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2019年02月09日

「【月一企画】ショット別にラケットを考える。第ニ回『ドロップショット』」テニスGEEK通信

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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
 
中居が担当いたします。
 
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「【月一企画】ショット別にラケットを考える。第ニ回『ドロップショット』」

少し遅くなりましたが大坂なおみ選手全豪オープン優勝おめでとうございます。

左利きのクビトバ選手のスライスサービスを徐々に攻略したことが勝利に繋がったのではないでしょうか。

以前、GEEK通信で取り上げた左利きスライスサービスの対策が偶然にも決勝戦の2日前だったこともあり、反響をいただきました。

大坂なおみ選手が21歳で世界ナンバーワンに上り詰めたことはとても凄いことです。

そして、ドロップショットやスライスなどまだまだこれから取り入れていくようです。
まだまだ強くなる大坂なおみ選手をこれからも応援します。
今回の月一企画は、ドロップショットについて考えていこうと思います。

まず、個人的にドロップショットを打つ際は、ネットから3m以内の狙ったポイントにバックスピンかサイドスピンをかけて打つのですが、打つ前に相手にばれてしまわないように打つようにしています。

インパクトはスライス回転をかけ柔らかく打っていますが、フォロースルーは個々によって違います。

錦織選手は長めにフォロースルーをしていて、完璧にドロップショットが決まるタイミングで打っています。(相手のボールが力なく浅く入った時)

ジョコビッチ選手やナダル選手がよく試みるドロップショットは、ラリー中に突然打つドロップショットで、エースを取るよりドロップショットを返球した次のボールで決めるパターンです。

この場合はインパクトで止めるようなフォロースルーが小さい打ち方になります。
ジョコビッチ選手はバックハンドで、ナダル選手はフォアハンドでドロップショットを打っている姿をしばしばみます。
ドロップショットは【技術】と【タイミング】と【打つ勇気】が必要になってくると思います。

もちろん技術が無いとネットしたり、甘いボールになってしまいます。

ただ、完璧な技術で打ったとしてもタイミングが悪いと相手に逆襲をくらいます。

そして、ここぞというタイミングを逃さず打つ勇気も必要です。

ここまでは、個人的に考えているドロップショットの話をしましたが本題に入ります。

ラケットという視点で【ドロップショットを上手く打つこと】は可能なのでしょうか。

数年前にある実験をしたことがあります。

ネットから2mのところにラインを引き、球出ししてもらったボールを10球打ち何球ラインの中に入るかということを調べてみました。

10人くらいで行いデータを取ったのですが、厚いラケットで飛びの良いラケットは成功する回数が比較的少なかったです。

2mのラインに収まらず、飛びすぎていました。

ベースラインからネットを越して2mのライン以内に入れるためには、飛距離をコントロールしないといけないのですが縦糸の長さが40cmあるラケットでは想像以上に飛距離が出てしまうのです。

もちろん慣れもあると思います。実際に私は厚めのラケットを使用していますし、ドロップショットをしばしば打ちます。

この月一企画の結論として、特別にドロップショットが打ちやすいラケットを提案するのは難しいです。

ですが、ドロップショットが打ちやすいストリングテンションは個人的にあると思います。
 
ハイテンション(55ポンド以上)よりローテンション(45ポンド以下)の方が打ちやすいと思います。

ハイテンションはインパンクトでボールを潰してコントロールするもので、ドロップショットのようなボールを優しく包み込むようなタッチは難しく、ネットする可能性が高くなります。

ローテンションの場合ストリングとボールの接触時間が長くなり、バックスピンをかけながらフワッと置きにいくことがしやすいです。
フェイス面積が大きいラケット、フレームが厚めのラケット、飛びの良いラケットでドロップショットを打つのは比較的難しいのですが、ストリングテンション次第でもちろんカバーはできると思います。

どんなショットも練習が必要ですので、ドロップショットも普段の練習に組み込んでみてください。
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