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GEEK通信「プリンスの調光サングラスがテニスを変えます」
2022/10/04

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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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GEEK通信「プリンスの調光サングラスがテニスを変えます」
ATPプレーヤーのトップ選手のサングラス使用率はかなり低い水準です。
陸上競技、自転車は掛けている選手が圧倒的に多いです。
ではなぜテニスプレーヤーはサングラスをしていないのでしょうか。

試合中のポイント間が25秒しかなく、タオルで汗を拭く時にサングラスが邪魔になると聞いたことはあります。

でも本当の理由は、野球を見てもらうとわかっていきます。

メジャーリーグを見ていると、守備の時に掛けているが、打席に入った時は掛けていません。
守備の時は、ボールに対して正対していますが、打席では、ボールに対して横向きです。
横向きでサングラスをしていると、サングラスを通した映像とサングラスを外れた映像が見えてしまうことがあります。

150キロ以上のボールを一瞬の判断でバットに当てないといけないので、打席ではサングラスを付けないのです。
テニスのストロークは、野球のバッティングに近いところがあり、クローズスタンスやセミオープンスタンスの時には、横向きになることがあり、サングラスのレンズから視界が外れてしまうことがあります。
特にメガネタイプの2眼レンズはしばしばあります。
そこで、テニスに向いているレンズは1眼で、カーブがあり、顔に沿って隙間が開かないゴーグルの視野に近い感じのものです。
プリンスから発売になった「PSU240」は1眼で、顔の形状に沿った作りで、サングラスのレンズに視野の全てが覆われています。



(>>>商品ページ)
さらに、使われているNXTレンズがテニスに向いた性能を持っています。
テニスには、3ゲームごとにチェンジコートがあります。
太陽に正対したかと思ったら、チェンジコート後は太陽は背中にきます。
テニスあるあるで、サングラスをつけたり外したりする方をよく見ます。
眩しい時だけつける、自分のサービスの時だけつけるなどですが、当然つけっぱなしの方が煩わしくないし、紫外線対策にもなります。
なぜ外してしまうかというと、可視光線透過率の問題です。
サングラスには、可視光線透過率というレンズの濃さが色々あります。
眩しさをカットしたい場合は、10%~20%くらいで、ボールの見やすさを重視すると20%~30%くらいです。
また、ナイターやインドアのライトが眩しいときは70%~90%くらいと言われています。
真っ黒のレンズで10%前後の透過率です。
テニスの試合になると、晴れていたり、雲で陰ったり、状況の変化があります。
その度に、可視光線透過率の違うレンズに交換するのも無理があります。

そこで調光機能が役に立ちます。

NXTレンズは、20%~90%の幅で調光する凄いレンズで、太陽が出ているときは、20%の黒っぽいレンズになり、曇りだと40%くらいの茶色になり、ナイターになると90%の薄い黄色になるのです。


ナイターは外しても良いのですが、照明がギラギラして、見辛い方はかけた方が良いでしょう。