オンラインショップでは3,980円以上ご購入で「送料無料」です。

新着記事
アーカイブ

店舗情報

GEEK通信「温故知新 ヨネックス編」
2023/09/28

-----------------------
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 
テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
-----------------------


「温故知新 ヨネックス編」
1957年にバドミントンラケットを製造開始、1969年にアルミ製のテニスラケット「T-7000」を発売し、テニスラケットの製造を始めます。
その後、キング夫人やナブラチロワが使用したウッドのカーボネック2が大ヒットします。
1980年に四角形のフェース形状(アイソメトリック)R-1、R-2、R-3を発売、すべてスチールでした。
アイソメトリック形状初のカーボンモデル、R-10、R-7を発売、ナブラチロワがR-7を使用し、大ヒット。
1983年に「R-22」発売。22,000円という低価格ながらナブラチロワも使用する高性能モデルとして初心者から上級者まで幅広い層に支持されました。ナブラチロワはグランドスラムでシングルス18回の優勝があります。セリーナ23回、グラフ22回には及びませんが、なんとダブルスは31回優勝しています。さらに、46歳の時に混合ダブルスで全豪、ウインブルドン、49歳の時に全米を優勝しています。
R-23、R-24と連続ヒット作を発売し、R-50を使用する伊達公子さんと契約。26歳の引退までにRQ190DX、RQ170ビブレスティ、RD-8を使用。
37歳で現役に復帰、RQis2ツアー、S-Fit3、S-Fitα、S-Fitグレース105、S-Fitラディア、アストレルを使用。47歳で引退した時に、記念モデルとして、本当に試合で使っていた重さのモデル「アストレル105DATE LTD」が発売。なんと355gでした。
軽量、デカラケ、厚ラケを操り世界ナンバーワンになったモニカセレスは、RQ380、A2000、SRQ800などを使用。
16歳6ヶ月で最年少世界ナンバー1になったマルチナヒンギスは、アイソメトリックプロを使用。
ヨネックスを使用して歴代女子ナンバー1になった選手は、ナブラチロワ、セレス、サンチェス、ヒンギス、イバノビッチ、ウォズニアッキ、ケルバー、大坂なおみと多数排出しているのに対して、男子はRD-7を使用したリオス、MP-1、RDS001を使用したヒューイットの2人のみです。
男子はここ20年ビッグ4が独占しているので、ナンバーワンになるのは至難の業ですが、グランドスラムを3回優勝しているVコアPROを使用しているワウリンカ、全仏オープンを連覇したRD-7を使用したブルゲラ、ウィンブルドン優勝のRDti70使用のクライチェックらの活躍もありました。また最新のランキングでトップ10に入っているルードとティアフォーらの活躍もあり、男子選手の使用率も増えてきています。
個人的にですが今後のヨネックスに期待するのは、Eゾーン、Vコア、パーセプトと3本柱は揃っていますが、軽量デカラケゾーンのアストレルはナンバーワンになっていません。
やはり、フェース面積110でウエイト255gで長さ27インチの王道スペックでナンバーワンになれるラケットを願っています。