ADMIRAL 2026 Spring & Summer
デザイナーインタビュー
―「Quiet Time」に込めた想い―
<左>アドミラルデザイナー栗林さん <右>ウインザーアンバサダー智菜美
ブランドの原点
智菜美
テニスを始めた頃、アドミラルは“新しいブランド”という印象がありました。
栗林さん
そう言われることは多いですね。でもアドミラル自体は1914年、イギリスで誕生しました。
もともとは海軍の制服を手がけていたブランドです。
その後、1970年代にフットボールを中心にスポーツ分野へ展開。
テニスラインは2019年秋冬からスタートしました。
テニスライン立ち上げの考え方
智菜美
栗林さんはいつから関わられているんですか?
栗林さん
2020年春夏からです。
テニスウェアも、アパレルと同じように“シーズンテーマを持つコレクション”として作りたいと考えました。
最初の象徴的な柄は竹。
真っすぐしなやかに伸びる姿をアスリートに重ね、意味のあるグラフィックとして展開しました。
「アドミラルらしさ」とは
智菜美
ブランドらしさはどこにあると思いますか?
栗林さん
エレガントさですね。
イギリス発祥という背景と、テニスが持つ上品さは大切にしています。
もう一つは自然のモチーフ。
竹、木、海、花など、毎シーズンどこかに自然を感じる要素を取り入れています。
テニスウェアではあまり見かけない柄をあえて選ぶことも特徴です。
人気が広がった理由
智菜美
ここ数年で支持が広がりましたね。
栗林さん
特に女性のお客様が多いです。
大会前に新しいウェアを選ぶ方が多く、
「周りと被らない」「強く見せたい」という声をよく聞きます。
派手すぎないけれど個性がある、そのバランスが評価されたのかなと思います。
2026 Spring & Summer
「Quiet Time」
智菜美
今回のテーマは「Quiet Time」ですね。
栗林さん
“静かな時間”という意味です。
イギリスの田舎やガーデンをイメージしながら、
忙しい日常の中で少し立ち止まり、自分と向き合う時間を大切にしたいという想いを込めました。
焦らず、ゆったりとした空気感が、柄や色に自然と表れればと思っています。
柄に込めたストーリー
Transition -変遷-
色が溶け合うグラデーションで、朝焼けや夕暮れのような時間の移ろいを表現。
水彩のにじみを重ねることで、境界線のない柔らかな変化を描いています。
一日の中でゆっくりと光が変わっていく瞬間を、ウェアに落とし込みました。
Country side -田舎町-
イギリスの田舎風景をトワルドジュイ風に描いた柄。
木立や石造りの建物、穏やかな自然の情景を細やかな線で表現しています。
遠くの景色を眺めるような、どこか懐かしい空気感が漂います。
Tulips -チューリップ-
春夏らしい明るさを持つフラワーモチーフ。
花びらの重なりや立体感を意識し、可愛さの中にも品を感じさせる色使いに仕上げました。
華やかさはありながら、甘くなりすぎないバランスがポイントです。
Tea dyeing -紅茶染-
イギリスの紅茶文化とアンティークレースから着想。
紅茶染めのようなやわらかな色ムラと、繊細なレースの質感を組み合わせています。
落ち着いたトーンの中に、クラシックな奥行きを感じさせるデザインです。
Topographic Map -山岳-
地形図の等高線をモチーフに、自然のスケール感を表現。
線の重なりによって生まれるリズムが、静かでありながら力強い印象を与えます。
26SSの中では、ややモダンでクールな立ち位置の柄です。
Flower(小花柄)
イギリスの田舎を思わせる小花柄。
細やかな配置と配色のコントラストで、可憐さと落ち着きを両立させました。
遠目には上品に、近くで見ると繊細な表情が楽しめるデザインです。
新ライン「NEWTHENTIC」
スポーツの前後やタウンユースにも対応するカジュアルライン。
新しさとイギリスらしいオーセンティックさを掛け合わせています。
アドミラルが目指すこれから
智菜美
最後に、今後アドミラルがどんな存在になっていったらいいなと思いますか?
栗林さん
テニスウェアとしてだけでなく、
「可愛いから着たい」「それがきっかけでテニスを始めた」
そんな存在になれたら嬉しいですね。
編集後記 - 智菜美 -
今回のインタビューを通して感じたのは、ADMIRALのウェアには、きちんと“背景”があるということでした。
イギリスというルーツ。
自然から着想を得た柄。
そして「Quiet Time」という、静かな時間を大切にするテーマ。
どのデザインにも、理由がある。
だからこそ、ただ“きれい”で終わらない奥行きが生まれるのだと感じました。
大会前に新しいウェアを選ぶとき、
少し強く見せたい気持ちと、自分らしくいたい気持ち。
そのどちらも、そっと受け止めてくれる一着。
派手すぎないのに印象に残る。
上品なのに、確かな存在感がある。
写真だけでは伝わりきらない色の重なりや、生地のニュアンスも、ぜひ実際に触れて感じてほしいポイントです。
ADMIRAL 2026年春夏コレクション。
このシーズンの“Quiet Time”が、コートに立つ時間を少しだけ豊かにしてくれることを願っています。
COORDINATE
Quiet Timeの世界観を、コーディネートでも。
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