイロンだけどハイシープ、ナイロンなのにテックガットといったものも中には存在し、ガットはストリング全体を指す意味になってしまい、「ガット張り」という言葉は生きていますが、「ストリンギング」とはあまり耳にしないのが現状ではないでしょうか。)
現在のストリングを大きく分類すると、ナチュラルガット、ナイロンモノフィラメント、ナイロンマルチフィラメント、ポリエステルの4つになります。
実際にボールが接触しているのは、ラケットではなくストリングですので、ストリングは大変重要なファクターです。
ストリングに求める性能は、コントロール、反発、スピン、打球感、耐久性、テンション維持などですが、すべて満点のストリングはありません。
ナチュラルガットは、本当に素晴らしいストリングです。
ですが、水分に弱くデリケートなもので、雨にあたったり、雨上がりにプレーしてしまうと糸が太くなったり、ほつれが出てしまったり、急激に性能が劣化してしまいます。
価格もナイロンなどの化学繊維で作られた[シンセティックストリング]の約2倍くらいなので、良いのはわかっていても尻込みしてしまう方が多いようです。
ただ、雨に当たらないようにプレーした場合、テンション維持がいいので2倍使えて、ざっと2倍の性能だとしたら、価格が2倍でも元を取れる計算になります。
まだ試したことがない方は是非一度使ってみてください。
入門用としてバボラのトニックプラスボールフィールがオススメです。ガット張り代込で¥5,940(税込)でお張りする事ができます。 *バボラ トニックプラスボールフィール ウインザー価格:¥5,940(税込) ※ガット張り代込
もちろんナイロンなどの科学繊維で作られた[シンセティックストリング]も大変進化してきています。
その中でも、反発力と耐久性を特徴としたモノフィラメントは、歯切れの良さが好きな方にオススメです。
ただ最近のラケットの進化がパワーアップに向かっているので、ストリングで少し飛びを抑えようとする傾向があり、ナイロンマルチフィラメントかポリエステルに嗜好が移ってきています。
ナイロンマルチフィラメントは、1,000本くらいの細い糸をロープ状に捻った構造になっていて、打球感の柔らかさが特徴で、食いつきをよくすることで、弾きのいいラケットのコントロール性アップに貢献しています。
*モノフィラメント・マルチフィラメントの構造
ナイロンマルチフィラメントは1本1本が切れてくるので、耐久性重視ではあまりなく、1ヶ月以内でストリングが切れてしまうプレーヤーよりかは、女性やベテランプレーヤー、一般のアベレージプレーヤーにオススメで、腕にくる負担も少なく、ストリングの表面の変化(1本1本糸が切れてボソボソになってきます)で張り替え時期がわかりやすいので硬質化する前に張り替えができるのが良い点です。
マルチフィラメントで代表的なアイテムは、バボラのエクセルやテクニファイバーTGVなどでウレタンを加工することでさらに柔らかさを向上させています。
コントロール重視の方にオススメの一品です。 *バボラ エクセル ウインザー価格:¥4,801(税込) ※ガット張り代込 *テクニファイバー TGV ウインザー価格:¥4,801(税込) ※ガット張り代込
個人的に好きなマルチフィラメントは、ヨネックスのレクシスです。
こちらのストリングはマルチフィラメントの中では、少し打ちごたえがある方で、シャープな打球感が持ち味です。
反発弾性に優れる特殊高弾性ポリウレタンを採用し、さらにプラズマ照射することで繊維と樹脂を分子レベルで結合させることに成功しています。
繊維同士の密着が強いので、ストリングの表面が滑らかになり、スナップバック効果も高まり、食いついてからの押し出しがあり、スピンとパワーを両立している優れものなのです。※大坂なおみ選手も使用しています。 *ヨネックス レクシス ウインザー価格:¥4,369(税込) ※ガット張り代込
ポリエステルも飛びを抑えることに効果的です。
素材の特性からスナップバックが起こりやすく、スピン性能を向上させられるのでハードヒットしてもベースライン際でブレーキがかかりバックアウトが減少します。
ただし、強いインパクトがないとスナップバックは起きませんので、スイングスピードがあまり速くない方やスイングスピードを速くする必要のないショット(ボレーなど)には不向きです。
ポリエステルは性能保持期間が張り上げてから1ヶ月くらいですので、数ヶ月切れないプレーヤーにはあまりオススメしません。ポリエステルはハードヒッター、練習頻度の多いプレーヤーにオススメで、切れて張り替えることは減少します。
ただし、急激に性能の劣化が起こり、食いつきが低下していきます。
その状態を過ぎても、見た目がツヤツヤして新品とさほど変わっていないように見えるので(味がしなくなったガムと似ています)、張り替えるタイミングがわからなくなっていきます。
ポリエステルはなるべく1ヶ月から3ヶ月の間に張り替えるようにしましょう。
また、その頃になると角切れがよく起こりやすくなります。鋭角に折れ曲がった部分が硬質化して切れてしまうのです。 針金を引っ張っても切れませんが、折り曲げると切れてしまうのと同じ現象です。
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ラケットの性能を生かすも殺すもストリングの性能にあると思います。
プレー時間が累計24時間になったら張り替えをオススメします。週一で2時間テニスをする方でしたらちょうど3ヶ月程です。
24時間プレーすると、5ポンド以上テンションは落ち、ストリングは硬質化が始まる頃です。
ストリングの縦糸を指で横にずらしてみて、「ガリッ」という音がしたら硬質化が始まっています。
ストリングの正常な状態は、縦糸を横にずらしたとき、音もなくスライドし、素早く元の位置に戻るのが正しい動きです。
ガリッときたら張り替え信号です。
今回は「ガット、ストリング」について触れていきました。
皆様、ストリングの〝ガット“ 張りお待ちしております。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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ガット(GUT)とは、【腸】のことで、100年以上前は動物の腸をバイオリンの弦として使用していました。
その後、ラケットにも羊の腸を使う様になり、シープガットと呼ばれていました。
30年前くらいから、牛腸を使用するようになり、現在も続くナチュラルガットになっていったのです。
ナイロンなどの化学繊維で作られたものを[シンセティックストリング]と言っており、ガットは天然素材、ストリングは化学繊維を含んだ総称で使い分けなくては本来はいけないのかなと思います。
(ナイロンだけどハイシープ、ナイロンなのにテックガットといったものも中には存在し、ガットはストリング全体を指す意味になってしまい、「ガット張り」という言葉は生きていますが、「ストリンギング」とはあまり耳にしないのが現状ではないでしょうか。)
現在のストリングを大きく分類すると、ナチュラルガット、ナイロンモノフィラメント、ナイロンマルチフィラメント、ポリエステルの4つになります。
実際にボールが接触しているのは、ラケットではなくストリングですので、ストリングは大変重要なファクターです。
ストリングに求める性能は、コントロール、反発、スピン、打球感、耐久性、テンション維持などですが、すべて満点のストリングはありません。
ナチュラルガットは、本当に素晴らしいストリングです。
ですが、水分に弱くデリケートなもので、雨にあたったり、雨上がりにプレーしてしまうと糸が太くなったり、ほつれが出てしまったり、急激に性能が劣化してしまいます。
価格もナイロンなどの化学繊維で作られた[シンセティックストリング]の約2倍くらいなので、良いのはわかっていても尻込みしてしまう方が多いようです。
ただ、雨に当たらないようにプレーした場合、テンション維持がいいので2倍使えて、ざっと2倍の性能だとしたら、価格が2倍でも元を取れる計算になります。
まだ試したことがない方は是非一度使ってみてください。
入門用としてバボラのトニックプラスボールフィールがオススメです。ガット張り代込で¥5,940(税込)でお張りする事ができます。 *バボラ トニックプラスボールフィール ウインザー価格:¥5,940(税込) ※ガット張り代込
もちろんナイロンなどの科学繊維で作られた[シンセティックストリング]も大変進化してきています。
その中でも、反発力と耐久性を特徴としたモノフィラメントは、歯切れの良さが好きな方にオススメです。
ただ最近のラケットの進化がパワーアップに向かっているので、ストリングで少し飛びを抑えようとする傾向があり、ナイロンマルチフィラメントかポリエステルに嗜好が移ってきています。
ナイロンマルチフィラメントは、1,000本くらいの細い糸をロープ状に捻った構造になっていて、打球感の柔らかさが特徴で、食いつきをよくすることで、弾きのいいラケットのコントロール性アップに貢献しています。
*モノフィラメント・マルチフィラメントの構造
ナイロンマルチフィラメントは1本1本が切れてくるので、耐久性重視ではあまりなく、1ヶ月以内でストリングが切れてしまうプレーヤーよりかは、女性やベテランプレーヤー、一般のアベレージプレーヤーにオススメで、腕にくる負担も少なく、ストリングの表面の変化(1本1本糸が切れてボソボソになってきます)で張り替え時期がわかりやすいので硬質化する前に張り替えができるのが良い点です。
マルチフィラメントで代表的なアイテムは、バボラのエクセルやテクニファイバーTGVなどでウレタンを加工することでさらに柔らかさを向上させています。
コントロール重視の方にオススメの一品です。 *バボラ エクセル ウインザー価格:¥4,801(税込) ※ガット張り代込 *テクニファイバー TGV ウインザー価格:¥4,801(税込) ※ガット張り代込
個人的に好きなマルチフィラメントは、ヨネックスのレクシスです。
こちらのストリングはマルチフィラメントの中では、少し打ちごたえがある方で、シャープな打球感が持ち味です。
反発弾性に優れる特殊高弾性ポリウレタンを採用し、さらにプラズマ照射することで繊維と樹脂を分子レベルで結合させることに成功しています。
繊維同士の密着が強いので、ストリングの表面が滑らかになり、スナップバック効果も高まり、食いついてからの押し出しがあり、スピンとパワーを両立している優れものなのです。※大坂なおみ選手も使用しています。 *ヨネックス レクシス ウインザー価格:¥4,369(税込) ※ガット張り代込
ポリエステルも飛びを抑えることに効果的です。
素材の特性からスナップバックが起こりやすく、スピン性能を向上させられるのでハードヒットしてもベースライン際でブレーキがかかりバックアウトが減少します。
ただし、強いインパクトがないとスナップバックは起きませんので、スイングスピードがあまり速くない方やスイングスピードを速くする必要のないショット(ボレーなど)には不向きです。
ポリエステルは性能保持期間が張り上げてから1ヶ月くらいですので、数ヶ月切れないプレーヤーにはあまりオススメしません。ポリエステルはハードヒッター、練習頻度の多いプレーヤーにオススメで、切れて張り替えることは減少します。
ただし、急激に性能の劣化が起こり、食いつきが低下していきます。
その状態を過ぎても、見た目がツヤツヤして新品とさほど変わっていないように見えるので(味がしなくなったガムと似ています)、張り替えるタイミングがわからなくなっていきます。
ポリエステルはなるべく1ヶ月から3ヶ月の間に張り替えるようにしましょう。
また、その頃になると角切れがよく起こりやすくなります。鋭角に折れ曲がった部分が硬質化して切れてしまうのです。 針金を引っ張っても切れませんが、折り曲げると切れてしまうのと同じ現象です。
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ラケットの性能を生かすも殺すもストリングの性能にあると思います。
プレー時間が累計24時間になったら張り替えをオススメします。週一で2時間テニスをする方でしたらちょうど3ヶ月程です。
24時間プレーすると、5ポンド以上テンションは落ち、ストリングは硬質化が始まる頃です。
ストリングの縦糸を指で横にずらしてみて、「ガリッ」という音がしたら硬質化が始まっています。
ストリングの正常な状態は、縦糸を横にずらしたとき、音もなくスライドし、素早く元の位置に戻るのが正しい動きです。
ガリッときたら張り替え信号です。
今回は「ガット、ストリング」について触れていきました。
皆様、ストリングの〝ガット“ 張りお待ちしております。
【GEEK通信】「ヨネックスVCORE PRO97は期待以上のラケットでした」
2018/03/08
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立ってい
中居が担当いたします。
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ウインザー各店からテニス好きが集まり、プチテニス大会を行いました ベテランは私中居とストリンガー武内だけで、残りの10名は20歳前後の若者という組み合わせ。
2面4時間の中で、ペアを変えながら5、6試合行い、勝率ナンバー1には賞品が授与されます。 珍プレー好プレーが飛び出し盛り上がったイベントになりました。
随所に好プレーはありましたが、優勝が決まる最後の一戦は好プレーの応酬でした。
勝率ナンバー1の2人には、私中居が用意したレア物グッズを二人で分配して終了しました。
若者たちのパワーをいただき若返った気持ちになりました。また、機会を見つけて開催したいと思います。
********************** ヨネックスから発売された「VCORE PRO 97」を試打してみました。
VCOREツアーG(オレンジ)やRDS001(イエロー)をマイラケとして使用していたので、このシリーズは毎回楽しみにしています。
前作のVCORE デュエルGは、トップ方向にストリングを集中させフェース上部でボールを捉えるプレーヤー向きで、個人的にスイートスポットの位置が合わず使用するには至りませんでしたが、V CORE PROは、VCORE ツアーGに近いストリングパターン(センターにスイートスポット)に戻り、さらに16×20から16×19に変更になったことで難しさが少し和らいでいる可能性もあります。
いざ試打しようとすると、
「あっそれ新しいラケットですね、ちょっと打たせてもらってもいいですか。」
と他の方の手に…その後も次から次へと人の手に渡り、結局一番最後になってしまいました。
かなり注目度は高いようですが、
「いいラケットですが、難しいですね。」
「しっかり打たないと、飛ばないですね。」
と言った感想が返ってきました。
私の感想は、
「飛ばないからしっかりフラットで打てる。」
「食いつきがいいのでボールを長く押せる。」
「距離のコントロールがつけやすい。」
「打ちごたえがしっかり手に伝わり気持ちいい。」
「バックハンドの振り抜きがいい。」
「ボレーのタッチがよく、キレがある。」
「スライスサービスの威力が出る。」
「やっぱりいいラケットだ。」
「デザインもカッコいい。」
というところです。
今回試打したのは310gのタイプでしたので、振り遅れる場面も結構ありました。
290gのLGタイプも打ってみたくなりました。
ヘッドのプレステージレフプロが生産終了になり、ミッドサイズでフレーム厚が20mmくらいで、300g以下のラケットはおそらく無くなってしまいました。
そういったスペックの要望は多いわけではありませんが、要望する方は強くこだわっていて、各メーカーのラケットをくまなくチェックしているのです。
そういう意味でこのLG(290g)は価値があると思います。
パワー系の黄金スペックが全盛ですが、VCORE PRO97のようにしなりを上手く利用できるラケットも良いものですね。
ボールの深い浅い、スピンスライス全て自分のスイング、タッチしだいで決まります。
基本を見直したい上級者、本当に実力をつけたい中級者におすすめしたい一品です。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立ってい
中居が担当いたします。
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ウインザー各店からテニス好きが集まり、プチテニス大会を行いました ベテランは私中居とストリンガー武内だけで、残りの10名は20歳前後の若者という組み合わせ。
2面4時間の中で、ペアを変えながら5、6試合行い、勝率ナンバー1には賞品が授与されます。 珍プレー好プレーが飛び出し盛り上がったイベントになりました。
随所に好プレーはありましたが、優勝が決まる最後の一戦は好プレーの応酬でした。
勝率ナンバー1の2人には、私中居が用意したレア物グッズを二人で分配して終了しました。
若者たちのパワーをいただき若返った気持ちになりました。また、機会を見つけて開催したいと思います。
********************** ヨネックスから発売された「VCORE PRO 97」を試打してみました。
VCOREツアーG(オレンジ)やRDS001(イエロー)をマイラケとして使用していたので、このシリーズは毎回楽しみにしています。
前作のVCORE デュエルGは、トップ方向にストリングを集中させフェース上部でボールを捉えるプレーヤー向きで、個人的にスイートスポットの位置が合わず使用するには至りませんでしたが、V CORE PROは、VCORE ツアーGに近いストリングパターン(センターにスイートスポット)に戻り、さらに16×20から16×19に変更になったことで難しさが少し和らいでいる可能性もあります。
いざ試打しようとすると、
「あっそれ新しいラケットですね、ちょっと打たせてもらってもいいですか。」
と他の方の手に…その後も次から次へと人の手に渡り、結局一番最後になってしまいました。
かなり注目度は高いようですが、
「いいラケットですが、難しいですね。」
「しっかり打たないと、飛ばないですね。」
と言った感想が返ってきました。
私の感想は、
「飛ばないからしっかりフラットで打てる。」
「食いつきがいいのでボールを長く押せる。」
「距離のコントロールがつけやすい。」
「打ちごたえがしっかり手に伝わり気持ちいい。」
「バックハンドの振り抜きがいい。」
「ボレーのタッチがよく、キレがある。」
「スライスサービスの威力が出る。」
「やっぱりいいラケットだ。」
「デザインもカッコいい。」
というところです。
今回試打したのは310gのタイプでしたので、振り遅れる場面も結構ありました。
290gのLGタイプも打ってみたくなりました。
ヘッドのプレステージレフプロが生産終了になり、ミッドサイズでフレーム厚が20mmくらいで、300g以下のラケットはおそらく無くなってしまいました。
そういったスペックの要望は多いわけではありませんが、要望する方は強くこだわっていて、各メーカーのラケットをくまなくチェックしているのです。
そういう意味でこのLG(290g)は価値があると思います。
パワー系の黄金スペックが全盛ですが、VCORE PRO97のようにしなりを上手く利用できるラケットも良いものですね。
ボールの深い浅い、スピンスライス全て自分のスイング、タッチしだいで決まります。
基本を見直したい上級者、本当に実力をつけたい中級者におすすめしたい一品です。
【GEEK通信】「プリンスビーストO3 98は、カッコ良さだけではない。」
2018/03/01
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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先日団体戦に出場したのですが、とんでもない選手が相手チームにいました。
4面使用して大会が行われていたのですが、その選手がサービスを打った瞬間、爆発音のような音がして4面でプレーしていた全員が音のした方角を凝視しました。
そこに居たのは、大友優馬さんです。
法政大学からグローブライド(プリンス)に入社した若者です。
豪快なサービスに、正確なストローク、天才的なタッチのボレーに、素早いフットワーク。
まったく次元の違うテニスに見とれました。
試合の後に話をする機会があり、質問をしました。
私「サービス速いですね。200kmは出ていましたよね。」
大友さん「そうですね。何本かは出てたと思います。」
私「シングルハンドのバックハンドリターンは得意なんですか?」
大友さん「ダブルスではドライブしか打ちませんが、シングルスではスライスをよく使います。」
私「スライスも見てみたいですね。」
大友さん「5種類のスライスを使い分けるので、かなり相手は嫌がります。」
私「5種類もあるんですか。」
※その後その5種類を聞いたのですが、理解できませんでしたので、ここでは割愛させていただきます…。
私「対戦したN島さんはバックハンドのリターンが得意で私達の間では、フォア狙いが鉄則なのですが、バックに打ってましたね。」
大友さん「はい、打点を10センチ上にずらしてリターンさせたので大丈夫でした」
私「K大学のU選手って凄いですよね、対戦したことありますか。」
大友さん「勝っていますね。」
私「そうなんですか!」
(知ってる選手を列挙すると、みんな勝ったことがあるということで)
私「それでは、勝ったことがない選手はいますか。」
大友さん「西岡君とか内山さんとか勝ったことないですね」
私「それってプロじゃないですか。」
そんな大友さんのラケットを見せてもらうと、 ビースト98でした。
…あんな凄いボールが打てるなら…と、早速次のテニスで、ビースト98とビーストO3 98、ビーストO3 100を試打してみました。
前回ビーストO3 100の試打でお世話になったプリンス一筋のO村さんにテストをお願いしました。
O村さんは、EXO3ツアーチーム100(290g)を使っており、そろそろ買い替えを考えているところです。
1セット目、O村さんは、いつものEXO3ツアーチーム100で、安定したプレーで1-6でした。1ゲーム目は取ったのですが、6ゲーム連取されました。
2セット目はビーストO3 98に持ち替えて、さらにボールスピードが上がり、1ゲームも取れず0-6でした。
私「ビーストO3 98調子良さそうですね。」
O村さん「これいいですね。始めは重たいと思ったのですが、7割くらいの力で打っていたら重さは気になりませんでした。」
私「あれで7割ですか、ビーストO3 98の方が速かったですよ。」
O村さん「ツアーチーム100は、ガットに喰いついてから、自分の力で飛ばす感じですが、ビーストは喰いついてからラケットが弾き出す感じですね。」
私「確かに、ツアーチーム100は、ネットの高いところを通ってからベースライン際に落ちる弾道でしたが、ビーストは直線的な弾道でくるので取り辛かったですね。」
O村さん「ラケットは進化していますね、デザインもカッコいいし、欲しくなりました。」
ビースト98も用意していたのですが、持って軽く素振りするだけで、難しさがひしひしと伝わってきました。 大友さんのようにスイングスピードが速く、ボールを潰せるパワーがないと難しく感じるかもしれません。
ビーストO3 100(300g、16×19)とビーストO3 98(305g、16×20)を比較すると、パワー、スピンはビーストO3 100がやや優勢で、ハードヒット時のスピード、コントロールはビーストO3 98が優勢です。
オールラウンドなテニスでダブルス中心の方は、ビーストO3 100が向いていて、ストローク主体でシングルスが好きな方はビーストO3 98が向いていると思います。
**************
大友さんに最後に聞いてみました。
私「大友さんは最近ゴルフに、はまってるみたいですね。」
大友さん「先日のラウンドで2アンダーでました。」
始めて数年でアンダーで回るとは、規格外の運動神経の持ち主でした。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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先日団体戦に出場したのですが、とんでもない選手が相手チームにいました。
4面使用して大会が行われていたのですが、その選手がサービスを打った瞬間、爆発音のような音がして4面でプレーしていた全員が音のした方角を凝視しました。
そこに居たのは、大友優馬さんです。
法政大学からグローブライド(プリンス)に入社した若者です。
豪快なサービスに、正確なストローク、天才的なタッチのボレーに、素早いフットワーク。
まったく次元の違うテニスに見とれました。
試合の後に話をする機会があり、質問をしました。
私「サービス速いですね。200kmは出ていましたよね。」
大友さん「そうですね。何本かは出てたと思います。」
私「シングルハンドのバックハンドリターンは得意なんですか?」
大友さん「ダブルスではドライブしか打ちませんが、シングルスではスライスをよく使います。」
私「スライスも見てみたいですね。」
大友さん「5種類のスライスを使い分けるので、かなり相手は嫌がります。」
私「5種類もあるんですか。」
※その後その5種類を聞いたのですが、理解できませんでしたので、ここでは割愛させていただきます…。
私「対戦したN島さんはバックハンドのリターンが得意で私達の間では、フォア狙いが鉄則なのですが、バックに打ってましたね。」
大友さん「はい、打点を10センチ上にずらしてリターンさせたので大丈夫でした」
私「K大学のU選手って凄いですよね、対戦したことありますか。」
大友さん「勝っていますね。」
私「そうなんですか!」
(知ってる選手を列挙すると、みんな勝ったことがあるということで)
私「それでは、勝ったことがない選手はいますか。」
大友さん「西岡君とか内山さんとか勝ったことないですね」
私「それってプロじゃないですか。」
そんな大友さんのラケットを見せてもらうと、 ビースト98でした。
…あんな凄いボールが打てるなら…と、早速次のテニスで、ビースト98とビーストO3 98、ビーストO3 100を試打してみました。
前回ビーストO3 100の試打でお世話になったプリンス一筋のO村さんにテストをお願いしました。
O村さんは、EXO3ツアーチーム100(290g)を使っており、そろそろ買い替えを考えているところです。
1セット目、O村さんは、いつものEXO3ツアーチーム100で、安定したプレーで1-6でした。1ゲーム目は取ったのですが、6ゲーム連取されました。
2セット目はビーストO3 98に持ち替えて、さらにボールスピードが上がり、1ゲームも取れず0-6でした。
私「ビーストO3 98調子良さそうですね。」
O村さん「これいいですね。始めは重たいと思ったのですが、7割くらいの力で打っていたら重さは気になりませんでした。」
私「あれで7割ですか、ビーストO3 98の方が速かったですよ。」
O村さん「ツアーチーム100は、ガットに喰いついてから、自分の力で飛ばす感じですが、ビーストは喰いついてからラケットが弾き出す感じですね。」
私「確かに、ツアーチーム100は、ネットの高いところを通ってからベースライン際に落ちる弾道でしたが、ビーストは直線的な弾道でくるので取り辛かったですね。」
O村さん「ラケットは進化していますね、デザインもカッコいいし、欲しくなりました。」
ビースト98も用意していたのですが、持って軽く素振りするだけで、難しさがひしひしと伝わってきました。 大友さんのようにスイングスピードが速く、ボールを潰せるパワーがないと難しく感じるかもしれません。
ビーストO3 100(300g、16×19)とビーストO3 98(305g、16×20)を比較すると、パワー、スピンはビーストO3 100がやや優勢で、ハードヒット時のスピード、コントロールはビーストO3 98が優勢です。
オールラウンドなテニスでダブルス中心の方は、ビーストO3 100が向いていて、ストローク主体でシングルスが好きな方はビーストO3 98が向いていると思います。
**************
大友さんに最後に聞いてみました。
私「大友さんは最近ゴルフに、はまってるみたいですね。」
大友さん「先日のラウンドで2アンダーでました。」
始めて数年でアンダーで回るとは、規格外の運動神経の持ち主でした。
【GEEK通信】Newピュアドライブ シリーズ 全7機種徹底比較!
2018/02/23
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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ピュアドライブシリーズ 全7機種改めて試打してみました。
男性、女性、ジュニア、ベテラン、ストローカー、ボレーヤー、ハードヒッター、しこる人まであらゆるテニスプレーヤーがピュアドライブが使えるようにラインナップされています。
改めて全機種の比較をしてみましたので紹介していきましょう。 ■ピュアドライブ
ウエイト300g、フェイスサイズ100平方インチ
前作に比べて、打球感は少しマイルドになっていますが、空気抵抗を減らす工夫を随所にしていることと、前作よりスイートスポットを真ん中に持ってきたおかげで、芯を食った当たりはスピードが増しています。
ポリを張ったらストローカー向けになり、シンセティックを張ったらボレーヤー向けになり、テンションを上げるとハードヒッター向けになり、テンションを下げると初心者でも使える優しさがあります。
アベレージプレーヤーからトッププロまで使えるユーティリティラケット。
スピード、スピン、コントロールの比率が綺麗な正三角形を描くまさに黄金比率のラケットです。
黄金スペックの生みの親となった初代ピュアドライブから20年、7代目に死角なし。 ■ピュアドライブ107
ウエイト285g、フェイスサイズ107平方インチ
ラケットの完成度の高さと、使用するユーザーが非常に明確!
このラケットはダブルススペシャリストに向いています。
107平方インチとは思えないしっかりとした打球感と、107平方インチならではの優位性が絶妙です。
ボレーのしやすさは当然ながら、ストロークのコントロールがよく、突き球が浮かずしっかり振り抜けます。
リターンからの攻撃力もあり、リターン&ネットも成功率が高まります。
ローボレー、ハイボレー、アングルボレー、ロブボレーなどのボレーテクニックは自在に操れ、ボレー合戦になったら強みがあります。 ■ピュアドライブチーム
ウエイト285g、フェイスサイズ100平方インチ
個人的に使うならこれです。
これを使ってしまうと300gは必要ない気がしてきます。
スピンはかけやすいし、パワーは十分出るし、リターンでも負けないし、285gで十分な性能です。
強いて言うなら、300gに比べて打球感が軽く感じることでしょうか。
300gで4試合、5試合しても疲れない方は300gのピュアドライブでいいと思いますが、無理して300gにする必要はないので、後半疲れてくる方、左右に振られた時の返球が辛い方、サービスゲームがキープできない方は285gのピュアドライブチームがいいと思います。 ■ピュアドライブ110
ウエイト255g、フェイスサイズ110平方インチ
ピュアドライブ7アイテムの中で、唯一フレーム厚が27mmと1mm厚くなっています。
最も軽く、最も大きいフェース面積を持つこのラケットは、テニスを楽しむ、試合で勝つの両面を追求したモデルです。
久しぶりのテニスでも、軽くて大きいので楽にプレーできます。
かといってフレーム剛性が高いので、しっかり振り抜いてもボールは荒れません。
上級のベテラン男子シングルスでも全然いけるポテンシャルのラケットです。
当然、男女ともにダブルスのお助けになるラケットです。 ■ピュアドライブライト
ウエイト270g、フェイスサイズ100平方インチ
ダブルスのゲームで使ってみましたが、意外と普通に使えました。
特にサービスの、スライス、スピンの回転は自在に操れました。
ただ、リターンでは面がぶれてしまい思ったようなボールは打てませんでした。
やはり、女性の中級者かジュニアで初めて大人のラケットを持つというシュチュエーションに合うラケットです。
40ポンドから45ポンドで張ることをおすすめします。 ■ピュアドライブプラス
ウエイト300g、フェイスサイズ100平方インチ
長さ27.5インチの0.5インチロングモデル。
打点が体から遠くなることにより、威力は増しますが、芯に当たる確率は低くなります。
特にボレーは慣れるまで時間がかかります。
すでに27.5インチを使用している方には、ピュアドライブプラスは最高のラケットですが、これから27.5インチにチャレンジするには、相当な練習量が必要なことと、次回以降の買い替えは対象ラケットが限定されてきますので、慎重に決断してください。 ■ピュアドライブツアー
ウエイト315g、フェイスサイズ面積100平方インチ
トッププロでも300gのピュアドライブを使用しているので、求める方はやや少ないかもしれません。
とにかくパワーを出したい方、ピュアドライブに重りを貼っている方におすすめです。
デザイン的には赤いストライプがしまって見えるので、カッコイイと思います。
あくまでも私、中居個人的な感想ですので、参考程度にしてください。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
-----------------------
テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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ピュアドライブシリーズ 全7機種改めて試打してみました。
男性、女性、ジュニア、ベテラン、ストローカー、ボレーヤー、ハードヒッター、しこる人まであらゆるテニスプレーヤーがピュアドライブが使えるようにラインナップされています。
改めて全機種の比較をしてみましたので紹介していきましょう。 ■ピュアドライブ
ウエイト300g、フェイスサイズ100平方インチ
前作に比べて、打球感は少しマイルドになっていますが、空気抵抗を減らす工夫を随所にしていることと、前作よりスイートスポットを真ん中に持ってきたおかげで、芯を食った当たりはスピードが増しています。
ポリを張ったらストローカー向けになり、シンセティックを張ったらボレーヤー向けになり、テンションを上げるとハードヒッター向けになり、テンションを下げると初心者でも使える優しさがあります。
アベレージプレーヤーからトッププロまで使えるユーティリティラケット。
スピード、スピン、コントロールの比率が綺麗な正三角形を描くまさに黄金比率のラケットです。
黄金スペックの生みの親となった初代ピュアドライブから20年、7代目に死角なし。 ■ピュアドライブ107
ウエイト285g、フェイスサイズ107平方インチ
ラケットの完成度の高さと、使用するユーザーが非常に明確!
このラケットはダブルススペシャリストに向いています。
107平方インチとは思えないしっかりとした打球感と、107平方インチならではの優位性が絶妙です。
ボレーのしやすさは当然ながら、ストロークのコントロールがよく、突き球が浮かずしっかり振り抜けます。
リターンからの攻撃力もあり、リターン&ネットも成功率が高まります。
ローボレー、ハイボレー、アングルボレー、ロブボレーなどのボレーテクニックは自在に操れ、ボレー合戦になったら強みがあります。 ■ピュアドライブチーム
ウエイト285g、フェイスサイズ100平方インチ
個人的に使うならこれです。
これを使ってしまうと300gは必要ない気がしてきます。
スピンはかけやすいし、パワーは十分出るし、リターンでも負けないし、285gで十分な性能です。
強いて言うなら、300gに比べて打球感が軽く感じることでしょうか。
300gで4試合、5試合しても疲れない方は300gのピュアドライブでいいと思いますが、無理して300gにする必要はないので、後半疲れてくる方、左右に振られた時の返球が辛い方、サービスゲームがキープできない方は285gのピュアドライブチームがいいと思います。 ■ピュアドライブ110
ウエイト255g、フェイスサイズ110平方インチ
ピュアドライブ7アイテムの中で、唯一フレーム厚が27mmと1mm厚くなっています。
最も軽く、最も大きいフェース面積を持つこのラケットは、テニスを楽しむ、試合で勝つの両面を追求したモデルです。
久しぶりのテニスでも、軽くて大きいので楽にプレーできます。
かといってフレーム剛性が高いので、しっかり振り抜いてもボールは荒れません。
上級のベテラン男子シングルスでも全然いけるポテンシャルのラケットです。
当然、男女ともにダブルスのお助けになるラケットです。 ■ピュアドライブライト
ウエイト270g、フェイスサイズ100平方インチ
ダブルスのゲームで使ってみましたが、意外と普通に使えました。
特にサービスの、スライス、スピンの回転は自在に操れました。
ただ、リターンでは面がぶれてしまい思ったようなボールは打てませんでした。
やはり、女性の中級者かジュニアで初めて大人のラケットを持つというシュチュエーションに合うラケットです。
40ポンドから45ポンドで張ることをおすすめします。 ■ピュアドライブプラス
ウエイト300g、フェイスサイズ100平方インチ
長さ27.5インチの0.5インチロングモデル。
打点が体から遠くなることにより、威力は増しますが、芯に当たる確率は低くなります。
特にボレーは慣れるまで時間がかかります。
すでに27.5インチを使用している方には、ピュアドライブプラスは最高のラケットですが、これから27.5インチにチャレンジするには、相当な練習量が必要なことと、次回以降の買い替えは対象ラケットが限定されてきますので、慎重に決断してください。 ■ピュアドライブツアー
ウエイト315g、フェイスサイズ面積100平方インチ
トッププロでも300gのピュアドライブを使用しているので、求める方はやや少ないかもしれません。
とにかくパワーを出したい方、ピュアドライブに重りを貼っている方におすすめです。
デザイン的には赤いストライプがしまって見えるので、カッコイイと思います。
あくまでも私、中居個人的な感想ですので、参考程度にしてください。
【GEEK通信】KEI'S チョイスプレミアⅢとREVO CS10.0はベストマッチでした。
2018/02/18
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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KEI'SチョイスプレミアⅢとレヴォCS10.0はベストマッチでした。
雪、雪、雪。都心は雪に弱いですね。
雪に慣れてないのが原因のひとつだと思います。
1/22の大雪では、20cm以上積もったところもあり、整備も大変だったと思います。
22日の雪は午前中から降り始め、夜中の12時頃に止みました。
完全防寒装備で雪が止むのを待っていた私は、雪かきグッズを手に道路の雪かきを行いました。
私の家は袋小路の突き当たりにあり、数年前の大雪の時は数日間、車を出せなかった経験があり、今回は、その教訓を得て行動に移したのです。
次の日、両隣の住人から大変感謝されました。
テニスコートもまた、雪に弱いですね。
一週間たってやっとコート整備が終わったと思ったら、また雪で使えなくなってしまったところも多いようです。
雪が積もったすぐ後は、ふわふわしており、簡単に雪かきできるのですが、時間がたつとカチカチの氷になってしまい簡単には雪かきできなくなってしまいます。
いかに早く雪かきするかで、テニスコートを使えるか、使えないかが決まります。
ある会社の工場にテニスコートがあり、大雪の後もすぐにプレーしていました。
関係者に聞いてみたところ、敷地内に消火栓があり、大量の水で溶かしたそうです。
雪は解ければ水になるので、芝も傷めない、砂もなくならないので大変いい対処方法です。
大量の水を確保できるところは、いいとは思いますが、中途半端にやると逆にカチカチに凍ることもありますので、ご注意ください。
************************
先日雪の中でプレーしたせいなのか、ストリングが緩くなってしまい、張り替えることにしました。
面圧を計ってみると、「39」になっており、前回張り上げた直後は「51」でしたので、12も落ちたことになります。
どおりでコントロール不能なはずです。
今回は少し強くして面圧「55」にしようと思います。
ストリングは前回「ブラスト+VS」を縦ナチュラルで張ったのですが、長さがギリギリでした。
テンションによっては張れないので、今回はどうしようか悩みました。
ストリングは12mの長さなので、ハイブリッドで張る時は半分にカットします。
普通のラケットは6mあれば、縦糸でも横糸でも張れるのですが、REVO CS10.0のような特殊なラケットは縦6.5m横5.5m必要になり(横糸が18本なので5.5mで届きます)、ハイブリッドせずにナチュラルを縦横に張るなら問題なく張れるのですが、ハイブリッドするために、6.5mでカットしてしまうと、残りの5.5mは次回縦糸に使えないのです。
そこで色々なストリングを研究していると、ウイルソンのKEI'SチョイスプレミアⅢが、縦横ともに6.5mであることがわかりました。 6.5mあれば余裕で張ることができます。
このストリングはウイルソンナチュラル16と4Gソフト125を組み合わせた錦織選手使用モデルです。
今回はこのストリングを縦55ポンド横50ポンドで張ってみました。面圧は狙い通り55ぴったりでした。
いざ、実践で使ってみると、なんとなんとミス、ミス、ミスのオンパレードです。
テンションが硬すぎました。
このラケットの最大の特徴だったどこに当たっても返ってしまうスイートエリアの広さが、かなり狭くなってしまいました。
魔法が解けてしまったようです。
元々255gのラケットですから、欠点があるとすれば、打ち負けることです。
それをフェース面積の大きさと縦ストリングの長さでカバーして、面ぶれを防いでいたのが、硬く張り上げたことで、芯を外した時に、面の傾きが起こってしまい、下に行ったり上に飛び出したりしてしまったのです。
レヴォCS10.0の適正テンションが40~55ポンドになっているのは、本当に適正でした。
ラケットによっては、フェース100で50~60ポンドが適正テンションになっていますが、真ん中の55ポンドで張ると硬すぎることが多いです。
この表記は適正というより、それ以上で張ると壊れますよと注意するテンションです。
かたや、REVO CS10.0は最適テンションが表示されています。
45~50ポンドで張ることをオススメします。
シングルス4時間、ダブルス4時間使用した後に、面圧を計測してみると、「50」になっていました。
面圧「5」下がったことで、暴れまくっていたラケットがやっと落ち着いてきました。
フェース面積が大きい程、ストリングが粗い程、ストリングの緩みは早くなり、今回はそれが幸いでした。
するとストリングの特徴がよくわかってきました。
ナチュラルガットの食いつきの良さと、スピン、スライスのかかり具合が思った以上でした。
ウイルソンのナチュラルは、牛を育てる餌からこだわっているだけあって、打球感に違いを感じます。
また、ストリングを折り曲げても解れが出ず、元に戻るくらい耐久性にも優れており、高価格ですがコストパフォーマンスは悪くないと思います。 横糸の4Gソフトですが、私が求める横糸のポリエステルの役割は、縦糸のナチュラルのフィーリングを生かし、ポリエステル自体はあまり主張しないことです。
ナチュラルを縦横に張ると、食いつきが良すぎて、ストリング同士が絡みつく感じになってしまいます。
縦糸が大きく横にずれて、素早く戻ってほしいので、横糸にはツルツルしているポリエステルがいいのです。 縦糸のスナップバックを助長し、ストロークの飛びすぎを抑えてくれる役割としてポリエステルを使っているので、ポリエステル自体の特性よりも、縦糸の邪魔をしないポリエステルを求めています。
色々使ってみましたが、RPMブラスト125、ティモ110、エレメント125はいい感じでした。
ブラストは表面のコーティングが滑りやすくなっていて、スナップバックを助けてくれます。
ティモ110は、1.10mmという細さから縦糸との摩擦抵抗が少なくなり、やはりスナップバックを助けてくれます。
エレメントは、打球感が柔らかく、ポリエステル独特の硬さがなく、腕に優しい感じで好きです。
KEI'SチョイスプレミアⅢは、打球感、スピン、ボレーのしやすさに優れた逸品でした。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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KEI'SチョイスプレミアⅢとレヴォCS10.0はベストマッチでした。
雪、雪、雪。都心は雪に弱いですね。
雪に慣れてないのが原因のひとつだと思います。
1/22の大雪では、20cm以上積もったところもあり、整備も大変だったと思います。
22日の雪は午前中から降り始め、夜中の12時頃に止みました。
完全防寒装備で雪が止むのを待っていた私は、雪かきグッズを手に道路の雪かきを行いました。
私の家は袋小路の突き当たりにあり、数年前の大雪の時は数日間、車を出せなかった経験があり、今回は、その教訓を得て行動に移したのです。
次の日、両隣の住人から大変感謝されました。
テニスコートもまた、雪に弱いですね。
一週間たってやっとコート整備が終わったと思ったら、また雪で使えなくなってしまったところも多いようです。
雪が積もったすぐ後は、ふわふわしており、簡単に雪かきできるのですが、時間がたつとカチカチの氷になってしまい簡単には雪かきできなくなってしまいます。
いかに早く雪かきするかで、テニスコートを使えるか、使えないかが決まります。
ある会社の工場にテニスコートがあり、大雪の後もすぐにプレーしていました。
関係者に聞いてみたところ、敷地内に消火栓があり、大量の水で溶かしたそうです。
雪は解ければ水になるので、芝も傷めない、砂もなくならないので大変いい対処方法です。
大量の水を確保できるところは、いいとは思いますが、中途半端にやると逆にカチカチに凍ることもありますので、ご注意ください。
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先日雪の中でプレーしたせいなのか、ストリングが緩くなってしまい、張り替えることにしました。
面圧を計ってみると、「39」になっており、前回張り上げた直後は「51」でしたので、12も落ちたことになります。
どおりでコントロール不能なはずです。
今回は少し強くして面圧「55」にしようと思います。
ストリングは前回「ブラスト+VS」を縦ナチュラルで張ったのですが、長さがギリギリでした。
テンションによっては張れないので、今回はどうしようか悩みました。
ストリングは12mの長さなので、ハイブリッドで張る時は半分にカットします。
普通のラケットは6mあれば、縦糸でも横糸でも張れるのですが、REVO CS10.0のような特殊なラケットは縦6.5m横5.5m必要になり(横糸が18本なので5.5mで届きます)、ハイブリッドせずにナチュラルを縦横に張るなら問題なく張れるのですが、ハイブリッドするために、6.5mでカットしてしまうと、残りの5.5mは次回縦糸に使えないのです。
そこで色々なストリングを研究していると、ウイルソンのKEI'SチョイスプレミアⅢが、縦横ともに6.5mであることがわかりました。 6.5mあれば余裕で張ることができます。
このストリングはウイルソンナチュラル16と4Gソフト125を組み合わせた錦織選手使用モデルです。
今回はこのストリングを縦55ポンド横50ポンドで張ってみました。面圧は狙い通り55ぴったりでした。
いざ、実践で使ってみると、なんとなんとミス、ミス、ミスのオンパレードです。
テンションが硬すぎました。
このラケットの最大の特徴だったどこに当たっても返ってしまうスイートエリアの広さが、かなり狭くなってしまいました。
魔法が解けてしまったようです。
元々255gのラケットですから、欠点があるとすれば、打ち負けることです。
それをフェース面積の大きさと縦ストリングの長さでカバーして、面ぶれを防いでいたのが、硬く張り上げたことで、芯を外した時に、面の傾きが起こってしまい、下に行ったり上に飛び出したりしてしまったのです。
レヴォCS10.0の適正テンションが40~55ポンドになっているのは、本当に適正でした。
ラケットによっては、フェース100で50~60ポンドが適正テンションになっていますが、真ん中の55ポンドで張ると硬すぎることが多いです。
この表記は適正というより、それ以上で張ると壊れますよと注意するテンションです。
かたや、REVO CS10.0は最適テンションが表示されています。
45~50ポンドで張ることをオススメします。
シングルス4時間、ダブルス4時間使用した後に、面圧を計測してみると、「50」になっていました。
面圧「5」下がったことで、暴れまくっていたラケットがやっと落ち着いてきました。
フェース面積が大きい程、ストリングが粗い程、ストリングの緩みは早くなり、今回はそれが幸いでした。
するとストリングの特徴がよくわかってきました。
ナチュラルガットの食いつきの良さと、スピン、スライスのかかり具合が思った以上でした。
ウイルソンのナチュラルは、牛を育てる餌からこだわっているだけあって、打球感に違いを感じます。
また、ストリングを折り曲げても解れが出ず、元に戻るくらい耐久性にも優れており、高価格ですがコストパフォーマンスは悪くないと思います。 横糸の4Gソフトですが、私が求める横糸のポリエステルの役割は、縦糸のナチュラルのフィーリングを生かし、ポリエステル自体はあまり主張しないことです。
ナチュラルを縦横に張ると、食いつきが良すぎて、ストリング同士が絡みつく感じになってしまいます。
縦糸が大きく横にずれて、素早く戻ってほしいので、横糸にはツルツルしているポリエステルがいいのです。 縦糸のスナップバックを助長し、ストロークの飛びすぎを抑えてくれる役割としてポリエステルを使っているので、ポリエステル自体の特性よりも、縦糸の邪魔をしないポリエステルを求めています。
色々使ってみましたが、RPMブラスト125、ティモ110、エレメント125はいい感じでした。
ブラストは表面のコーティングが滑りやすくなっていて、スナップバックを助けてくれます。
ティモ110は、1.10mmという細さから縦糸との摩擦抵抗が少なくなり、やはりスナップバックを助けてくれます。
エレメントは、打球感が柔らかく、ポリエステル独特の硬さがなく、腕に優しい感じで好きです。
KEI'SチョイスプレミアⅢは、打球感、スピン、ボレーのしやすさに優れた逸品でした。
【GEEK通信】「ダブルススペシャリストの武器となるグラフィンタッチプレステージツアー」
2018/02/11
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
------------------------
「ダブルススペシャリストの武器となるグラフィンタッチプレステージツアー」
============
関東地方に大雪を降らせた月曜日に、入間でテニスをしました。
8時半から始めたときは、まだ降っていませんでしたが、徐々に降り始めました。
今回の相手は、2年前に一度対戦したことがあるT井さんです。その時は0-6で一方的にやられました。
今回の対戦はシーソーゲームになり、タイブレークに突入、6-7(5)と取られました。
続く第2セットは5-1とリードしたところで、雪が強くなり、視界が悪くなりサスペンデッドになりました。
途中に笑えることがありました。
雪でコートもうっすら白くなってきていたのですが、一ヶ所だけ10cmくらいの真っ白な四角形ができているのです。
雪の塊かなと近づいて見てみると、背中に貼ってあったカイロでした。
恥ずかしいので、相手に気づかれないように、さっと拾ってポケットにしまいました。
この大雪で、この日以降オムニコートはほとんど使用することができず、予定していた会社のソフトテニス大会も中止になり、市営、区営コートに問い合わせましたが、できるところはありませんでした。
こんな時に便利なのが、テニスオフのキーワード検索です。
「ハードコート」とキーワードを入れるとハードコートで開催されるテニスオフだけ抽出されます。
それで選んだ新大久保でのシングルスオフに参戦しました。
対戦相手は中学、高校、大学とテニス部でやってきた30歳前後の長身の選手です。180kmは出てると思われるサービスにまったく歯が立たず、簡単にキープされました。
相手の選手も自分のサービスにタイミングが合わず、こちらもキープ。
セカンドサービスもダブルファーストのように打ってきて、どんどんネットに詰めてきます。
ロブは簡単にスマッシュを決められ、上はかなり自信があるようです。
新大久保のハードコートは大井のハードコートと並んで球足が速いことで有名です。
バウンドしてから、ツンっと滑ってくるので、普段オムニコートで慣れていると振り遅れてしまいます。
相手の体育会系選手も、ストロークの球は速くて、入るとエースなのですが、凡ミスも多く、こちらとしては一球でも多く返球するよう粘って粘って拾いまくりました。
5-5の40-40で、ノーアドの一球勝負になりました。
相手のファーストサービスはフォルト、セカンドサービスはダブルファーストで打ってきましたが、ボール1個分フォルトでゲームセット。
なんとか6-5で勝利しました。
・・・4人でシングルスをしていたのですが、残った30分はダブルスをやることになり、今回用意していた秘密兵器を取り出しました。
============
秘密兵器 = 気になるラケット"ヘッドグラフィンタッチプレステージツアー"
秘密兵器のラケットとは【ヘッド グラフィンタッチプレステージツアー】で、私が今一番気になるラケットです。
プレステージといえば、「力のあるボールが打てる」、「打ち応えがある」などなどイメージがありますが、1987年に発売を開始してから30年続いている名器です。
コントロール性が良く、抜群の振り抜き感があります。そしてなんと言ってもデザインのカッコ良さもあります。
特に、経験のあるプレーヤーでフラット系のボールを打つ方には、信頼感が強いラケットです。 *コントロール性を最優先するプレーヤーのために設計された新プレステージシリーズ。
そのようなプレステージシリーズに、皆様に一度手に取っていただきたいスペックが発売されたのです。
それがグラフィンタッチプレステージツアーです。 フェースが99平方インチ、ウエイトが305g、ストリングパターン18×19本(プレステージMPは、95平方インチ、ウエイトが320g、ストリングパターン18×20)となっています。
*ここで少し気になったのが、プレステージMPが95平方インチのフェース表記になっていることです。
これまでのプレステージMPは、98平方インチと表記されていて、今回の登場で「フェイスが小さくなったのか」と思ったら、そうではないのです。
フェース面積の表記が外寸から内寸へ変わったのです。
前モデル・NEWモデルのMPはフレームの形は変わっていなく、いずれも外寸が98平方インチ、内寸が95平方インチです。
フェース面積の表示が変わるのは珍しいことではなく、10年間110平方インチと生産されたモデルから107平方インチに変わったこともあります。
気になるのは、98平方インチと表示しているラジカルは本当はどうなのか。
楕円形の面積の計算方法で、内寸を算出してみました。
**************************
プレステージMP:95.17平方インチ
プレステージツアー:99.04平方インチ
ラジカルMP:97.34平方インチ
エクストリームMP:100.75平方インチ
インスティンクトMP:101.52平方インチ
※あくまで目視による計測ですので、参考までに。
**************************
プレステージツアーを実際に使ってみた感想は、一言で言うと「プレステージのハードな先入観を払拭するモデル」と感じました。
フラット気味に打ったストロークが安定して深く入るので、アウトを気にせずハードヒットできます。
プレステージ特有のホールド感の良さから、スライスのかかりもよく、ストロークでのミスはあまり出ませんでした。
プレステージの特徴は、正面からのフレームの薄さとフルキャップグロメット採用による振り抜きの良さです。
特にサービスはその特徴を生かせるショットで、スピードを抑えてスライスをかけると、相手は返しにくそうでした。
ボレーのしやすさは、プレステージ30年の歴史の中でナンバー1ではないでしょうか。 強めにリターンを打ってネットダッシュを決める、こんなプレースタイルの方にはピッタリのラケットです。
ダブルスの対戦相手でこのラケットを使っていたら、要注意です。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ダブルススペシャリストの武器となるグラフィンタッチプレステージツアー」
============
関東地方に大雪を降らせた月曜日に、入間でテニスをしました。
8時半から始めたときは、まだ降っていませんでしたが、徐々に降り始めました。
今回の相手は、2年前に一度対戦したことがあるT井さんです。その時は0-6で一方的にやられました。
今回の対戦はシーソーゲームになり、タイブレークに突入、6-7(5)と取られました。
続く第2セットは5-1とリードしたところで、雪が強くなり、視界が悪くなりサスペンデッドになりました。
途中に笑えることがありました。
雪でコートもうっすら白くなってきていたのですが、一ヶ所だけ10cmくらいの真っ白な四角形ができているのです。
雪の塊かなと近づいて見てみると、背中に貼ってあったカイロでした。
恥ずかしいので、相手に気づかれないように、さっと拾ってポケットにしまいました。
この大雪で、この日以降オムニコートはほとんど使用することができず、予定していた会社のソフトテニス大会も中止になり、市営、区営コートに問い合わせましたが、できるところはありませんでした。
こんな時に便利なのが、テニスオフのキーワード検索です。
「ハードコート」とキーワードを入れるとハードコートで開催されるテニスオフだけ抽出されます。
それで選んだ新大久保でのシングルスオフに参戦しました。
対戦相手は中学、高校、大学とテニス部でやってきた30歳前後の長身の選手です。180kmは出てると思われるサービスにまったく歯が立たず、簡単にキープされました。
相手の選手も自分のサービスにタイミングが合わず、こちらもキープ。
セカンドサービスもダブルファーストのように打ってきて、どんどんネットに詰めてきます。
ロブは簡単にスマッシュを決められ、上はかなり自信があるようです。
新大久保のハードコートは大井のハードコートと並んで球足が速いことで有名です。
バウンドしてから、ツンっと滑ってくるので、普段オムニコートで慣れていると振り遅れてしまいます。
相手の体育会系選手も、ストロークの球は速くて、入るとエースなのですが、凡ミスも多く、こちらとしては一球でも多く返球するよう粘って粘って拾いまくりました。
5-5の40-40で、ノーアドの一球勝負になりました。
相手のファーストサービスはフォルト、セカンドサービスはダブルファーストで打ってきましたが、ボール1個分フォルトでゲームセット。
なんとか6-5で勝利しました。
・・・4人でシングルスをしていたのですが、残った30分はダブルスをやることになり、今回用意していた秘密兵器を取り出しました。
============
秘密兵器 = 気になるラケット"ヘッドグラフィンタッチプレステージツアー"
秘密兵器のラケットとは【ヘッド グラフィンタッチプレステージツアー】で、私が今一番気になるラケットです。
プレステージといえば、「力のあるボールが打てる」、「打ち応えがある」などなどイメージがありますが、1987年に発売を開始してから30年続いている名器です。
コントロール性が良く、抜群の振り抜き感があります。そしてなんと言ってもデザインのカッコ良さもあります。
特に、経験のあるプレーヤーでフラット系のボールを打つ方には、信頼感が強いラケットです。 *コントロール性を最優先するプレーヤーのために設計された新プレステージシリーズ。
そのようなプレステージシリーズに、皆様に一度手に取っていただきたいスペックが発売されたのです。
それがグラフィンタッチプレステージツアーです。 フェースが99平方インチ、ウエイトが305g、ストリングパターン18×19本(プレステージMPは、95平方インチ、ウエイトが320g、ストリングパターン18×20)となっています。
*ここで少し気になったのが、プレステージMPが95平方インチのフェース表記になっていることです。
これまでのプレステージMPは、98平方インチと表記されていて、今回の登場で「フェイスが小さくなったのか」と思ったら、そうではないのです。
フェース面積の表記が外寸から内寸へ変わったのです。
前モデル・NEWモデルのMPはフレームの形は変わっていなく、いずれも外寸が98平方インチ、内寸が95平方インチです。
フェース面積の表示が変わるのは珍しいことではなく、10年間110平方インチと生産されたモデルから107平方インチに変わったこともあります。
気になるのは、98平方インチと表示しているラジカルは本当はどうなのか。
楕円形の面積の計算方法で、内寸を算出してみました。
**************************
プレステージMP:95.17平方インチ
プレステージツアー:99.04平方インチ
ラジカルMP:97.34平方インチ
エクストリームMP:100.75平方インチ
インスティンクトMP:101.52平方インチ
※あくまで目視による計測ですので、参考までに。
**************************
プレステージツアーを実際に使ってみた感想は、一言で言うと「プレステージのハードな先入観を払拭するモデル」と感じました。
フラット気味に打ったストロークが安定して深く入るので、アウトを気にせずハードヒットできます。
プレステージ特有のホールド感の良さから、スライスのかかりもよく、ストロークでのミスはあまり出ませんでした。
プレステージの特徴は、正面からのフレームの薄さとフルキャップグロメット採用による振り抜きの良さです。
特にサービスはその特徴を生かせるショットで、スピードを抑えてスライスをかけると、相手は返しにくそうでした。
ボレーのしやすさは、プレステージ30年の歴史の中でナンバー1ではないでしょうか。 強めにリターンを打ってネットダッシュを決める、こんなプレースタイルの方にはピッタリのラケットです。
ダブルスの対戦相手でこのラケットを使っていたら、要注意です。
【GEEK通信】「ビーストO3 100は野獣というより、美女でした。」
2018/02/01
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ビーストO3 100は野獣というより、美女でした。」
============
シングルス対戦成績2勝20敗の強者のO村さんは、
道具へのこだわりが強く、ラケット、ストリングは7年くらい同じものを使用しています。
ある時、凡ミスが多く、どうしてか聞いたところ、いつも張ってもらっているストリンガーが、転勤になってしまい、新任のスタッフが張ることになったそうです。
いつもと同じストリングにいつものテンションに張ってもらったそうなのですが、どうも感触が合わないみたいなのです。
私「いつもとどう違うのですか。」
O村さん「ボールの喰いつきが悪く、弾きが速くなってしまうのです。」
私「いつもと同じテンションで張ったのですか。」
O村さん「スタッフの異動があって、別の人にお願いしたのですが。」
私「人が張るので、個人差は出てしまうものなのですね。ストリンガーさんは何か言っていましたか。」
O村さん「自慢じゃないですが、年間かなりの金額使うので、ゴールド会員なんです。ストリンガーさんも張り切って『しっかり張ります!』と言っていました。」
私「多分それが原因ですね。ストリンガーさんが張り切りすぎたのですね。」
O村さん「どういうことですか?張り切って張っては、ダメなのですか。」
私「機械が張るので、人は操作するだけで良いのですが、多分そのストリンガーさんは横糸をしごいていたんだと思います。」
横糸を通した後に、ストリングウォール(目直しをするドライバーみたいな工具)で必要以上に緩みを取ることをしごくと言います。
すると、いつもより硬く張り上がってしまい、喰いつきが無くなったり、球離れが速くなってしまうのです。
その後、O村さんはそのことをストリンガーに伝え、調子は戻ったそうです。
ストリンガーは、いつも同じように張らなくていけません。
これがなかなか大変です。
============
ビーストO3 100 を打って
O村さんは、プリンスEXO3ツアーチーム100を7年使い続けており、常々「新しいラケットに替えたい」と言っていました。
そこで、今回、ビーストO3 100(280g)を用意しました。 試合前の練習でお願いしてビーストO3を打ってもらいました。
O村さん「最大フレーム厚が25mmなのに、喰いつきが良いですね。パワーもあって、ボレーがかなり楽です。」
試合は、1-6でスコンとやられました。
セカンドセットに入ると、O村さんは、ビーストO3に持ち替えてスタート。
ところが、機械のような正確なストロークが持ち味のO村さんにミスが目立つようになり、それに乗じて4-0リードしました。
たまらずO村さんは、いつものEXO3ツアーチーム100に持ち替え、そこから5ゲームを連取。 (左)ビーストO3 100 (右)EXO3ツアーチーム100
4-5で時間切れになりました。
O村さん「打球感とか良いし、スピードも出るのですが、まだ慣れていないせいかアウトが多くなってしまいます。もう少し飛びを抑えたモデルはありますか。」
私「2月発売のビーストO3 98は、よりコントロールを重視したモデルなのでいいかもしれませんね。」
O村さん「楽しみですね。」 私が初めて、ビーストO3 100(280g)を打ったのは社内のテニス大会の時で、なんの知識も無く打ったのですが、
「なんじゃこれー!」と叫ぶほど衝撃を受けました。
打っている気がしないくらい、柔らかい打球感で「喰いつく」とは、まさにこのことを言うのでしょう。
「ビーストと言うと、荒々しい野獣のイメージが浮かんでましたが、実際に打ってみると、まるで正反対のしっとりとした美女のようなソフトなイメージがそれを打ち消しました。」
おそらくですが、ストリングを柔らかく張り上げた状態だったので、見事にラケットの特性を引き出していました。(40ポンドくらいでしょう)
喰いつきが良いと、良いことがいっぱいあります。
インパクトは1000分の4秒と言われていますが、そのわずかな時間がほんの少しでも長くなれば、コントロールは良くなるし、スピン、スライスもかけやすくなり、ストロークのみならずボレー、サービスも打ちやすくなります。
その喰いつきを良くしているのが、シャフトに採用されている「テキストリーム+トワロン」の効果です。 さらに、ストリング自体のたわみを大きくする新O3機能が喰いつきをさらに向上させる結果になっています。 O村さんのように繊細な方ほどラケット選びは大変です。
特に7年も同じラケットを使っていると、たとえ新しいラケットの方が優れていても、すぐには試合で使えないのです。
ガラケーからスマホに変えるときも、便利とわかっていても、ガラケーの方が使い勝手が良かったりすることがあると思います。
新しいものに変えるには、慣れるための時間が必要なのです。
O村さんの場合も、ボール受けている側からすれば、ビーストO3の方がボールの伸びがあって打ち返し辛いのですが、打っている本人はミスが出てしまってイヤなのです。
ラケットを替えるとき、自分の法則はプラスとマイナスで考えます。
ラケットを替えることで、良くなることはプラスで、その逆がマイナスで、トータルがプラスになれば、マイナスに目をつむります。
プラスが6個でマイナスが4個ならラケットを替えます。
皆さんもプラスだけとかマイナスだけにとらわれず、トータルの±で考えてみてください。 *下記のラケットは2月初旬に発売予定です!間もなく登場予定ですのでお楽しみに♪
↓↓↓
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そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ビーストO3 100は野獣というより、美女でした。」
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シングルス対戦成績2勝20敗の強者のO村さんは、
道具へのこだわりが強く、ラケット、ストリングは7年くらい同じものを使用しています。
ある時、凡ミスが多く、どうしてか聞いたところ、いつも張ってもらっているストリンガーが、転勤になってしまい、新任のスタッフが張ることになったそうです。
いつもと同じストリングにいつものテンションに張ってもらったそうなのですが、どうも感触が合わないみたいなのです。
私「いつもとどう違うのですか。」
O村さん「ボールの喰いつきが悪く、弾きが速くなってしまうのです。」
私「いつもと同じテンションで張ったのですか。」
O村さん「スタッフの異動があって、別の人にお願いしたのですが。」
私「人が張るので、個人差は出てしまうものなのですね。ストリンガーさんは何か言っていましたか。」
O村さん「自慢じゃないですが、年間かなりの金額使うので、ゴールド会員なんです。ストリンガーさんも張り切って『しっかり張ります!』と言っていました。」
私「多分それが原因ですね。ストリンガーさんが張り切りすぎたのですね。」
O村さん「どういうことですか?張り切って張っては、ダメなのですか。」
私「機械が張るので、人は操作するだけで良いのですが、多分そのストリンガーさんは横糸をしごいていたんだと思います。」
横糸を通した後に、ストリングウォール(目直しをするドライバーみたいな工具)で必要以上に緩みを取ることをしごくと言います。
すると、いつもより硬く張り上がってしまい、喰いつきが無くなったり、球離れが速くなってしまうのです。
その後、O村さんはそのことをストリンガーに伝え、調子は戻ったそうです。
ストリンガーは、いつも同じように張らなくていけません。
これがなかなか大変です。
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ビーストO3 100 を打って
O村さんは、プリンスEXO3ツアーチーム100を7年使い続けており、常々「新しいラケットに替えたい」と言っていました。
そこで、今回、ビーストO3 100(280g)を用意しました。 試合前の練習でお願いしてビーストO3を打ってもらいました。
O村さん「最大フレーム厚が25mmなのに、喰いつきが良いですね。パワーもあって、ボレーがかなり楽です。」
試合は、1-6でスコンとやられました。
セカンドセットに入ると、O村さんは、ビーストO3に持ち替えてスタート。
ところが、機械のような正確なストロークが持ち味のO村さんにミスが目立つようになり、それに乗じて4-0リードしました。
たまらずO村さんは、いつものEXO3ツアーチーム100に持ち替え、そこから5ゲームを連取。 (左)ビーストO3 100 (右)EXO3ツアーチーム100
4-5で時間切れになりました。
O村さん「打球感とか良いし、スピードも出るのですが、まだ慣れていないせいかアウトが多くなってしまいます。もう少し飛びを抑えたモデルはありますか。」
私「2月発売のビーストO3 98は、よりコントロールを重視したモデルなのでいいかもしれませんね。」
O村さん「楽しみですね。」 私が初めて、ビーストO3 100(280g)を打ったのは社内のテニス大会の時で、なんの知識も無く打ったのですが、
「なんじゃこれー!」と叫ぶほど衝撃を受けました。
打っている気がしないくらい、柔らかい打球感で「喰いつく」とは、まさにこのことを言うのでしょう。
「ビーストと言うと、荒々しい野獣のイメージが浮かんでましたが、実際に打ってみると、まるで正反対のしっとりとした美女のようなソフトなイメージがそれを打ち消しました。」
おそらくですが、ストリングを柔らかく張り上げた状態だったので、見事にラケットの特性を引き出していました。(40ポンドくらいでしょう)
喰いつきが良いと、良いことがいっぱいあります。
インパクトは1000分の4秒と言われていますが、そのわずかな時間がほんの少しでも長くなれば、コントロールは良くなるし、スピン、スライスもかけやすくなり、ストロークのみならずボレー、サービスも打ちやすくなります。
その喰いつきを良くしているのが、シャフトに採用されている「テキストリーム+トワロン」の効果です。 さらに、ストリング自体のたわみを大きくする新O3機能が喰いつきをさらに向上させる結果になっています。 O村さんのように繊細な方ほどラケット選びは大変です。
特に7年も同じラケットを使っていると、たとえ新しいラケットの方が優れていても、すぐには試合で使えないのです。
ガラケーからスマホに変えるときも、便利とわかっていても、ガラケーの方が使い勝手が良かったりすることがあると思います。
新しいものに変えるには、慣れるための時間が必要なのです。
O村さんの場合も、ボール受けている側からすれば、ビーストO3の方がボールの伸びがあって打ち返し辛いのですが、打っている本人はミスが出てしまってイヤなのです。
ラケットを替えるとき、自分の法則はプラスとマイナスで考えます。
ラケットを替えることで、良くなることはプラスで、その逆がマイナスで、トータルがプラスになれば、マイナスに目をつむります。
プラスが6個でマイナスが4個ならラケットを替えます。
皆さんもプラスだけとかマイナスだけにとらわれず、トータルの±で考えてみてください。 *下記のラケットは2月初旬に発売予定です!間もなく登場予定ですのでお楽しみに♪
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【GEEK通信】「たかが振動止め。されど振動止め。」
2018/01/26
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「たかが振動止め。されど振動止め。」
============
N区で毎日開催しているテニスオフがあります。主催者のO川さんは、80歳にもかかわらず、誰よりも走ります。
先日、5時間ダブルスに参加したのですが、6人で3時間 ダブルスを回したのですが、なんと4人の方はそこで帰ることになったのです。
残ったのは、O川さんと自分の二人だけです。
私「どうしましょうか」
O川さん「シングルスでもやりますか」
私「いいですけど、O川さん体力大丈夫ですか?」
O川さん「体力は大丈夫なんですけど、ハンデもらえますか」
ということで、自分はダブルスコート、O川さんはシングルスコートのハンデ戦になりました。
結果は6-0でした。
O川さん「30-0ハンデで今度はお願いします」
また、結果は6-0でした。
2セットやったので、もう終了かなと思ったのですが、
O川さん「30-0のダブルスコートでもう一セットお願いします」
言っておきますが、O川さんは80歳です。
ここまですでに4時間以上やっているので、体力もそうですが、私の集中力が切れていきました。
ダブルスコートを守るのは結構辛いです。
おまけに、30-0スタートなので、一本のミスで40-0になってしまいます。
結果5-7の負けでした。
ちょうどここで、5時間経ちました。
私「O川さんの体力凄いですね、3セット目が最も動きが良かったですよ」
O川さん「毎日10km走っていますからね。」
私「今日も走るんですか。」
O川さん「これから走りますよ。マラソンやっていますので、大丈夫です。」
※O川さんは、東京マラソンなどの大きなマラソン大会に招待されて走っているレジェンドだったのです。
またO川さんは、音の出ない笛を吹いて、心肺機能を高めているそうです。
パワーブリーズという呼吸器をトレーニングするグッズがありますが、オリジナルで同じことをやっていたんですね。
私も80歳になってもバリバリテニスをしたいので、O川さんが目標です。
============
皆さんは、振動止めを付けていますか。
トッププロを見てみると、使っているのがR・ナダル選手、N・ジョコビッチ選手、S・ワウリンカ選手、A・ズベレフ選手、錦織圭選手etc。
付けていないのが、R・フェデラー選手、A・マレー選手、G・ディミトロフ選手、M・チリッチ選手etc。まさに半々です。
実際の振動止めの効果や役割について考えてみましょう。
ストリングにボールが当たると、約35本の糸はそれぞれが振動します。
当たる位置によって、音が違って聞こえたり、手に伝わる振動も違っていきます。
振動止めを使わない選手は、その一球一球の違いを音や振動で感じることで、グッドフィーリングを確かめているのです。
良いところに当たるといい音がして手にもあまり響かない。
変なところに当たると音も良くなく、手に響き不快な振動を感じます。
付けない選手は全ての打球情報を体で感じたいのです。
付ける選手は、手に伝わる不快な振動を無くし、どこに当たっても同じ感覚でいたいのです。
振動を吸収するというよりも、異音がしないように音消しの役割が強いのです。
どちらがいいとか悪いではなく、好みなのです。
例えば、"コーヒーに何も入れないブラック派の人"は、"振動止めを付けないダイレクトな味わいが好きな人"で、
"砂糖とクリームを入れるのが好きな人"は、"振動止めを使うことによって生まれるマイルドな味わいが好みの人"で、
趣味趣向の違いみたいなものなのです。
とは言っても振動止めにも色々な機能、効果があるので、今回は"振動止め"を掘り下げてみましょう。
実際に振動止めはテニスエルボーや手首の怪我の予防になるのでしょうか。振動には低周波と高周波があり、高周波が腕に良くないと言われています。
高周波はラケットのフレームから発生するもので、低周波はストリングから発生するものです。
高周波を、止めるのはラケットメーカーが取り組んでいるので、その進化に任せるとして、現在自分ができることとして、テニック社から発売されている高周波振動を軽減してくれるバイブカットを使用することです。 *ウインザー価格 1,026円(税込)
フレームに付けるので、打球音には影響を与えません。
自分がテニスエルボーになった経験から言えることは、少しのストリングの振動でも痛みを感じるということです。
予防にはなりませんが、テニスエルボーになってしまったら、付けた方が痛みの軽減になると思います。
振動止めの種類として"ワンポイント型"、"ワーム型"、"輪ゴム型"など様々ですが、プロの使用タイプを見てみると、ワンポイント型か輪ゴム型がほとんどです。
振動止めは付けるけども、打球感もほどほどに残しておきたいという気持ちからワンポイント型を選んでいます。
私もワンポイント型のキモニーのクエークバスターを使っていますが、カラーも豊富でラケットを変えても使い続けています。
(たまに、外れてしまってどこかに飛んでいってしまうこともありますが。) *ウインザー価格 648円(税込) *クエークバスター装着時
"輪ゴムタイプ"は、振動を止める効果は小さくなりますが、外れる心配はありません。
おそらくアガシが使用していたのが始まりだと思います。現在はキモニーのサウンドバスターが人気の振動止めの一つです。
*サウンドバスターの装着方法なのですが、ルール上一番外側のストリングのさらに外側に付けるのが、正解です。
一番下の横糸にまたいでしまうと、ルール違反になります。
縦糸のセンター2本に縛り付ける方法が、輪ゴムタイプを使っているプロの付け方になります。 *ウインザー価格 540円(税込)
"ワームタイプ"は、縦ストリングを10本程度を止めるので、振動吸収には一番優れています。超軽量ラケットはこちらのタイプがオススメです。
トアルソンのショックバスターやプリンスのローバイブがこのワームタイプです。
私はもスリクソンレヴォCS10.0に替えてから、プリンスのローバイブに変更しました。 *ウインザー価格 864円(税込) *ウインザー価格 648円(税込) *ローバイブ装着時
付けると重たくなってしまうという方には、ウインザーオリジナルがオススメです。
サンプラスが現役の時に付けていたものと同じリングタイプで、カラーも豊富なうえにガットの張替え時に無料でもらえるのです。
また、ホワイトが「UP」で色付きが「DOWN」になっているので、スムース、ラフがわかり、エンドキャップを見ずにトスが行えるのも魅力です。 *ウインザー価格 194円 ※ガットの張替えをしていただくと無料でお付けしています *マゼンタが追加されました
色々なラケットを試打しますが、まずは振動止めを付けない状態で試打します。
その方がラケットの良いところと、悪いところが、明確に伝わってきます。
その後、振動止めを付けて打つと、イメージが変化するラケットも少なくありません。
いつも使っているラケットの振動止めを外して打ってみてください。
本当のスイートスポットの位置がわかったり、本来の反発力が再確認できます。
一度スッピン状態のラケットを知っておくと、ストリングのセッティングを工夫できたり、ラケットの特徴を生かしたプレーができたり、新しい発見が必ずあります。
その後にいつもの振動止めを付けると、こんなに効果があるのかと思い、振動止めのありがたさを実感するはずです。
たかが振動止めされど振動止めなのです。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「たかが振動止め。されど振動止め。」
============
N区で毎日開催しているテニスオフがあります。主催者のO川さんは、80歳にもかかわらず、誰よりも走ります。
先日、5時間ダブルスに参加したのですが、6人で3時間 ダブルスを回したのですが、なんと4人の方はそこで帰ることになったのです。
残ったのは、O川さんと自分の二人だけです。
私「どうしましょうか」
O川さん「シングルスでもやりますか」
私「いいですけど、O川さん体力大丈夫ですか?」
O川さん「体力は大丈夫なんですけど、ハンデもらえますか」
ということで、自分はダブルスコート、O川さんはシングルスコートのハンデ戦になりました。
結果は6-0でした。
O川さん「30-0ハンデで今度はお願いします」
また、結果は6-0でした。
2セットやったので、もう終了かなと思ったのですが、
O川さん「30-0のダブルスコートでもう一セットお願いします」
言っておきますが、O川さんは80歳です。
ここまですでに4時間以上やっているので、体力もそうですが、私の集中力が切れていきました。
ダブルスコートを守るのは結構辛いです。
おまけに、30-0スタートなので、一本のミスで40-0になってしまいます。
結果5-7の負けでした。
ちょうどここで、5時間経ちました。
私「O川さんの体力凄いですね、3セット目が最も動きが良かったですよ」
O川さん「毎日10km走っていますからね。」
私「今日も走るんですか。」
O川さん「これから走りますよ。マラソンやっていますので、大丈夫です。」
※O川さんは、東京マラソンなどの大きなマラソン大会に招待されて走っているレジェンドだったのです。
またO川さんは、音の出ない笛を吹いて、心肺機能を高めているそうです。
パワーブリーズという呼吸器をトレーニングするグッズがありますが、オリジナルで同じことをやっていたんですね。
私も80歳になってもバリバリテニスをしたいので、O川さんが目標です。
============
皆さんは、振動止めを付けていますか。
トッププロを見てみると、使っているのがR・ナダル選手、N・ジョコビッチ選手、S・ワウリンカ選手、A・ズベレフ選手、錦織圭選手etc。
付けていないのが、R・フェデラー選手、A・マレー選手、G・ディミトロフ選手、M・チリッチ選手etc。まさに半々です。
実際の振動止めの効果や役割について考えてみましょう。
ストリングにボールが当たると、約35本の糸はそれぞれが振動します。
当たる位置によって、音が違って聞こえたり、手に伝わる振動も違っていきます。
振動止めを使わない選手は、その一球一球の違いを音や振動で感じることで、グッドフィーリングを確かめているのです。
良いところに当たるといい音がして手にもあまり響かない。
変なところに当たると音も良くなく、手に響き不快な振動を感じます。
付けない選手は全ての打球情報を体で感じたいのです。
付ける選手は、手に伝わる不快な振動を無くし、どこに当たっても同じ感覚でいたいのです。
振動を吸収するというよりも、異音がしないように音消しの役割が強いのです。
どちらがいいとか悪いではなく、好みなのです。
例えば、"コーヒーに何も入れないブラック派の人"は、"振動止めを付けないダイレクトな味わいが好きな人"で、
"砂糖とクリームを入れるのが好きな人"は、"振動止めを使うことによって生まれるマイルドな味わいが好みの人"で、
趣味趣向の違いみたいなものなのです。
とは言っても振動止めにも色々な機能、効果があるので、今回は"振動止め"を掘り下げてみましょう。
実際に振動止めはテニスエルボーや手首の怪我の予防になるのでしょうか。振動には低周波と高周波があり、高周波が腕に良くないと言われています。
高周波はラケットのフレームから発生するもので、低周波はストリングから発生するものです。
高周波を、止めるのはラケットメーカーが取り組んでいるので、その進化に任せるとして、現在自分ができることとして、テニック社から発売されている高周波振動を軽減してくれるバイブカットを使用することです。 *ウインザー価格 1,026円(税込)
フレームに付けるので、打球音には影響を与えません。
自分がテニスエルボーになった経験から言えることは、少しのストリングの振動でも痛みを感じるということです。
予防にはなりませんが、テニスエルボーになってしまったら、付けた方が痛みの軽減になると思います。
振動止めの種類として"ワンポイント型"、"ワーム型"、"輪ゴム型"など様々ですが、プロの使用タイプを見てみると、ワンポイント型か輪ゴム型がほとんどです。
振動止めは付けるけども、打球感もほどほどに残しておきたいという気持ちからワンポイント型を選んでいます。
私もワンポイント型のキモニーのクエークバスターを使っていますが、カラーも豊富でラケットを変えても使い続けています。
(たまに、外れてしまってどこかに飛んでいってしまうこともありますが。) *ウインザー価格 648円(税込) *クエークバスター装着時
"輪ゴムタイプ"は、振動を止める効果は小さくなりますが、外れる心配はありません。
おそらくアガシが使用していたのが始まりだと思います。現在はキモニーのサウンドバスターが人気の振動止めの一つです。
*サウンドバスターの装着方法なのですが、ルール上一番外側のストリングのさらに外側に付けるのが、正解です。
一番下の横糸にまたいでしまうと、ルール違反になります。
縦糸のセンター2本に縛り付ける方法が、輪ゴムタイプを使っているプロの付け方になります。 *ウインザー価格 540円(税込)
"ワームタイプ"は、縦ストリングを10本程度を止めるので、振動吸収には一番優れています。超軽量ラケットはこちらのタイプがオススメです。
トアルソンのショックバスターやプリンスのローバイブがこのワームタイプです。
私はもスリクソンレヴォCS10.0に替えてから、プリンスのローバイブに変更しました。 *ウインザー価格 864円(税込) *ウインザー価格 648円(税込) *ローバイブ装着時
付けると重たくなってしまうという方には、ウインザーオリジナルがオススメです。
サンプラスが現役の時に付けていたものと同じリングタイプで、カラーも豊富なうえにガットの張替え時に無料でもらえるのです。
また、ホワイトが「UP」で色付きが「DOWN」になっているので、スムース、ラフがわかり、エンドキャップを見ずにトスが行えるのも魅力です。 *ウインザー価格 194円 ※ガットの張替えをしていただくと無料でお付けしています *マゼンタが追加されました
色々なラケットを試打しますが、まずは振動止めを付けない状態で試打します。
その方がラケットの良いところと、悪いところが、明確に伝わってきます。
その後、振動止めを付けて打つと、イメージが変化するラケットも少なくありません。
いつも使っているラケットの振動止めを外して打ってみてください。
本当のスイートスポットの位置がわかったり、本来の反発力が再確認できます。
一度スッピン状態のラケットを知っておくと、ストリングのセッティングを工夫できたり、ラケットの特徴を生かしたプレーができたり、新しい発見が必ずあります。
その後にいつもの振動止めを付けると、こんなに効果があるのかと思い、振動止めのありがたさを実感するはずです。
たかが振動止めされど振動止めなのです。
【GEEK通信】「ダブルスが楽しくなる ウイルソンの "ウルトラ105S CV" と "ウルトラ110" 」
2018/01/18
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ダブルスが楽しくなる ウイルソンの "ウルトラ105S CV" と "ウルトラ110" 」
============
テニスオフに参加した時に、ベテランの男性Aさんから声をかけていただきました。
Aさん「中居さんですよね。娘がジュニアの時にお世話になりました。」
Aさんとはどこかでお会いしたなと思っていたのですが、、、、
私「娘さんは、最近の成績はどうですか。」
Aさん「いやいや、もう子供が二人いてテニスどころじゃないですよ。」
…………なんと20年前の話でした。
当時のことも大切にするAさんはラケットも長く大切にされ、少し昔のモデルのラケットをお持ちでした。
「昔のモデルからなかなか替えられないんだよね。」という声もお聞きし、Aさんが手にしているラケットは"ウイルソンのスティーム105S"。
このラケットは「Sラケ」の最初のモデルで、ストリングパターンが16×15とかなり粗いパターンでした。
「Sラケ」は、横糸を少なくすることで、縦糸の動きを良くし、「スナップバック」というスピンがかかるストリングの動きを活性化させた画期的なラケットなのです。
そのスナップバックの効果が高く、ストリングの切断耐久性が落ちてしまうものも中にはあり、比較的ポリエステルを張るのがオススメのラケットでした。
その後、ウイルソンのラインナップの中で、プロスタッフ、バーン、ブレードには「Sタイプ」という、縦2本、横1本増やしたストリングパターン「18×16」が登場し、ストリングの耐久性も向上させたものに変化していったのです。
ただ困ったことに、「16×15」に慣れてしまったため、次のラケットに移行できないでいる方も多いのです。
Aさんもそのひとりです。
この日、私はウイルソンの試打ラケットを2本用意していました。
ウルトラ105S CV と ウルトラ110で、ウルトラ105S CVは「16×15」の幻のパターンが復活しているのです。
早速Aさんに打ってもらいました。
もうスティーム105Sに匹敵するラケットは発売されないと諦めていたAさんは気に入って下さり、質問を多く投げかけていただきました。
Aさん「このラケットの面積はいくつですか?」
私「スティームと同じ105です。」
Aさん「重さは何グラムですか?」
私「285gなのでスティームより4g軽くなります。」
Aさん「長さとフレーム厚は?」
私「27.25インチでスティームは27.5インチです。厚さは27mmでスティームより1mm厚くなります。」
Aさん「今のラケットよりもう少しヘッドが重たいといいのですが…」
私「バランス330mmなので、5mm程トップヘビーになります。」
Aさん「それで、16×15なら買うしかないですね。」
購入前提で検討するとのことでした。
============
ウルトラ105S CVは、「16×15」のストリングパターンであること以上に、打球感のこだわりを感じました。
軽量、厚ラケ、オーバーサイズ(デカラケ)だともの足りないと感じる方も中にはいらっしゃいますが、このウルトラ105S CVは打ち応えのある打感で、カウンターヴェイルのおかげで余韻の変な振動がなく安心してハードヒットできました。 *カウンターヴェイル
スピンは面白いようにかかり、アウトかなと思ったボールがベールライン際でストンと落ちる感じがします。
ただ飛び出し角度が上に出るので、相手の前衛にポーチされることがあり、慣れが必要です。
逆にスライスの伸びが良く、「ネットしたな。」と思ったボールが相手コートに入るので相手もびっくりしていました。
「ウルトラ105S CV」は、ボレーのしやすさが最大のメリットだと思います。
一瞬ストリングに喰いつき少しおいてから弾き出すので、コントロール、威力共に申し分なく、ミドルボレー、ローボレーが易しくできました。
パワーとスピンをアシストしてくれるラケットなので、少し力が無くても、「もう少しスピンをかけたい」と思っている方にドンピシャだと思います。
そして、スティーム105Sを使っている方はウルトラ105S Cvが非常にオススメです。 ウルトラ110は、270gで110平方インチのオーバーサイズ、カウンターヴェイルは入っていないスペックですが、打球感が柔らかかったです。
恐らく、スロートに採用されている「クラッシュゾーン」のおかげだと思います。
ゴムやシリコンで振動を止める機能は各メーカーで使用されていますが、縦ストリングの伸縮をさせるものはあまり無く、効果を感じやすい機能です。 *クラッシュゾーングロメット
「ウルトラ110」の一番良いところは、ボレーの安定感+ボレーの切れ味です。
実際のゲームでも使用してみましたが、力が入りにくいバックハンドの高いボールを叩きつけたら、相手の頭上を越えていきました。(※それも、逆クロスにです。)
皆さんびっくりしていましたが、一番びっくりしたのは私でした。
270g、バランス335mm、スイングウエイト270前後のスペックで操作性能抜群です。ボレー、スマッシュなどのノーバウンドのプレーはとにかく使いやすいラケットです。
ストロークでのスピンのかかりもかなり良く、オーバーサイズ(デカラケ)、厚ラケとは思えない程安定感があります。
恐らく、ストリングパターンが16×18と粗めなこと、シャフト内側の骨のように隆起したパワーリブの効果があるのでしょう。 *パワーリブ 軽量、厚ラケ、オーバーサイズ(デカラケ)は、34,000円から40,000円ほどの価格帯ですが、こちらのラケットは約30,000円ほどで、ユーザーにとって手に取りやすい要素の一つでもあります。
今回取り上げたラケット、気になった方はぜひ打ち比べてみてください。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ダブルスが楽しくなる ウイルソンの "ウルトラ105S CV" と "ウルトラ110" 」
============
テニスオフに参加した時に、ベテランの男性Aさんから声をかけていただきました。
Aさん「中居さんですよね。娘がジュニアの時にお世話になりました。」
Aさんとはどこかでお会いしたなと思っていたのですが、、、、
私「娘さんは、最近の成績はどうですか。」
Aさん「いやいや、もう子供が二人いてテニスどころじゃないですよ。」
…………なんと20年前の話でした。
当時のことも大切にするAさんはラケットも長く大切にされ、少し昔のモデルのラケットをお持ちでした。
「昔のモデルからなかなか替えられないんだよね。」という声もお聞きし、Aさんが手にしているラケットは"ウイルソンのスティーム105S"。
このラケットは「Sラケ」の最初のモデルで、ストリングパターンが16×15とかなり粗いパターンでした。
「Sラケ」は、横糸を少なくすることで、縦糸の動きを良くし、「スナップバック」というスピンがかかるストリングの動きを活性化させた画期的なラケットなのです。
そのスナップバックの効果が高く、ストリングの切断耐久性が落ちてしまうものも中にはあり、比較的ポリエステルを張るのがオススメのラケットでした。
その後、ウイルソンのラインナップの中で、プロスタッフ、バーン、ブレードには「Sタイプ」という、縦2本、横1本増やしたストリングパターン「18×16」が登場し、ストリングの耐久性も向上させたものに変化していったのです。
ただ困ったことに、「16×15」に慣れてしまったため、次のラケットに移行できないでいる方も多いのです。
Aさんもそのひとりです。
この日、私はウイルソンの試打ラケットを2本用意していました。
ウルトラ105S CV と ウルトラ110で、ウルトラ105S CVは「16×15」の幻のパターンが復活しているのです。
早速Aさんに打ってもらいました。
もうスティーム105Sに匹敵するラケットは発売されないと諦めていたAさんは気に入って下さり、質問を多く投げかけていただきました。
Aさん「このラケットの面積はいくつですか?」
私「スティームと同じ105です。」
Aさん「重さは何グラムですか?」
私「285gなのでスティームより4g軽くなります。」
Aさん「長さとフレーム厚は?」
私「27.25インチでスティームは27.5インチです。厚さは27mmでスティームより1mm厚くなります。」
Aさん「今のラケットよりもう少しヘッドが重たいといいのですが…」
私「バランス330mmなので、5mm程トップヘビーになります。」
Aさん「それで、16×15なら買うしかないですね。」
購入前提で検討するとのことでした。
============
ウルトラ105S CVは、「16×15」のストリングパターンであること以上に、打球感のこだわりを感じました。
軽量、厚ラケ、オーバーサイズ(デカラケ)だともの足りないと感じる方も中にはいらっしゃいますが、このウルトラ105S CVは打ち応えのある打感で、カウンターヴェイルのおかげで余韻の変な振動がなく安心してハードヒットできました。 *カウンターヴェイル
スピンは面白いようにかかり、アウトかなと思ったボールがベールライン際でストンと落ちる感じがします。
ただ飛び出し角度が上に出るので、相手の前衛にポーチされることがあり、慣れが必要です。
逆にスライスの伸びが良く、「ネットしたな。」と思ったボールが相手コートに入るので相手もびっくりしていました。
「ウルトラ105S CV」は、ボレーのしやすさが最大のメリットだと思います。
一瞬ストリングに喰いつき少しおいてから弾き出すので、コントロール、威力共に申し分なく、ミドルボレー、ローボレーが易しくできました。
パワーとスピンをアシストしてくれるラケットなので、少し力が無くても、「もう少しスピンをかけたい」と思っている方にドンピシャだと思います。
そして、スティーム105Sを使っている方はウルトラ105S Cvが非常にオススメです。 ウルトラ110は、270gで110平方インチのオーバーサイズ、カウンターヴェイルは入っていないスペックですが、打球感が柔らかかったです。
恐らく、スロートに採用されている「クラッシュゾーン」のおかげだと思います。
ゴムやシリコンで振動を止める機能は各メーカーで使用されていますが、縦ストリングの伸縮をさせるものはあまり無く、効果を感じやすい機能です。 *クラッシュゾーングロメット
「ウルトラ110」の一番良いところは、ボレーの安定感+ボレーの切れ味です。
実際のゲームでも使用してみましたが、力が入りにくいバックハンドの高いボールを叩きつけたら、相手の頭上を越えていきました。(※それも、逆クロスにです。)
皆さんびっくりしていましたが、一番びっくりしたのは私でした。
270g、バランス335mm、スイングウエイト270前後のスペックで操作性能抜群です。ボレー、スマッシュなどのノーバウンドのプレーはとにかく使いやすいラケットです。
ストロークでのスピンのかかりもかなり良く、オーバーサイズ(デカラケ)、厚ラケとは思えない程安定感があります。
恐らく、ストリングパターンが16×18と粗めなこと、シャフト内側の骨のように隆起したパワーリブの効果があるのでしょう。 *パワーリブ 軽量、厚ラケ、オーバーサイズ(デカラケ)は、34,000円から40,000円ほどの価格帯ですが、こちらのラケットは約30,000円ほどで、ユーザーにとって手に取りやすい要素の一つでもあります。
今回取り上げたラケット、気になった方はぜひ打ち比べてみてください。
【GEEK通信】「冬だからこそサングラスが必要です」
2018/01/11
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「冬だからこそサングラスが必要です」
========
先日午前中にテニスをしたのですが、眩しくて全然テニスになりませんでした。
イージーボールをハイボレーした際、ボールが消えてしまい、フレームショットで大事なポイントを落としてしまいました。
夏の時期ならまだ太陽の位置が高いのですが、今の時期は太陽が低くなるので、目にダイレクトに入ってきます。
午前中と3~4時くらいは一番見えにくい時間帯です。
そこで必要になってくるのが、サングラスです。
========
今回は、テニスに向いているサングラスを取り上げたいと思います。
サングラスと言ってもファッションで使うものもあれば、スポーツ用に特化したものもあります。
その違いはレンズです。
スポーツ用は、視野を広角に取るためにレンズにカーブを付けています。
正面だけを見るのであれば、平面のレンズでも良いのですが、
テニスの場合横向きでプレーすることが多いので、どうしても斜めに見ることがあります。
もし、平面のレンズですと、レンズを通した映像とレンズから外れた映像が同時に見えてしまい、距離感が分かり辛くなってしまいます。
テニス向きに作られているサングラスはやや幅広のものが多いのはそのためなのです。
次に重要なのが、レンズの可視光線透過率です。
可視光線透過率【100%】は裸眼の状態で、【0%】は真っ暗で何も見えない状態です。
【50%~90%】はナイターでも使えるかなり明るいレンズ、
【30%~50%】は曇りでも使えるやや明るいレンズ、
【20%~30%】は晴天曇天兼用でテニスに向いているレンズ、
【10%~20%】は晴天専用のやや暗めのレンズ、
【10%以下】はかなり暗いレンズになります。
眩しさを防ぎたい人は真っ黒なレンズが良いのですが、可視光線透過率が10%を切ると周りの景色が見辛くなってしまいます。すると、相手の動きやボールの動きがわからなくなってしまいます。
可視光線透過率が【20%~30%】くらいがテニスに向いているレンズになります。
サングラスを使用している方の中には、眩しいサイドだけサングラスをかけ、チェンジコートで外す方がいますが、
曇りの時でも、紫外線は晴天時の70%ありますので、目の健康を考えると曇りでもかけていた方が良いのです。
また、コントラストをはっきりさせる機能を持った(裸眼よりもかけた方が視界が良好になる)レンズもあり、サングラスはなるべく着けたままの方が良いのです。 テニスには、偏光レンズと調光レンズが大変便利です。
普通のレンズでは、何かに反射した光線を防ぐことができません。
偏光レンズは、コートの反射や視界に入る屋根などの反射を抑えギラギラを防ぎます。釣り(水面の反射)やスキー(雪面の反射)には必須品になっている機能です。
ラインが光って見え辛い状況がありますが、偏光レンズがあれば見やすくなります。また、ボールの輪郭もはっきりします。
調光レンズは、太陽光の強さによって明るさが変わることです。
通常ですと、濃さの違うサングラスを2つ用意し晴天用、曇天用で掛け替えるのですが、調光レンズであれば1つのレンズで複数の役割をしてくれます。
例えば、プリンスのPSU232のブラックレンズは、可視光線透過率が【12%~30%】となっており、太陽光が当たっている時は、レンズのカラーが濃くなり【12%】に近づき、曇っている時は、レンズのカラーが薄くなり【30%】に近づきます。
さらにこのPSU232のレンズには偏光機能もついているので、テニス用としては非常に適しているサングラスなのです。 *プリンス PSU232 ウインザー価格10,195 円(税込)
プリンスPSU731プレミアムハイコントラストクールミラー偏光サングラスに採用されたレンズは、一見すると、ブルーで目立つマルチミラーレンズなのですが、かけて見ると視界が一転、落ち着いた静寂感のある視界に変わり、黄色だけが浮き出てくる映像に切り替わります。
このレンズには、紫外線だけではなく、赤外線をカットするフィルムが入っており、温度上昇を抑え込み、さらにコントラストを際立たせるフィルムなどの5層構造にする事で、黄色を認識しやすくしているのです。当然テニスでは、黄色のボールを追いかけますので、しっかりとボールをとらえることができます。
(相手のウエアが黄色なら、相手の動きもわかりやすくなり、判断が早くなるのですが、中々そういうシュチュエーションはないかもしれませんが…) ※参照:プリンス公式サイト *プリンス PSU731プレミアムハイコントラストクールミラー偏光サングラス ウインザー価格12,960 円(税込)
アディダスのa124に搭載されているLSTレンズもテニスにオススメの機能です。
光の波長の乱れを調和させ、コントラストをはっきりさせ、相手の前衛後衛の距離感がわかりやすく、サングラスを通した映像がクリアになります。
アディダスにしかないオススメの機能が、カスタムフィットと言う機能で、ノーズパットが2段階、テンプルが3段階にクリック式で調整できます。
目と耳の位置は人によって違います。耳の位置が上の人はレンズが下向きになり、耳の位置が下の人はレンズが上向きになってしまいますが、アディダスはテンプルを3段階に調整することができるので、レンズの向きを正常な状態にすることが可能なのです。 *アディダス a124 ウインザー価格12,960 円(税込)
サングラスはどうしても違和感があってと敬遠している方にオススメなのは、ウインザック(ウインザーオリジナル)のWIN002です。
なんとたったの16gで掛けていることを忘れるくらいの軽さです。
レンズもテニスに適した可視光線透過率27%の偏光レンズを使用し、可変式のノーズパットでジャストフィットします。 100年以上続く眼鏡の専門メーカーとコラボした自信作です。
サングラスで、冬のテニスを快適に楽しみましょう。 *ウインザック(ウインザーオリジナル)のWIN002 ウインザー価格7,900 円(税込)
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「冬だからこそサングラスが必要です」
========
先日午前中にテニスをしたのですが、眩しくて全然テニスになりませんでした。
イージーボールをハイボレーした際、ボールが消えてしまい、フレームショットで大事なポイントを落としてしまいました。
夏の時期ならまだ太陽の位置が高いのですが、今の時期は太陽が低くなるので、目にダイレクトに入ってきます。
午前中と3~4時くらいは一番見えにくい時間帯です。
そこで必要になってくるのが、サングラスです。
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今回は、テニスに向いているサングラスを取り上げたいと思います。
サングラスと言ってもファッションで使うものもあれば、スポーツ用に特化したものもあります。
その違いはレンズです。
スポーツ用は、視野を広角に取るためにレンズにカーブを付けています。
正面だけを見るのであれば、平面のレンズでも良いのですが、
テニスの場合横向きでプレーすることが多いので、どうしても斜めに見ることがあります。
もし、平面のレンズですと、レンズを通した映像とレンズから外れた映像が同時に見えてしまい、距離感が分かり辛くなってしまいます。
テニス向きに作られているサングラスはやや幅広のものが多いのはそのためなのです。
次に重要なのが、レンズの可視光線透過率です。
可視光線透過率【100%】は裸眼の状態で、【0%】は真っ暗で何も見えない状態です。
【50%~90%】はナイターでも使えるかなり明るいレンズ、
【30%~50%】は曇りでも使えるやや明るいレンズ、
【20%~30%】は晴天曇天兼用でテニスに向いているレンズ、
【10%~20%】は晴天専用のやや暗めのレンズ、
【10%以下】はかなり暗いレンズになります。
眩しさを防ぎたい人は真っ黒なレンズが良いのですが、可視光線透過率が10%を切ると周りの景色が見辛くなってしまいます。すると、相手の動きやボールの動きがわからなくなってしまいます。
可視光線透過率が【20%~30%】くらいがテニスに向いているレンズになります。
サングラスを使用している方の中には、眩しいサイドだけサングラスをかけ、チェンジコートで外す方がいますが、
曇りの時でも、紫外線は晴天時の70%ありますので、目の健康を考えると曇りでもかけていた方が良いのです。
また、コントラストをはっきりさせる機能を持った(裸眼よりもかけた方が視界が良好になる)レンズもあり、サングラスはなるべく着けたままの方が良いのです。 テニスには、偏光レンズと調光レンズが大変便利です。
普通のレンズでは、何かに反射した光線を防ぐことができません。
偏光レンズは、コートの反射や視界に入る屋根などの反射を抑えギラギラを防ぎます。釣り(水面の反射)やスキー(雪面の反射)には必須品になっている機能です。
ラインが光って見え辛い状況がありますが、偏光レンズがあれば見やすくなります。また、ボールの輪郭もはっきりします。
調光レンズは、太陽光の強さによって明るさが変わることです。
通常ですと、濃さの違うサングラスを2つ用意し晴天用、曇天用で掛け替えるのですが、調光レンズであれば1つのレンズで複数の役割をしてくれます。
例えば、プリンスのPSU232のブラックレンズは、可視光線透過率が【12%~30%】となっており、太陽光が当たっている時は、レンズのカラーが濃くなり【12%】に近づき、曇っている時は、レンズのカラーが薄くなり【30%】に近づきます。
さらにこのPSU232のレンズには偏光機能もついているので、テニス用としては非常に適しているサングラスなのです。 *プリンス PSU232 ウインザー価格10,195 円(税込)
プリンスPSU731プレミアムハイコントラストクールミラー偏光サングラスに採用されたレンズは、一見すると、ブルーで目立つマルチミラーレンズなのですが、かけて見ると視界が一転、落ち着いた静寂感のある視界に変わり、黄色だけが浮き出てくる映像に切り替わります。
このレンズには、紫外線だけではなく、赤外線をカットするフィルムが入っており、温度上昇を抑え込み、さらにコントラストを際立たせるフィルムなどの5層構造にする事で、黄色を認識しやすくしているのです。当然テニスでは、黄色のボールを追いかけますので、しっかりとボールをとらえることができます。
(相手のウエアが黄色なら、相手の動きもわかりやすくなり、判断が早くなるのですが、中々そういうシュチュエーションはないかもしれませんが…) ※参照:プリンス公式サイト *プリンス PSU731プレミアムハイコントラストクールミラー偏光サングラス ウインザー価格12,960 円(税込)
アディダスのa124に搭載されているLSTレンズもテニスにオススメの機能です。
光の波長の乱れを調和させ、コントラストをはっきりさせ、相手の前衛後衛の距離感がわかりやすく、サングラスを通した映像がクリアになります。
アディダスにしかないオススメの機能が、カスタムフィットと言う機能で、ノーズパットが2段階、テンプルが3段階にクリック式で調整できます。
目と耳の位置は人によって違います。耳の位置が上の人はレンズが下向きになり、耳の位置が下の人はレンズが上向きになってしまいますが、アディダスはテンプルを3段階に調整することができるので、レンズの向きを正常な状態にすることが可能なのです。 *アディダス a124 ウインザー価格12,960 円(税込)
サングラスはどうしても違和感があってと敬遠している方にオススメなのは、ウインザック(ウインザーオリジナル)のWIN002です。
なんとたったの16gで掛けていることを忘れるくらいの軽さです。
レンズもテニスに適した可視光線透過率27%の偏光レンズを使用し、可変式のノーズパットでジャストフィットします。 100年以上続く眼鏡の専門メーカーとコラボした自信作です。
サングラスで、冬のテニスを快適に楽しみましょう。 *ウインザック(ウインザーオリジナル)のWIN002 ウインザー価格7,900 円(税込)
【GEEK通信】「テニスが楽しくなるプリンス エンブレム120」
2018/01/04
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「テニスが楽しくなるプリンス エンブレム120」
========
テニスオフを始めて1年くらい経った頃に、上級シングルスの募集があり参加しました。
それまでは、中級から中上級を選んで参加していましたが、曜日と時間の都合が良かったので、「上級でも大丈夫だろう」とたかをくくってエントリーしてしまいました。
3年前のことですが、今でも忘れない東京麻布のコートでHさんと対戦した時のことです。
Hさんは自分と同年代の方。左利きで正確且つキレのあるストロークを打ってきます。
全くミスをしてくれず、どうしたらポイントが奪えるのかイメージすら浮かびません。当然0-6で負けたのですが、10ポイントも取れてないと思います。
かなりショックを受けました。自分自身の不甲斐なさと浮かれて上級にチャレンジしたしたことに、落ち込みました。 もう上級には参加しないと心に決め、数日落ち込みましたが、もっともっと練習して上手くなろうと気持ちを切り替えました。
その日から取り組んでいるのが毎日の素振りです。
10回でも20回でも良いので続けることが大切です。テーマを決めて実行できたら次のテーマに移っていきます。 素振りも3年続けていると、じわじわですが、結果が出てきました。
そして昨年の2017年・・・・・勝てなかったレジェンド達に勝つことができました。(I稲さん、O村さん、M原さん、K原さん) 残りはHさんに挑むのみとなりました。
・・・・・ということで、芝浦中央公園にやってきました。
主催者のHさんとの試合でトスで勝ち、リターンを選ぼうと思ったのですが、夕方の太陽が眩しい位置になっていたので、コートを選択しました。Hさんはサービスを選び、リターンとコートを同時にゲットできました。
前回の対戦ではまったく歯が立ちませんでしたが、今回はラリーで押し込む場面が幾度とあり、そんな時Hさんはロブを上げてきます。
そこからまた、振り出しに戻されせっかく攻め込んでも決めきれません。気がつけば0-4になってしまいました。
次のHさんのサービスでチャンスが訪れました。それまではほぼファーストサービスが入っていましたが、このゲームではファーストサービスが入りません。
リターン位置を前にして、早いタイミングで打つようにしたところ、Hさんのミスを誘いました。
また、意表をついてドロップリターンも決まり、ダブルフォールトもあり、ゲームポイントを迎えました。
長いラリーの末、Hさんのボールがアウトし、ついに1ゲーム取ることができました。その後は2ゲーム連取され1-6での敗戦です。
たかが1ゲームですが、されど1ゲームです。3年間の素振りの効果が出た結果です。
Hさんは上級者では珍しくプリンスの軽量、オーバーサイズのO3を使っていて、気になったのでHさんに質問しました。
私「参考までに聞きたいのですが、ガットは何を何ポンドで張っているのですか?」
Hさん「ナイロンを50ポンドくらいですね。全然ガット切れないもので。」
(振動止めがウインザーオリジナルで、シューズケースもウインザー、ショッピングバックもウインザーだったので聞いてみました。)
私「ウインザーにはよく行くのですか?」
Hさん「渋谷店によく行っています。」
私「実はウインザーの池袋で働いてまして。」
と言って名刺を渡しました。
Hさん「そうなんですか、新美君とはよくやるんですよ。」
私「えっ、そうなんですか、新美はウインザーの中でもかなりうまいスタッフですよ。」
などと話が弾みました。
今回の課題は、何度かロブで逃げられた場面があり、チャンスをものにできなかったことです。 これからスマッシュの素振りをすることにします。
========
プリンス エンブレム120がモデルチェンジしました。
今使っているスリクソンレヴォCS10.0に最も近い形状なので、期待して打ってみました。
フェース面積は120平方インチで、レヴォCS10.0が115平方インチですので、打てる面積はエンブレム120の方が広くなります。
ただ、レヴォCS10.0はデュアルブリッヂですので、125平方インチ程の広さはあります。
ウエイトは244gとレヴォCS10.0より11gも軽くなり、操作性能はエンブレム120の方がよくなります。
最大の特徴はテキストリームカーボンにトワロンを編み込んだことです。 トワロンを語る前に、まず、テキストリームカーボンについて復習していきましょう。
ノーマルのカーボンはシート状にするときに、樹脂で固めます。
カーボンは糸状の繊維の為、固めないと工業製品にはなりません。そのための接着剤としてレジン(樹脂)を使用するのですが、このレジンには反発力や衝撃吸収などの効果はまったくなく、ただの接着剤なのです。 テキストリームカーボンはこの接着剤の量を減らすことに成功した、F1のボディにも使用されている最新のカーボンなのです。
軽量でも強度が上がり、ラケットの製作において色々と自由度が広がります。 テキストリームカーボンの最も優れている点は、しなり戻りが速いことです。
通常、ラケットのしなりの頂点でボールは飛び出します。 しなり過ぎるとパワーを失い、しならないとコントロールが難しくなります。
テキストリームカーボンはしなり戻りが速いので、パワーとコントロールが融合し、スピンの効いたスピードボールを打つことが可能なのです。
今回テキストリームカーボンに更に配合されたトワロンは、ケブラー系の繊維でさらに戻りが速くなりました。
また、防弾チョッキにも使われる素材で、衝撃吸収に優れますので、腕にくる負担も少なくなります。
一般的にインパクトにおけるボールの接触時間は1000分の4秒といわれていますが、テキストリーム+トワロンは約1000分の5秒にまでなります。
わずかに1000分の1秒ですが、この差は小さいトランポリンと大きいトランポリンで跳ねたくらいの差になります。
実際に打ってみて、まず感じるのは244gとは思えないパワーに圧倒されます。
フレーム厚が30mmもあるので、しなっている実感はあまりないですが、戻りが速いというより、押し出しているように感じました。 O3タイプのストリングホールではなく、トラディショナルなストリングホールを採用しているので、120平方インチにもかかわらず、打球感がシャープで高音の響きを残して飛んでいきます。
個人的には、O3タイプが好きなので、エンブレム120のO3があったら打ってみたい気もしますが、きっとこのセッティングがベストなのでしょう。
サービスのスピードが最近落ちたなと感じている方、ボレーボレーで打ち負けてるなと悩んでいる方には悩みを解決してくれるラケットに仕上がってます。
控え目なデザインとは裏腹に、メリハリの効いた派手なボールが飛び出し相手の意表を突いたプレーができる楽しいラケットでした。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
-----------------------
テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
------------------------
「テニスが楽しくなるプリンス エンブレム120」
========
テニスオフを始めて1年くらい経った頃に、上級シングルスの募集があり参加しました。
それまでは、中級から中上級を選んで参加していましたが、曜日と時間の都合が良かったので、「上級でも大丈夫だろう」とたかをくくってエントリーしてしまいました。
3年前のことですが、今でも忘れない東京麻布のコートでHさんと対戦した時のことです。
Hさんは自分と同年代の方。左利きで正確且つキレのあるストロークを打ってきます。
全くミスをしてくれず、どうしたらポイントが奪えるのかイメージすら浮かびません。当然0-6で負けたのですが、10ポイントも取れてないと思います。
かなりショックを受けました。自分自身の不甲斐なさと浮かれて上級にチャレンジしたしたことに、落ち込みました。 もう上級には参加しないと心に決め、数日落ち込みましたが、もっともっと練習して上手くなろうと気持ちを切り替えました。
その日から取り組んでいるのが毎日の素振りです。
10回でも20回でも良いので続けることが大切です。テーマを決めて実行できたら次のテーマに移っていきます。 素振りも3年続けていると、じわじわですが、結果が出てきました。
そして昨年の2017年・・・・・勝てなかったレジェンド達に勝つことができました。(I稲さん、O村さん、M原さん、K原さん) 残りはHさんに挑むのみとなりました。
・・・・・ということで、芝浦中央公園にやってきました。
主催者のHさんとの試合でトスで勝ち、リターンを選ぼうと思ったのですが、夕方の太陽が眩しい位置になっていたので、コートを選択しました。Hさんはサービスを選び、リターンとコートを同時にゲットできました。
前回の対戦ではまったく歯が立ちませんでしたが、今回はラリーで押し込む場面が幾度とあり、そんな時Hさんはロブを上げてきます。
そこからまた、振り出しに戻されせっかく攻め込んでも決めきれません。気がつけば0-4になってしまいました。
次のHさんのサービスでチャンスが訪れました。それまではほぼファーストサービスが入っていましたが、このゲームではファーストサービスが入りません。
リターン位置を前にして、早いタイミングで打つようにしたところ、Hさんのミスを誘いました。
また、意表をついてドロップリターンも決まり、ダブルフォールトもあり、ゲームポイントを迎えました。
長いラリーの末、Hさんのボールがアウトし、ついに1ゲーム取ることができました。その後は2ゲーム連取され1-6での敗戦です。
たかが1ゲームですが、されど1ゲームです。3年間の素振りの効果が出た結果です。
Hさんは上級者では珍しくプリンスの軽量、オーバーサイズのO3を使っていて、気になったのでHさんに質問しました。
私「参考までに聞きたいのですが、ガットは何を何ポンドで張っているのですか?」
Hさん「ナイロンを50ポンドくらいですね。全然ガット切れないもので。」
(振動止めがウインザーオリジナルで、シューズケースもウインザー、ショッピングバックもウインザーだったので聞いてみました。)
私「ウインザーにはよく行くのですか?」
Hさん「渋谷店によく行っています。」
私「実はウインザーの池袋で働いてまして。」
と言って名刺を渡しました。
Hさん「そうなんですか、新美君とはよくやるんですよ。」
私「えっ、そうなんですか、新美はウインザーの中でもかなりうまいスタッフですよ。」
などと話が弾みました。
今回の課題は、何度かロブで逃げられた場面があり、チャンスをものにできなかったことです。 これからスマッシュの素振りをすることにします。
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プリンス エンブレム120がモデルチェンジしました。
今使っているスリクソンレヴォCS10.0に最も近い形状なので、期待して打ってみました。
フェース面積は120平方インチで、レヴォCS10.0が115平方インチですので、打てる面積はエンブレム120の方が広くなります。
ただ、レヴォCS10.0はデュアルブリッヂですので、125平方インチ程の広さはあります。
ウエイトは244gとレヴォCS10.0より11gも軽くなり、操作性能はエンブレム120の方がよくなります。
最大の特徴はテキストリームカーボンにトワロンを編み込んだことです。 トワロンを語る前に、まず、テキストリームカーボンについて復習していきましょう。
ノーマルのカーボンはシート状にするときに、樹脂で固めます。
カーボンは糸状の繊維の為、固めないと工業製品にはなりません。そのための接着剤としてレジン(樹脂)を使用するのですが、このレジンには反発力や衝撃吸収などの効果はまったくなく、ただの接着剤なのです。 テキストリームカーボンはこの接着剤の量を減らすことに成功した、F1のボディにも使用されている最新のカーボンなのです。
軽量でも強度が上がり、ラケットの製作において色々と自由度が広がります。 テキストリームカーボンの最も優れている点は、しなり戻りが速いことです。
通常、ラケットのしなりの頂点でボールは飛び出します。 しなり過ぎるとパワーを失い、しならないとコントロールが難しくなります。
テキストリームカーボンはしなり戻りが速いので、パワーとコントロールが融合し、スピンの効いたスピードボールを打つことが可能なのです。
今回テキストリームカーボンに更に配合されたトワロンは、ケブラー系の繊維でさらに戻りが速くなりました。
また、防弾チョッキにも使われる素材で、衝撃吸収に優れますので、腕にくる負担も少なくなります。
一般的にインパクトにおけるボールの接触時間は1000分の4秒といわれていますが、テキストリーム+トワロンは約1000分の5秒にまでなります。
わずかに1000分の1秒ですが、この差は小さいトランポリンと大きいトランポリンで跳ねたくらいの差になります。
実際に打ってみて、まず感じるのは244gとは思えないパワーに圧倒されます。
フレーム厚が30mmもあるので、しなっている実感はあまりないですが、戻りが速いというより、押し出しているように感じました。 O3タイプのストリングホールではなく、トラディショナルなストリングホールを採用しているので、120平方インチにもかかわらず、打球感がシャープで高音の響きを残して飛んでいきます。
個人的には、O3タイプが好きなので、エンブレム120のO3があったら打ってみたい気もしますが、きっとこのセッティングがベストなのでしょう。
サービスのスピードが最近落ちたなと感じている方、ボレーボレーで打ち負けてるなと悩んでいる方には悩みを解決してくれるラケットに仕上がってます。
控え目なデザインとは裏腹に、メリハリの効いた派手なボールが飛び出し相手の意表を突いたプレーができる楽しいラケットでした。
【GEEK通信】「ピュアドライブ110とピュアドライブ107は全く似ていない兄弟でした。」
2017/12/28
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ピュアドライブ110とピュアドライブ107は全く似ていない兄弟でした。」
========
『今度の土曜日暇だな。テニスやりたいな。でもコートの空きもないし、突然思い立ったので4人集めるのも大変だな。』ということはありませんか?
テニススクールやテニスクラブに所属していれば、その苦労は無いと思いますが、しばらくするといつも同じ人とのテニスになっているのではないでしょうか。
そこで私が利用している「テニスオフネット」についてご紹介したいと思います。
スマホやパソコンがあれば誰でも利用できるサービスで、料金はテニスにかかる費用だけでテニスオフに手数料はありません。
テニスコートを確保しているAさんが「何月何日〇〇テニスコートで4時間ダブルスをやります。中級程度の方5名募集」といった投稿をします。
その当日の練習内容、試合内容、料金、主催者のプロフィール、すでに参加決定者のプロフィールなどを確認して、参加希望のメールを送ります。
主催者から参加が認められれば、後は当日、指定されたテニスコートに集合して、はじめましてとなります。
テニスをやりたい人達が集まってテニスをするだけなので、その場限りの付き合いがほとんどですが、仲良くなって色々と話しをしたりすることもあります。
都道府県で分かれているのですが、東京都の土曜日の募集は200件以上あり、自分の家の近くで募集があったり、やりたい内容がピッタリだったり、色々と選ぶことができます。
テニスオフを利用すると、テニススクールやテニスクラブとはまた違った出会いがあり、知り合った方とまた違うテニスオフで再会したりと仲が深まったりもします。
また、色々な方とプレーをすることで、技術的に参考になることもいっぱいあったりと、テニスオフを利用するようになってから「一期一会」を大切にするようになりました。まだ利用したことがない方は是非一度チャレンジしてみてください。
======== 今日はダブルスのテニスオフにピュアドライブ110とピュアドライブ107を持参しました。
ピュアドライブ110は、255gでバランスが330mmです。現在、使用中のレヴォCS10.0も255gですが、バランスは360mmですので、ピュアドライブ110がかなりトップライトなのがわかると思います。
ピュアドライブ107は285gでバランスは320mmですので、ピュアドライブチームを107平方インチにしたスペックと感じます。まず目を引くのが光沢のある塗装です。
先行発売していた300gのピュアドライブがつや消しのマットな塗装に比べて、コート上で映えます。
その証拠に、テニスオフの参加者から
Aさん「それって新しいピュアドライブですよね」
Bさん「カッコイイですね、調子どうですか」
私「これ借りてきた試打用なので、よかったら使ってみてください」
AさんBさんは手に取り、次のゲームで使っていました。
Aさん「これ軽くていいですね、振り抜きが良くてサービスが決まりますね。何グラムなんですか」
私「255gです」
Aさん「そんなに軽いんですか、でも打ち負けなかったな」
Bさん「これパワーが凄いですね、107は何グラムなんでしょうか」
私「285gです」
Bさん「面が大きくてこのぐらいの重さのラケットが中々無いので、丁度いいですね。欲しくなっちゃいました」
皆さんの試打が終わったところで、自分もゲームで使ってみました。
*ピュアドライブ110は、レヴォCS10.0と同じ重さとは思えないほど軽く感じました。バランスが30mmも違うと全く別物です。スイングウエイトも260前後(レヴォCS10.0は285前後)とかなり軽くなってます。
当然振り抜きは良く、リターンをバンバン振っても浅くなることはあってもアウトすることがなく、良い具合に沈んでくれます。
ネットプレーもしやすく、特にスマッシュは気持ちよく打てました。女性やベテランプレーヤーには快適なラケットに仕上がっています。
注意点は、ストリングのテンションを硬くしたり、ポリエステルを張ったりすると、打ち負け、弾かれ、衝撃が出てくるので、45ポンド前後を目安にすると良いと思います。
*ピュアドライブ107は、ピュアドライブ110と全く似ていない兄弟です。まずパワーが段違いにあります。
しっかり振り切ったボールはかなり破壊力があり、相手のプレーヤーがファーストボレーの体勢に入る前にもう来ちゃったというショットが数回ありました。
良かったのは、ボレーのパンチが効いてる点です。ボレーボレーでは負ける気がしません。
合わせるだけで良いボールが飛んでくれるので、足元のボールもミスしませんでした。ポーチに出た時も、107あれば安心です。
黄金スペック(100平方インチ、300g)を使っている人で、ほんの少し軽く、ほんの少し大きめにしたいと思っている方は多いはずです。
上級ダブルスにはもってこいのラケットです。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ピュアドライブ110とピュアドライブ107は全く似ていない兄弟でした。」
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『今度の土曜日暇だな。テニスやりたいな。でもコートの空きもないし、突然思い立ったので4人集めるのも大変だな。』ということはありませんか?
テニススクールやテニスクラブに所属していれば、その苦労は無いと思いますが、しばらくするといつも同じ人とのテニスになっているのではないでしょうか。
そこで私が利用している「テニスオフネット」についてご紹介したいと思います。
スマホやパソコンがあれば誰でも利用できるサービスで、料金はテニスにかかる費用だけでテニスオフに手数料はありません。
テニスコートを確保しているAさんが「何月何日〇〇テニスコートで4時間ダブルスをやります。中級程度の方5名募集」といった投稿をします。
その当日の練習内容、試合内容、料金、主催者のプロフィール、すでに参加決定者のプロフィールなどを確認して、参加希望のメールを送ります。
主催者から参加が認められれば、後は当日、指定されたテニスコートに集合して、はじめましてとなります。
テニスをやりたい人達が集まってテニスをするだけなので、その場限りの付き合いがほとんどですが、仲良くなって色々と話しをしたりすることもあります。
都道府県で分かれているのですが、東京都の土曜日の募集は200件以上あり、自分の家の近くで募集があったり、やりたい内容がピッタリだったり、色々と選ぶことができます。
テニスオフを利用すると、テニススクールやテニスクラブとはまた違った出会いがあり、知り合った方とまた違うテニスオフで再会したりと仲が深まったりもします。
また、色々な方とプレーをすることで、技術的に参考になることもいっぱいあったりと、テニスオフを利用するようになってから「一期一会」を大切にするようになりました。まだ利用したことがない方は是非一度チャレンジしてみてください。
======== 今日はダブルスのテニスオフにピュアドライブ110とピュアドライブ107を持参しました。
ピュアドライブ110は、255gでバランスが330mmです。現在、使用中のレヴォCS10.0も255gですが、バランスは360mmですので、ピュアドライブ110がかなりトップライトなのがわかると思います。
ピュアドライブ107は285gでバランスは320mmですので、ピュアドライブチームを107平方インチにしたスペックと感じます。まず目を引くのが光沢のある塗装です。
先行発売していた300gのピュアドライブがつや消しのマットな塗装に比べて、コート上で映えます。
その証拠に、テニスオフの参加者から
Aさん「それって新しいピュアドライブですよね」
Bさん「カッコイイですね、調子どうですか」
私「これ借りてきた試打用なので、よかったら使ってみてください」
AさんBさんは手に取り、次のゲームで使っていました。
Aさん「これ軽くていいですね、振り抜きが良くてサービスが決まりますね。何グラムなんですか」
私「255gです」
Aさん「そんなに軽いんですか、でも打ち負けなかったな」
Bさん「これパワーが凄いですね、107は何グラムなんでしょうか」
私「285gです」
Bさん「面が大きくてこのぐらいの重さのラケットが中々無いので、丁度いいですね。欲しくなっちゃいました」
皆さんの試打が終わったところで、自分もゲームで使ってみました。
*ピュアドライブ110は、レヴォCS10.0と同じ重さとは思えないほど軽く感じました。バランスが30mmも違うと全く別物です。スイングウエイトも260前後(レヴォCS10.0は285前後)とかなり軽くなってます。
当然振り抜きは良く、リターンをバンバン振っても浅くなることはあってもアウトすることがなく、良い具合に沈んでくれます。
ネットプレーもしやすく、特にスマッシュは気持ちよく打てました。女性やベテランプレーヤーには快適なラケットに仕上がっています。
注意点は、ストリングのテンションを硬くしたり、ポリエステルを張ったりすると、打ち負け、弾かれ、衝撃が出てくるので、45ポンド前後を目安にすると良いと思います。
*ピュアドライブ107は、ピュアドライブ110と全く似ていない兄弟です。まずパワーが段違いにあります。
しっかり振り切ったボールはかなり破壊力があり、相手のプレーヤーがファーストボレーの体勢に入る前にもう来ちゃったというショットが数回ありました。
良かったのは、ボレーのパンチが効いてる点です。ボレーボレーでは負ける気がしません。
合わせるだけで良いボールが飛んでくれるので、足元のボールもミスしませんでした。ポーチに出た時も、107あれば安心です。
黄金スペック(100平方インチ、300g)を使っている人で、ほんの少し軽く、ほんの少し大きめにしたいと思っている方は多いはずです。
上級ダブルスにはもってこいのラケットです。
【GEEK通信】「スリクソンレヴォCZシリーズは、玄人好みの仕上がりでした。」
2017/12/20
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「スリクソンレヴォCZシリーズは、玄人好みの仕上がりでした。」
=========
先日、社内バドミントン大会に参加しました。
これまでに、硬式テニス大会準優勝、ソフトテニス大会優勝と団体戦ながら社内大会では良い結果を残してきました。
ソフトテニスは人生で初めての経験でしたが、丸いボールをワンバウンドで打つ競技は硬式テニスと同じなので、なんとかなりました。。。。がしかし今回のバドミントンはまったく違う競技でした。
高校時代バドミントン部の友人とシングルスで勝負をしたことがあります。
1ポイントでも取れたら自分の勝ちというルールです。
40年前は現在のラリーポイント制とは違い、サービス権がないと点数が入らないルールでした。試合をしてみるとまったく歯が立たず、前に後ろにいいように振り回され、1ポイントも取ることができませんでした。その時、バドミントンはもうやらないと心に誓いました。
あれから40年ついにバドミントンをプレーする時がやってきました。
団体戦で4チームに分け、総当たり戦を行いました。バドミントン初心者は経験者とペアを組んで戦います。
始めのうちは、対戦相手も優しく打ってくれるのですが、得点か競ってくると段々と本気になっていきます。
試合中特に難しかったのは、サービスです。
経験者の方はバックハンドに構え、小さな動きで、短い球と深い球を相手に読まれないように打っていきます。
初心者には、バックバンドからのサービスは難しく、フォアバンドからのサービスになります。
どうしても腕の動作が大きくなるのと、短く打つことができず、毎回ワンパターンの深いサービスを打ってました。
20-19のこちらのマッチポイントで、自分のサービスを打った途端、深いサービスと読まれ、スマッシュを決められて20-20に。
最後はバックハンドにきた球を見事に空振りしてしまいゲームセット。
情けない結果になってしまいました。
次の試合も20-20となり、初心者同士のラリーの展開となりました。2試合目は相手のミスもありなんとか勝利しました。
3試合目は負けてしまいましたが、チームの頑張りのおかげで準優勝をすることができました。
バドミントンの難しいところは、スマッシュを打たれた時に、初速と終速の差が大きくタイミングが合わせづらいところと、スマッシュの打ち方から、ネット際のドロップショットが来ることです。
例えそれを取ったとしても、すぐに後ろのスペースに打たれてしまいます。
たった3試合だったのに、非常に疲れました。
テニスとは違う筋肉を使うので、翌日は右足の筋肉痛に襲われました。
今年は、パデルも経験したので、グランドスラム達成ですね。
=========
さて、ちょっと前になるのですが、スリクソン「レヴォCZ100S」と「レヴォCZ98D」を試打しました。 前モデルは、「280g、285gでも全然使える」という新しい感覚でした。
2年前は、まだまだ男性の標準が300gでしたので、受け入れてもらえない場合も多々ありました。
今回のモデルは、前作と全く同じスペックでの発売ですが、2年前とは周りの環境が違い、285gは各メーカーから男性の標準スペックとして色々なラケットが発売されています。
最近のテニスは、より攻撃的になり、ベースラインより内側に入ってライジングでストロークを打ったり、ボレーにおいては、少しでも甘いボールはドライブボレーで打つなどして、相手に時間を与えないプレーが必要とされています。
ただ、そのためには操作性がよく、スイングスピードが上がったり、コンパクトなスイングでも威力が出ることが求められます。
まさに、2年前に発売した時は、その要求に応えられるラケットでしたが、ニーズとのギャップが多少大きかったかもしれません。
軽量でもパワーのあるラケットは、増えてきていますが、そのためには強固なフレームが不可欠です。
前作を打って感じたのは、スポットを外した時の衝撃です。
今回のモデルでは、その衝撃がなくなっており、打球感が柔らかくなっていました。
レヴォCZ100Sの「S」はスピンのSで、横糸18本と1本少なくして、スナップバックを利用し、スピン、スライスをかけやすくしています。
280gなのに、バランス320mmと、トップヘビーにせずにイーブンバランスにしたことで、スイングウエイトが軽くなり、左右に振られて苦しい体勢の時でも、しっかりとスイングができ、逃げのロブは少なくなります。ボレー、スマッシュも楽々でダブルスでネット勝負になると本領を発揮しそうです。
レヴォCZ98Dの「D」はフラットドライブのドライブを取ってDなのです。自分のスタイルにはこの「D」の方が合っていました。
スイングスピードが速くないので、ライジングでフラットドライブを打つように心がけています。後ろに下がってスピンをかけると、相手に十分な時間を与えてしまいます。
「D」はタイミングよく打つと、かなり威力のあるボールが出てくれます。
「S」がフレーム厚24mmに対して「D」は25mmで1mm厚目になっており、98平方インチの割にパワーがあるのです。
そのパワーはボレーの時により感じます。
当たった瞬間は乗りがあり、食いつき感があるのですが、その後弾き出す感じでボールが走ります。
サービスのスピードが出るので、思わず、そのままネットに出てしまうことも度々ありました。
最近は300gと280gないし285gのウエイトが選べるモデルが増えていますが、このレヴォCZシリーズは潔く、280gと285gしかありません。
軽量でありながら、300gのラケットに負けないパワー、軽量にありがちな空っぽな打球感の排除を開発当初から取り組んでいます。
その完成形がついに出来上がったのです。
デザインも上級者に好まれそうなマットな黒を基調にオレンジとレッドをさりげなく散りばめています。
自分の知り合いで、カリスマコーチのK合氏も使っていたり、試合で上手な人が使っているのを見かけることがあります。
試打する時は、2本比べるとわかりやすいので、友達とレンタルし、貸し借りしながら打ってみることをおすすめします。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「スリクソンレヴォCZシリーズは、玄人好みの仕上がりでした。」
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先日、社内バドミントン大会に参加しました。
これまでに、硬式テニス大会準優勝、ソフトテニス大会優勝と団体戦ながら社内大会では良い結果を残してきました。
ソフトテニスは人生で初めての経験でしたが、丸いボールをワンバウンドで打つ競技は硬式テニスと同じなので、なんとかなりました。。。。がしかし今回のバドミントンはまったく違う競技でした。
高校時代バドミントン部の友人とシングルスで勝負をしたことがあります。
1ポイントでも取れたら自分の勝ちというルールです。
40年前は現在のラリーポイント制とは違い、サービス権がないと点数が入らないルールでした。試合をしてみるとまったく歯が立たず、前に後ろにいいように振り回され、1ポイントも取ることができませんでした。その時、バドミントンはもうやらないと心に誓いました。
あれから40年ついにバドミントンをプレーする時がやってきました。
団体戦で4チームに分け、総当たり戦を行いました。バドミントン初心者は経験者とペアを組んで戦います。
始めのうちは、対戦相手も優しく打ってくれるのですが、得点か競ってくると段々と本気になっていきます。
試合中特に難しかったのは、サービスです。
経験者の方はバックハンドに構え、小さな動きで、短い球と深い球を相手に読まれないように打っていきます。
初心者には、バックバンドからのサービスは難しく、フォアバンドからのサービスになります。
どうしても腕の動作が大きくなるのと、短く打つことができず、毎回ワンパターンの深いサービスを打ってました。
20-19のこちらのマッチポイントで、自分のサービスを打った途端、深いサービスと読まれ、スマッシュを決められて20-20に。
最後はバックハンドにきた球を見事に空振りしてしまいゲームセット。
情けない結果になってしまいました。
次の試合も20-20となり、初心者同士のラリーの展開となりました。2試合目は相手のミスもありなんとか勝利しました。
3試合目は負けてしまいましたが、チームの頑張りのおかげで準優勝をすることができました。
バドミントンの難しいところは、スマッシュを打たれた時に、初速と終速の差が大きくタイミングが合わせづらいところと、スマッシュの打ち方から、ネット際のドロップショットが来ることです。
例えそれを取ったとしても、すぐに後ろのスペースに打たれてしまいます。
たった3試合だったのに、非常に疲れました。
テニスとは違う筋肉を使うので、翌日は右足の筋肉痛に襲われました。
今年は、パデルも経験したので、グランドスラム達成ですね。
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さて、ちょっと前になるのですが、スリクソン「レヴォCZ100S」と「レヴォCZ98D」を試打しました。 前モデルは、「280g、285gでも全然使える」という新しい感覚でした。
2年前は、まだまだ男性の標準が300gでしたので、受け入れてもらえない場合も多々ありました。
今回のモデルは、前作と全く同じスペックでの発売ですが、2年前とは周りの環境が違い、285gは各メーカーから男性の標準スペックとして色々なラケットが発売されています。
最近のテニスは、より攻撃的になり、ベースラインより内側に入ってライジングでストロークを打ったり、ボレーにおいては、少しでも甘いボールはドライブボレーで打つなどして、相手に時間を与えないプレーが必要とされています。
ただ、そのためには操作性がよく、スイングスピードが上がったり、コンパクトなスイングでも威力が出ることが求められます。
まさに、2年前に発売した時は、その要求に応えられるラケットでしたが、ニーズとのギャップが多少大きかったかもしれません。
軽量でもパワーのあるラケットは、増えてきていますが、そのためには強固なフレームが不可欠です。
前作を打って感じたのは、スポットを外した時の衝撃です。
今回のモデルでは、その衝撃がなくなっており、打球感が柔らかくなっていました。
レヴォCZ100Sの「S」はスピンのSで、横糸18本と1本少なくして、スナップバックを利用し、スピン、スライスをかけやすくしています。
280gなのに、バランス320mmと、トップヘビーにせずにイーブンバランスにしたことで、スイングウエイトが軽くなり、左右に振られて苦しい体勢の時でも、しっかりとスイングができ、逃げのロブは少なくなります。ボレー、スマッシュも楽々でダブルスでネット勝負になると本領を発揮しそうです。
レヴォCZ98Dの「D」はフラットドライブのドライブを取ってDなのです。自分のスタイルにはこの「D」の方が合っていました。
スイングスピードが速くないので、ライジングでフラットドライブを打つように心がけています。後ろに下がってスピンをかけると、相手に十分な時間を与えてしまいます。
「D」はタイミングよく打つと、かなり威力のあるボールが出てくれます。
「S」がフレーム厚24mmに対して「D」は25mmで1mm厚目になっており、98平方インチの割にパワーがあるのです。
そのパワーはボレーの時により感じます。
当たった瞬間は乗りがあり、食いつき感があるのですが、その後弾き出す感じでボールが走ります。
サービスのスピードが出るので、思わず、そのままネットに出てしまうことも度々ありました。
最近は300gと280gないし285gのウエイトが選べるモデルが増えていますが、このレヴォCZシリーズは潔く、280gと285gしかありません。
軽量でありながら、300gのラケットに負けないパワー、軽量にありがちな空っぽな打球感の排除を開発当初から取り組んでいます。
その完成形がついに出来上がったのです。
デザインも上級者に好まれそうなマットな黒を基調にオレンジとレッドをさりげなく散りばめています。
自分の知り合いで、カリスマコーチのK合氏も使っていたり、試合で上手な人が使っているのを見かけることがあります。
試打する時は、2本比べるとわかりやすいので、友達とレンタルし、貸し借りしながら打ってみることをおすすめします。
【GEEK通信】「HEAD グラフィンタッチ ラジカルは音に注目」
2017/12/14
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「HEAD グラフィンタッチ ラジカルは音に注目」
全日本ベテランシングルス 女子40歳以上の部でベスト8のI塚さんと予期せぬところでシングルス対決をすることになりました。
いつものように、O村さんとシングルスをする予定だったのですが、新体連の全国大会を控えている女性プレーヤーのI塚さんと練習マッチをしてくれないかとO村さんからのお願いでいざ対戦。
早速試合がスタート…困ったことに彼女はまずミスをしてくれません。
逆にこちらの甘いボールは、ばんばんエースを取られてしまいます。
I塚さんのサービスで始まり、簡単にキープされ、逆にこちらのサービスをブレイクされ…あっと言う間に1-4のスコアになってしまいました。
フォアのストレートとバックのクロスがコーナーいっぱいに入っていきます。
ふと考えてみると、そればかりにやられていたので、そこをカバーするように展開を変えてプレーしました。
すると…4ゲーム連取することができ、逆転で5-4とリード。私中居にマッチポイントが来ました。
フォアボレーをアングルに落とし、足の速いI塚さんはギリギリ届き、力無いボールが返ってきました。
私はそこでバックボレーを対角線に深く打ったのですが、これが緩くても決まると思ったのが間違いでした。
I塚さんはまっしぐらに斜め後ろに走って、ギリギリのところで届きロブで返ってきました。
動揺してしまい、このポイントを落とし、流れが変わりこのゲームを落とし、5-5になってしまいました。
次のサービスをI塚さんがキープして5-6。必死で自分のサービスをキープし、タイブレークに突入しました。
タイブレークも接戦が続き、カウント7-6の時に、相手のバックにアプローチを打ってネットに出ました。クロスを予測していたら、ストレートにパッシングがきました。抜かれたと思った瞬間、ネットに当たり、力無いボールが自分の横にバウンドしました。最後はきっちり決めて、タイブレーク8-6で勝利しました。
丸々1時間戦の大熱戦をなんとか制しました。使用ラケットはスリクソンレヴォCS10.0。 ダブルス4時間のテニスオフの後に、同コートでシングルス2時間のテニスオフに参加しました。
その中で、HEADのラジカルシリーズを試打してみました。
※試打したのは、グラフィンタッチラジカルPROとグラフィンタッチラジカルMPの2機種 ラジカルと言えば、アンドレ・アガシが活躍していた25年前からヘッドラケットの中心的存在で、プリンスのグラファイト、ドネーのプロワンからヘッドに移籍し、開発されたのが1993年発売のラジカルツアーです。黒に黄色でかっこよかったですね。
2018年は、ラジカル発売25周年を迎えます。
1993年と言えば自分も忘れられないというか、忘れたら怒られる記念の年(※中居の結婚記念)です。車のナンバーも1993。
アガシは引退するまで一貫していたのが、オーバーサイズのこだわりでした。
「200km以上のサービスをフルスイングでスピンをかけてリターンすること」がアガシスタイルでしたので、スイートスポットの広さにこだわったのです。
初代ラジカルツアー(当時最高のスーパースターアガシとラケット契約を締結、アガシのために今まで無かった新しいフェイスサイズと独特のフレックスを持つ17種類もの専用プロトタイプを作成し"ラジカルツアー"が誕生。)
2代目ラジカルツアーT2(打球感とボールホールド性能を大きく進化させた「ツインチューブ・テクノロジー」を搭載。)
3代目ラジカルツアーTT(「ツインチューブ・テクノロジー」搭載モデルの進化版として、初代の黄色イメージを復活させて登場。)
4代目T iラジカル(ツアーシリーズとして初めてチタンを採用、ここからオレンジカラーに。)
5代目iラジカル(「インテリジェンス・テクノロジー」を採用。ジュニアで頭角を現し始めた「アンディ・マレー」がその後世界ランキング上位に名を連ねるまで愛用し続けたモデル)
6代目リキットメタルラジカル(リキッドメタル”液体金属採用”。凹凸フレームが特徴的)
7代目フレックスポイントラジカル(「フレックスポイント・テクノロジー」を搭載。)
8代目マイクロジェルラジカル(「マイクロジェル・テクノロジー」で新たに打球感を追求したモデル。)
9代目ユーテックラジカル(フレーム形状がボックスからラウンドに変更)
※10代目以降は、画像を掲載 10代目ユーテックIGラジカル(「インネグラ」を採用。ストリングパターンが16×19になる、ここまでのスペックは295g、325mm、21mmのフラットビーム)
11代目グラフィンラジカル(ラケットに革命をもたらした「グラフィンテクノロジー」を搭載。オーバーサイズがなくなる、新モールドを採用し、それまでの均一厚のフラットビームを一新、極バランス採用でバランスが315mmになる。)
12代目グラフィンXTラジカル(進化した「グラフィン」素材をにより更なる極バランスのよるパワーアップを図ったモデル。295g、315mm)
13代目グラフィンタッチラジカル(振動吸収性に優れた「グラフィンタッチ」を採用したフレームとなる。295g、320mm)
今回のモデルで13代目になります。
今作もいい意味で期待を裏切られました。
どれだけ改良されているか楽しみだったのですが、ラジカルプロを打ってみるとあまり変わっていないような感じです。 でもそれは、振動止めを外したラジカルMPを打ってみて、間違いだと気付かされました。
前作のグラフィンXTラジカルMPは、バランスポイントが315mmでしたが、最新作のグラフィンタッチラジカルMPでは、320mmに変更されていたのです。
グラフィンは2010年にノーベル賞を受賞した最新のカーボンで、少ない量でもかなり強固に設計できるので、シャフトにグラフィンを使うと、トップ部とグリップ部が重たくなり、やじろべえの原理の「極バランス」になります。
※バランスを変えることなく、少ない力で、より大きなパワーを生み出すことを可能にしたカーボン
そこで、バランスポイントを325mmから315mmにトップライトにしても、スイングウェイトは変わらなかったのです。
振動止めを外して打ったグラフィンタッチ ラジカルMPは、高音の清々しい音とともにパワーのあるボールが打て、スピン、コントロール、打球感も前作を凌駕していました。
グラフィンタッチが衝撃吸収に優れるので、振動止めは付けなくても手にくる負担はほとんどありません。
普段は振動止めを付けてプレーしているので、今回新たな発見がありました。
音によってショットの良し悪しがわかったのです。
ボールが当たる場所、勢い、角度で音はかわります。
テニスの上手な人は、予測が良いと言います。
恐らく、自分が打ったボールが相手を追い込むのか、イージーボールとなって攻撃されてしまうのかなどを、 打った瞬間に察知し、次のショットへの行動を早くしているのです。
その判断は、手に伝わる打球感だったり、音だったりで、目で見てからでは遅いのです。
今回、グラフィンタッチ ラジカルMPの良い音のおかげで、インパクトの瞬間に集中することができ、少しだけ予測することができました。
練習していけば、もっともっと予測ができるようになると思います。
2018年でシリーズ発売25周年を迎えた、今作のラジカルは、バランスポイントを5mm変え、ややトップヘビーにしたことで、ボールの伸びがよくなり、ストロークの展開が楽しくなりました。
グラフィンタッチ ラジカルシリーズを試打するときは、まずは振動止めを付けないで打ってみてください。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「HEAD グラフィンタッチ ラジカルは音に注目」
全日本ベテランシングルス 女子40歳以上の部でベスト8のI塚さんと予期せぬところでシングルス対決をすることになりました。
いつものように、O村さんとシングルスをする予定だったのですが、新体連の全国大会を控えている女性プレーヤーのI塚さんと練習マッチをしてくれないかとO村さんからのお願いでいざ対戦。
早速試合がスタート…困ったことに彼女はまずミスをしてくれません。
逆にこちらの甘いボールは、ばんばんエースを取られてしまいます。
I塚さんのサービスで始まり、簡単にキープされ、逆にこちらのサービスをブレイクされ…あっと言う間に1-4のスコアになってしまいました。
フォアのストレートとバックのクロスがコーナーいっぱいに入っていきます。
ふと考えてみると、そればかりにやられていたので、そこをカバーするように展開を変えてプレーしました。
すると…4ゲーム連取することができ、逆転で5-4とリード。私中居にマッチポイントが来ました。
フォアボレーをアングルに落とし、足の速いI塚さんはギリギリ届き、力無いボールが返ってきました。
私はそこでバックボレーを対角線に深く打ったのですが、これが緩くても決まると思ったのが間違いでした。
I塚さんはまっしぐらに斜め後ろに走って、ギリギリのところで届きロブで返ってきました。
動揺してしまい、このポイントを落とし、流れが変わりこのゲームを落とし、5-5になってしまいました。
次のサービスをI塚さんがキープして5-6。必死で自分のサービスをキープし、タイブレークに突入しました。
タイブレークも接戦が続き、カウント7-6の時に、相手のバックにアプローチを打ってネットに出ました。クロスを予測していたら、ストレートにパッシングがきました。抜かれたと思った瞬間、ネットに当たり、力無いボールが自分の横にバウンドしました。最後はきっちり決めて、タイブレーク8-6で勝利しました。
丸々1時間戦の大熱戦をなんとか制しました。使用ラケットはスリクソンレヴォCS10.0。 ダブルス4時間のテニスオフの後に、同コートでシングルス2時間のテニスオフに参加しました。
その中で、HEADのラジカルシリーズを試打してみました。
※試打したのは、グラフィンタッチラジカルPROとグラフィンタッチラジカルMPの2機種 ラジカルと言えば、アンドレ・アガシが活躍していた25年前からヘッドラケットの中心的存在で、プリンスのグラファイト、ドネーのプロワンからヘッドに移籍し、開発されたのが1993年発売のラジカルツアーです。黒に黄色でかっこよかったですね。
2018年は、ラジカル発売25周年を迎えます。
1993年と言えば自分も忘れられないというか、忘れたら怒られる記念の年(※中居の結婚記念)です。車のナンバーも1993。
アガシは引退するまで一貫していたのが、オーバーサイズのこだわりでした。
「200km以上のサービスをフルスイングでスピンをかけてリターンすること」がアガシスタイルでしたので、スイートスポットの広さにこだわったのです。
初代ラジカルツアー(当時最高のスーパースターアガシとラケット契約を締結、アガシのために今まで無かった新しいフェイスサイズと独特のフレックスを持つ17種類もの専用プロトタイプを作成し"ラジカルツアー"が誕生。)
2代目ラジカルツアーT2(打球感とボールホールド性能を大きく進化させた「ツインチューブ・テクノロジー」を搭載。)
3代目ラジカルツアーTT(「ツインチューブ・テクノロジー」搭載モデルの進化版として、初代の黄色イメージを復活させて登場。)
4代目T iラジカル(ツアーシリーズとして初めてチタンを採用、ここからオレンジカラーに。)
5代目iラジカル(「インテリジェンス・テクノロジー」を採用。ジュニアで頭角を現し始めた「アンディ・マレー」がその後世界ランキング上位に名を連ねるまで愛用し続けたモデル)
6代目リキットメタルラジカル(リキッドメタル”液体金属採用”。凹凸フレームが特徴的)
7代目フレックスポイントラジカル(「フレックスポイント・テクノロジー」を搭載。)
8代目マイクロジェルラジカル(「マイクロジェル・テクノロジー」で新たに打球感を追求したモデル。)
9代目ユーテックラジカル(フレーム形状がボックスからラウンドに変更)
※10代目以降は、画像を掲載 10代目ユーテックIGラジカル(「インネグラ」を採用。ストリングパターンが16×19になる、ここまでのスペックは295g、325mm、21mmのフラットビーム)
11代目グラフィンラジカル(ラケットに革命をもたらした「グラフィンテクノロジー」を搭載。オーバーサイズがなくなる、新モールドを採用し、それまでの均一厚のフラットビームを一新、極バランス採用でバランスが315mmになる。)
12代目グラフィンXTラジカル(進化した「グラフィン」素材をにより更なる極バランスのよるパワーアップを図ったモデル。295g、315mm)
13代目グラフィンタッチラジカル(振動吸収性に優れた「グラフィンタッチ」を採用したフレームとなる。295g、320mm)
今回のモデルで13代目になります。
今作もいい意味で期待を裏切られました。
どれだけ改良されているか楽しみだったのですが、ラジカルプロを打ってみるとあまり変わっていないような感じです。 でもそれは、振動止めを外したラジカルMPを打ってみて、間違いだと気付かされました。
前作のグラフィンXTラジカルMPは、バランスポイントが315mmでしたが、最新作のグラフィンタッチラジカルMPでは、320mmに変更されていたのです。
グラフィンは2010年にノーベル賞を受賞した最新のカーボンで、少ない量でもかなり強固に設計できるので、シャフトにグラフィンを使うと、トップ部とグリップ部が重たくなり、やじろべえの原理の「極バランス」になります。
※バランスを変えることなく、少ない力で、より大きなパワーを生み出すことを可能にしたカーボン
そこで、バランスポイントを325mmから315mmにトップライトにしても、スイングウェイトは変わらなかったのです。
振動止めを外して打ったグラフィンタッチ ラジカルMPは、高音の清々しい音とともにパワーのあるボールが打て、スピン、コントロール、打球感も前作を凌駕していました。
グラフィンタッチが衝撃吸収に優れるので、振動止めは付けなくても手にくる負担はほとんどありません。
普段は振動止めを付けてプレーしているので、今回新たな発見がありました。
音によってショットの良し悪しがわかったのです。
ボールが当たる場所、勢い、角度で音はかわります。
テニスの上手な人は、予測が良いと言います。
恐らく、自分が打ったボールが相手を追い込むのか、イージーボールとなって攻撃されてしまうのかなどを、 打った瞬間に察知し、次のショットへの行動を早くしているのです。
その判断は、手に伝わる打球感だったり、音だったりで、目で見てからでは遅いのです。
今回、グラフィンタッチ ラジカルMPの良い音のおかげで、インパクトの瞬間に集中することができ、少しだけ予測することができました。
練習していけば、もっともっと予測ができるようになると思います。
2018年でシリーズ発売25周年を迎えた、今作のラジカルは、バランスポイントを5mm変え、ややトップヘビーにしたことで、ボールの伸びがよくなり、ストロークの展開が楽しくなりました。
グラフィンタッチ ラジカルシリーズを試打するときは、まずは振動止めを付けないで打ってみてください。
【GEEK通信】「ウインザーオリジナルオーバーグリップテープ 【ウインザック】を徹底分析してみました。」
2017/12/08
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ウインザーオリジナルオーバーグリップテープ「ウインザック」を徹底分析してみました。」
なんと8タイプもあります!
ラケットメーカー、アクセサリー専門メーカー並の取り扱い量です。
ちなみに、ヨネックスは13タイプ、キモニーは15タイプと専門メーカーはかなり多いですが、ウイルソンは2タイプ、プリンスは7タイプ、ヘッドは4タイプですので、いかにウインザックが多いかが伝わるかと思います。
そもそも、グリップテープは何のために巻くのでしょうか。
1970年代、ラケットのグリップは天然のレザーしかなく、いかにしてそのレザーグリップをいい状態にするか、また高級なレザーに巻き替えるかを考えていました。
ヒマシ油でレザーを磨いたり、フェアウェイやラムキンなどの高価なレザーに交換したりしていた時に、ビタスゲルレイティスという選手が、ガーゼ状のテープを使い始めたのです。
それがグリップテープの始まりだと思うのですが、その後トーナグリップが発売され、オーバーグリップテープが世間に認知され、ウェットタイプや凸凹タイプなど種類が豊富になってきたのです。
現在では、オーバーグリップテープを巻いてない人を見るのはとても少なく感じます。
巻かない方のこだわりは、ボールが当たった感触を手のひらにダイレクトに伝わることを味わいたいのです。
特にグリップの八角形を直に感じたい方は天然レザーにこだわります。
そんな天然レザーにこだわりのある方には、「PKウエストプレミアムナチュラルレザーグリップ」がおすすめです。
極上のカーフスキンを使用し、巻き上がったあとの凹凸が出づらいように、内側を丁寧に面取りしてあります。 今回の「ウインザック徹底分析」にあたり、8タイプすべて使ってみました。
タイプ1:ウェットレギュラー(0.5mm)《A-W1L》
一番オーソドックスなウェットタイプ、あまり汗をかかない方にオススメ。カラーも8色と豊富!
お買い得な4本セットもあります。※ホワイト・ブラック・ピンク・スカイブルーのみ タイプ2:ウェットパンチ(0.5mm)《A-W6L》
小さな穴を無数に開けることで、汗の吸収が早くなり、また、手のひらとグリップが引っ付かなくなりややドライタイプに近いサラッと感があります。
カラー7色。
お得な4本セットもあります。※ホワイト・ブラックのみ タイプ3:ウェットパンチ(0.65mm)《A-W13L》
0.65mmとやや厚めにしたことで、握ったときの弾力感があり、衝撃吸収にも優れます。
表面はタイプ2同様でサラッとしたウェットタイプ。 タイプ4:ウェットレギュラー凸凹(0.5~2.6mm)《A-W12L》
タイプ1のウェットレギュラーに幅4.5mm高さ2.1mmのウレタンのコブを使用した凸凹タイプ。
非力でグリップが安定しない方にオススメ。
密着感ナンバー1。カラー5色。 タイプ5:ウェット凸凹(0.5~2.6mm)《A-W4L》
タイプ2のウェットパンチに幅4.5mm高さ2.1mmのウレタンのコブを使用した凸凹タイプ。
カラー7色。 タイプ6:ウェットセミ凸凹(0.5~2.6mm)《A-W5L》
タイプ2のウェットパンチに幅3.5mm高さ2.1mmのウレタンのコブを使用した凸凹タイプ。
凸凹の幅を細くしたことで、手のひらとの密着感があります。
カラー5色。 タイプ7:ウェットセミダブル凸凹(0.5~2.6mm)《A-W7L》
タイプ2のウェットパンチに幅3.5mm高さ2.1mmのウレタンのコブを2重に配置した凸凹タイプ。
握力の弱い方にオススメ。
カラー4色。 タイプ8:ウェット厚(1.0mm)《A-W11》
通常(0.5mm)の2倍の厚さ(1.0mm)のウェットタイプ。
ワンサイズグリップを太くしたい方は便利です。重ねを少なくするのがコツです。
カラー2色。 すべて使ってみた結果、それぞれに違いがあり、自分に合うもの合わないものを確認ができました。
今まで凸凹タイプは使用したことはありませんでしたが、凸凹タイプの良さを確認できました。
ストロークの時に、真ん中を外してもグリップが回らず、安定していました。
ただ自分はボレーの時に、グリップチェンジがしづらく感じましたが、コブの小さいセミ凸凹タイプは、ボレーも問題ありませんでした。
一番のお気に入りは、タイプ3のウェットパンチ(0.65mm)《A-W13L》で、やや厚めでクッションがあり、無数に穴が空いてるので、汗も吸収が早く快適でした。
お手頃価格のウインザーオリジナル【ウインザック】を是非一度お試しください。
店頭に握れるサンプルを用意してますので、お気に入りを探すのも楽しいですよ。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ウインザーオリジナルオーバーグリップテープ「ウインザック」を徹底分析してみました。」
なんと8タイプもあります!
ラケットメーカー、アクセサリー専門メーカー並の取り扱い量です。
ちなみに、ヨネックスは13タイプ、キモニーは15タイプと専門メーカーはかなり多いですが、ウイルソンは2タイプ、プリンスは7タイプ、ヘッドは4タイプですので、いかにウインザックが多いかが伝わるかと思います。
そもそも、グリップテープは何のために巻くのでしょうか。
1970年代、ラケットのグリップは天然のレザーしかなく、いかにしてそのレザーグリップをいい状態にするか、また高級なレザーに巻き替えるかを考えていました。
ヒマシ油でレザーを磨いたり、フェアウェイやラムキンなどの高価なレザーに交換したりしていた時に、ビタスゲルレイティスという選手が、ガーゼ状のテープを使い始めたのです。
それがグリップテープの始まりだと思うのですが、その後トーナグリップが発売され、オーバーグリップテープが世間に認知され、ウェットタイプや凸凹タイプなど種類が豊富になってきたのです。
現在では、オーバーグリップテープを巻いてない人を見るのはとても少なく感じます。
巻かない方のこだわりは、ボールが当たった感触を手のひらにダイレクトに伝わることを味わいたいのです。
特にグリップの八角形を直に感じたい方は天然レザーにこだわります。
そんな天然レザーにこだわりのある方には、「PKウエストプレミアムナチュラルレザーグリップ」がおすすめです。
極上のカーフスキンを使用し、巻き上がったあとの凹凸が出づらいように、内側を丁寧に面取りしてあります。 今回の「ウインザック徹底分析」にあたり、8タイプすべて使ってみました。
タイプ1:ウェットレギュラー(0.5mm)《A-W1L》
一番オーソドックスなウェットタイプ、あまり汗をかかない方にオススメ。カラーも8色と豊富!
お買い得な4本セットもあります。※ホワイト・ブラック・ピンク・スカイブルーのみ タイプ2:ウェットパンチ(0.5mm)《A-W6L》
小さな穴を無数に開けることで、汗の吸収が早くなり、また、手のひらとグリップが引っ付かなくなりややドライタイプに近いサラッと感があります。
カラー7色。
お得な4本セットもあります。※ホワイト・ブラックのみ タイプ3:ウェットパンチ(0.65mm)《A-W13L》
0.65mmとやや厚めにしたことで、握ったときの弾力感があり、衝撃吸収にも優れます。
表面はタイプ2同様でサラッとしたウェットタイプ。 タイプ4:ウェットレギュラー凸凹(0.5~2.6mm)《A-W12L》
タイプ1のウェットレギュラーに幅4.5mm高さ2.1mmのウレタンのコブを使用した凸凹タイプ。
非力でグリップが安定しない方にオススメ。
密着感ナンバー1。カラー5色。 タイプ5:ウェット凸凹(0.5~2.6mm)《A-W4L》
タイプ2のウェットパンチに幅4.5mm高さ2.1mmのウレタンのコブを使用した凸凹タイプ。
カラー7色。 タイプ6:ウェットセミ凸凹(0.5~2.6mm)《A-W5L》
タイプ2のウェットパンチに幅3.5mm高さ2.1mmのウレタンのコブを使用した凸凹タイプ。
凸凹の幅を細くしたことで、手のひらとの密着感があります。
カラー5色。 タイプ7:ウェットセミダブル凸凹(0.5~2.6mm)《A-W7L》
タイプ2のウェットパンチに幅3.5mm高さ2.1mmのウレタンのコブを2重に配置した凸凹タイプ。
握力の弱い方にオススメ。
カラー4色。 タイプ8:ウェット厚(1.0mm)《A-W11》
通常(0.5mm)の2倍の厚さ(1.0mm)のウェットタイプ。
ワンサイズグリップを太くしたい方は便利です。重ねを少なくするのがコツです。
カラー2色。 すべて使ってみた結果、それぞれに違いがあり、自分に合うもの合わないものを確認ができました。
今まで凸凹タイプは使用したことはありませんでしたが、凸凹タイプの良さを確認できました。
ストロークの時に、真ん中を外してもグリップが回らず、安定していました。
ただ自分はボレーの時に、グリップチェンジがしづらく感じましたが、コブの小さいセミ凸凹タイプは、ボレーも問題ありませんでした。
一番のお気に入りは、タイプ3のウェットパンチ(0.65mm)《A-W13L》で、やや厚めでクッションがあり、無数に穴が空いてるので、汗も吸収が早く快適でした。
お手頃価格のウインザーオリジナル【ウインザック】を是非一度お試しください。
店頭に握れるサンプルを用意してますので、お気に入りを探すのも楽しいですよ。
【GEEK通信】「バーン100ツアーCVは突然変異ながら、進化を感じました」
2017/12/02
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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ベテランJOPランキングは、35歳から5歳刻みで85歳まであります。
大会は、AからFまでのランクがあり、
(A)全日本ベテランテニス選手権大会
(B)関東オープンテニス選手権大会
(C)毎日テニス選手権
(D)東京オープンテニス選手権大会
(E)千葉県テニス選手権大会
(F)川崎市民テニス選手権大会
などのグレードで1年間の獲得ポイント数の上位50人が全日本の大会に出場できます。
上位26名は本戦ストレートインでき、24名による予選で2勝した6名が本戦に上がれます。
日本各地で毎週の様に、試合が開催されており、強豪選手があまり出場しない地方大会を回って少しでもポイント獲得を狙うツワモノもいっぱいいます。
35歳から55歳までは、雨天順延になると棄権する方が多く、みなさん仕事をやりくりしながら、休みを取っているので、日程が変わると大変です。
60歳以上は仕事がひと段落して自由な時間を取れる方が増えるのか、ドロー数も多くなります。
ベテランJOPランキングの詳細はこちらをご覧ください
日本テニス協会硬式サイト【ベテランJOPランキングページ】
「ベテランJOPポイント」とは、選手登録者に対して付与されるポイント(下記4種類)のトータルポイントで順位が決定し、(公財)日本テニス協会より公表されたランキングのことです。
ベテランA~Dグレード対象大会のポイント上位3大会
ベテランE1~E2グレード対象大会のポイント上位1大会
ベテランF1~F2グレード対象大会のポイント上位1大会
スポーツマスターズのポイント
(最大6大会の合計、公表は不定期です。)
全日本の常連の方でも、ポイント加算の為に、EランクやFランクの小さな大会に出てきますので、ランキング下位の人も大変です。
また、仮にFランクで優勝し続けたとしても、加算できる大会が1大会だけなので、ポイントを積み上げる為には、グレードを上げた大会に出場しなくてはならず、ランキングを上げるのは中々大変なのです。
今から10年前、意気揚々と45歳のベテランJOPに参戦したときのことです。
小金井公園で行われるFグレードの大会にエントリーしました。
その時に1回戦で当たったK原さんに5-8で負けたのですが、以前にも埼玉で対戦したことのある方でした。
その後、千葉トーナメントでも1回戦で当たり、同じ相手に3連敗してしまったのです。
勝ち上がって当たるのなら、まれにあると思いますが、1回戦から3度当たるというのは非常に稀なことです。
その後K原さんとは仲良くなり、テニス談義をするようになりました。 先日、10年ぶりに練習試合をやろうということになり、北区のコートに行ってきました。
なんとなんと、ファーストセットを6-2で取ってしまいました。
セカンドセットは4-6で取られ、サードセットに入ると雨が降ってきました。
2-2のところでサスペンデッドになり、今回は引き分けに終わりました。
一度も勝ったことがなかった相手にセットを取れたことは、純粋に嬉しいことでした。
10年間の間に少し成長できたのかもしれません。
***********
ウイルソンから新しく発売されたバーン100ツアーCVを試打してみました。
このモデルは伊藤竜馬選手モデルで、フェイス面積100平方インチ、ウエイト293g、バランス330mm、長さが27.25インチ、フレーム厚が22mmというかなりこだわりがありそうなスペックです。
第1球を打った瞬間「えっ」となりました。
かつて、ウイルソンのラケットでこんな打球感のモデルはなかったと思います。
ガットのど真ん中に穴が空いているかのような、吸い付くようなフィーリングで、非常に柔らかさを感じました。
プロモデル特有の「ガツン」とくる感触をイメージしていたので、いい意味で裏切られました。
カウンターベイルの衝撃吸収と、フレームのしなりがまったりした打球感を作っているのでしょうか。
自ずと、当たりが長くなり、手のひらで押す手応えがあり、イメージした弾道通り糸を引くように飛んで行きます。
スピン、スライスも予想した通りのかかり具合で、変にかかり過ぎることもなく、かと言ってかけ損なうこともなくいい感じです。
ボレーはエースを取るというよりも、きっちり深く滑るボールを打つといった感じで、スライス回転を多めにしてコントロールする打ち方に合っていると思います。
抜群にスピードの出るラケットではありませんが、余計なアウト、余計なネットはせず、気がつくと相手が先にミスをしてくれるようなラケットです。
名前、デザインはバーングループの一本ですが、バーン100ツアーCVは一匹オオカミ的な、他のラケットには似ていない存在感のあるラケットでした。
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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ベテランJOPランキングは、35歳から5歳刻みで85歳まであります。
大会は、AからFまでのランクがあり、
(A)全日本ベテランテニス選手権大会
(B)関東オープンテニス選手権大会
(C)毎日テニス選手権
(D)東京オープンテニス選手権大会
(E)千葉県テニス選手権大会
(F)川崎市民テニス選手権大会
などのグレードで1年間の獲得ポイント数の上位50人が全日本の大会に出場できます。
上位26名は本戦ストレートインでき、24名による予選で2勝した6名が本戦に上がれます。
日本各地で毎週の様に、試合が開催されており、強豪選手があまり出場しない地方大会を回って少しでもポイント獲得を狙うツワモノもいっぱいいます。
35歳から55歳までは、雨天順延になると棄権する方が多く、みなさん仕事をやりくりしながら、休みを取っているので、日程が変わると大変です。
60歳以上は仕事がひと段落して自由な時間を取れる方が増えるのか、ドロー数も多くなります。
ベテランJOPランキングの詳細はこちらをご覧ください
日本テニス協会硬式サイト【ベテランJOPランキングページ】
「ベテランJOPポイント」とは、選手登録者に対して付与されるポイント(下記4種類)のトータルポイントで順位が決定し、(公財)日本テニス協会より公表されたランキングのことです。
ベテランA~Dグレード対象大会のポイント上位3大会
ベテランE1~E2グレード対象大会のポイント上位1大会
ベテランF1~F2グレード対象大会のポイント上位1大会
スポーツマスターズのポイント
(最大6大会の合計、公表は不定期です。)
全日本の常連の方でも、ポイント加算の為に、EランクやFランクの小さな大会に出てきますので、ランキング下位の人も大変です。
また、仮にFランクで優勝し続けたとしても、加算できる大会が1大会だけなので、ポイントを積み上げる為には、グレードを上げた大会に出場しなくてはならず、ランキングを上げるのは中々大変なのです。
今から10年前、意気揚々と45歳のベテランJOPに参戦したときのことです。
小金井公園で行われるFグレードの大会にエントリーしました。
その時に1回戦で当たったK原さんに5-8で負けたのですが、以前にも埼玉で対戦したことのある方でした。
その後、千葉トーナメントでも1回戦で当たり、同じ相手に3連敗してしまったのです。
勝ち上がって当たるのなら、まれにあると思いますが、1回戦から3度当たるというのは非常に稀なことです。
その後K原さんとは仲良くなり、テニス談義をするようになりました。 先日、10年ぶりに練習試合をやろうということになり、北区のコートに行ってきました。
なんとなんと、ファーストセットを6-2で取ってしまいました。
セカンドセットは4-6で取られ、サードセットに入ると雨が降ってきました。
2-2のところでサスペンデッドになり、今回は引き分けに終わりました。
一度も勝ったことがなかった相手にセットを取れたことは、純粋に嬉しいことでした。
10年間の間に少し成長できたのかもしれません。
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ウイルソンから新しく発売されたバーン100ツアーCVを試打してみました。
このモデルは伊藤竜馬選手モデルで、フェイス面積100平方インチ、ウエイト293g、バランス330mm、長さが27.25インチ、フレーム厚が22mmというかなりこだわりがありそうなスペックです。
第1球を打った瞬間「えっ」となりました。
かつて、ウイルソンのラケットでこんな打球感のモデルはなかったと思います。
ガットのど真ん中に穴が空いているかのような、吸い付くようなフィーリングで、非常に柔らかさを感じました。
プロモデル特有の「ガツン」とくる感触をイメージしていたので、いい意味で裏切られました。
カウンターベイルの衝撃吸収と、フレームのしなりがまったりした打球感を作っているのでしょうか。
自ずと、当たりが長くなり、手のひらで押す手応えがあり、イメージした弾道通り糸を引くように飛んで行きます。
スピン、スライスも予想した通りのかかり具合で、変にかかり過ぎることもなく、かと言ってかけ損なうこともなくいい感じです。
ボレーはエースを取るというよりも、きっちり深く滑るボールを打つといった感じで、スライス回転を多めにしてコントロールする打ち方に合っていると思います。
抜群にスピードの出るラケットではありませんが、余計なアウト、余計なネットはせず、気がつくと相手が先にミスをしてくれるようなラケットです。
名前、デザインはバーングループの一本ですが、バーン100ツアーCVは一匹オオカミ的な、他のラケットには似ていない存在感のあるラケットでした。