今回もグリップテープについて書いていきます。
前回は、オーバーグリップのウエットタイプについてでしたが、
今回は、ドライタイプとメンテナンスについて書いていきたいと思います。
〇ドライタイプ
ドライタイプは、表面がさらっとしていてグリップ力はウエットタイプほど高くありませんが、
ウエットタイプよりも吸汗性がとても高いタイプとなっております。
種類もウエットタイプほどなく、表面が無地のタイプが主流。
![](https://wwwwindsorracketcojp.ecbeing.biz/img/simpleblog/4373/ドライスタンダード.jpg)
〇ドライの特性を生かし、水分をグリップ内部でためてグリップ力を高める
ヨネックス ウォーターフィットグリップ
![](https://wwwwindsorracketcojp.ecbeing.biz/img/simpleblog/4373/ドライ6.jpg)
〇ドライの吸水性と、ウエットのグリップ力両方を兼ね備えた
トアルソン クイックドライ
![](https://wwwwindsorracketcojp.ecbeing.biz/img/simpleblog/4373/ドライ4.jpg)
〇ドライの欠点である、耐久性(やぶけにくさ)と吸水性がいい
キモニー ラストドライグリップ
【ドライタイプとウエットタイプの吸水性の違い】
それぞれに、水を垂らしてみました
*ウエットタイプ
グリップテープの上に水がとどまってしまいます。
![](https://wwwwindsorracketcojp.ecbeing.biz/img/simpleblog/4373/ウェットに水.jpg)
*ドライタイプ
水を垂らした直後から吸ってくれています。
□メンテナンスの話
メンテナンスというと大げさに聞こえてしまいますね
まずは、
【交換の目安】についてのお話
ずばり
「早ければ早いほど良い」です!
新品の状態が性能のピークなので、握っている時間が長いほど・・・汗をかけば、かくほど・・・握る強さが強いほど・・・グリップテープの劣化は進んでいくのです。
無理に使ったがために、すっぽ抜ける・・・最悪ラケットが破損…なんてこともあり得るかもです。
数百円でそれが防げるのなら、安いと思いませんか!?
【この状態なら巻替えたい!】
〇色が変わってきている
色だけでなく、汗も含んで汚れているんです。
![](https://wwwwindsorracketcojp.ecbeing.biz/img/simpleblog/4373/よごれ1.jpg)
汚れいる部分とそうではない部分
![](https://wwwwindsorracketcojp.ecbeing.biz/img/simpleblog/4373/よごれ2.jpg)
〇これは、かなり劣化がすすんだ状態
![](https://wwwwindsorracketcojp.ecbeing.biz/img/simpleblog/4373/よごれ3.jpg)
手で触ると汚れがついてしまいます。
これは、「加水分解」という化学変化で、
水分を含んで時間がたつと起こる現象です。
久しぶりにラケットを使うのに押し入れから出したり
同じラケットをグリップメンテナンス無しに使用するとこんな感じになります。
![](https://wwwwindsorracketcojp.ecbeing.biz/img/simpleblog/4373/よごれ4.jpg)
長時間巻きっぱなしだと、菌も増えて衛生上あまり宜しくありませんし、匂いの原因にもなったりします。
プレーをしていて、少しでも不快に感じたら交換時だと思います。
□自分でも巻ける?
近くのショップや、私たちウインザーにお任せいただく事も出来ますが、
実は、ご自身でも巻くことはできます!
巻き方は、お近くのウインザーでスタッフが詳しくレクチャー致します!
やり方さえ覚えてしまえば、後は回数をこなしていくだけです
コツがつかめれば、こだわりが出てくるかもしれません
巻き方や、重ね方など色々こだわってみてくさいね
*重ねを厚くして太さや、指の引っ掛かり感を意識している巻き方
![](https://wwwwindsorracketcojp.ecbeing.biz/img/simpleblog/4373/厚めな巻.jpg)
*重ねを薄くして太くなりすぎないようにしたり、手とグリップの一体感を意識した巻き方
![](https://wwwwindsorracketcojp.ecbeing.biz/img/simpleblog/4373/薄い巻.jpg)
グリップの話は、これで以上となります。
興味が少しでも出たら、こだわってみてください。
その際は、ぜひお近くのウインザーへご相談くださいませ。
つづく