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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。
テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「イチオシ DIADEM AXIS100」
フレームに刻印されている「UNRIVALED SPIN」
「他の追随を許さないスピン性能を備えている」という意味です。
刻印されていることから絶対的な自信の表れだと感じました。
ここまでに自信があるのなら、
各メーカーのスピンラケットをトラックマンで対決してみましょう。
【結果(ストリングはすべてミクロスーパー16)】
・バボラ ピュアアエロ:1537/rpm、106.8km
・ヨネックス VCORE100:1643/rpm、103.1km
・ダンロップ SX300:1547/rpm、102.3km
・ヘッド エクストリームMP:1587/rpm、106.5km
そして…
・ダイアデム AXIS100:1757/rpm、107.9km
UNRIVALED SPINは証明されました。
スピンレイトが一番だったVCORE100に100回転以上差を付け、
スピードが一番だったピュアアエロに1km以上の差を付け、
スピンもスピードも他を圧倒したのでした。
早速、実践のテストをするために、前回、ベーグルベーグル(0-6.0-6)で負けたライバルと
シングルスの試合をしました。
結果はなんと、7-6、4-6と互角に戦えたのです。
前回はエンブレム110でプレーしたのですが、相手のボールに対してスライスや中ロブでかわしていくテニスでした。
今回、AXIS100では攻撃的にストロークを打つことができ、相手と対等に戦えました。
ラケットでこんなにも差が出たのは久々だったので、早速購入しました。
店頭にある中で最も軽いスペックにしたのですが、
ウエイト295g、スイングウエイト282、バランス324mmと飛び抜けて軽い個体がありました。
ただ、あまりにも平均より軽いために、2本目を探すのには苦労することになりました。
全店を探しても近しいラケットは無かったため、
AXIS100ではなく、280gのAXISチームにて
ウエイト282g、スイングウエイト279、バランス329mmを2本目として購入しました。
結局、何が良かった点かというと…
1.ラケット内部にコアを充填させることで、打球感が良く、狙った方向、出したい飛距離に正確に打ちやすくなります。
2.RA値64と比較的柔らかく、しなりに合わせてしっかり押せるため、バウンド後のボールの伸びが良くなります。
3.エアロ構造のため、振り抜きがよく、トップスピンがかけやすいのは当然で、スライスショットにもキレが増すことがわかりました。
ストローク力を強化し、キレッキレのスピンボールを打ちたい方は是非試してみてください。