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GEEK通信「イチオシ ピックルボール」
2024/11/04


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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 
テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「イチオシ ピックルボール」

みなさんは「ピックルボール」を知っていますか?
今、アメリカで大流行しているスポーツです。
テニス、卓球、バドミントンを混ぜたような競技と言われていますが、
私は経験をしてみて、ほぼテニスだと感じました。
コートの面積はバドミントン。
ラケットは卓球のラケットを少し大きくした感じ。
プレーのスキルはほぼテニスです。
ピックルボールに興味を持ったのは、
アンドレ・アガシ選手とシュテフィ・グラフ選手、ジョン・マッケンロー選手とマリア・シャラポワ選手が
ダブルスでピックルボールの試合をしている動画を見たことでした。
4人共、現役の頃と変わらない打ち方で楽しそうにプレーをしていたことが印象に残っています。
テニスと違うところは、「ノンボレーゾーン」という場所があり、
ネットから2.1mの範囲はノーバウンドで打つとペナルティになります。
ボールはプラスチック製で穴が空いており、空気抵抗でスピードはそれほど速くありません。
よって、ネットについてボレーをするのが有利になります。
そこで、ノンボレーゾーンにドロップショットを打ったり、アングルに落としながら、
ノーバンで打たせないようにするのがポイントです。
得点はサーブ権がある時しか入りません。
サーブはアンダーサービスでファーストサービスのみです。
サーバーが有利にならないようにする「2バウンドルール」というのがあって、
サーブandボレーやサーブ側の前衛ポーチはできません。
リターナーの返球がバウンド(2バウンド目)しないとネットに出ることはできません。
リターナーはリターンandネットをほぼ仕掛けてきますので、
サーバーは不利になりサーブ権の移動はあっても得点が入らないことが意外と多くなります。

アメリカの競技人口は890万人ですが、日本はまだ1万人程です。
2032年のオリンピック競技として採用される可能性があり、
もし採用された場合の2032年の競技人口の予測は160万人程になっています。
現在のテニス人口は340万人ですので、テニスプレーヤーの2人に1人はピックルボールをやっている計算になります。
決して自慢ではないですが、30分の練習でインストラクターのペアに5-0で勝ってしまいました。
今からスタートすれば、オリンピック代表も夢じゃない?!と思います。
ウエアとシューズはテニス用でいいので、パドル(ラケットの名称です)を用意するだけで、
未来は開けるかもしれません。