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【GEEK通信】「たかが振動止め。されど振動止め。」
2018/01/26
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「たかが振動止め。されど振動止め。」
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N区で毎日開催しているテニスオフがあります。主催者のO川さんは、80歳にもかかわらず、誰よりも走ります。
先日、5時間ダブルスに参加したのですが、6人で3時間 ダブルスを回したのですが、なんと4人の方はそこで帰ることになったのです。
残ったのは、O川さんと自分の二人だけです。
私「どうしましょうか」
O川さん「シングルスでもやりますか」
私「いいですけど、O川さん体力大丈夫ですか?」
O川さん「体力は大丈夫なんですけど、ハンデもらえますか」
ということで、自分はダブルスコート、O川さんはシングルスコートのハンデ戦になりました。
結果は6-0でした。
O川さん「30-0ハンデで今度はお願いします」
また、結果は6-0でした。
2セットやったので、もう終了かなと思ったのですが、
O川さん「30-0のダブルスコートでもう一セットお願いします」
言っておきますが、O川さんは80歳です。
ここまですでに4時間以上やっているので、体力もそうですが、私の集中力が切れていきました。
ダブルスコートを守るのは結構辛いです。
おまけに、30-0スタートなので、一本のミスで40-0になってしまいます。
結果5-7の負けでした。
ちょうどここで、5時間経ちました。
私「O川さんの体力凄いですね、3セット目が最も動きが良かったですよ」
O川さん「毎日10km走っていますからね。」
私「今日も走るんですか。」
O川さん「これから走りますよ。マラソンやっていますので、大丈夫です。」
※O川さんは、東京マラソンなどの大きなマラソン大会に招待されて走っているレジェンドだったのです。
またO川さんは、音の出ない笛を吹いて、心肺機能を高めているそうです。
パワーブリーズという呼吸器をトレーニングするグッズがありますが、オリジナルで同じことをやっていたんですね。
私も80歳になってもバリバリテニスをしたいので、O川さんが目標です。
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皆さんは、振動止めを付けていますか。
トッププロを見てみると、使っているのがR・ナダル選手、N・ジョコビッチ選手、S・ワウリンカ選手、A・ズベレフ選手、錦織圭選手etc。
付けていないのが、R・フェデラー選手、A・マレー選手、G・ディミトロフ選手、M・チリッチ選手etc。まさに半々です。
実際の振動止めの効果や役割について考えてみましょう。
ストリングにボールが当たると、約35本の糸はそれぞれが振動します。
当たる位置によって、音が違って聞こえたり、手に伝わる振動も違っていきます。
振動止めを使わない選手は、その一球一球の違いを音や振動で感じることで、グッドフィーリングを確かめているのです。
良いところに当たるといい音がして手にもあまり響かない。
変なところに当たると音も良くなく、手に響き不快な振動を感じます。
付けない選手は全ての打球情報を体で感じたいのです。
付ける選手は、手に伝わる不快な振動を無くし、どこに当たっても同じ感覚でいたいのです。
振動を吸収するというよりも、異音がしないように音消しの役割が強いのです。
どちらがいいとか悪いではなく、好みなのです。
例えば、"コーヒーに何も入れないブラック派の人"は、"振動止めを付けないダイレクトな味わいが好きな人"で、
"砂糖とクリームを入れるのが好きな人"は、"振動止めを使うことによって生まれるマイルドな味わいが好みの人"で、
趣味趣向の違いみたいなものなのです。
とは言っても振動止めにも色々な機能、効果があるので、今回は"振動止め"を掘り下げてみましょう。
実際に振動止めはテニスエルボーや手首の怪我の予防になるのでしょうか。振動には低周波と高周波があり、高周波が腕に良くないと言われています。
高周波はラケットのフレームから発生するもので、低周波はストリングから発生するものです。
高周波を、止めるのはラケットメーカーが取り組んでいるので、その進化に任せるとして、現在自分ができることとして、テニック社から発売されている高周波振動を軽減してくれるバイブカットを使用することです。                        *ウインザー価格 1,026円(税込)
フレームに付けるので、打球音には影響を与えません。
自分がテニスエルボーになった経験から言えることは、少しのストリングの振動でも痛みを感じるということです。
予防にはなりませんが、テニスエルボーになってしまったら、付けた方が痛みの軽減になると思います。
振動止めの種類として"ワンポイント型"、"ワーム型"、"輪ゴム型"など様々ですが、プロの使用タイプを見てみると、ワンポイント型か輪ゴム型がほとんどです。
振動止めは付けるけども、打球感もほどほどに残しておきたいという気持ちからワンポイント型を選んでいます。
私もワンポイント型のキモニーのクエークバスターを使っていますが、カラーも豊富でラケットを変えても使い続けています。
(たまに、外れてしまってどこかに飛んでいってしまうこともありますが。)                             *ウインザー価格 648円(税込)                          *クエークバスター装着時
"輪ゴムタイプ"は、振動を止める効果は小さくなりますが、外れる心配はありません。
おそらくアガシが使用していたのが始まりだと思います。現在はキモニーのサウンドバスターが人気の振動止めの一つです。
*サウンドバスターの装着方法なのですが、ルール上一番外側のストリングのさらに外側に付けるのが、正解です。
一番下の横糸にまたいでしまうと、ルール違反になります。
縦糸のセンター2本に縛り付ける方法が、輪ゴムタイプを使っているプロの付け方になります。                          *ウインザー価格 540円(税込)
"ワームタイプ"は、縦ストリングを10本程度を止めるので、振動吸収には一番優れています。超軽量ラケットはこちらのタイプがオススメです。
トアルソンのショックバスターやプリンスのローバイブがこのワームタイプです。
私はもスリクソンレヴォCS10.0に替えてから、プリンスのローバイブに変更しました。                           *ウインザー価格 864円(税込)                          *ウインザー価格 648円(税込)                            *ローバイブ装着時
付けると重たくなってしまうという方には、ウインザーオリジナルがオススメです。
サンプラスが現役の時に付けていたものと同じリングタイプで、カラーも豊富なうえにガットの張替え時に無料でもらえるのです。
また、ホワイトが「UP」で色付きが「DOWN」になっているので、スムース、ラフがわかり、エンドキャップを見ずにトスが行えるのも魅力です。             *ウインザー価格 194円 ※ガットの張替えをしていただくと無料でお付けしています                          *マゼンタが追加されました
色々なラケットを試打しますが、まずは振動止めを付けない状態で試打します。
その方がラケットの良いところと、悪いところが、明確に伝わってきます。
その後、振動止めを付けて打つと、イメージが変化するラケットも少なくありません。
いつも使っているラケットの振動止めを外して打ってみてください。
本当のスイートスポットの位置がわかったり、本来の反発力が再確認できます。
一度スッピン状態のラケットを知っておくと、ストリングのセッティングを工夫できたり、ラケットの特徴を生かしたプレーができたり、新しい発見が必ずあります。
その後にいつもの振動止めを付けると、こんなに効果があるのかと思い、振動止めのありがたさを実感するはずです。
たかが振動止めされど振動止めなのです。
【GEEK通信】「ダブルスが楽しくなる ウイルソンの "ウルトラ105S CV" と "ウルトラ110" 」
2018/01/18
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ダブルスが楽しくなる ウイルソンの "ウルトラ105S CV" と "ウルトラ110" 」
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テニスオフに参加した時に、ベテランの男性Aさんから声をかけていただきました。
Aさん「中居さんですよね。娘がジュニアの時にお世話になりました。」
Aさんとはどこかでお会いしたなと思っていたのですが、、、、
私「娘さんは、最近の成績はどうですか。」
Aさん「いやいや、もう子供が二人いてテニスどころじゃないですよ。」
…………なんと20年前の話でした。
当時のことも大切にするAさんはラケットも長く大切にされ、少し昔のモデルのラケットをお持ちでした。
「昔のモデルからなかなか替えられないんだよね。」という声もお聞きし、Aさんが手にしているラケットは"ウイルソンのスティーム105S"。
このラケットは「Sラケ」の最初のモデルで、ストリングパターンが16×15とかなり粗いパターンでした。
「Sラケ」は、横糸を少なくすることで、縦糸の動きを良くし、「スナップバック」というスピンがかかるストリングの動きを活性化させた画期的なラケットなのです。
そのスナップバックの効果が高く、ストリングの切断耐久性が落ちてしまうものも中にはあり、比較的ポリエステルを張るのがオススメのラケットでした。
その後、ウイルソンのラインナップの中で、プロスタッフ、バーン、ブレードには「Sタイプ」という、縦2本、横1本増やしたストリングパターン「18×16」が登場し、ストリングの耐久性も向上させたものに変化していったのです。
ただ困ったことに、「16×15」に慣れてしまったため、次のラケットに移行できないでいる方も多いのです。
Aさんもそのひとりです。
この日、私はウイルソンの試打ラケットを2本用意していました。
ウルトラ105S CV と ウルトラ110で、ウルトラ105S CVは「16×15」の幻のパターンが復活しているのです。
早速Aさんに打ってもらいました。
もうスティーム105Sに匹敵するラケットは発売されないと諦めていたAさんは気に入って下さり、質問を多く投げかけていただきました。
Aさん「このラケットの面積はいくつですか?」
私「スティームと同じ105です。」
Aさん「重さは何グラムですか?」
私「285gなのでスティームより4g軽くなります。」
Aさん「長さとフレーム厚は?」
私「27.25インチでスティームは27.5インチです。厚さは27mmでスティームより1mm厚くなります。」
Aさん「今のラケットよりもう少しヘッドが重たいといいのですが…」
私「バランス330mmなので、5mm程トップヘビーになります。」
Aさん「それで、16×15なら買うしかないですね。」
購入前提で検討するとのことでした。
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ウルトラ105S CVは、「16×15」のストリングパターンであること以上に、打球感のこだわりを感じました。
軽量、厚ラケ、オーバーサイズ(デカラケ)だともの足りないと感じる方も中にはいらっしゃいますが、このウルトラ105S CVは打ち応えのある打感で、カウンターヴェイルのおかげで余韻の変な振動がなく安心してハードヒットできました。                          *カウンターヴェイル
スピンは面白いようにかかり、アウトかなと思ったボールがベールライン際でストンと落ちる感じがします。
ただ飛び出し角度が上に出るので、相手の前衛にポーチされることがあり、慣れが必要です。
逆にスライスの伸びが良く、「ネットしたな。」と思ったボールが相手コートに入るので相手もびっくりしていました。
「ウルトラ105S CV」は、ボレーのしやすさが最大のメリットだと思います。
一瞬ストリングに喰いつき少しおいてから弾き出すので、コントロール、威力共に申し分なく、ミドルボレー、ローボレーが易しくできました。
パワーとスピンをアシストしてくれるラケットなので、少し力が無くても、「もう少しスピンをかけたい」と思っている方にドンピシャだと思います。
そして、スティーム105Sを使っている方はウルトラ105S Cvが非常にオススメです。 ウルトラ110は、270gで110平方インチのオーバーサイズ、カウンターヴェイルは入っていないスペックですが、打球感が柔らかかったです。
恐らく、スロートに採用されている「クラッシュゾーン」のおかげだと思います。
ゴムやシリコンで振動を止める機能は各メーカーで使用されていますが、縦ストリングの伸縮をさせるものはあまり無く、効果を感じやすい機能です。                       *クラッシュゾーングロメット
「ウルトラ110」の一番良いところは、ボレーの安定感+ボレーの切れ味です。
実際のゲームでも使用してみましたが、力が入りにくいバックハンドの高いボールを叩きつけたら、相手の頭上を越えていきました。(※それも、逆クロスにです。)
皆さんびっくりしていましたが、一番びっくりしたのは私でした。
270g、バランス335mm、スイングウエイト270前後のスペックで操作性能抜群です。ボレー、スマッシュなどのノーバウンドのプレーはとにかく使いやすいラケットです。
ストロークでのスピンのかかりもかなり良く、オーバーサイズ(デカラケ)、厚ラケとは思えない程安定感があります。
恐らく、ストリングパターンが16×18と粗めなこと、シャフト内側の骨のように隆起したパワーリブの効果があるのでしょう。                              *パワーリブ 軽量、厚ラケ、オーバーサイズ(デカラケ)は、34,000円から40,000円ほどの価格帯ですが、こちらのラケットは約30,000円ほどで、ユーザーにとって手に取りやすい要素の一つでもあります。
今回取り上げたラケット、気になった方はぜひ打ち比べてみてください。
【GEEK通信】「冬だからこそサングラスが必要です」
2018/01/11
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「冬だからこそサングラスが必要です」
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先日午前中にテニスをしたのですが、眩しくて全然テニスになりませんでした。
イージーボールをハイボレーした際、ボールが消えてしまい、フレームショットで大事なポイントを落としてしまいました。
夏の時期ならまだ太陽の位置が高いのですが、今の時期は太陽が低くなるので、目にダイレクトに入ってきます。
午前中と3~4時くらいは一番見えにくい時間帯です。
そこで必要になってくるのが、サングラスです。
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今回は、テニスに向いているサングラスを取り上げたいと思います。
サングラスと言ってもファッションで使うものもあれば、スポーツ用に特化したものもあります。
その違いはレンズです。
スポーツ用は、視野を広角に取るためにレンズにカーブを付けています。

正面だけを見るのであれば、平面のレンズでも良いのですが、
テニスの場合横向きでプレーすることが多いので、どうしても斜めに見ることがあります。
もし、平面のレンズですと、レンズを通した映像とレンズから外れた映像が同時に見えてしまい、距離感が分かり辛くなってしまいます。
テニス向きに作られているサングラスはやや幅広のものが多いのはそのためなのです。
次に重要なのが、レンズの可視光線透過率です。
可視光線透過率【100%】は裸眼の状態で、【0%】は真っ暗で何も見えない状態です。
【50%~90%】はナイターでも使えるかなり明るいレンズ、
【30%~50%】は曇りでも使えるやや明るいレンズ、
【20%~30%】は晴天曇天兼用でテニスに向いているレンズ、
【10%~20%】は晴天専用のやや暗めのレンズ、
【10%以下】はかなり暗いレンズになります。
眩しさを防ぎたい人は真っ黒なレンズが良いのですが、可視光線透過率が10%を切ると周りの景色が見辛くなってしまいます。すると、相手の動きやボールの動きがわからなくなってしまいます。
可視光線透過率が【20%~30%】くらいがテニスに向いているレンズになります。
サングラスを使用している方の中には、眩しいサイドだけサングラスをかけ、チェンジコートで外す方がいますが、
曇りの時でも、紫外線は晴天時の70%ありますので、目の健康を考えると曇りでもかけていた方が良いのです。
また、コントラストをはっきりさせる機能を持った(裸眼よりもかけた方が視界が良好になる)レンズもあり、サングラスはなるべく着けたままの方が良いのです。 テニスには、偏光レンズと調光レンズが大変便利です。
普通のレンズでは、何かに反射した光線を防ぐことができません。
偏光レンズは、コートの反射や視界に入る屋根などの反射を抑えギラギラを防ぎます。釣り(水面の反射)やスキー(雪面の反射)には必須品になっている機能です。
ラインが光って見え辛い状況がありますが、偏光レンズがあれば見やすくなります。また、ボールの輪郭もはっきりします。
調光レンズは、太陽光の強さによって明るさが変わることです。
通常ですと、濃さの違うサングラスを2つ用意し晴天用、曇天用で掛け替えるのですが、調光レンズであれば1つのレンズで複数の役割をしてくれます。
例えば、プリンスのPSU232のブラックレンズは、可視光線透過率が【12%~30%】となっており、太陽光が当たっている時は、レンズのカラーが濃くなり【12%】に近づき、曇っている時は、レンズのカラーが薄くなり【30%】に近づきます。
さらにこのPSU232のレンズには偏光機能もついているので、テニス用としては非常に適しているサングラスなのです。                   *プリンス PSU232 ウインザー価格10,195 円(税込)
プリンスPSU731プレミアムハイコントラストクールミラー偏光サングラスに採用されたレンズは、一見すると、ブルーで目立つマルチミラーレンズなのですが、かけて見ると視界が一転、落ち着いた静寂感のある視界に変わり、黄色だけが浮き出てくる映像に切り替わります。
このレンズには、紫外線だけではなく、赤外線をカットするフィルムが入っており、温度上昇を抑え込み、さらにコントラストを際立たせるフィルムなどの5層構造にする事で、黄色を認識しやすくしているのです。当然テニスでは、黄色のボールを追いかけますので、しっかりとボールをとらえることができます。
(相手のウエアが黄色なら、相手の動きもわかりやすくなり、判断が早くなるのですが、中々そういうシュチュエーションはないかもしれませんが…)                   ※参照:プリンス公式サイト   *プリンス PSU731プレミアムハイコントラストクールミラー偏光サングラス ウインザー価格12,960 円(税込)
アディダスのa124に搭載されているLSTレンズもテニスにオススメの機能です。
光の波長の乱れを調和させ、コントラストをはっきりさせ、相手の前衛後衛の距離感がわかりやすく、サングラスを通した映像がクリアになります。
アディダスにしかないオススメの機能が、カスタムフィットと言う機能で、ノーズパットが2段階、テンプルが3段階にクリック式で調整できます。
目と耳の位置は人によって違います。耳の位置が上の人はレンズが下向きになり、耳の位置が下の人はレンズが上向きになってしまいますが、アディダスはテンプルを3段階に調整することができるので、レンズの向きを正常な状態にすることが可能なのです。              *アディダス a124 ウインザー価格12,960 円(税込)
サングラスはどうしても違和感があってと敬遠している方にオススメなのは、ウインザック(ウインザーオリジナル)のWIN002です。
なんとたったの16gで掛けていることを忘れるくらいの軽さです。
レンズもテニスに適した可視光線透過率27%の偏光レンズを使用し、可変式のノーズパットでジャストフィットします。 100年以上続く眼鏡の専門メーカーとコラボした自信作です。

サングラスで、冬のテニスを快適に楽しみましょう。           *ウインザック(ウインザーオリジナル)のWIN002 ウインザー価格7,900 円(税込)
【GEEK通信】「テニスが楽しくなるプリンス エンブレム120」
2018/01/04
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「テニスが楽しくなるプリンス エンブレム120」
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テニスオフを始めて1年くらい経った頃に、上級シングルスの募集があり参加しました。
それまでは、中級から中上級を選んで参加していましたが、曜日と時間の都合が良かったので、「上級でも大丈夫だろう」とたかをくくってエントリーしてしまいました。
3年前のことですが、今でも忘れない東京麻布のコートでHさんと対戦した時のことです。
Hさんは自分と同年代の方。左利きで正確且つキレのあるストロークを打ってきます。
全くミスをしてくれず、どうしたらポイントが奪えるのかイメージすら浮かびません。当然0-6で負けたのですが、10ポイントも取れてないと思います。
かなりショックを受けました。自分自身の不甲斐なさと浮かれて上級にチャレンジしたしたことに、落ち込みました。 もう上級には参加しないと心に決め、数日落ち込みましたが、もっともっと練習して上手くなろうと気持ちを切り替えました。
その日から取り組んでいるのが毎日の素振りです。
10回でも20回でも良いので続けることが大切です。テーマを決めて実行できたら次のテーマに移っていきます。 素振りも3年続けていると、じわじわですが、結果が出てきました。
そして昨年の2017年・・・・・勝てなかったレジェンド達に勝つことができました。(I稲さん、O村さん、M原さん、K原さん) 残りはHさんに挑むのみとなりました。
・・・・・ということで、芝浦中央公園にやってきました。
主催者のHさんとの試合でトスで勝ち、リターンを選ぼうと思ったのですが、夕方の太陽が眩しい位置になっていたので、コートを選択しました。Hさんはサービスを選び、リターンとコートを同時にゲットできました。
前回の対戦ではまったく歯が立ちませんでしたが、今回はラリーで押し込む場面が幾度とあり、そんな時Hさんはロブを上げてきます。
そこからまた、振り出しに戻されせっかく攻め込んでも決めきれません。気がつけば0-4になってしまいました。
次のHさんのサービスでチャンスが訪れました。それまではほぼファーストサービスが入っていましたが、このゲームではファーストサービスが入りません。
リターン位置を前にして、早いタイミングで打つようにしたところ、Hさんのミスを誘いました。
また、意表をついてドロップリターンも決まり、ダブルフォールトもあり、ゲームポイントを迎えました。
長いラリーの末、Hさんのボールがアウトし、ついに1ゲーム取ることができました。その後は2ゲーム連取され1-6での敗戦です。
たかが1ゲームですが、されど1ゲームです。3年間の素振りの効果が出た結果です。
Hさんは上級者では珍しくプリンスの軽量、オーバーサイズのO3を使っていて、気になったのでHさんに質問しました。
私「参考までに聞きたいのですが、ガットは何を何ポンドで張っているのですか?」
Hさん「ナイロンを50ポンドくらいですね。全然ガット切れないもので。」
(振動止めがウインザーオリジナルで、シューズケースもウインザー、ショッピングバックもウインザーだったので聞いてみました。)
私「ウインザーにはよく行くのですか?」
Hさん「渋谷店によく行っています。」
私「実はウインザーの池袋で働いてまして。」
と言って名刺を渡しました。
Hさん「そうなんですか、新美君とはよくやるんですよ。」
私「えっ、そうなんですか、新美はウインザーの中でもかなりうまいスタッフですよ。」
などと話が弾みました。
今回の課題は、何度かロブで逃げられた場面があり、チャンスをものにできなかったことです。 これからスマッシュの素振りをすることにします。
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プリンス エンブレム120がモデルチェンジしました。
今使っているスリクソンレヴォCS10.0に最も近い形状なので、期待して打ってみました。
フェース面積は120平方インチで、レヴォCS10.0が115平方インチですので、打てる面積はエンブレム120の方が広くなります。
ただ、レヴォCS10.0はデュアルブリッヂですので、125平方インチ程の広さはあります。
ウエイトは244gとレヴォCS10.0より11gも軽くなり、操作性能はエンブレム120の方がよくなります。
最大の特徴はテキストリームカーボンにトワロンを編み込んだことです。 トワロンを語る前に、まず、テキストリームカーボンについて復習していきましょう。
ノーマルのカーボンはシート状にするときに、樹脂で固めます。
カーボンは糸状の繊維の為、固めないと工業製品にはなりません。そのための接着剤としてレジン(樹脂)を使用するのですが、このレジンには反発力や衝撃吸収などの効果はまったくなく、ただの接着剤なのです。 テキストリームカーボンはこの接着剤の量を減らすことに成功した、F1のボディにも使用されている最新のカーボンなのです。
軽量でも強度が上がり、ラケットの製作において色々と自由度が広がります。 テキストリームカーボンの最も優れている点は、しなり戻りが速いことです。
通常、ラケットのしなりの頂点でボールは飛び出します。 しなり過ぎるとパワーを失い、しならないとコントロールが難しくなります。
テキストリームカーボンはしなり戻りが速いので、パワーとコントロールが融合し、スピンの効いたスピードボールを打つことが可能なのです。
今回テキストリームカーボンに更に配合されたトワロンは、ケブラー系の繊維でさらに戻りが速くなりました。
また、防弾チョッキにも使われる素材で、衝撃吸収に優れますので、腕にくる負担も少なくなります。
一般的にインパクトにおけるボールの接触時間は1000分の4秒といわれていますが、テキストリーム+トワロンは約1000分の5秒にまでなります。
わずかに1000分の1秒ですが、この差は小さいトランポリンと大きいトランポリンで跳ねたくらいの差になります。
実際に打ってみて、まず感じるのは244gとは思えないパワーに圧倒されます。
フレーム厚が30mmもあるので、しなっている実感はあまりないですが、戻りが速いというより、押し出しているように感じました。
O3タイプのストリングホールではなく、トラディショナルなストリングホールを採用しているので、120平方インチにもかかわらず、打球感がシャープで高音の響きを残して飛んでいきます。
個人的には、O3タイプが好きなので、エンブレム120のO3があったら打ってみたい気もしますが、きっとこのセッティングがベストなのでしょう。
サービスのスピードが最近落ちたなと感じている方、ボレーボレーで打ち負けてるなと悩んでいる方には悩みを解決してくれるラケットに仕上がってます。
控え目なデザインとは裏腹に、メリハリの効いた派手なボールが飛び出し相手の意表を突いたプレーができる楽しいラケットでした。