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【GEEK通信】「6代目スピードは負け知らず、スピード好きも納得の仕上がり」
2018/05/24
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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実はわたくし、スピード好きなんでんです。
スピードと言っても、ヘッドのラケットのことです。
N・ジョコビッチ選手(セルビア)がヘッドと契約して、開発された初代スピード「ユーテックスピードMP16×19」はマイラケットとして永く使用していました。
ヘッドには他にも、プレステージシリーズやラジカルシリーズなど歴史のあるラケットがあるのですが、どうしても扁平なグリップ形状に馴染むことができませんでした。
ですが、スピードのグリップ形状は他社のラケットメーカーと同じ8角形になり、性能良し、デザイン良し、グリップ良しのベストなラケットになりました。
スピードシリーズ5代目となる「グラフィンタッチスピードMP」が発売される前に、契約コーチにのみ真っ黒な試打用ラケットが配られていました。
私は、どうしても打ちたくて、知り合いのコーチに頼んで、所属クラブまで打ちに行ってしまいました。(それ程スピード好きなのです。)
今回6代目の【NEW スピード】が発売予定となり、私中居は【黒塗りのテスト用ラケット】を手に入れることができたのです。 試打用セットの中には、黒塗りラケット、テスト用ストリングが2張り、ラケットバッグが入っていました。
テスト用ストリングは、マルチフィラメントのリフレックスMLT16とポリエステルのリンクスがあり、迷わずリフレックスMLT16を48ポンドで張り上げました。
張っていると、何故かいつものスピードを張るより、スムーズに張れる気がしました。 試打は4時間ダブルスのテニスオフで決行しました。
ウォーミングアップでは、振動止めをせずに打ったのですが、気になる振動自体は無く、良い感じです。
4試合すべて勝利したところで、重さによる疲労を感じたので、いつものレヴォCS10.0に持ち替えたところ、バックアウトのミス連発であと1ゲーム取られると敗戦になる自分のサービスで、改めてスピードに持ち替えました。
そこから3ゲーム連取して、なんとか連勝を5に伸ばし、最後の試合も勝って6戦全勝でした。
『NEWスピード』は、前作よりも飛びそうな、、、そして柔らかい打球感を覚えました。とにかく球持ちが長く、懐深く打てました。 ボレーのコントロールがよく、ドライブボレーの機会が数回あり、すべて決まりました。
リターンの精度も高く、サイドを抜いたり、足元に沈めたり自在にできました。 なんといっても全試合勝利できたように、安定感が抜群でイージーミスは数本でした。
パワー性能、スピン性能もあり、振動吸収性能も高いです。そしてコントロール性能を大きく感じました。
発売日、価格、デザインは未定ですが、お小遣いを用意しておいた方が良さそうです。
【GEEK通信】「R・フェデラー選手、錦織圭選手から探るハイブリッドストリング」
2018/05/19
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「R・フェデラー選手、錦織圭選手から探るハイブリッドストリング」
最近、プロの使用が増えているハイブリッドストリングですが、そもそもハイブリッドとはどんなメリットがあるのでしょうか。
R・フェデラー選手、錦織圭選手に焦点を当てつつ探っていきましょう。
R・フェデラー選手がプロデビューした頃は、「プロスタッフミッド85」にVSチーム125を張っていました。
錦織圭選手はジュニアの頃にハンマーシリーズを使っていて、17歳の頃は「n tour Ⅱ」にポリエステルのエンデューロを張っていました。
その後、R・フェデラー選手はメインにナチュラル、クロスにポリエステルを使い始めます。
錦織圭選手は、メインにポリエステル、クロスにナチュラルを使い始めます。
ハイブリッドのメインとクロスの役割に触れると、
一般的に【メインは、反発力とスピン、クロスはコントロールと打球感に影響を与える】と言われていますが、
個人的にはメインが反発力とコントロール、クロスはスピンの補助、打球感はメインクロスの総合的なものと考えています。
また、プロは1セットくらいでラケットをチェンジしてしまいますので、耐久性の話は置いておきますが、アマチュアは耐久性も重要な要素の一つです。
メインにポリエステルを持ってきた方が耐久性は良くなります。
縦糸はメインというくらいなので、プレーに与える影響の7割くらいを担います。
そこでメインにするストリングが重要になります。
フェデラー選手を例に取ると、85平方インチから90平方インチに変更した時に、ハイブリッドに変更しているのですが、ナチュラルガットの反発力が強過ぎて、ラケットのパワーと相まってオーバーパワーになってしまい、回り込んでのフォアハンドのアングルがサイドアウトになってしまうシーンをよく見ました。
ナチュラルガットの性能を7割残し、クロスにアルパワー(後にアルパワーラフに変更)を使用する事で、スピン量が増え、アングルショットのサイドアウトも減りコントロール性がアップしました。
その後は10年以上、ストリングの変更はせず、現在のプロスタッフRF97になった際に、テンションを49/45から58/54と約10ポンド上げて調整しています。(試合によってポンド数を変えています) ■商品情報
ルキシロン アルパワーラフ
ゲージ:1.25mm
ウインザー価格:2,192円
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錦織圭選手は、ストリングに対して繊細と言われていますが、若い頃は試合前に1本しか張り替えないこともあったこともあったそうです。実力が上がるとともに、ストリングに対するこだわりも段々と出てきて、試合中にストリングの張り替えを頼むオンコートストリングも多くなってきています。
ストリングに「W」のステンシルマークを赤で入れるのですが、錦織圭選手は極力薄く塗るようにリクエストしています。
ステンシルインクは油性のベトッとしたものが多く、ストリングの性能を下げてしまう可能性があるのです。
メーカーとの契約がある限り、入れるのはもちろんですが、個人的にはバボラのダブルラインのように、ボールを打たない下部に入れるのが本当は良いと思います。
ステンシルマークを薄くする発想は錦織のストリングに対する繊細な感覚を表している結果だと思います。 錦織圭選手のストリングの変遷は、エンデューロ→4G/ナチュラル→ナチュラル/4G→ナチュラル/4Gソフト→ナチュラル/エレメントとなっています。
テンションも約58ポンドから10ポンドくらい下がってきています。
メインにポリエステルでハイテンションのころは、腕の負担か大きく、5セットマッチの後半の疲労や怪我に悩まされていました。
徐々に体に優しいセッティングになってきているのがよくわかります。 ■商品情報
ルキシロン エレメント
ゲージ:1.25mm/1.30mm
ウインザー価格:2,192円
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突然ですが、私中居はバニラアイスにあずきをトッピングするのが好きです。
『この人、急に何言ってんの!』と思った方はよく聞いてください。
バニラアイスとあずきのハイブリッドは、お互いの美味さを知った上でトッピングしたものです。
ストリングもハイブリッドする場合に、注意したいのが、お互いの(メインとクロス)の特性を知った上でハイブリッドすることです。
もし、バニラアイスもあずきも食べたことがない人がバニラアイスにあずきをトッピングした場合、美味いかもしれませんが、不味いかもしれません。
その場合、なぜ美味いのかなぜ不味いのか理由がわかりません。
それぞれの味を知っていれば、どのようにトッピングを変えれば美味しくなるか想像できると思います。
せめて、メインにするストリングは張ったことがあるものにすることを推奨します。
もし、合わなかった場合でも、次にどうすればいいのか答えがわかりやすくなります。
ナチュラルガットは牛の腸から作られています。
最大の特徴が、ボールが当たった箇所だけ凹むホールド感にあります。
ナチュラルガットに似てるとされるナイロンマルチフィラメントは、ボールが当たった箇所を頂点にストリング面全体がピラミッド型に凹みます。
センターに当たると大きなピラミッドになり、センターを外れると小さいピラミッドになり、戻りのパワーが変わってしまいます。
ナチュラルガットは、当たったボールの箇所が凹み復元しますので、ある程度ならセンターを外しても戻りのパワーは変わらないのです。
ポリエステルの最大の特徴は、ストリング自体は凹まず、スライドすることで、ホールドしています。
しかも、ボールが当たった箇所だけスライドするので、ナチュラルガットのボールが当たった箇所だけホールドするのと似ています。
ナチュラルガットとポリエステルのハイブリッドは、こういったことから相性が良いのだと思います。
今後は、ナチュラルガット以外のハイブリッドを研究していこうと思っています。
【GEEK通信】「ヨネックスVCOREプロ100のLG (280g)で試合をしました」
2018/05/11
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「ヨネックスVCOREプロ100のLG (280g)で試合をしました」
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先日、市民大会のシングルスに出場しました。
初戦の相手はベテラン選手で、スライスの使い方が上手な方で正確なストロークを打ってきます。
試合はシーソーゲームでタイブレークに突入し、1時間くらい戦った後、7-4で勝利しました。
次の対戦相手は30歳くらいの方ですが、おそらくテニスはまだ始めてあまり経っていないのでしょうか。
スピンやスライスではなく、面を作って中ロブで返してくる選手です。
初戦は大変苦労しましたが、2回戦は少しラッキーかもしれません。
結果は0-6でした。私は惨敗してしまいました。
油断していました。
0-3でも挽回できると思って何も策を講じませんでした。
足の速さは陸上の桐生選手クラスで、エース級のストロークもノータッチで決まるドロップショットも全て拾われてしまいました。
でも返ってくるボールは中ロブです。
こちらも、中ロブで繋いでみたのですが、相手は一度もハードヒットしてきません。
結局、こちらのミスでポイントを失いました。
気温が30度くらいあり、ボーッとしてしまい、戦略を考える思考回路が働きませんでした。
今思えば、中ロブをボレーカットしたり、ドライブボレーしたり、色々と策はあったと思います。
良い経験をさせてもらいました。
帰り際、友人に
「対戦した選手、結構強いんですよ。去年下のクラスで準優勝して上がって来たんですから。」
この敗戦は色々と考えさせられるものでした。
-------------------------------- 今回はVCOREプロ100のLGタイプでゲームをしてみました。
対戦相手のAさんは中学、高校、大学の10年間ソフトテニス部で、社会人になってから硬式テニスを始め、10年間、実業団で活躍する本格的な選手です。
プレースタイルは、8割方フォアハンドで回り込みの強打と、バックハンドはダブルバックハンド。ソフトテニスの癖は全く感じられないほど完成されたフォームです。
VCOREプロ100で臨んだ第1セットはシーソーゲームになり、タイブレークにもつれ込み、7-4でなんとか取りました。
第2セットはスリクソンのレヴォCS10.0に持ち替えました。
Aさんのミスが出ていたフォアハンドが入り出し、手がつけられない状態になり、2-6で取られ、10ポイントタイブレークに突入です。
第2セットの勢いのまま0-6までいってしまい、チェンジコートのときに、第1セットで使用した、VCOREプロ100に戻しました。
そこから流れが変わり、8-8までいったのですが、
力尽き8-10の敗戦に終わりました。
試合の結果から分かるように、VCOREプロ100は実践向きのラケットです。
まず、ミスが出にくいのが最大の特徴です。
アマチュアの試合は、ほぼどちらかのミスでポイントが決まります。
ノータッチエースは1試合に数本あるかないかです。
たとえ、あったとしてもそれで試合に勝てるわけではありません。
個人的には、反発力のあるラケットはスピードも出て気持ち良いですが、スピン量が不足するとバックアウトに繋がります。
VCOREプロ100のLGタイプは280gと軽量タイプですので、しっかりとスイングしてやっと深いボールが飛びます。
アウトボールを気にしなくて良いので、安心してフルスイングすることができ、安定して深くボールが入っていたので相手のミスを誘うことができたと思います。
VCOREプロ100はVCOREプロ97より、フェース面積が大きいことに加え、フレーム厚も1mm厚くなっていることで、スイートスポットの広さ、外した時の返球率は高くなっています。
「ラケットのパワーにあまり依存したく無いけど、フェース面積が小さくて、ウエイトがあるのは難しいな」と思っている方には、
VCOREプロ100のLG(280g)タイプが正にうってつけです。
デザインも良く、ベテランプレーヤー、女性にもオススメです。
【GEEK通信】「初心者の方でも大丈夫。テニスを観る時に、まずコレだけ注目すれば楽しくなるポイント」
2018/05/03
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「初心者の方でも大丈夫。テニスを観る時に、まずコレだけ注目すれば楽しくなるポイント」
4月、錦織選手がモンテカルロマスターズ大会では惜しかったですね。
決勝戦では、R・ナダル選手(スペイン)に敗れ、準優勝でした。
この大会では、T・ベルディヒ選手(チェコ)、D・メドベージェフ選手(ロシア)、A・セッピ選手(イタリア)、M・チリッチ選手(クロアチア)、A・ズベレフ選手(ドイツ)、R・ナダル選手(スペイン)と対戦。
非常にタフなドローでした。
全ての試合を観ましたが、錦織圭選手のイマジネーション溢れるプレーが満載でした。
特に凄かったのが、準決勝のA・ズベレフ選手との試合で見せたバックバンドのジャックナイフと見せかけてのドロップショットは、素晴らしかったです。
ところで、最近テニスは【やるスポーツ】から【観るスポーツ】に広がりをみせていることをご存知でしょうか。
野球・サッカーは、かなり前から、観るだけのファン、サポーターがついていますが、テニスも錦織圭選手の活躍をきっかけに増えているのです。 私の知り合いの女性は、テニスをほとんどやりませんが、観るのが好きで海外まで行ってしまう方がいます。
この方と選手の話をすると延々と続きます。
*どちらかがネットに出たときは何かが起こる
テニスという競技は圧倒的にサービス側が有利です。
お互いにサービスをキープし続けると、悪くてもタイブレークまでいきます。
そこで注目して欲しいのが、
0-40や15-40となったときの攻防です。
サービス側はブレイクされないように、必死です。
レシーブ側は滅多に無いチャンスですから、もっと必死です。
もし、セカンドサービスになったら、レシーブ側は、今までとは違うことを仕掛けてくることも多いです。
ここ最近のテニスは、ラケットの進化やストローク技術の進歩で、ネットプレーが少なくなってきているような気がします。 迫力あるストロークシーンはもちろん面白いのですが、ただエキサイティングなシーンは、ネットプレーから生まれることがよくあります。
パッシングショット、トップスピンロブ、ジャンピングスマッシュ、ダイビングボレー、又抜きショットなどストローク合戦では起こらないことが、ネットに出ると起こりますので、どちらかがネットに出たときは何かが起こると思って目を凝らしてみてください。
*プレーだけではなく、選手が使用するラケットやシューズにもご注目
当然トッププロのプレーを観るだけでも、興奮したり、感動したりもするのですが、私は選手の使用するラケットやシューズにも注目して観ています。
特にシーズンの始めの1月の試合では、契約メーカーが変わったり、新しいラケットやウエアにチェンジしていることがよくあります。
2年前だったと思いますが、錦織圭選手の試合を観ているときに、スーパースロー映像が流れ、映っているストリングに釘付けになりました。
これまでは、縦に4G横にナチュラルのハイブリッドだったのですが、縦にナチュラル横に4Gになっていることを発見したのです。
鳥肌が立ちました。
ストリンガー以外、まだ誰も知らない事実を見つけた嬉しさは格別です。
*海外の選手の試合を生で観られるのは、10月に開催される楽天ジャパンオープンしか現在のところありませんが、テレビやスマホでも観ることが可能です。
BSやWOWOWではマスターズ1000やATP500の大会を放送しています。
私が普段から使っているツールは、【WOWOWオンデマンド】【ATP/WTA LIVE】アプリです。
【WOWOWオンデマンド】は、ライブ配信や見逃し配信が観れる大変便利なツールです。
WOWOWに入会すれば、オンデマンドは無料なのですが、5月現在、WOWOW未入会の方でもWEB会員登録をすれば無料で観れるキャンペーンを開催中です。
【ATP/WTA LIVE】は、大会の結果をLIVE配信してくれたり、試合結果のスタッツをみれたり、これから対戦する選手のデータが見れたりする大変便利なアプリです。 錦織圭選手、杉田祐一選手、大坂なおみ選手、マクラクラン勉選手の活躍で、映像で観られる機会が増えています。
全仏オープン、ウィンブルドン、全米オープンとグランドスラムが続きます。 皆さん寝不足にはご注意ください。