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GEEK通信「イオミックショックレスにハマっています。」
2022/11/10

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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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GEEK通信「イオミックショックレスにハマっています。」
自分の記憶を辿ると、振動止めの始まりは30数年前にドネーの円柱型のスポンジを装着するもので、円柱型を指で摘んで真ん中2本のストリングに挟み込むと「クルッ」と丸まるタイプのものでした。
その後、ボタンのように留めるフィッシャーの白いゴムタイプが発売されました。こちらは外れにくく、かなり小さいものでした。
さらに、縦糸の端から端まで留めるワームタイプ、センターの6本を留めるブロックタイプ、センターの2本を留めるワンポイントタイプなど様々な振動止めが、ラケットメーカーやアクセサリーメーカーから発売されました。
よく「振動止めを付けると飛ばなくなるから付けない」と言う方もいます。
正解です。
ストリングにボールが当たった瞬間、ストリングに振動が伝わり、その後ボールが飛び出します。
何も付けない方が、反発力は強くなり、振動止めを付けた場合、反発力は少し落ちます。
アマチュアの振動止め使用率は8割から9割程度なのに比べ、プロの使用率は5割程度になります。
試合に勝つために、反発力は高い方が良いし、ボールがどこに当たっているかを掴みたい選手が多くなります。

ゴルフの話しになりますが、テニスと同じように道具が試合に影響します。
テニスもそうですが、ゴルフもグリップのフィーリングが非常に大切です。
イオミックと言う日本のグリップメーカーが開発したシリコン製のグリップが世界中で大ヒットし、プロの使用率5割という異常な数字を叩き出しています。
そのイオミック社とトアルソン社が共同開発した振動止め「イオミックショックレス」が発売されました。


センター2本の糸にしっかりと密着し、最後の横糸にガッチリとはまり込む形を理論的に作っていくと、正方形になります。
丸型より、三角形より接触面積が広くなります。
イオミックショックレスの凄いところは、振動を止めるだけでなく、弾道を安定させコントロール性能を向上させることに成功したのです。
ふたつの突起が、振動とぶれを防ぎボールの飛び出し角度を安定させます。


実際に自分のラケットに装着して使ってみました。
今までワーム型を使用していたのですが、イオミックショックレスの方が打球感と打球音が良いので、気持ち良く打てます。


打ち返したボールも高い弾道で安定し、スピードもスピンも増している感じがします。
振動吸収性はワーム型の方が良いのですが、必要な打球情報の伝達もシャットアウトされていたようで、イオミックショックレスに変えてから、ボールの捉えた感覚が手に残り、自信を持ってギリギリを攻めて行けるようになりました。
振動は取り過ぎず、適度に取るのが良いようです。


今回発売したイオミックショックレスは
勝つためのシリーズ「V series」第1弾として発売されました。
おそらく、第2弾はグリップ、そして第3弾はストリングで来るのではないでしょうか。

ゴルフはグローブを付けてグリップを握るので、シリコン直接で良いのですが、テニスの場合、素手で握る方がほとんどなので、手のひらの汗対策が課題になると思います。
どんなアイテムになるのか楽しみです。

ストリングはトアルソンの一番メインになるアイテムです。シリコンコーティングはもはや当たり前になってきているので、全素材シリコンや縦ポリ横シリコンなど今までにないアイテムになることを期待しています。
IOMIC×TOALSONから目が離せません。