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【GEEK通信】「スリクソンレヴォCS10.0、CS8.0にさらに魔法がかかりました」
2018/10/04
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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クレーコートは1年ぶりくらいでしょうか。
オムニコートと大して変わらないと思っていたのですが、バウンドの跳ね方が全然違い戸惑いました。
対戦相手の方が長身でスピンサービスがめちゃくちゃ跳ねるのです。
今回の対戦相手は、中高ソフトテニス、大学から硬式テニスを部活でやってきている40代の本格派の方とベテラン55歳の部に参戦していて最高100位の同年代の方です。
2018年9月末に発売したスリクソンレヴォCS10.0とレヴォCS8.0の最新モデルの試打も兼ねています。 トラックマン(スピード、回転数、飛び出し角度、着弾位置などのデータを計測する機器)のデータで現在の私の中で【合ったラケット】になり、レヴォCS10.0に乗り換えてから早10ヶ月、テニスの調子は良くなっています。
そのレヴォCS10.0がモデルチェンジすることになりました。
長身の本格派テニスの方との対戦で、使用してみました。 レヴォCS10.0で唯一気になっていたのが、振動と打球感です。
デカラケの構造上の宿命は、ストリングが長いのでインパクト後のストリングの共振があり、余韻が残ります。
軽量厚ラケは、中空構造でフレーム内部が、がらんどうのため、打球感が物寂しく感じます。
メーカーもその辺のところは分かっているので、センターのストリングを6本止められる振動止めを標準装備しています。
それでも、残りの10本のストリングは共振してしまいます。
そこで、ワーム型の振動止めに変えて、センターのストリング10本に装着すると、かなり良い打球感になってきました。
下記写真のように、ダンパーブリッジに沿って湾曲して付けると目立たなくていいですよ。
                             *赤で囲った箇所
さて、今回のモデルチェンジで10作目となるのですが、変わって欲しくないと思っている方々が多いのも事実で、
改良点は1点のみとなっています。
フレーム内部に搭載しているソニックコアをパワーアップしています。
ソニックコアとは、硬いゼリーやグミを想像してみてください。
振動を与えると震えますよね。
この震えを利用して、ボールインパクトの衝撃を緩和するテクノロジーなのです。
今回は、グリップ内部にも制振ゴムを入れ、衝撃吸収率を12%もアップさせています。
こちらのソニックコアの改良のおかげで、気になっていた振動の余韻や打球感が良い方向に向いています。
標準装備で付いている振動止めで何も問題がありませんでした。
使用した感触では、少しヘッドが重たくなった気がしましたが、ソニックコアの増量の影響か、製品の誤差なのか微妙な感じです。
スピード、スピン、コントロールは今まで通り良い感じです。
試合前のトスで気付いたのですが、エンドキャップが変更されていました。 今までのモデルはエンドキャップが透明で、スムース、ラフが分かりづらく必ず相手の方に説明しないといけなかったので、これは良いことです。
カラーリングもダークブラウンで渋めのデザインになり、今まではどちらかというと女性を意識したカラーリングでしたので、 今回のカラーは、男性使用者も喜ぶと思いました。
試合の方は170kmは出ていると思われる高速サービスにやられ、4-6でフィニッシュしました。
ベテラン55歳の部に参戦中の方との対戦では、レヴォCS8.0を使ってみました。 レヴォCS10.0に乗り換えるときに、どうしてもCS10.0にする勇気がなく、少しでも普通の形状にしようと思いレヴォCS8.0も散々試打していました。
CS10.0とCS8.0はスイートスポットの大きさ、反発力、ボレーのイージーさにかなり違いを感じ、結局CS10.0にしましたが、今回の改良でどう変わったでしょうか。
CS10.0と同じで改良点はソニックコアで、衝撃吸収率が7%向上しています。
前回モデルですでに採用されているストレートストリングシステムですが、ストリングの可動域を広げることでスイートスポットは普通の110平方インチより広くなっておりますが、CS10.0に比べると飛びが抑えられています。
ストロークを強く打ちたい方は、CS10.0よりCS8.0の方が安定感はあるのでいいのではないでしょうか。
試合の方は6-2で勝利し、ミスの少なさが勝敗を分けたようです。
レヴォCS10.0、レヴォCS8.0共に完成度の高い仕上がりになっています。
255gの最大のメリットは楽であるということ。
疲れの出る後半でもしっかり振り抜けます。
また、フェース面積の広さは、相手の強いボールにも負けずに逆に強いボールを打ち返せます。
ストリングパターン16×18と横糸を粗くした設計からスピンはよくかかりますので、スピン、スライスを多用することでミスを削減できます。
サービスからのボレーが最大のメリットとなるラケットですが、ダブルスはもちろんシングルスでも十分使えます。
まだ早いということはありません。
年齢に関係なくプレースタイルが合うか合わないかと思いますので、是非トライしてみてください。