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【GEEK通信】「ピュアドライブ110とピュアドライブ107は全く似ていない兄弟でした。」
2017/12/28
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ピュアドライブ110とピュアドライブ107は全く似ていない兄弟でした。」
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『今度の土曜日暇だな。テニスやりたいな。でもコートの空きもないし、突然思い立ったので4人集めるのも大変だな。』ということはありませんか?
テニススクールやテニスクラブに所属していれば、その苦労は無いと思いますが、しばらくするといつも同じ人とのテニスになっているのではないでしょうか。
そこで私が利用している「テニスオフネット」についてご紹介したいと思います。
スマホやパソコンがあれば誰でも利用できるサービスで、料金はテニスにかかる費用だけでテニスオフに手数料はありません。
テニスコートを確保しているAさんが「何月何日〇〇テニスコートで4時間ダブルスをやります。中級程度の方5名募集」といった投稿をします。
その当日の練習内容、試合内容、料金、主催者のプロフィール、すでに参加決定者のプロフィールなどを確認して、参加希望のメールを送ります。
主催者から参加が認められれば、後は当日、指定されたテニスコートに集合して、はじめましてとなります。
テニスをやりたい人達が集まってテニスをするだけなので、その場限りの付き合いがほとんどですが、仲良くなって色々と話しをしたりすることもあります。
都道府県で分かれているのですが、東京都の土曜日の募集は200件以上あり、自分の家の近くで募集があったり、やりたい内容がピッタリだったり、色々と選ぶことができます。
テニスオフを利用すると、テニススクールやテニスクラブとはまた違った出会いがあり、知り合った方とまた違うテニスオフで再会したりと仲が深まったりもします。
また、色々な方とプレーをすることで、技術的に参考になることもいっぱいあったりと、テニスオフを利用するようになってから「一期一会」を大切にするようになりました。まだ利用したことがない方は是非一度チャレンジしてみてください。
======== 今日はダブルスのテニスオフにピュアドライブ110とピュアドライブ107を持参しました。
ピュアドライブ110は、255gでバランスが330mmです。現在、使用中のレヴォCS10.0も255gですが、バランスは360mmですので、ピュアドライブ110がかなりトップライトなのがわかると思います。
ピュアドライブ107は285gでバランスは320mmですので、ピュアドライブチームを107平方インチにしたスペックと感じます。まず目を引くのが光沢のある塗装です。
先行発売していた300gのピュアドライブがつや消しのマットな塗装に比べて、コート上で映えます。
その証拠に、テニスオフの参加者から
Aさん「それって新しいピュアドライブですよね」
Bさん「カッコイイですね、調子どうですか」
私「これ借りてきた試打用なので、よかったら使ってみてください」
AさんBさんは手に取り、次のゲームで使っていました。
Aさん「これ軽くていいですね、振り抜きが良くてサービスが決まりますね。何グラムなんですか」
私「255gです」
Aさん「そんなに軽いんですか、でも打ち負けなかったな」
Bさん「これパワーが凄いですね、107は何グラムなんでしょうか」
私「285gです」
Bさん「面が大きくてこのぐらいの重さのラケットが中々無いので、丁度いいですね。欲しくなっちゃいました」
皆さんの試打が終わったところで、自分もゲームで使ってみました。
ピュアドライブ110は、レヴォCS10.0と同じ重さとは思えないほど軽く感じました。バランスが30mmも違うと全く別物です。スイングウエイトも260前後(レヴォCS10.0は285前後)とかなり軽くなってます。
当然振り抜きは良く、リターンをバンバン振っても浅くなることはあってもアウトすることがなく、良い具合に沈んでくれます。
ネットプレーもしやすく、特にスマッシュは気持ちよく打てました。女性やベテランプレーヤーには快適なラケットに仕上がっています。
注意点は、ストリングのテンションを硬くしたり、ポリエステルを張ったりすると、打ち負け、弾かれ、衝撃が出てくるので、45ポンド前後を目安にすると良いと思います。
ピュアドライブ107は、ピュアドライブ110と全く似ていない兄弟です。まずパワーが段違いにあります。
しっかり振り切ったボールはかなり破壊力があり、相手のプレーヤーがファーストボレーの体勢に入る前にもう来ちゃったというショットが数回ありました。
良かったのは、ボレーのパンチが効いてる点です。ボレーボレーでは負ける気がしません。
合わせるだけで良いボールが飛んでくれるので、足元のボールもミスしませんでした。ポーチに出た時も、107あれば安心です。
黄金スペック(100平方インチ、300g)を使っている人で、ほんの少し軽く、ほんの少し大きめにしたいと思っている方は多いはずです。
上級ダブルスにはもってこいのラケットです。
【GEEK通信】「スリクソンレヴォCZシリーズは、玄人好みの仕上がりでした。」
2017/12/20
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「スリクソンレヴォCZシリーズは、玄人好みの仕上がりでした。」
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先日、社内バドミントン大会に参加しました。
これまでに、硬式テニス大会準優勝、ソフトテニス大会優勝と団体戦ながら社内大会では良い結果を残してきました。
ソフトテニスは人生で初めての経験でしたが、丸いボールをワンバウンドで打つ競技は硬式テニスと同じなので、なんとかなりました。。。。がしかし今回のバドミントンはまったく違う競技でした。
高校時代バドミントン部の友人とシングルスで勝負をしたことがあります。
1ポイントでも取れたら自分の勝ちというルールです。
40年前は現在のラリーポイント制とは違い、サービス権がないと点数が入らないルールでした。試合をしてみるとまったく歯が立たず、前に後ろにいいように振り回され、1ポイントも取ることができませんでした。その時、バドミントンはもうやらないと心に誓いました。
あれから40年ついにバドミントンをプレーする時がやってきました。
団体戦で4チームに分け、総当たり戦を行いました。バドミントン初心者は経験者とペアを組んで戦います。
始めのうちは、対戦相手も優しく打ってくれるのですが、得点か競ってくると段々と本気になっていきます。
試合中特に難しかったのは、サービスです。
経験者の方はバックハンドに構え、小さな動きで、短い球と深い球を相手に読まれないように打っていきます。
初心者には、バックバンドからのサービスは難しく、フォアバンドからのサービスになります。
どうしても腕の動作が大きくなるのと、短く打つことができず、毎回ワンパターンの深いサービスを打ってました。
20-19のこちらのマッチポイントで、自分のサービスを打った途端、深いサービスと読まれ、スマッシュを決められて20-20に。
最後はバックハンドにきた球を見事に空振りしてしまいゲームセット。
情けない結果になってしまいました。
次の試合も20-20となり、初心者同士のラリーの展開となりました。2試合目は相手のミスもありなんとか勝利しました。
3試合目は負けてしまいましたが、チームの頑張りのおかげで準優勝をすることができました。
バドミントンの難しいところは、スマッシュを打たれた時に、初速と終速の差が大きくタイミングが合わせづらいところと、スマッシュの打ち方から、ネット際のドロップショットが来ることです。
例えそれを取ったとしても、すぐに後ろのスペースに打たれてしまいます。
たった3試合だったのに、非常に疲れました。
テニスとは違う筋肉を使うので、翌日は右足の筋肉痛に襲われました。
今年は、パデルも経験したので、グランドスラム達成ですね。
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さて、ちょっと前になるのですが、スリクソン「レヴォCZ100S」「レヴォCZ98D」を試打しました。 前モデルは、「280g、285gでも全然使える」という新しい感覚でした。
2年前は、まだまだ男性の標準が300gでしたので、受け入れてもらえない場合も多々ありました。
今回のモデルは、前作と全く同じスペックでの発売ですが、2年前とは周りの環境が違い、285gは各メーカーから男性の標準スペックとして色々なラケットが発売されています。
最近のテニスは、より攻撃的になり、ベースラインより内側に入ってライジングでストロークを打ったり、ボレーにおいては、少しでも甘いボールはドライブボレーで打つなどして、相手に時間を与えないプレーが必要とされています。
ただ、そのためには操作性がよく、スイングスピードが上がったり、コンパクトなスイングでも威力が出ることが求められます。
まさに、2年前に発売した時は、その要求に応えられるラケットでしたが、ニーズとのギャップが多少大きかったかもしれません。
軽量でもパワーのあるラケットは、増えてきていますが、そのためには強固なフレームが不可欠です。
前作を打って感じたのは、スポットを外した時の衝撃です。
今回のモデルでは、その衝撃がなくなっており、打球感が柔らかくなっていました。
レヴォCZ100Sの「S」はスピンのSで、横糸18本と1本少なくして、スナップバックを利用し、スピン、スライスをかけやすくしています。
280gなのに、バランス320mmと、トップヘビーにせずにイーブンバランスにしたことで、スイングウエイトが軽くなり、左右に振られて苦しい体勢の時でも、しっかりとスイングができ、逃げのロブは少なくなります。ボレー、スマッシュも楽々でダブルスでネット勝負になると本領を発揮しそうです。

レヴォCZ98Dの「D」はフラットドライブのドライブを取ってDなのです。自分のスタイルにはこの「D」の方が合っていました。
スイングスピードが速くないので、ライジングでフラットドライブを打つように心がけています。後ろに下がってスピンをかけると、相手に十分な時間を与えてしまいます。
「D」はタイミングよく打つと、かなり威力のあるボールが出てくれます。
「S」がフレーム厚24mmに対して「D」は25mmで1mm厚目になっており、98平方インチの割にパワーがあるのです。

そのパワーはボレーの時により感じます。
当たった瞬間は乗りがあり、食いつき感があるのですが、その後弾き出す感じでボールが走ります。
サービスのスピードが出るので、思わず、そのままネットに出てしまうことも度々ありました。
最近は300gと280gないし285gのウエイトが選べるモデルが増えていますが、このレヴォCZシリーズは潔く、280gと285gしかありません。
軽量でありながら、300gのラケットに負けないパワー、軽量にありがちな空っぽな打球感の排除を開発当初から取り組んでいます。
その完成形がついに出来上がったのです。
デザインも上級者に好まれそうなマットな黒を基調にオレンジとレッドをさりげなく散りばめています。
自分の知り合いで、カリスマコーチのK合氏も使っていたり、試合で上手な人が使っているのを見かけることがあります。
試打する時は、2本比べるとわかりやすいので、友達とレンタルし、貸し借りしながら打ってみることをおすすめします。
【GEEK通信】「HEAD グラフィンタッチ ラジカルは音に注目」
2017/12/14
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「HEAD グラフィンタッチ ラジカルは音に注目」
全日本ベテランシングルス 女子40歳以上の部でベスト8のI塚さんと予期せぬところでシングルス対決をすることになりました。
いつものように、O村さんとシングルスをする予定だったのですが、新体連の全国大会を控えている女性プレーヤーのI塚さんと練習マッチをしてくれないかとO村さんからのお願いでいざ対戦。
早速試合がスタート…困ったことに彼女はまずミスをしてくれません。
逆にこちらの甘いボールは、ばんばんエースを取られてしまいます。
I塚さんのサービスで始まり、簡単にキープされ、逆にこちらのサービスをブレイクされ…あっと言う間に1-4のスコアになってしまいました。
フォアのストレートとバックのクロスがコーナーいっぱいに入っていきます。
ふと考えてみると、そればかりにやられていたので、そこをカバーするように展開を変えてプレーしました。
すると…4ゲーム連取することができ、逆転で5-4とリード。私中居にマッチポイントが来ました。
フォアボレーをアングルに落とし、足の速いI塚さんはギリギリ届き、力無いボールが返ってきました。
私はそこでバックボレーを対角線に深く打ったのですが、これが緩くても決まると思ったのが間違いでした。
I塚さんはまっしぐらに斜め後ろに走って、ギリギリのところで届きロブで返ってきました。
動揺してしまい、このポイントを落とし、流れが変わりこのゲームを落とし、5-5になってしまいました。
次のサービスをI塚さんがキープして5-6。必死で自分のサービスをキープし、タイブレークに突入しました。
タイブレークも接戦が続き、カウント7-6の時に、相手のバックにアプローチを打ってネットに出ました。クロスを予測していたら、ストレートにパッシングがきました。抜かれたと思った瞬間、ネットに当たり、力無いボールが自分の横にバウンドしました。最後はきっちり決めて、タイブレーク8-6で勝利しました。
丸々1時間戦の大熱戦をなんとか制しました。使用ラケットはスリクソンレヴォCS10.0。 ダブルス4時間のテニスオフの後に、同コートでシングルス2時間のテニスオフに参加しました。
その中で、HEADのラジカルシリーズを試打してみました。
※試打したのは、グラフィンタッチラジカルPROとグラフィンタッチラジカルMPの2機種 ラジカルと言えば、アンドレ・アガシが活躍していた25年前からヘッドラケットの中心的存在で、プリンスのグラファイト、ドネーのプロワンからヘッドに移籍し、開発されたのが1993年発売のラジカルツアーです。黒に黄色でかっこよかったですね。
2018年は、ラジカル発売25周年を迎えます。
1993年と言えば自分も忘れられないというか、忘れたら怒られる記念の年(※中居の結婚記念)です。車のナンバーも1993。
アガシは引退するまで一貫していたのが、オーバーサイズのこだわりでした。
「200km以上のサービスをフルスイングでスピンをかけてリターンすること」がアガシスタイルでしたので、スイートスポットの広さにこだわったのです。
初代ラジカルツアー(当時最高のスーパースターアガシとラケット契約を締結、アガシのために今まで無かった新しいフェイスサイズと独特のフレックスを持つ17種類もの専用プロトタイプを作成し"ラジカルツアー"が誕生。)
2代目ラジカルツアーT2(打球感とボールホールド性能を大きく進化させた「ツインチューブ・テクノロジー」を搭載。)
3代目ラジカルツアーTT(「ツインチューブ・テクノロジー」搭載モデルの進化版として、初代の黄色イメージを復活させて登場。)
4代目T iラジカル(ツアーシリーズとして初めてチタンを採用、ここからオレンジカラーに。)
5代目iラジカル(「インテリジェンス・テクノロジー」を採用。ジュニアで頭角を現し始めた「アンディ・マレー」がその後世界ランキング上位に名を連ねるまで愛用し続けたモデル)
6代目リキットメタルラジカル(リキッドメタル”液体金属採用”。凹凸フレームが特徴的)
7代目フレックスポイントラジカル(「フレックスポイント・テクノロジー」を搭載。)
8代目マイクロジェルラジカル(「マイクロジェル・テクノロジー」で新たに打球感を追求したモデル。)
9代目ユーテックラジカル(フレーム形状がボックスからラウンドに変更)
※10代目以降は、画像を掲載 10代目ユーテックIGラジカル(「インネグラ」を採用。ストリングパターンが16×19になる、ここまでのスペックは295g、325mm、21mmのフラットビーム)
11代目グラフィンラジカル(ラケットに革命をもたらした「グラフィンテクノロジー」を搭載。オーバーサイズがなくなる、新モールドを採用し、それまでの均一厚のフラットビームを一新、極バランス採用でバランスが315mmになる。)
12代目グラフィンXTラジカル(進化した「グラフィン」素材をにより更なる極バランスのよるパワーアップを図ったモデル。295g、315mm)
13代目グラフィンタッチラジカル(振動吸収性に優れた「グラフィンタッチ」を採用したフレームとなる。295g、320mm)
今回のモデルで13代目になります。
今作もいい意味で期待を裏切られました。
どれだけ改良されているか楽しみだったのですが、ラジカルプロを打ってみるとあまり変わっていないような感じです。 でもそれは、振動止めを外したラジカルMPを打ってみて、間違いだと気付かされました。
前作のグラフィンXTラジカルMPは、バランスポイントが315mmでしたが、最新作のグラフィンタッチラジカルMPでは、320mmに変更されていたのです。
グラフィンは2010年にノーベル賞を受賞した最新のカーボンで、少ない量でもかなり強固に設計できるので、シャフトにグラフィンを使うと、トップ部とグリップ部が重たくなり、やじろべえの原理の「極バランス」になります。
※バランスを変えることなく、少ない力で、より大きなパワーを生み出すことを可能にしたカーボン
そこで、バランスポイントを325mmから315mmにトップライトにしても、スイングウェイトは変わらなかったのです。
振動止めを外して打ったグラフィンタッチ ラジカルMPは、高音の清々しい音とともにパワーのあるボールが打て、スピン、コントロール、打球感も前作を凌駕していました。
グラフィンタッチが衝撃吸収に優れるので、振動止めは付けなくても手にくる負担はほとんどありません。
普段は振動止めを付けてプレーしているので、今回新たな発見がありました。
音によってショットの良し悪しがわかったのです。
ボールが当たる場所、勢い、角度で音はかわります。
テニスの上手な人は、予測が良いと言います。
恐らく、自分が打ったボールが相手を追い込むのか、イージーボールとなって攻撃されてしまうのかなどを、 打った瞬間に察知し、次のショットへの行動を早くしているのです。
その判断は、手に伝わる打球感だったり、音だったりで、目で見てからでは遅いのです。
今回、グラフィンタッチ ラジカルMPの良い音のおかげで、インパクトの瞬間に集中することができ、少しだけ予測することができました。
練習していけば、もっともっと予測ができるようになると思います。
2018年でシリーズ発売25周年を迎えた、今作のラジカルは、バランスポイントを5mm変え、ややトップヘビーにしたことで、ボールの伸びがよくなり、ストロークの展開が楽しくなりました。
グラフィンタッチ ラジカルシリーズを試打するときは、まずは振動止めを付けないで打ってみてください。
【GEEK通信】「ウインザーオリジナルオーバーグリップテープ 【ウインザック】を徹底分析してみました。」
2017/12/08
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「ウインザーオリジナルオーバーグリップテープ「ウインザック」を徹底分析してみました。」
なんと8タイプもあります!
ラケットメーカー、アクセサリー専門メーカー並の取り扱い量です。
ちなみに、ヨネックスは13タイプ、キモニーは15タイプと専門メーカーはかなり多いですが、ウイルソンは2タイプ、プリンスは7タイプ、ヘッドは4タイプですので、いかにウインザックが多いかが伝わるかと思います。
そもそも、グリップテープは何のために巻くのでしょうか。
1970年代、ラケットのグリップは天然のレザーしかなく、いかにしてそのレザーグリップをいい状態にするか、また高級なレザーに巻き替えるかを考えていました。
ヒマシ油でレザーを磨いたり、フェアウェイやラムキンなどの高価なレザーに交換したりしていた時に、ビタスゲルレイティスという選手が、ガーゼ状のテープを使い始めたのです。
それがグリップテープの始まりだと思うのですが、その後トーナグリップが発売され、オーバーグリップテープが世間に認知され、ウェットタイプや凸凹タイプなど種類が豊富になってきたのです。
現在では、オーバーグリップテープを巻いてない人を見るのはとても少なく感じます。
巻かない方のこだわりは、ボールが当たった感触を手のひらにダイレクトに伝わることを味わいたいのです。
特にグリップの八角形を直に感じたい方は天然レザーにこだわります。
そんな天然レザーにこだわりのある方には、「PKウエストプレミアムナチュラルレザーグリップ」がおすすめです。
極上のカーフスキンを使用し、巻き上がったあとの凹凸が出づらいように、内側を丁寧に面取りしてあります。 今回の「ウインザック徹底分析」にあたり、8タイプすべて使ってみました。
タイプ1:ウェットレギュラー(0.5mm)《A-W1L》
一番オーソドックスなウェットタイプ、あまり汗をかかない方にオススメ。カラーも8色と豊富!
お買い得な4本セットもあります。※ホワイト・ブラック・ピンク・スカイブルーのみ タイプ2:ウェットパンチ(0.5mm)《A-W6L》
小さな穴を無数に開けることで、汗の吸収が早くなり、また、手のひらとグリップが引っ付かなくなりややドライタイプに近いサラッと感があります。
カラー7色。
お得な4本セットもあります。※ホワイト・ブラックのみ タイプ3:ウェットパンチ(0.65mm)《A-W13L》
0.65mmとやや厚めにしたことで、握ったときの弾力感があり、衝撃吸収にも優れます。
表面はタイプ2同様でサラッとしたウェットタイプ。 タイプ4:ウェットレギュラー凸凹(0.5~2.6mm)《A-W12L》
タイプ1のウェットレギュラーに幅4.5mm高さ2.1mmのウレタンのコブを使用した凸凹タイプ。
非力でグリップが安定しない方にオススメ。
密着感ナンバー1。カラー5色。 タイプ5:ウェット凸凹(0.5~2.6mm)《A-W4L》
タイプ2のウェットパンチに幅4.5mm高さ2.1mmのウレタンのコブを使用した凸凹タイプ。
カラー7色。 タイプ6:ウェットセミ凸凹(0.5~2.6mm)《A-W5L》
タイプ2のウェットパンチに幅3.5mm高さ2.1mmのウレタンのコブを使用した凸凹タイプ。
凸凹の幅を細くしたことで、手のひらとの密着感があります。
カラー5色。 タイプ7:ウェットセミダブル凸凹(0.5~2.6mm)《A-W7L》
タイプ2のウェットパンチに幅3.5mm高さ2.1mmのウレタンのコブを2重に配置した凸凹タイプ。
握力の弱い方にオススメ。
カラー4色。 タイプ8:ウェット厚(1.0mm)《A-W11》
通常(0.5mm)の2倍の厚さ(1.0mm)のウェットタイプ。
ワンサイズグリップを太くしたい方は便利です。重ねを少なくするのがコツです。
カラー2色。 すべて使ってみた結果、それぞれに違いがあり、自分に合うもの合わないものを確認ができました。
今まで凸凹タイプは使用したことはありませんでしたが、凸凹タイプの良さを確認できました。
ストロークの時に、真ん中を外してもグリップが回らず、安定していました。
ただ自分はボレーの時に、グリップチェンジがしづらく感じましたが、コブの小さいセミ凸凹タイプは、ボレーも問題ありませんでした。
一番のお気に入りは、タイプ3のウェットパンチ(0.65mm)《A-W13L》で、やや厚めでクッションがあり、無数に穴が空いてるので、汗も吸収が早く快適でした。
お手頃価格のウインザーオリジナル【ウインザック】を是非一度お試しください。
店頭に握れるサンプルを用意してますので、お気に入りを探すのも楽しいですよ。
【GEEK通信】「バーン100ツアーCVは突然変異ながら、進化を感じました」
2017/12/02
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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ベテランJOPランキングは、35歳から5歳刻みで85歳まであります。
大会は、AからFまでのランクがあり、
(A)全日本ベテランテニス選手権大会 
(B)関東オープンテニス選手権大会
(C)毎日テニス選手権
(D)東京オープンテニス選手権大会
(E)千葉県テニス選手権大会 
(F)川崎市民テニス選手権大会
などのグレードで1年間の獲得ポイント数の上位50人が全日本の大会に出場できます。
上位26名は本戦ストレートインでき、24名による予選で2勝した6名が本戦に上がれます。
日本各地で毎週の様に、試合が開催されており、強豪選手があまり出場しない地方大会を回って少しでもポイント獲得を狙うツワモノもいっぱいいます。
35歳から55歳までは、雨天順延になると棄権する方が多く、みなさん仕事をやりくりしながら、休みを取っているので、日程が変わると大変です。
60歳以上は仕事がひと段落して自由な時間を取れる方が増えるのか、ドロー数も多くなります。
ベテランJOPランキングの詳細はこちらをご覧ください 
日本テニス協会硬式サイト【ベテランJOPランキングページ】
「ベテランJOPポイント」とは、選手登録者に対して付与されるポイント(下記4種類)のトータルポイントで順位が決定し、(公財)日本テニス協会より公表されたランキングのことです。
ベテランA~Dグレード対象大会のポイント上位3大会
ベテランE1~E2グレード対象大会のポイント上位1大会
ベテランF1~F2グレード対象大会のポイント上位1大会
スポーツマスターズのポイント
(最大6大会の合計、公表は不定期です。)
全日本の常連の方でも、ポイント加算の為に、EランクやFランクの小さな大会に出てきますので、ランキング下位の人も大変です。
また、仮にFランクで優勝し続けたとしても、加算できる大会が1大会だけなので、ポイントを積み上げる為には、グレードを上げた大会に出場しなくてはならず、ランキングを上げるのは中々大変なのです。
今から10年前、意気揚々と45歳のベテランJOPに参戦したときのことです。
小金井公園で行われるFグレードの大会にエントリーしました。
その時に1回戦で当たったK原さんに5-8で負けたのですが、以前にも埼玉で対戦したことのある方でした。
その後、千葉トーナメントでも1回戦で当たり、同じ相手に3連敗してしまったのです。
勝ち上がって当たるのなら、まれにあると思いますが、1回戦から3度当たるというのは非常に稀なことです。
その後K原さんとは仲良くなり、テニス談義をするようになりました。 先日、10年ぶりに練習試合をやろうということになり、北区のコートに行ってきました。
なんとなんと、ファーストセットを6-2で取ってしまいました。
セカンドセットは4-6で取られ、サードセットに入ると雨が降ってきました。
2-2のところでサスペンデッドになり、今回は引き分けに終わりました。
一度も勝ったことがなかった相手にセットを取れたことは、純粋に嬉しいことでした。
10年間の間に少し成長できたのかもしれません。
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ウイルソンから新しく発売されたバーン100ツアーCVを試打してみました。
このモデルは伊藤竜馬選手モデルで、フェイス面積100平方インチ、ウエイト293g、バランス330mm、長さが27.25インチ、フレーム厚が22mmというかなりこだわりがありそうなスペックです。
第1球を打った瞬間「えっ」となりました。
かつて、ウイルソンのラケットでこんな打球感のモデルはなかったと思います。
ガットのど真ん中に穴が空いているかのような、吸い付くようなフィーリングで、非常に柔らかさを感じました。
プロモデル特有の「ガツン」とくる感触をイメージしていたので、いい意味で裏切られました。
カウンターベイルの衝撃吸収と、フレームのしなりがまったりした打球感を作っているのでしょうか。
自ずと、当たりが長くなり、手のひらで押す手応えがあり、イメージした弾道通り糸を引くように飛んで行きます。
スピン、スライスも予想した通りのかかり具合で、変にかかり過ぎることもなく、かと言ってかけ損なうこともなくいい感じです。
ボレーはエースを取るというよりも、きっちり深く滑るボールを打つといった感じで、スライス回転を多めにしてコントロールする打ち方に合っていると思います。
抜群にスピードの出るラケットではありませんが、余計なアウト、余計なネットはせず、気がつくと相手が先にミスをしてくれるようなラケットです。
名前、デザインはバーングループの一本ですが、バーン100ツアーCVは一匹オオカミ的な、他のラケットには似ていない存在感のあるラケットでした。