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【GEEK通信】「ヨネックスレグナは至高か究極か試打の結果は?」
2019/04/11
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ヨネックスレグナは至高か究極か試打の結果は?」
ラケットの材質の進化は、竹、木材、金属、グラスファイバー、カーボンと半世紀の間に劇的に進化しています。カーボンが使用されるようになってから30年以上になりますが、カーボン自体の進化も見張るものがあります。
カーボン(グラファイト)は炭素繊維をシート状にしてレジン(エポキシ樹脂)で固めて固形化します。
糸状にして編み込むブレードとかスリーブと言われるものやナノチューブなど様々なカーボン繊維が開発されています。
そう言った手の込んだカーボン繊維は非常に高額で、F1のボディや10万円以上するゴルフのドライバーなどに使用され、テニスラケットには部分的にしか使われないのが常でした。
カーボン繊維には【高反発】【振動吸収】【耐久性向上】などの役割があり、高品質なカーボンをふんだんに使用できれば相当良いラケットが出来上がるはずです。
ヨネックスレグナは、高品質な「namd」をフレームトップ、フレームサイド、シャフトとふんだんに使用した贅沢設計なのです。
トリフとフォアグラを使った贅沢料理のように濃厚な美味さを味わえることを期待して、いざ試打してみようと思います。 いつものダブルスオフに来ています。まずはレグナ98でゲームです。
思ったような濃厚な打球感ではなく、硬くて飛ばない印象です。あっけなく負けてしまい、次はレグナ100でチャレンジです。
10g軽くなり、フレーム厚も1mm厚くなり、フェースも2平方インチ大きくなり、楽になるはずが、やっぱり硬くて飛ばないのは大差なく、あえなく敗退しました。
準備運動をほとんどしていなかったので、待機している時にずっと素振りをして体を温め次のゲームではまたレグナ98に戻し、再チャレンジしました。
素振りのイメージのまましっかりと振り抜いた時に、ボールがラケットの真ん中にめり込む感じがして「この感触だ」と実感してからはインパクトに集中してプレーしました。このゲームは勝ち、レグナ100でも勝ち、2連敗の後は5連勝でフィニッシュです。
レグナと言うラケットは決して簡単なラケットではありませんが、良いラケットであることは間違いありません。
ただ良さを引き出すために打つ方も正しい打ち方をしないといけません。
ある程度のスイングスピードがないとラケットがしなりません。
一旦しなったラケットは元の形状に戻ろうとしますが、その復元力が非常に強いと感じました。
体のひねりを使ってしっかりとスイングできたときは、回転のかかった威力のあるボールがベースライン深く入ります。その証拠となるシーンがありました。
アドコートでリターンの場面で、左利きの逃げるサービスがサイドラインギリギリに入り、外に逃げていきます。 あらかじめケアしていたので、何とか届きましたが、完全にコートの外に追い出されてますので打てる場所はアレーを狙ってストレートに打つしかありません。
一か八かで思いっきり叩きますと、相手前衛の横を抜けアウトする軌道からベースライン際で鋭角に落ちて入ったのです。 サイドアウトかバックアウトしてしまうケースですが、一直線にアレーに突き刺さりました。
後で、左利きのサーバーからもこのショットを褒めていただきました。レグナの良さを引き出せた瞬間でした。
レグナ98とレグナ100は、Vコア98とVコア100との位置関係とは大分違います。 Vコアはしっかり打つ98に対して、楽できる100の位置関係ですが、レグナは98もしっかり、100もしっかりの同列の関係です。
しなり戻りの早いカーボン「namd」をふんだんに使っているという先入観から柔らかいイメージを持ってしまいましたが、それは間違いでした。
しなって良い部分としなってはいけない部分があるようで、フェースの真ん中で捉えた時の、しなるというかボールが引っ付くような感覚があり、その後爆発的に飛び出していきますが芯を外すとさっぱりです。
ストリングからボールが飛び出す1000分の4秒とフレームのしなり戻りがシンクロするように作られているのでしょうか。
しなりが大き過ぎるラケットは、しなっている間にストリングからボールが離れてしまうのでスピードがロスしてしまったり、方向が定まらなくなったりしてしまいます。
レグナはしなり過ぎによる弊害が起きないように設計されているようです。 プロや上級者はきっとレグナは柔らかいと感じると思います。
それは飛んでくるボールのスピードと打つ側の速いスイングで起こるボールとラケットの衝突でしなりを感じるからです。
一般のアマチュアでは、たまにしかその条件(速いボールと速いスイング)に出会いません。
結論として、レグナ98とレグナ100の差は自分のレベルでは、見分けがつけられませんでした。
ただ至福の時は「プロのラケットはこんな感じなのかな」と思わせる瞬間がたまに来ることです。