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【GEEK通信】「アディダス ソールコートブースト マルチコートは新しい時代を予感させる高機能シューズです」
2019/01/10
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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明けましておめでとうございます。
今年もギーク通信をよろしくお願いします。
「アディダス ソールコートブースト マルチコートは新しい時代を予感させる高機能シューズです」
平成の次の年号は果たして何でしょうか。
漢字2文字だとすると、「明星」(みょうじょう)はどうでしょうか。
平成のように素敵な時代になってほしいですね。
そんな平成30年間はどっぷりテニスをやっていたわけですが、記憶に残っているラケット、シューズなど平成の名品をご紹介しようと思います。
まずラケットは、ヨネックスRDTI70で「赤ラケ」の愛称で大ヒットしました。フェース面積が88、98、108の3種類あって、 スリチャパン氏が使っていました。
現在のVコアプロに受け継がれています。 驚いたラケットはウイルソントライアド3.0でした。
平成生まれの画期的機能として、ローラーシステム(ガットを張る穴が滑車になっている)とトライアドテクノロジー(ヘッドとグリップを2ピースで作り、衝撃吸収素材アイソゾーブを挟み込んだ製法)があります。
その2つの機能を合体したラケットがトライアド3.0だったのです。
現在もトライアドテクノロジーは、3.0J 118に搭載されています。 個人的に平成を代表するシューズは、アディダスのアディバリケードとアシックスのゲルレゾリューションです。
スニーカーのようなテニスシューズを、高機能のシューズに変えたのがこれら2つのモデルでした。
アシックスはハード/オムニ/クレーはそれぞれ専用が必要と唱え、アディダスは1足で全てを可能にするソールを開発し別々に進化しています。
アシックスはレゾリューション7が発売されており、おそらく8・9と続いていくのではないでしょうか。
アディダスはバリケード2018で10作以上20年続いたバリケードに終止符を打ちます。
終止符を打つ理由の一つに、さらに進化したシューズを開発したからです。 「ソールコートブーストマルチコート」
最大の特徴は、ミッドソールに使用されている
「BOOST & EVA combination midsole」です。 ブーストは2016年にランニングシューズに採用され大ヒットした軽量、高反発素材で、跳ねるような推進力が生まれ、軽快にタイムを縮めることができる画期的なシューズでした。
以前にテニスシューズにも採用されたことがあるのですが、ランニングとテニスの動きの違いがありなかなか定着しませんでした。
ランニングは前に走る動きがほとんどですが、テニスは横の動きに加えストップする動作もあり、 シューズに求める機能はストップ&ダッシュ時の安定感に、外に荷重したときのがっしり感です。
以前のブーストにはこの機能が不足していました。
今回のソールコートブーストマルチコートには、サイドにキットカット程の出っ張りがあります。
(3D TORSION BAR) さらに、そのバーからかかとを一周するスタビライザーが覆っています。(360TPU CHASIS)
横方向への安定感が格段に向上しています。 前足部をシューキャップ(RPU ABRATION PROTECTION)という耐久性のある素材で2重で覆うことで、安定感と耐久性を向上させました。
シューレースのスタート部分も覆ってしまっているので、もし交換するとなると難しい作業になりそうです。 立体的に成型されたヒールユニットの効果で足首回りのフィット感がよく、シューズと一体感があります。(3D MOLDED HEEL UNIT) ハードコートのスライド性とオムニコートでのグリップ力を極めたマルチコートソールを採用し、一足で全てのコートを対応できます。
以上を踏まえ、オムニコートで試履きしてみました。
幅がE相当となっていたので3Eの自分としては細いのが不安でしたが、ゆったりとしているように感じました。
足首周りや土踏まずはぴったりしていますが、前足部は余裕があり指先の隙間から少し大きめの作りかなという印象を受けました。 バリケードと比較すると、屈曲性も良く(柔らかく)、一般のプレーヤーでも十分に履きこなせる設計になっています。
一歩目のスタートがスムーズで、ブーストの反発力のお陰でドロップショットも難なく拾えます。
サイドに振られたときもしっかりとストップすることができ、センターへの戻りも速くなるように感じました。
アウトソールとミッドソール(ブースト)の融合に、スタビライザー効果のあるアッパーユニットが安定感を確保し、安心感のあるシューズに仕上がっています。
新しい時代のシューズが現れました。 こちらのシューズを試してみてください。

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