RIVAL対決|Prince TOUR 100 305g vs TOUR O3 100 305g
渋谷店の斎藤とナビゲーター道場が、視聴者・メーカーからの「この2本はライバルでは?」という声にお応え。
同一シリーズ内でキャラクターが分かれるPrince TOUR 100 305gとPrince TOUR O3 100 305gを、打感インプレに加えTrackManの実測傾向で比較しました。
今回のハイライト
- データ上は「TOUR 100」優勢:ボールスピード・スピン量ともにわずかに上回る傾向。
- O3の魅力は打球感と寛容さ:マイルドな手応えに加え、スイートスポットが広く少し外しても返りやすい。
- スペックはほぼ同一(どちらも305g/100sq in/22-23-20mmビーム/16×19)。違いは主にO3ポートの有無とバランス微差(TOUR 100:313mm/O3:310mm)。
- テスター2名の好みはO3(打感・タッチ重視)だが、「ロケットスピード」ならTOUR 100という結論に近い月でした。
スペック比較(メーカー公表)
| 項目 | TOUR 100 305g | TOUR O3 100 305g |
|---|---|---|
| フェイス | 100 sq in | 100 sq in |
| 重量(平均) | 305 g | 305 g |
| バランス(平均) | 約313 mm | 約310 mm |
| フレーム厚 | 22-23-20 mm | 22-23-20 mm |
| ストリングパターン | 16×19 | 16×19(O3ポート) |
| 主素材 | テキストリーム × ザイロン | テキストリーム × ザイロン(O3) |
※実測は個体差あり。最新情報はメーカー/店頭でご確認ください。
計測条件
- ストリング:GOSEN ミクロスーパー/テンション:50 lb
- 計測:TrackMan(店内コーナー/定位置ボール出し)
- テスター:HIROSHIE’s(加藤・長尾)
トラックマン所見(テスター2名: HIROSHIE’s)
加藤
- スピード:ほぼ同等(O3はごく僅差で上がる傾向)
- スピン:TOUR 100 > O3
- 打ち出し角/ネットクリアランス:TOUR 100 がやや高め
- 飛距離:大きな差なし
- 好み:O3(柔らかい打球感・腕への負担の少なさ)
長尾
- スピード:TOUR 100 > O3
- スピン:TOUR 100 > O3
- 打ち出し角/ネットクリアランス:O3 がやや高め
- 飛距離:大きな差なし
- 好み:O3(食いつき・タッチの柔らかさ)
現場コメント
斎藤:
データ上はTOUR 100が「速くて回る」傾向。一方のO3は打球感がマイルドで、スイートスポットが広く、オフセンターでもボールが返りやすい。
同じ相手に勝ち筋を作るならTOUR 100、安定感やタッチの幅を取りたいならO3が選びやすいです。
道場:
同スペックの“二枚看板”を打感で選ぶか数値で選ぶか。店頭の2本×1週間レンタル(店舗により運用差あり)を活用して、同じ相手・同じシチュエーションで比べるのが最短ルートです。
こう選ぶなら
TOUR 100 305g が向く人
- ストローク主体で球威(スピード×スピン)を上げたい
- 「ロケットスピード」のコンセプトを数値でも体感したい
- 競技志向・勝ち切る展開を作りたい
TOUR O3 100 305g が向く人
- 柔らかい打球感と手離れの良さを重視
- スイートスポットの広さで安定感・再現性を高めたい
- タッチショットや展開の幅を求める(ドロップ・ボレー等)
- ジュニアや腕への負担を抑えたい人の選択肢に





















