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【GEEK通信】【番外編】「2019ATPツアーファイナルズ出場8選手と錦織圭選手が対戦したら。」※中居個人の想像です
2019/12/30
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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【番外編】「2019ATPツアーファイナルズ出場8選手と錦織圭選手が対戦したら。」
ジョコビッチ選手、ナダル選手、フェデラー選手、メドベージェフ選手、ティーム選手、チチパス選手、ズべレフ選手、ベレッティーニ選手 と言えば、2019年11月に開催されたATPツアーファイナルズの選ばれし8人です。
今回注目していたのは、グランドスラムタイトル19個も獲得しているが、なぜかATPツアーファイナルズのタイトルは未獲得のナダル選手です。
ナダル選手は、春先のクレーシーズンを全力で戦い、真夏のUSオープンで燃え尽きてしまうのが、今までのパターンでした。
直前の大会で腹筋を痛めてしまい、また今年もダメなのかと思ったら、ラウンドロビン第2戦のメドベージェフ選手との試合で、ファイナルセット1ー5になり、私はあきらめて眠りに入ってしまいましたが、そこから2ブレイクし逆転勝ちしたのです。
この大会を優勝したのはチチパス選手ですが、唯一黒星をつけたのはナダル選手です。
2勝1敗が3人並び、チチパス選手とズべレフ選手が決勝トーナメント進出し、ナダル選手はまたしてもツアーファイナルズのタイトルはお預けとなりましたが、個人的には一番頑張っていた選手で、決勝トーナメントに進出できていれば優勝できたのではないかと思っています。
今回怪我もあり、残念ながら出場出来なかった錦織圭選手になり変わって、錦織選手なら出場8選手とどう戦うかを勝手に想像してみました。 また出場選手の使用モデルのインプレッションも掲載させていただきます。
※あくまで個人の想像です 「ジョコビッチ選手 VS 錦織圭選手」
精密機械のようなミスの無いストロークに加え、狩猟動物のようなフットワークが持ち味の選手で、最近はサービスも強化されて欠点は見つかりません。 対戦成績は2勝16敗で15連敗中。
最も苦手としている選手です。
錦織圭選手の得意なバックハンドクロスが通じない相手で、角度のあるアングルを打ってもそれ以上の角度で切り返されたりします。
錦織圭選手が勝つには、前に踏み込んだフォアハンドがどれだけ決まるかにかかっています。
さらに、ジョコビッチ選手が必要以上にドロップショット打ってしまう癖につけ込むのと、なんでもないスマッシュのミスも飛び出せば勝機が生まれてくるでしょう。
■ジョコビッチ選手使用モデル:ヘッド スピードPRO
18×20(ジョコビッチ選手は18×19)の目の細かいストリングパターンですが、センターフォーカスではなく、18本が等間隔になっているので、ボールの食い付きもあり、スピンはよくかかります。歯切れの良い打球感が気持ち良く、ストロークからボレーまでオールラウンドにプレーできます。
「ナダル選手 VS 錦織圭選手」
左ききからのフォアで相手のバックハンドに高く跳ね上がりながら外にキックしていくボールが打てれば、手の打ちようがありません。 実はナダル選手のサービスが個人的に好きで、反転動画で右利きのナダル選手を参考にして真似していることもあります。
対戦成績は2勝10敗です。
初対戦から7連敗してますので、ここ最近では2勝3敗となっています。
敗戦した試合ですが、2014年のマドリードでクレーキングのナダル選手を追い詰めた試合が印象に残っています。
6-2.4-2で錦織選手リードの場面で、体の不調が発生し、結局リタイアになってしまいましたが、ナダル選手がクレーコートでこれほどやっつけられているのは、この時の試合。ぜひ良ければチェックしてみてください。
■ナダル選手使用モデル:バボラ ピュアアエロ パワーをスピンでコントロールするモデル。斜め45度の入射角でボールを捉える感覚で打てる方は、バウンド後に高く跳ね上がるエッグボールが可能です。ボレーもしやすいのでダブルスでも有効です。 「フェデラー選手 VS 錦織圭選手」
言わずと知れたテニス界の生きるレジェンド、ロジャーフェデラー選手は、すべてのショットをパーフェクトに操り、特にサービスからの流れるようなネットプレーはすべてのプレーヤーがお手本にしたいショットです。
対戦成績は3勝8敗です。
フェデラー選手のバックを攻め、甘くなったところをバックハンドでダウンドラインに決めることができるかどうかがカギになります。お互い想像力豊かな選手なので、ミラクルショットの応酬が期待できます。 2018年のATPツアーファイナルズで錦織選手が勝った試合は両選手共にミスが多かったのですが、フェデラー選手にもそういう時があるということです。
■フェデラー選手使用モデル:ウイルソン プロスタッフRF97
前作から微妙に柔らかく設計した改良モデル。当初、白黒のデザインでしたが、2、3試合使用して黒黒のデザインに変更しました。 サービスゲームのキープ率が下がり、ラケットフェースの向きが白黒は相手に分かってしまったらしいです。 340gとかなり重めですが、305mmのバランスなので、操作性能は決して悪くありません。スピードで押すプレースタイルに向いています。 「メドベージェフ選手 vs 錦織圭選手」
メドベージェフ選手はミスをしない、諦めない、何を考えてるかわからないが凄い選手です。
ティアフォー選手との対戦のとき、ドロップショットをなんとか拾ったメドベージェフ選手のボールをネットに出ていたティアフォー選手が無人のベースライン方向にミドルボレーを打ちました。
ボールに背中を向けてガッツポーズをしているティアフォー選手。メドベージェフ選手は諦めず斜め後方に、ボールを追いかけ返球。 ガッツポーズしているティアフォー選手の横をボールが抜けて行きました。 誰しもティアフォー選手のボレーが決まったと思いましたが、メドベージェフ選手だけはあきらめていませんでした。
対戦成績2勝2敗
錦織選手はメドベージェフ選手が諦める程のショットを打つのがカギとなりそうです。メンタル面で少し崩れるシーンも見受けられるので、緩急を使った揺さぶりも必要でしょう。
■メドヴェージェフ選手使用モデル:テクニファイバー Tファイト 305XTC
マイルドな打球感で、ボールを押せる感覚があるモデル。厚い当たりのフラットドライブでコーナーに打ち分けるとラケットの特性がよくわかります。 ドロップショットやアングルボレーなどの繊細なタッチも出しやすく、色々な球種でプレーしたい方におすすめ。 「ティーム選手 VS 錦織圭選手」
ティーム選手は、フォアバックともに回転量の多いストロークを打ちベースライン後方からの展開が得意な選手です。
クレーコートでの勝率が高く、ハードコートはやや苦手でしたが、最近はハードコートでの勝率も上がってきています。 対戦成績3勝2敗
ベースライン後方に下がるティームに対して、ベースラインの中でプレーする錦織圭選手は、ライジングショットを駆使すれば有利に展開でき、ハードは錦織圭選手、クレーはティーム選手の図式が成り立つでしょう。
■ティーム選手使用モデル:バボラ ピュアストライク18×20
正面から見たフレームの厚さが世界最薄クラスで、思い切って振り抜けます。飛びを制御しているので、バックアウトを気にせず打ち込めます。 フレームはしっかりしていて、振動減衰性にも優れているので、腕にも優しいラケットです。 「チチパス選手 VS 錦織圭選手」
フォアハンドの威力は、チチパス選手かデルポトロ選手がナンバー1ではないでしょうか。シングルバックハンドも魅力的ですが、フォアに比べると見劣りします。 サービスアンドボレーも得意なショットで、オールラウンドなプレーヤーです。
対戦成績1勝0敗
2018年の楽天オープンでの対戦では、格の違いを見せたのですが、その後チチパス選手が急成長しているので、簡単ではないと思いますが、錦織選手は得意な展開に持ち込みやすい選手ではないでしょうか。
■チチパス選手使用モデル:ウイルソン ブレード98 18×20
横しなりと縦しなりの両方を追求したモデル。
しなりを上手く使うと、縦回転、横回転をコントロールでき、バウンドに微妙な変化が起き、相手のラケットのスポットを外すことが可能です。 前作より、5mmトップライトに設計していますので、ボレーもしやすく、サイドスピンの効いたボレーが相手を悩ませます。 「ズべレフ選手 vs 錦織圭選手」
230kmの強烈なサービスとフォアハンドが武器。錦織圭選手が勝った試合では、ドロップショットを効果的に決めていました。 前後の動きに課題があるようです。しかしながら、2018年ATPツアーファイナルズ優勝のように波に乗ると手がつけられなくなります。
対戦成績1勝2敗。
錦織選手が勝つには、前後左右の揺さぶりとネットプレーがカギになると思います。 パワー勝負では不利なので、頭をフル回転させて相手を翻弄することが必要です。
■ズベレフ選手使用モデル:ヘッド グラビティプロ
10年ぶりに出たヘッドの新しいプロモデルです。フレームのしなりとまんまるいフェース形状から、ストローク好きの方向けです。 当たったフィーリングが手に伝わってくるのが早く感じ、安心してハードヒットできます。シングルスメインの方におすすめ。 「ベレッティーニ選手 VS 錦織圭選手」
突然出てきた新星で、あまりデータはありませんが、長身から繰り出す高速サービスが一番の武器でしょう。フォアの強打も魅力ですが、バックのスライスも切れがありパワーだけではありません。
錦織選手との対戦はまだありません。リターンの良い錦織圭選手からするとプレーしやすい選手に思えます。 ベレッティーニ選手の強打をライジングで左右に振り回して、ドロップショットで意表をつくシーンが想像できます。
■ベレッティーニ選手使用モデル:ヘッド エクストリームプロ or MP
トップベビーな設計から、サービスとストロークを強化したい方に向いています。
フレームが26mmあり、プロモデルの中ではパワーがあり、スピンをかけてもスピードが遅くならず、攻撃的に仕掛けていけるモデルです。 錦織圭選手の2020年は再びATPツアーファイナルズに出れるように、怪我を治して万全な状態でプレーして欲しいと思い応援しています。
やっぱり錦織圭選手が出てないATPツアーファイナルズは日本では盛り上がりに欠けてしまったように思え少し寂しい気持ちでした。
グランドスラムとオリンピックで活躍し、ATPツアーファイナルズに出場する。
2020は錦織圭選手の集大成になるように祈っています。
【GEEK通信】【スノワート】「ビタス115、ゲルレゾリューション8、ジャストグリップ、新ハイブリッドを実践で試す。」
2019/12/26
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「ビタス115、ゲルレゾリューション8、ジャストグリップ、新ハイブリッドを実践で試す。」
飯能のストロークマシーンMさんと出会ったのは3年前です。
Mさんがシングルスのテニスオフを開催していたので参加したのですが、元スポーツメーカーで働いていたということで意気投合し定期的にシングルスをしています。
なぜストロークマシーンかというと、フォア、バックともにスピンの安定したストロークで、アンフォースドエラーはほとんど無く、また感情を表に出すこともなくロボットのようだからです。
ポイントを取るにはこちらがMさんを上回るショットを打つか、予測をさせない意外性のあるショットを打つしかありません。
定期的にプレーしているのは、相手のテニスレベルにブレがないので、テニスの上達具合や道具を変えたときの試合での有効性を確認するためです。本当に有り難い存在なのです。
この日も3ヶ月ぶりに、飯能に行きました。
中居「市民大会の連続優勝はいくつになったのですか。」
Mさん「15までは数えたのですが、正確にはわからなくなりました。」
中居「連勝は続いているということですね。」
Mさん「はい。」
前回プレーした際は1-6、2-6だったと思います。
今回テニスオフに参加した理由は、【スノワートのビタス115】にラケットを変えたのでその効果をみようと思いました。
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【ウインザー価格:¥30,800(税込)】
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トスに勝ち、サービスを選択し、1球目に事件が起きました。
ワイドにスライスサービスを打つと、良い角度で入りノータッチエースと思った瞬間、ギリギリラケットの先っぽにかろうじて当たり、フラフラとクロス方向にリターンがきて、私はサイドアウトと思いながらも、ネット方向に走りました。
なんとオンラインでバウンドしたボールは変な回転がかかっており変則的な弾み方で体の方に向かってきました。
慌てて窮屈なスイングをしました。
ナダル選手がよく使うバギーホイップショットのようなスイングだったのですが、そのようなショットは打ったこともなく、フォロースルーでラケットが眉間にガツンとぶつかったのです。
サングラスをしていたので、直接ラケットが顔に当たらなかったのは不幸中の幸いでしたが、ノーズパッドが食い込み流血してしまったのです。
タオルで血を拭き取り、曲がったノーズパッドを指で直し、試合を続行しました。 記憶が飛んでいて詳しい試合状況は分かりませんが、2-6でこのセットを落とし、セカンドセットも0-3となりました。
ここでやっと冷静になり、ストローク戦でポイントが取れていないことに気づき、ダブルスで磨きをかけたサービスアンドボレーとリターン時のチップアンドチャージをしかけ、ネットにガンガン出ました。
そこで2ゲームを返した辺りから、数年に一回やってくる無の境地(ゾーンに入る)になりました。
なんと5ゲーム連取し、セットポイントを取るところまで行きました。あと1ポイントになったところで、残念なことに無の境地から現実に戻ってしまい、イージーボレーをミスし、このゲームを落とし、6-6まで行っていまいました。
タイブレークも4-1リードから追いつかれ、5-6。
セカンドサービスで果敢にネットに出て、力の無いリターンをオープンコートにボレーを決めたときに、Mさんの人差し指が上を指しているのに気が付きました。結局最後はダブルフォルトで5ー7の負けでした。
Mさん「今日はサービスが良かったですね。」
中居「ラケットをスノワートに変えたんです。」
Mさん「スノワート?」
中居「25年ぶりにラケット作りを再開したベルギーのメーカーで、これが良いんです。」
Mさん「何が良いんですか。」
中居「東レのカーボン使っていて、食い付きが凄く良いんです。」
ラケットをチェックしていたMさんが、【ジャストグリップ】に気が付きました。
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【ウインザー価格:¥660(税込)】
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Mさん「こちらは何ですか。」
中居「実はこれでサービスが良くなったんです。」
Mさん「、、、」
中居「シリコンでできているのですが、手のひらにピッタリとフィットして、リストの返りが良くなるのでサービス、スマッシュが良くなるんです。」
Mさん「ほー、このようなもので。」
今回のためにストリングも、【(縦)トニックプラス(横)ハリアーレスポンス】を42ポンドに張り替えたのもマッチしていました。
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【ウインザー価格:¥4,950(税込)】
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【ウインザー価格:¥2,376(税込)】
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シューズについては、【アシックスのゲルレゾリューション8】にシダスを入れ、出来る限りの準備はしたのですが最後はメンタルでした。
セカンドセットだけ見ると、スノワートに変えた効果は十分あったようです。
サービス以外では、バックハンドのスライスの伸びが良く、いつもならフォアに回り込まれて打ち込まれることが多いのですが、今回は回り込まれることも少なく、相手の返球もバックハンドスライスが多くなりました。
ストリングをナチュラルとポリエステルのハイブリッドにした効果はボレーで発揮しました。
ストレート、クロスに自在に沈めてくるリターンに対して、ローボレーをアングルに決めるショットが何回かありましたが食い付いてから弾く感覚はナイロンとポリエステルのハイブリッドにはありませんでした。
20球くらい続いたラリーで最後にエースが取れたのは、ゲルレゾリューション8のお陰です。
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【ウインザー価格:¥14,355(税込)】
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踏ん張ってからの切り返しに無駄がなく、エネルギーの消費を少なくしてくれます。
後はメンタルを鍛えれば良いのですが、私自身のポリシーは【道具に頼って勝つ】ことです。
あともう一品、勝つために必要なグッズを探しに行ってきます。
【GEEK通信】【ウイルソン】「ラケットとストリングがシンクロしたクラッシュ100Sでスピンを操る。」
2019/12/21
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「ラケットとストリングがシンクロしたクラッシュ100Sでスピンを操る。」
クラッシュが発売された際は、本当に驚きました。
とにかくこれほどしなるラケットは未だかつてありませんでした。
しなり具合はウッド並みで、手であおってもしなりがわかるレベルです。
ただラケットにはしなるメリット、しなるデメリットがあります。
しなるメリットは、ボールがラケットに当たっている(厳密にはストリングに当たっていますが)時間が長くなるので、コントロールがつけやすく、スピン、スライスがかけやすくなることが挙げられます。
しなるデメリットは、しなりと同時に捻れが起こり、面ぶれや方向性の狂いが生じることが挙げられます。
ウイルソンは捻れの起きないシャフトを開発し、この問題を解決しました。
さらに、クラッシュレベルのしなって捻れないラケットを他社に追随されないようパテント(特許)を取っているところは先を見据えていて流石と感じました。
私がテニスを始めて最初に買ったラケットはヤマハのウッドラケットで、グリップサイズがあることも知らずに5番を買ってしまいました。
ウッドラケットを知らない世代へ向けて補足させていただきますが、ウッドラケットはどのような感じかと言うと、しなって捻れるのをわかってボールをコントロールするのがウッドラケットの醍醐味でした。
ラケットフェースをフラットに当て、飛ばしたい方向にフォロースルーするのですが、飛んで行った後も永遠にボールを追いかけるように、真っ直ぐ振り抜くのです。そうしないと勢いのあるボールが飛ばなかったのです。
特にバックハンドはスライスが多かったので、捻れを利用して外に切れていくサイドスピンを普通に打っていました。
その後、グラファイトやグラスファイバーを使ったラケットが続々発売されたのですが、ウッドとはまったく性能が異なり、しなり、捻れが抑えらており、格段にパワーがアップしました。
フレーム形状もボックス型からラウンド型に変化していきます。ボックス型より、ラウンド型の方がしなりや捻れが少なくなるからです。
同じ体積のボール型の消しゴムと長方形の消しゴムがあったとします、手で曲げたり捻ったりしてみると変形が大きいのは長方形の方になります。
カーボン繊維も進化し、さらに強度の強い材質や編み込み方が生まれ、頑丈で壊れない、しなり捻れのないパワーロスのないラケットが増えていきました。
でもそこで困ったことが起きました。
テニスコートの大きさは一定なので、パワーが大きくなると、バックアウトが増えてしまうのです。
体力があってスイングの速い方は、ポリエステルストリングを張りトップスピンでバックアウトを防ぐ方法を取り、 体力があまり無くスイングがゆっくりな方はナイロンマルチフィラメントにウレタンコーティングしたストリングを張り、 ボールの接触時間を長くして距離をコントロールする方法にたどり着いたのです。
そこでクラッシュの登場です。 体力があまり無くスイングがゆっくりな方は、ボールとラケットの接触時間が長い方がミスが出にくくなります。
パワーがあってスピードの出るラケットも魅力的ですが、中居個人の考えとしてはアマチュアの試合で勝てるラケットは、ミスが少なく、沈めたり、ロブを深く打ったりできるしなるラケットの方なのです。
今まで発売されたクラッシュ5機種を繰り返し試打しましたが、たまに「あれっ」と思うことがありました。
何故なら自分が思っている弾道の高さと合わないことがあったからです。
はっきりとした原因はわからないのですが、しなっているのですが、球離れが早いときがあるのです。
今回発売されたクラッシュ100Sを打って、はっきりと原因がわかりました。
「ラケットのしなりとストリングの食いつきが自分の感覚と合っていなかった」 クラッシュ100Sは18×16のストリングパターンを採用したスピンエフェクト機能を搭載した「Sラケ」です。
横糸が少ないため、縦糸の動きがよくなり、スピンがかかるときのストリングの横にずれて戻るスナップバックが活発になります。
ラケットがしなったときに同調するようにストリングがスナップバックし、シンクロすることにより、自分の打ちたい角度、方向に正確に飛んでくれるのです。
私個人的にはクラッシュの完成形となりました。 トップスピンロブが前衛の頭上を越えて、急激に落下し、バウンド後バックネット方向に跳ねるので相手の後衛もカバーできません。
また、アングルに打ったパッシングがサイドアウトしづらくなりました。
ナイロンとポリエステルを打ち比べましたが、ポリエステルの方がSラケの特性がわかりやすく、スピン重視の方はポリエステルがおすすめです。
ボレーが好きな方や、タッチを重視する方は、縦にナチュラル横にポリエステルのハイブリッドが良さそうです。
ナチュラルの替わりにNXTソフトを持ってきても良いと思います。
スティーム105Sを使用していた自分としては、久々に使いたくなる「Sラケ」でした。
【GEEK通信】【アシックス】「ゲルレゾリューション8を買わない理由が見つからない。」
2019/12/13
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。

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「アシックス ゲルレゾリューション8を買わない理由が見つからない。」
トーマス・エンクビスト氏を知っている方はあまり多くはないかもしれませんが、アシックスシューズを語る上で大変重要なプレーヤーでした。
1990年代に活躍したスウェーデンの選手で、全豪オープン準優勝、シングルス最高ランキング4位の実績があり、錦織選手と丁度同じくらいの成績を収めています。
アシックスはこの当時、テニス選手との契約は少なくエンクビスト氏がアシックスの看板選手でした。
その時に発売したのが「ゲルエンクイスト」です。 「エンクビスト」ではなく「エンクイスト」だったのは、ヨーロッパの選手の呼び名をカタカナにしたときに発音の聞き取り方でよく起こるパターンです。
ボルグ→ボリー/エドバーグ→エドベリ/ワウリンカ→バブリンカ/ビランデル→ビランダー などなど数え上げるときりが無いほどです。
「ゲルエンクイスト」は、190cmのエンクビストのフットワークに耐えるよう、幅はややタイトでソールも硬めで、アッパーもがっしりしたハードな作りのシューズでした。
今思うと、その後発売された「ゲルレゾリューション」の原型になったのではないでしょうか。
私も2007年に発売になったゲルレゾリューションに感銘を受けゲルレゾリューション7まで契約選手でもないのに、履き続けました。
挙げ句の果てには、ウエア、キャップ、ソックス、リストバンドまでアシックスで揃える徹底ぶりで、モンフィス選手に引けを取りません。
そんな自主契約選手にも、アシックスを履けなくなる事態が起こってしまいました。
ゲルレゾリューション7で足が痛くなってしまったのです。
10数年アシックスを履き続け、ソリューションスピードでも、オムニテレインでも快適に履けて、足に合わなかったことは一度もありませんでした。ゲルレゾリューション7でプレーをした後に痛みがあっても、まったく疑うことなく履き続けました。
自分の足の骨格が変化していることに気が付かなかったことと、アシックスのシューズがすべて自分の足に合っていると誤認していたことが原因でした。
小指側の骨の部位が腫れてる状態で、内反小趾という症状です。
一度この症状になっていまうと、何を履いても痛みが出てしまい、幅広4Eのシューズしか履けなくなってしまいました。
その後は徐々に回復してきてはいましたが、シューズによっては同じ部位に痛みが出る状態でした。
それから数ヶ月経ち、アシックスの新作シューズ発表会に出席し、早稲田大学のコートにお邪魔することになりました。 ゲルレゾリューション8が発売となり、今までなら「早く履きたい」とワクワクして会場入りしたのですが、今回は痛くなったらどうしようという不安が先にたちました。
万が一痛くなったら、インソールをすぐに取り替えようと思ってシダスのインソールを準備して行きました。
シダスのインソールはアーチをサポートしてくれるので、足のサイドへの負担を軽減してくれるのです。
試履きの前に、アシックススタッフから商品説明を受けました。
新機能の「ダイナラップ(DYNAWRAP)」が気になりました。 シューレースを締めると同時に、親指側と小指側のパッドがホールド感を高める機能なのですが、自分にとっては小指側はそっとしておいて欲しい箇所なのです。
説明が終わり、質疑応答になった瞬間手を上げていました。
「ウインザーの中居と申します。ダイナラップについてなのですが、シューズ内側のパッドが締め付けることで小指側が痛くなることはないでしょうか」 完全に自分本意の質問をしてしまいました。
柔らかいパッドなので、痛くなることは無いとの解答をいただきました。
不安は少し和らぎましたが、テニスコートで実際にプレーしてみるまで安心はできません。
佐藤文平プロと綿貫陽介プロの指導の元、シューズの機能を味わうのですが、プロもシューズの機能を引き出すために、ギリギリ届くような球出しでスライドやクロスステップを指導してくださりハードなフットワークメニューとなりました。 約2時間プレーしたのですが、まったく痛みはありませんでした。
ゲルレゾリューション7はアッパーの素材を強固にしアウトサイドへの逃げを防いでいましたが、
ゲルレゾリューション8は、柔らかいアッパー素材に変更しダイナラップでサイドの補強・安定を図っていたので、小指側の痛みはまったくありませんでした。 特に小指側は痛みの箇所の手前を締めるため、逆に痛みのある部位はフリーになっている感覚がありました。足裏全体に隙間なくシューズ自体が吸い付いている感覚で、左右に振られてストップした時もシューズと足が一体化していてロスなく切り返すことができました。
綿貫陽介プロはこう言ってました。
「選手になって、両足首のサポーターは必ずしていましたが、アシックスを履くようになってから、サポーターは要らなくなりました。」
サポーターをしている選手のほとんどは、予防として付けているのですが綿貫陽介プロは不安が払拭されたことでサポーターを付けなくなったのでした。
今回はハードコートでしたので、オールコート用でプレーしましたが、いつもプレーしているのはオムニコートですので、ゲルレゾリューション8OCのソールが気になりました。 また、前作のゲルレゾリューション7 OCから、あの伝説のオムニテレインのソールパターンが一部採用されています。
ベテランテニスの上級者の間では、オムニテレインを履いていないと試合で勝てないと噂が立つほど、完璧なソールでした。
ドットパターンのソールなのですが、切り株が斜めになっており一歩目のスタートは切り株がコートに刺さり、スタートダッシュが決まり、最後の一歩は滑るように滑らかで、逆をつかれた時に踏ん張ると大きい3つの円形スタッドがコートを噛み、ストップできる優れものでした。 価格も据え置きで、買わない選択肢はもはやないと感じました。
これでまた自主契約選手としてプレーできそうです。
【GEEK通信】【ダンロップ】「SXシリーズとレヴォCVシリーズを打ち比べしてみました。」
2019/12/05
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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【ダンロップ】「SXシリーズとレヴォCVシ
リーズを打ち比べしてみました。」
ダンロップ→スリクソン→ダンロップへ。
ダンロップと言えば、ジョン・マッケンロー氏が使っていたウッドのマックスプライ(1980年頃)が有名です。
その後、ナイロンインジェクション製法のマックス200G(1983年)が大ヒットし、シュテフィ・グラフ氏も使用していました。
ここまでは、イギリスのダンロップ社が手掛けたものです。
日本国内では、PRO1000RIMが1994年にスタート。鈴木貴男選手が使用し、ダンロップイコール衝撃吸収に優れた柔らかい打球感が持ち味のメーカーという位置付けを勝ち取りました。
その後、ダイアクラスターシリーズが定着しました。
また、現在でも売れているレヴォCS10.0の第一弾のスペースフィールプライムが生まれたのが2002年です。
テニスでは2007年にボールとウェアを発売時にスリクソンを立ち上げ、ダイアクラスターシリーズをスリクソンXシリーズに改変し、日本はスリクソン、イギリスはダンロップに分かれていったのですが、2012年のバイオミメティックシリーズ以降日本でのヒット商品はない状態でした。
スリクソンを手がける住友ゴム工業は、軌道に乗ってきたスリクソンを海外に広げるために、イギリスのダンロップを傘下に収め、ダンロップブランドとしてスリクソンの技術を生かしたラケットを発売したのが、昨年のCX200、CX400シリーズです。
上級者の間で、「ダンロップ良いらしいよ!」と評判になりトップアマチュアの使用者が増え、海外のプロの使用も増えてきています。
ダブルスの手本にしているジェイミー・マレー選手や、美しすぎるテニスプレーヤーのワン・チャン選手もCX200を使用しています。
軌道に乗ってきた新生ダンロップから、第2弾としてSXシリーズの発売が決まりました。
CXのCはコントロールで、SXのSはスピンを表します。
前身となるのが、スリクソンレヴォCV3.0で、シャフトにグルーブが入っていたしなりが特徴のラケットでした。
今回発売になるのは、モールドが同じ100平方インチの310g、300g、285g、270gと105平方インチ270gの5機種です。
前作のレヴォCV3.0と比較して試打してみました。
不思議なのは、RA値が68→64としなる設定になっているのですが、打球感はSX300の方がしっかりしていると感じることでした。
前作のレヴォCV3.0よりパワーが上がっているのを第一印象で受けたのですが、その歯切れの良さが「しっかりしている」と感じさせたのかもしれません。
レヴォCV3.0(変幻派)の粘り強さとレヴォCV3.0F(弾丸派)の歯切れの良さを1本に集結したような感じでしょうか。
ウエイトが15g刻みで270gから310gまで選べますので、ネットプレーヤー、ベースラインプレーヤー、スピン系、フラット系、年齢、体力、ダブルス派、シングルス派など自分に合うウエイトを選択できます。
重たいものを速く振ることで威力が出ますが、重さよりも速く振るのを優先されることをオススメします。
無理して重たいラケットを選ぶと、前後左右に振られた時にミスが出ます。 また、後半疲れが出た時に急激にパフォーマンスが落ちます。 重たいものが打ち負けないのは間違いないですが、自分から振っていくショットの方が重要ですので、気持ちよく2~3時間プレーできる重さを選択してみてください。
私中居はSX600が一番気持ちよくプレーできました。
シリーズ5機種全体で感じたのは、スピンがかかって安定していることでした。
中居個人としてはスピンによる安定は、グロメットの形状をI型やD型を使って弾道を補正する工夫をしているためなのか、シャフトに溝を掘っていることが理由なのか、ラケット全体の機能なのかハッキリとはわかりませんでした。
最近のラケットは壊れてしまうことは少なく、3年、5年使うのは当たり前で10年使っている方もいらっしゃいます。その場合、グロメットは広がったり、潰れたり、折れてしまったりするのが散見されます。ですがグロメットを交換しようと思ったときには、すでに発売を終了していることもあります。
もしグロメットの形状によるものだとしたら、グロメットの交換パーツが付属していればラケット本来の性能を維持できるかと思いました。 ※幸いにも、SX300と600の弾道補正するグロメットはトップ部のスピンブースト(縦糸10本)と呼ばれているところなので。
店頭にサンプルを展示していますが、デザインの評価も高く、手に取られる方が増えています。
衝撃吸収が良く、反発力が高い高性能なラケットに仕上がってますので、いつもの重さのひとランク下の重さでも十分対応できますので、300gから285gに、285gから270gにするのもありだと思います。