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【GEEK通信】【ヨネックス】「Vコアプロは不思議と伸びるボールが打てるラケットです」
2019/09/26
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている 中居が担当いたします。
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「Vコアプロは不思議と伸びるボールが打てるラケットです」
全米オープンで、ワウリンカ選手がジョコビッチ選手に勝つとある人と予想をし合っていました。 結果はワウリンカ選手が2セットを先取して、3セット目の途中で、リタイアしワウリンカ選手の勝利となりました。
ジョコビッチ選手が左肩を痛めているのは知っていましたが、ワウリンカ選手の調子が上がってきていることに期待していました。 調子の良い時のワウリンカ選手は誰にも負けません。
でないと、グランドスラムで3回も優勝してません。
個人的にもバックハンドとリターンは真似したいショットです。
ストレートにも、クロスにもノータッチエースが取れるキレのあるシングルバックハンドはフェデラー選手以上だと思います。
リターンはフォアもバックもスライスのブロックリターンをよく使います。
男子の選手では珍しいと思いますが、アマチュアには非常に参考になるショットです。
ブロックリターンのメリットは、ラケットを大きく振りませんのでミスヒットが減少します。
ボールが浅くなると相手にチャンスボールが行ってしまいますので深く返すことが重要です。
また全てブロックリターンにしてしまうと、サービス&ボレーを仕掛けられるので通常のリターンも混ぜることが重要です。
錦織選手はワウリンカ戦の時に頻繁にサービス&ボレーを仕掛けています。
そのようなワウリンカ選手の手に握られていたラケットは新しいVコアプロ97でした。
モスグリーンの渋めで強そうなデザインのラケットです。 2年前に、VコアデュエルGから大幅に改良されて発売された「初代Vコアプロ」を打った際、完成度の高さに驚かされました。
私中居は、VコアデュエルGのさらにひとつ前のVコアツアーG(オレンジ色)をマイラケットとして使用していて、しなりがあって、食いつく打球感が好きでした。
VコアデュエルGにチェンジした時は硬く感じたのと、ストリングパターンが完全にストローカー向きになっていたので移行することができませんでした。
そのようなジレンマがある中で発売された初代Vコアプロは、VコアツアーGの良さも取り込まれており、良いラケットだなと思い真剣にまたマイラケットとして使おうと考えていたのですが、すでに楽なラケットに慣れてしまっていて断念するしかありませんでした。
そして今回の2代目Vコアプロはどのように改良がなされたのか非常に楽しみでした。 今回は小手指のダブルスオフで、
Vコアプロ97 Gタイプ310g
Vコアプロ97 LGタイプ290g
Vコアプロ100 Gタイプ300g
Vコアプロ100 LGタイプ280g
を順番に試打してみました。
**以下は中居の個人の見解です** まずは、Vコアプロ97Gタイプから使用しました。
サービスとストロークは破壊力があって何本かエースを取ることができました。
試合後、主催者Aさんが言いました。
主催者Aさん「中居さんのボール伸びてくるね」
打ってる側からは、伸びてるのはわかりませんがしっかりと押してる感覚はありました。 ネットプレーはミスが出ていて、重さとフェースサイズに対応できていませんでした。
次に、Vコアプロ97LGタイプを使用しました。
軽くなってボレーはしやすくなったのですが、ストロークの威力がなくなってしまい、逆につらい展開になってしまいました。
Vコアプロ97は頑張ってGタイプを使った方が、良い結果が得られるようです。
続いて、Vコアプロ100GタイプとLGタイプを使用しました。
100のタイプはフレーム厚も1mm厚くなってLGタイプでも打ち負けはあまり感じませんでした。
ボレーやスマッシュはLGの方が打ちやすくて、気持ち良くプレーできました。
主催者Aさん「中居さんは、いくつなの」
私「58歳です」
主催者Aさん「やっぱり若いよね、スマッシュを打つ時ちゃんと背筋使っているから、若いと思ったんだよね」
私「仕事ではベテランですけど、ここでは若手ですね」
平日の昼間にテニスをやっているグループは、定年を迎えた方が中心なので今回も最年少だったみたいです。 ただ自分より速いボールを打つ人は沢山いらっしいました。
今回はダブルスのゲームでテストしたこともあり、Vコアプロ100LGタイプが最も打ちやすいラケットでした。 打球感はVコアプロ97Gタイプが気持ちよく、シングルスならこちらで決まりと思いました。
今回、VDMという振動減衰する機能をグリップ内部に搭載した効果は十分に体感することができ、本来難しいラケットのはずが、簡単に感じることができました。 ごまかしがきかないラケットとも思いましたが、100%のエネルギーをマイナスすることなく、ボールに伝えてくれるラケットです。
(伸びるボールは簡単によく飛ぶラケットでは不思議と打てないものなのですね。ふと感じた中居でした。)
【GEEK通信】【ウイルソン】「7代目ブレード全機種インプレ」
2019/09/18
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている 中居が担当いたします。
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「7代目ブレード全機種インプレ」
ブレード V7が発売されました。
初めて店頭にサンプルが届いたときに、
スタッフA「ブイセブンってどういう意味でしょうか」
スタッフB「ブレードのイニシャルのVじゃないの」
スタッフC「ブレードはBだろ、バージョン7だよ」
そうです、今回の登場で7代目になります。
2006年に初代「n BLADE」が発売されジョコビッチ選手が使用しました。
初代から7代目まで共通するのが「XLOOPテクノロジー」です。 D型をしたシャフトが特徴で、ラケットのしなり、ねじれをパワーに転化するテクノロジーが詰まっています。
ただパワーを向上させるには、フレームを厚くすればいいのですが、球離れが早くなってしまい、コントロールやスピン性能が落ちてしまいます。
ブレードが目指したパワーは、プレーヤーが出した出力をそのまま減速なしでボールに伝えることです。
普通は、しなりやねじれにより100%で打ったボールが80%や70%に減速してしまうのですが、XLOOPテクノロジーによってしなり戻り、ねじれ戻りを利用しパワーロスを防いでいます。
さらにしなりによるメリットを享受できます。しなりによりボールを長くインパクトすることができ、フラットに当たれば重たいボールが相手コートに行き、スピンをかければより回転数が上がってくれるし、スライスをかければ押しの効いた伸びるボールを打つことが可能です。 そこで今回のブレードV7の改良点を見てみましょう。
前モデルのV6(6代目)に採用された「カウンターヴェール(CV)」を見送り、「バサルトファイバー」を大量に投入しました。
元々、振動吸収、打球感に定評のあるカーボンですので、FEEL FLEXという新しいカーボンの編み方と相性が良いのでしょう。
前作のRATEST値が68で今作が63というところからも、かなりしなりが大きくなっています。(GEEK調べ)
縦しなり(天地に対してしなる)は計測できませんが、V7(7代目)は縦しなりも大きいのが特徴です。 では、実際に試打したので、一本一本チェックしていきましょう。 **以下は中居の個人の見解です**
「ブレード98 18×20 v7.0」
ボレーボレーの練習から使い始めたのですが、軽く打っているのにしなりが凄い!
相手のボールもゆっくりなのにしなっているのがよく分かります。
ここまでしなるとボレーは少し難しかったですが、ストロークで一変しました。
私の持ち球はフラット系なので、インパクトから打球方向に向けて少し押すのですが、手のひらに押してる感覚がビシビシ伝わってきます。
直線的に飛んでいき空中でひと伸びしているように深く入ります。 「ブレード98 16×19 v7.0」
18×20と同じように、フラットドライブで押すように打ったのですが、弾道が少し上に上がります。
バランスが320mmと前作よりも5mmトップライトになったおかげで気持ちよく振り抜けました。 「ブレード98 S v7.0」
こちらは前出の2機種とは別物です。
18×16のスピンエフェクトストリングパターンに10g軽い295gの設計のため、否が応でもスイングが速くなり、スピンのかかりには打った本人がびっくりするほどです。回り込んでの逆クロスはかなり鋭角に入ります。 「ブレード100L v7.0」
ブレード史上初の100平方インチ誕生です。ブレードのイメージの難しさはまったくありません。
100平方インチでフレーム厚が薄くて軽いのは全メーカーでもあまり無いスペックで、パワーは抑えめですので、ミスの少ないテニスが可能です。 「ブレード104 v7.0」
104平方インチの大きなフェース面積でここまでしなると、ハードヒット時の面ブレが気になることも。
バックハンドのスライスやボレーは打ちやすかったので、足元に沈めたり、ロブを上げたりするテクニック系のダブルスを目指す方にオススメ。 「ブレード104 SW CV v7.0」※発売は2019年9月末を予定
セリーナ・ウィリアムズ選手のこだわりが詰まった本物のプロモデルです。
こだわり1:こちらのモデルだけカウンターヴェイルが採用されている
こだわり2:ラケットの長さが1インチロング
こだわり3:パワーホールがある
こだわり4:18×19のストリングパターン
こだわり5:306gなのにバランスが330mmとトップヘビー
こちらのラケットをフルスイングできるプレーヤーはあまりいないと思いますが、もし使いこなすことができたなら、破壊力はとてつも無いことになります。
ぜひセリーナ選手になりきってチャレンジしてみませんか。 今回のブレードは、クラッシュと共通する部分は多いですが、クラッシュはしなることで予想以上にボールが飛ぶイメージですが、ブレードはしなることでご自身のイメージ通りの飛びを実現しているようです。
7代目ブレードは完成度が高く、ウイルソン契約選手の使用率がナンバー1のラケットです。
デザインついては非常にカッコよく、こちらのラケットを持っていたら相手に「この人デキるな。」と思われるラケットと感じます。
ラケットに負けないプレーをしましょう。
【GEEK通信】【プリンス】「10年後まで記憶の残る傑作!赤いビースト誕生」
2019/09/06
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている 中居が担当いたします。
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「10年後まで記憶の残る傑作!赤いビースト誕生」 ウインザーではトラックマンを使って数値に基づいたラケット診断を行なっていますが、人間と違って社交辞令もなければ、遠慮もありません。
ただ正確に真実のみをデータで訴えかけてきます。 今回はプリンスの新製品を10本まとめて試打をしてトラックマンでデータ取りを行いました。
【データ取りをしたラケット】
「X97ツアー」/「X100ツアー」
「ファントムO3 100」/「ファントム100」
「ビースト100(300g)」/「ビーストO3 100(300g)」
「ビースト100(280g)」/「ビーストO3 100(280g)」
「ビーストO3 104」/「ビーストライト 100」
※ファントムO3 100・ファントム100・ビーストライトは2019年11月発売予定
トラックマンの測定方法は、フォアハンドを10球、7~8割の力でコーンを目掛けて打ちます。
ボールスピード、回転数、打ち出し角度、着弾地点などを計測し、総合的にどのラケットが良いのかを判断します。 データの判断ポイントは、ボールスピード、回転数、着弾地点10球を円で囲んだ面積です。
またなぜフォアハンドかというと、統計的に70%はフォアハンドを打っているからです。 【補足】 着弾地点の円の大きさが小さければ小さい程安定してコントロールできていることになります。
上記画像の【18.5㎡】【36.6㎡】~【11.7㎡】の中で円の面積が小さいものが最もコントロールできたラケットという事になります。
その他、ボールスピードや、回転数の数値を比較して総合的にどのモデルが合っているのかを決定します。
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「ビーストライト100」は、ジュニア高学年向きのラケットでグリップサイズも0番で、とりあえず打ってみよう程度の参加でしたが、なんとボールスピードの項目でトップだったのが「ビーストライト100」でした。
確かに、「ビーストライト100」を打っているときに感じたのが振り抜きの良さと、程よい食いつき感で、グリップ2だったら良いのになと思いながら打っていました。
まさか、スピードが一番出ていたとは信じられませんでした。
そもそも私にとっては、フォアハンドが苦手なショットということもあり、260gと軽量だったのが良かったのかもしれませんが、面ブレもなくしっかり押せる感覚がありジュニアラケットも本気で作っているプリンスと感じました。
前回に「X100ツアー」「X97ツアー」のレポートをしましたが、今回試打したビースト4機種にも共通するものがありました。
打球感が似ていて、しっかりとした手応えの中に、包み込むような柔らかさがあり、余韻の振動が非常に少なく、胸のすく気持ちいい爽快感が残ります。
同じシリーズを続けることで完成度が高くなっているようです。 トラックマンのデータを細かく見てみると、
「ビーストライト 100」
ボールスピード105km、回転数829回転、打ち出し角度8.2度、着弾地点の面積13.1㎡
「ビーストO3 100(280g)」
ボールスピード101km、回転数1358回転、打ち出し角度8.6度、着弾地点の面積13.3㎡
「ビースト 100(280g)」
ボールスピード104.5km、回転数1109回転、打ち出し角度8.9度、着弾地点の面積26.2㎡
「ビーストO3 100(300g)」
ボールスピード100.7km、回転数1006回転、打ち出し角度9.1度、着弾地点の面積4.4㎡
「ビースト 100(300g)」
ボールスピード97.6km、回転数776回転、打ち出し角度10.1度、着弾地点の面積11.7㎡
「ビーストO3 104」
ボールスピード101.2km、回転数748回転、打ち出し角度8.4度、着弾地点の面積9.9㎡ **以下は中居の個人の見解です**
「ビーストライト 100」
ボールスピードは1番でしたが、回転数が低く、打ち出し角度も最も低いので、ネットする確率が高くなりそうです。
前述の通り、ジュニアラケットから大人のラケットの入門モデルを本気でつくったプリンスの意気込みをとても感じました。
「ビーストO3 100(280g)」
回転数はダントツで一番でした。
その割に、スピードも落ちることなく維持していて、着弾地点の面積も平均的なので、試合になると安心して使えそうです。
「ビースト100(280g)」
ボールスピード2位、回転数2位、打ち出し角度も悪くないのですが、着弾地点の面積がワースト2位で、安定感が出ていません。
試合ではミスが出そうな気がします。
「ビーストO3 100(300g)」
スピードは平均的、回転数は3位、打ち出し角度平均的、着弾地点の面積はダントツの1位でした。
今回試打した10機種でナンバー1はこのラケットに決まりです。
「ビースト100(300g)」
ボールスピード、回転数ともに低い結果になりました。 ビーストは280gにするか300gにするか、O3グロメットにするか、トラディショナルグロメットにするか選ぶことができます。
重さに関しては、今まで使ってきたウエイトが何グラムなのか、プレースタイルはネットプレーヤーなのか、ストローカーなのか、体力はあるのか無いのか等様々なファクター(要因)があります。
基本的には、振れるかぎりは重たい方が良いのですが、【後半疲れてくる】【サービスゲームが辛い】などがあれば軽くした方が良いでしょう。
O3グロメットかトラディショナルグロメットかは打球感の好みになります。
O3グロメットのメリットはストリングの可動域が大きくなることで、スイートスポットが広くなり、スピン・スライスの回転量が増えます。
トラディショナルグロメットのメリットは打球情報がダイレクトなので、コントロールがつけやすく、どこで捉えているか把握しやすくなります。
今回、ナンバー1になった「ビーストO3 100(300g)」は当然良いラケットなのですが、
私が選んだのは「ビーストO3 100(280g)」の方です。
理由としては、回転数がダントツに高かったことと、やはり20g軽いことです。
構えているところに飛んでくる10球を打つのと、走りながら100球以上打つのでは、結果も当然違っていきます。 今作のビーストは、軽量ラケットの欠点である打ち負け感がなく、
中身が詰まった濃厚な打球感からくるコントロールのつけやすさを感じました。
無理して300gの重さにして、後半辛くなるより280gで軽快にプレーするのもベテランのテニスだと思います。
ドロップショットを拾うのが辛い、ロブを抜かれたら追えなくなってきたという方は、少し軽いラケットに変えても良い頃です。
10年後20年後に「あのプリンスの赤いラケットって、良いラケットだったね。」と言われる可能性のあるラケットに仕上がっていると感じました。