
今回は、
普段何気なく使っている、
グリップテープに着目して書いていこうかと思います。
ラケットのグリップは、テニスを行う上で
ラケットとプレーヤーの接点になる部分で、常に握っていないといけない状態となります。なので、グリップ部は
使用頻度につれて状態が変化して劣化していきますので定期的なメンテナンスが必要となっていきます。
【グリップテープの種類】
一口にグリップテープといっても実は、2種類あります。
□リプレイスメントグリップ
□オーバーグリップ
□リプレイスメントグリップ
通称
”元グリ”などと呼ばれているグリップで、ラケットの
最初から巻かれているベースグリップテープとなります。このグリップを取って(はがして)しまうと、芯になる部分が見えてきます。
【素材】
この元グリに使用されているテープの素材は主に2種類
〇レザー〇シンセティックレザーとなります。
〇レザー
動物(主に牛革)の皮革を使用した天然皮革になります。
厚さは薄めで、しっかりとした握り心地で重さもあります。
シンセティックレザーが登場するまでは、ラケットにはこのレザーが巻かれていることが多かったです。しかし、シンセティックレザーが登場してから、レザーを最初から巻いているラケットの種類は少なくなっています。
天然皮革独特なやわらかさ・手に直に伝わるようなダイレクト感がトッププレーヤーや上級者によく好まれています。
かばんや、革製品同様に牛の革が使われており。カラーもブラウンと素材活かすようになっています。
厚さは1.6mm前後
価格は2,000円前後
〇シンセティックレザー

ウレタンなど
化学素材を使用した人工的なレザーグリップとなります。
天然レザーと比較して、製品ごとにムラが少ないうえに安く生産することが可能です。
また、
加工するのも簡単で、厚みやクッション性などバリエーションが多くすることが出来ます。
シンセティックレザーの登場で、ラケットの元グリがこちらを使用されていることが多くなりました。
軽量で、クッション性もあるため初心者や非力な方にも好まれる傾向にあります。
厚さは1.8mm前後
価格は1,200円前後
1.20mmしかない極薄系シンセレザー ヨネックスのカスタムシングリップ
シンセレザーでは珍しいデコボコタイプ ウイルソン クッションアイレ クラシックコントロール
【利き手は関係あるの?】
あります!
硬式テニスの場合、9割は右利き用に巻かれており
ソフトテニスは、全てが右利き
バドミントンでは、9割右利き用で、一部レザーすら巻かれていないラケットもあります。
*ラケット性能の特徴の関係で右利き用・左利き用があるプリンス Xシリーズ

*バドミントンはグリップのカスタマイズする方が多いので初めからレザーを巻かない状態で販売しているゴーセンやウイルソン
【そのまま使う?】
テニスプレーヤーの年代や、考え方で変わってきますがそそまま使用してOKです。
特に古くからされているプレーヤーだと、このあとの紹介する
「オーバーグリップテープ」を知らない方も少なくありませんので、そのまま使用するのが一般的だと考えている方もいます。
年代的に若い方だと
「オーバーグリップテープ」を巻くのを前提としている場合が多いかもしれません。
元グリのまま使用する場合のメリットは、
・それ以上、太くならない
・手に伝わり方がよりダイレクトに感じる
元グリのまま使用する場合のデメリットは、
・太さの調整が出来ない
・グリップ交換のコストがかかりやすくなる
などが考えられるので、ご自身の使用状況をみて選んでみるのもいいかもしれません。
本当は、もっと書きたいところですがやめておきます。
もっと詳しく!という方は、お近くのウインザーまで
次回は、オーバーグリップのお話・・・
つづく