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【GEEK通信】「【月一企画】ショット別にラケットを考える第一回『スライスサービス』」
2019/01/24
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている 中居が担当いたします。
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「【月一企画】ショット別にラケットを考える。第一回『スライスサービス』」
左利きのサービスはなぜリターンがしづらいのでしょうか。
その謎を探ってみたいと思います。
まず左利きのプレーヤーの割合ですが、世界の平均は10%で日本の平均は11%です。
10人に1人が左利きということになります。
ATPランキング上位30位までで、左利きはナダル選手、シャポバロフ選手、ベルダスコ選手の3人で丁度10%です。 左利きのプレーヤーと対戦するのは、10試合中1試合と少ないことがわかります。
左利きとの対戦回数が少なく慣れていないという事がやりづらい理由の1つです。
ほとんどのプレーヤーはバックハンドよりフォアハンドが得意だと思います。
テニスを始めたときにフォアハンドから覚えることが多いとか、フォアハンドの方が打点のずれをカバーしやすいとか、私生活でバックハンドの動作をあまりしないなどの理由があげられます。
そこでサービスも相手の苦手なバックハンドを狙うことが多くなります。
さらに、スライス回転をかければどんどんバック側にキレていきますのでより取りづらいサービスになっていきます。
もしフラットでサービスを打った場合、右も左も関係なくなりますので左利きを生かしたサービスを打とうとするとスライスが有効になります。
左利きの方は9割方右利きの方と対戦するので、スライスサービスの技術を向上させる必要性も高く、試せる機会が多くなります。
右利きの方も9割は右利きと対戦するので、スライスサービスだとフォアハンド方向に曲がっていってしまいすので、あまくなってしまうとチャンスボールになってしまいます。
よってスピンサービスでバックハンドに跳ねるように打つことが多くなるので、スライスサービスの練習が不足してしまうのではないでしょうか。
なので左利きの方はキレのあるスライス、右利きの方はスピンサーブを使う機会が目立つ。
結論、左利きのサービスがリターンしづらい理由は「10分の1と少ない対戦で慣れていない」
「スライスサービスの練習量が多いので、キレのあるスライスサービスを打てる人が多い」
そういう理由で、左利きのプレーヤーのサービスはスライスが多いのではないかと個人的に考えます。
では、どうしたら左利きのサービスに対処できるでしょうか。
左利きの練習相手を探して慣れることが最も有効ですが、中々そうもいきません。
そこで、リターンの位置とリターンの時の立つ方向で工夫しましょう。
特に返しにくいアドバンテージサイドで話しを進めましょう。
通常の立ち位置はだいたい左足がベースラインかやや内側だと思います。
ネットに対して正対するかサーバーに対して正対していると思います。
この状態でバックハンド側にスライスで逃げるサービスを打たれると、追っても追ってもボールが切れていき追いつかないでしょう。
そこで、立ち位置をアレーの真ん中辺りにしさらにネットに対して30度から45度の向きで構えます。
逃げるスライスサービスに対して、前方向に追うことができるので意外と届くのです。
ここからは、左利きも右利きも関係なくスライスサービスを打ちやすいラケットを探していきましょう。
テーマは食いつきと振り抜きです。 スライスサービスのボールに対しての当て方は、フラットサービスの当たり方を0度とした場合、45度のイメージです。
ボールに横回転をかけるのですが、イメージとしては、ボールを歯車に見立ててラケットのフェース面にも歯車があり、ボールの歯車を勢いよく回すようにスイングします。
その時に、フレームの厚いものは空気抵抗を受けやすく、フレームショットしそうなイメージが湧いてしまいますので、23mm以下のラケットが良いと思います。
また食いつきが良いラケットだと、粘りが生まれ、横回転だけでなく前に進む推進力が出てバウンド後の伸びでエースになりやすくなります。
以上を踏まえて選んだラケットは、ヨネックスVCORE98とダンロップCX200です。 ※ギャラクシーブラック2月末に発売予定です VCORE98は、空気抵抗を軽減するためにトップ部のグロメットの突起を隠す凹型形状を採用し(エアロトレンチ)、しなり戻りを実現させるカーボン繊維「Namd」を使用しています。
22mmのフレーム厚のためサービスを打つ動作に入る前に、シャフトに添えた左手から受ける印象は良いフィーリングでテイクバックに入れます。
インパクトからフォロースルーにかけてスイングが加速する感覚があり、キレの良い回転がかかります。
エースにならないまでも相手をコートの外に追い出すことができて展開を有利にしてくれます。 CX200は、正面からのフレーム厚が薄く振り抜きの良さを感じます。
グリップエンドが小ぶりなため、少し長めに握ったときの違和感が無くサービスのときのスナップがよく効きます。 また、縦ストリングの間隔が均一でセンター付近の幅は広くなっていてボールの食いつきをサポートしています。
インパクト時にボールを捉えた感触があり、歯車を回すイメージがよくわかります。
少し縦回転も加えるとかなり手前の浅い位置に着弾し相手の目を切ることができます。
「あっ届かない」と思わせることも大事です。
ストロークの安定感やガットの耐久性をまったく考えないなら、極細のストリングがキレのあるスライスサービスを後押ししてくれます。
テニクファイバーXONEバイフェイズ1.18(マルチフィラメント)か、ソリンコ ツアーバイト1.05(ポリエステル)が双璧でしょう。
ストリングは細いほど反発力が上がり、細いほどボールのフェルトに食い込み回転がかかります。 一度体験してみてもいいのではないでしょうか。
今回はスライスサービスについて掘り下げてみました。
月一でショット別にテーマを決めラケットを考えてみたいと思います。
次回は「ドロップショット」を視点に掘り下げて見ようと思います。
【GEEK通信】「ヘッドグラフィン360インスティンクトはカラーリングのように爽やかなラケットでした。」
2019/01/18
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ヘッドグラフィン360インスティンクトはカラーリングのように爽やかなラケットでした。」
2018年最後のATPツアーファイナルズの決勝は、絶対王者のジョコビッチ選手と期待の若手ズべレフ選手の戦いでした。
ジョコビッチ選手はヘッドグラフィン360スピードPRO、 ズべレフ選手はヘッドグラフィン360スピードMPで、
同じシリーズのラケット対決を制したのはズべレフ。 彼らのラケットには、グラフィンという2010年に「グラフェンの開発、研究」をした科学者がノーベル物理学賞を受賞した画期的なカーボン繊維が使用されています。
ヘッド契約選手には、7位のチリッチ選手、16位のシュワルツマン選手、26位のガスケ選手、28位のベルダスコ選手に元1位で引退を発表したマレー選手もいて人気実力を兼ね備えたブランドなのです。※ランキングは1/7(月)現在のもの
高価な素材であるグラフィンの使いみちは、従来はシャフトのみに限られていましたが、今回はフェース面の12時、3時、9時の部分にも使用し、面の安定性を向上させました。 その結果、パワーアップに加えスピンのかかり具合もグンとアップしています。
先日発売されたグラフィン360を搭載した最新インスティンクト「グラフィン360インスティンクトMP」と「グラフィン360インスティンクトS」を試打してみました。
インスティンクトと言えば、シャラポワ選手とベルディヒ選手が使用していることで人気がある黄金スペックモデルです。
シャラポワ選手は現在ランキング30位ながらも、グランドスラムを達成しているレジェンドです。 ベルディヒは現在57位と順位を落としているが、自己最高4位を記録している実力のある選手です。
まず目を惹くのが、明るい水色のペイントです。
とにかく目立つカラーリングであることは、間違いないところです。 *「MP」のスペックはウエイト300gでバランス320mm
*「S」のスペックはウエイト285gでバランス320mm

ちなみに、設計が似ているグラフィン360エクストリームSのスペックは、ウエイト280gでバランス335mm。
通常は、エクストリームのように、ウエイトを軽くした場合、トップヘビーにして辻褄を合わせます。
そうすることで、300gと変わらないスイングウエイトになり、打ち負けず威力も出るのです。
ただし、振り子の原理を使ってますので、ストロークやサービスのようにグリップを支点としてヘッドが回ってくる場合は効果を発揮しますが、ボレーのようにヘッドをあまり動かさない場合には効果が出づらく、逆にヘッドが下がってしまったり、ヘッドが被ってしまったりすることがあり、ミスにつながることがあります。 グラフィン360インスティンクトSは、バランスを320mmとイーブンにすることで、スイングウエイトは小さくなります。
スイングウエイトか小さくなることで、格段に操作性能が上がり振り遅れがなくなり、ネットプレーでも反応が速くなります。
威力よりも確実性を重視しているのです。 実際に試打をした感触です。
「グラフィン360インスティンクトMP」については、
まず印象に残るのが、いい音がして気持ちいい打球感が手に残ることです。
爽快感と言ってもいいでしょう。
基本パワフルなラケットですが、スピン、スライスもよくかかるので、パワーを自在にコントロールできます。
ハードヒッターのストローカーからサービス&ボレーを得意としているプレーヤーまで幅広く使えるユーティリティラケットです。 「グラフィン360インスティンクトS」については、
気持ちいい打球感はそのままに、少し乾いた感触があります。
スイングウエイトが小さいお陰で、ビュンビュン自分のペースで振ることができ、フォロースルーの大きいスイングが可能です。
最大のメリットはサービスが思いっきり振り抜けるので、キレが増し、セカンドサービスも安定します。後半に威力が落ち気味だった人は、これで解決するでしょう。
ただし、相手に攻められて防戦に回った途端に威力が半減してしまい、浅いボールになることが気になりました。 メリットを生かしてデメリットを減らすには、マルチフィラメントのストリングをいつもより5ポンドくらい下げて張るといいと思います。
理想のフォーム作りにはうってつけのラケットだと思います。 グラフィン360インスティンクトは、見た目の通り、爽やかな打球感に、ネットプレーもしやすいオールラウンドなラケットで、特にダブルスが好きなプレーヤーにおススメなラケットでした。
【GEEK通信】「アディダス ソールコートブースト マルチコートは新しい時代を予感させる高機能シューズです」
2019/01/10
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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明けましておめでとうございます。
今年もギーク通信をよろしくお願いします。
「アディダス ソールコートブースト マルチコートは新しい時代を予感させる高機能シューズです」
平成の次の年号は果たして何でしょうか。
漢字2文字だとすると、「明星」(みょうじょう)はどうでしょうか。
平成のように素敵な時代になってほしいですね。
そんな平成30年間はどっぷりテニスをやっていたわけですが、記憶に残っているラケット、シューズなど平成の名品をご紹介しようと思います。
まずラケットは、ヨネックスRDTI70で「赤ラケ」の愛称で大ヒットしました。フェース面積が88、98、108の3種類あって、 スリチャパン氏が使っていました。
現在のVコアプロに受け継がれています。 驚いたラケットはウイルソントライアド3.0でした。
平成生まれの画期的機能として、ローラーシステム(ガットを張る穴が滑車になっている)とトライアドテクノロジー(ヘッドとグリップを2ピースで作り、衝撃吸収素材アイソゾーブを挟み込んだ製法)があります。
その2つの機能を合体したラケットがトライアド3.0だったのです。
現在もトライアドテクノロジーは、3.0J 118に搭載されています。 個人的に平成を代表するシューズは、アディダスのアディバリケードとアシックスのゲルレゾリューションです。
スニーカーのようなテニスシューズを、高機能のシューズに変えたのがこれら2つのモデルでした。
アシックスはハード/オムニ/クレーはそれぞれ専用が必要と唱え、アディダスは1足で全てを可能にするソールを開発し別々に進化しています。
アシックスはレゾリューション7が発売されており、おそらく8・9と続いていくのではないでしょうか。
アディダスはバリケード2018で10作以上20年続いたバリケードに終止符を打ちます。
終止符を打つ理由の一つに、さらに進化したシューズを開発したからです。 「ソールコートブーストマルチコート」
最大の特徴は、ミッドソールに使用されている
「BOOST & EVA combination midsole」です。 ブーストは2016年にランニングシューズに採用され大ヒットした軽量、高反発素材で、跳ねるような推進力が生まれ、軽快にタイムを縮めることができる画期的なシューズでした。
以前にテニスシューズにも採用されたことがあるのですが、ランニングとテニスの動きの違いがありなかなか定着しませんでした。
ランニングは前に走る動きがほとんどですが、テニスは横の動きに加えストップする動作もあり、 シューズに求める機能はストップ&ダッシュ時の安定感に、外に荷重したときのがっしり感です。
以前のブーストにはこの機能が不足していました。
今回のソールコートブーストマルチコートには、サイドにキットカット程の出っ張りがあります。
(3D TORSION BAR) さらに、そのバーからかかとを一周するスタビライザーが覆っています。(360TPU CHASIS)
横方向への安定感が格段に向上しています。 前足部をシューキャップ(RPU ABRATION PROTECTION)という耐久性のある素材で2重で覆うことで、安定感と耐久性を向上させました。
シューレースのスタート部分も覆ってしまっているので、もし交換するとなると難しい作業になりそうです。 立体的に成型されたヒールユニットの効果で足首回りのフィット感がよく、シューズと一体感があります。(3D MOLDED HEEL UNIT) ハードコートのスライド性とオムニコートでのグリップ力を極めたマルチコートソールを採用し、一足で全てのコートを対応できます。
以上を踏まえ、オムニコートで試履きしてみました。
幅がE相当となっていたので3Eの自分としては細いのが不安でしたが、ゆったりとしているように感じました。
足首周りや土踏まずはぴったりしていますが、前足部は余裕があり指先の隙間から少し大きめの作りかなという印象を受けました。 バリケードと比較すると、屈曲性も良く(柔らかく)、一般のプレーヤーでも十分に履きこなせる設計になっています。
一歩目のスタートがスムーズで、ブーストの反発力のお陰でドロップショットも難なく拾えます。
サイドに振られたときもしっかりとストップすることができ、センターへの戻りも速くなるように感じました。
アウトソールとミッドソール(ブースト)の融合に、スタビライザー効果のあるアッパーユニットが安定感を確保し、安心感のあるシューズに仕上がっています。
新しい時代のシューズが現れました。 こちらのシューズを試してみてください。