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GEEK通信「イチオシ ダイアデムエレベートライトはスピンが凄い」
2023/05/26

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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 
テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「イチオシ ダイアデムエレベートライトはスピンが凄い」

実は、スピンがかかる理論はスナップバックだけではないことに気が付きました。
ひとり細マッチョスペック選手権で15機種打って、スピンナンバー1は、テクニファイバーTファイト305ISOでした。
13機種がストリングパターン16×19で、Tファイト305ISOが18×19、ダイアデムエレベートが16×20です。
エレベートもやり直しにはなりましたが、朝のウォームアップでは、スピン第1位でした。
なぜストリングパターンが密な2本でスピンがかかる結果になったのか考えてみました。
スナップバックでスピンがかかるのは事実なのですが、摩擦でかかるのも事実です。
ストリングパターンが粗い方がスナップバックはしやすくなりますが、細かい方が摩擦は大きくなります。
ボールとストリングが当たっている面積は、ストリングパターンの粗さ細かさで差はないので、ボールの当たっている部分にストリングの本数が多い方が摩擦が大きくなります。
さらに、スイングスピードが速くなると、ボールとストリングの衝突時にボールが潰れてせんべい状になり、接触面積が広くなることで、より摩擦が大きくなります。
ボールを潰し易いのは細かい方になるので、スイングスピードが速く、ボールを潰せるプレーヤーはストリングパターンが細かい方がスピンがかかります。
逆に、スイングスピードがあまり速くないプレーヤーは、スイングパターンが粗い方がスピンがかけやすくなります。
ただ飛んでくるボールの速さの影響もあるので、逆の結果になることもあります。
ダイアデムエレベートは、同じ面積、同じフレーム厚、同じストリングパターンで、3つの重さをラインナップしている珍しいモデルです。


軽量タイプはフェースが大きくなったり、フレーム厚が厚くなったりするものがよくあり、デザインは同じでも性能の違うラケットになってしまいます。
エレベートは315g、305g、290gから自分の体力に合った重さをチョイスできます。
細マッチョ選手権で使った305gはスピンがかかるものの、スピードが落ちてしまいました。
いつもいっしょにダブルスを楽しむおじさんグループでのテニスの時に、エレベートとエレベートライトの試打を持参しました。


皆さん私がウインザーで働いていることを知っているので、また中居がなんか持ってきたぞと集まってきます。
「カッコいい、打たせてー」と
みんな勝手に試打を始めます。
「スピンが凄い」
「飛びがいい」
「音がいいね」
おじさんなので、軽量290gのエレベートライトが評判でした。
気に入って2本買ってくれた方は、最近調子よさそうです。


98平方インチで290gだと、面ぶれしそうとか、威力が出なさそうとか、思われがちですが、このエレベートライトは、フレームの中身がぎっしりと詰まっているので打ち負け感はまったくなく、逆にスイングスピードが速くなり、スピンとスピードが両立しています。
ストリングはエボリューションのアズールブルーを張ると性能もデザインも最高の仕上がりになります。