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【GEEK通信】「プリンスからまったく新しいラケットが発売されます。」
2018/06/21
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「プリンスからまったく新しいラケットが発売されます。」
皆さんはフォアハンドとバックハンドどちらが得意ですか。
私はフォアハンドが得意で、バックハンドはスライス中心で、回り込める場合はフォアハンドで打っています。
プロの選手でも、バックハンドよりフォアハンドの方が威力があってスピンもかかっている選手が多いですよね。
フォアハンドはリーチも広く、打点の位置も広範囲に対応が可能ですが、バックハンドは、「ここで打つ」というように打点が集約されます。
練習量で克服できる環境にあれば良いのですが、
私も含めてアマチュアにとっては、中々苦手なショットをとことん練習できる時間も無く、得意なショットを優先してプレーをしてしまっています。
今回、プリンスが開発したラケットは、フォアハンドは上手く打てるのに、バックハンドはミスばかりで悩んでいる開発者によって生み出されました。
そこでフォアとバックが違う性能のラケットを思い付き、フォアは強いボールが打てる、バックハンドはミスの少ないショットが打てるA面B面が非対称になるラケットを開発することに成功したのです。 実際、この話を聞いた時、過去にあったラケットを思い出しました。
ロシニョールのDVボロン、プロケネックスのアシンメトリック、トアルソンのパンドラ。
これら3機種はどれも非対称のラケットで、フォアハンドとバックハンドで打ち分けるモデルでした。
いずれのモデルも、フォア面バック面が決まっていて、その面で打たないと効果は無く、間違った面で打つと逆効果になってしまうラケットでした。
私はラケットをクルクル回しながら構えていますので、どちらの面で打つかわかりませんし、あまり気にしたことがありません。
発売予定のプリンスのラケットは、この手があったかと唸らせるラケットだったのです。 メビウスの輪というのをご存知でしょうか。
表と裏が繋がっており、永遠に終わりがない輪なのです。
このプリンスのラケットも、メビウスの輪の様に、どんなにクルクルラケットを回しても、フォアで打てばフォア面になり、バックで打てばバック面になるのです。
不思議ですね。
シャフトの構造に秘密があり、フォア面で打つときは、上側が太いシャフトになり、下側が細いシャフトになります。
バック面で打つときは、上側が細いシャフトになり、下側が太いシャフトになります。 発売は8月を予定しています。実際のデザインやラケット名、そして価格もまだ情報が出回っていません。
もちろん細かいテクノロジー情報も入手できていません。
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ここで、打つ前の印象をある程度想像で記載します。
当然太いシャフトの方が剛性が強くなりますので、インパクトの瞬間、フェース面がブレるのを抑制し安定した力強いボールが打てるのではないでしょうか。
スピンをかけようとするとどうしてもストリング面を長く使う動きをします。
フェース面の上方向に当たるとフェースが開いてしまい上方向に飛んでしまいバックアウトや力の無いボールになってしまいます。
太いシャフトがフェースの開きを防ぎ、力強いインパクトを実現しているのではないでしょうか。
バックハンドでのインパクトでは、フォアハンドとは逆の動きになり、フェース面が上を向きやすくなります。深いボールが飛びやすくなり、スライスの当たりが良くなります。
プリンスのホームページで掲載している、実際にボールを打ったデータでは、フォアに比べバックの方がフレームのしなりが11%高いと出ています。
私のシングルスでの負けパターンは、バックのスライスが浅くなり、相手に簡単にフォアに回り込まれ攻撃されてポイントを失うことです。
もし、スライスが深く返球できれば、それも力まずに打てれば簡単にフォアに回り込まれなくなるに違いありません。
-------------------- 実際に試打してみたのですが、ジワジワとその効果がわかっていきました。
フォアをドライブで、バックをスライスで交互に打ってみたのですが、快適に打てることは間違いありませんでした。
最もびっくりしたのは、フォアもバックもスライスで打ってみた時です。
フォアのスライスが浅く伸びのないボールになり、バックは深く伸びのあるボールが飛ぶのです。
これはフォア面とバック面でボールの食いついている時間の長さが違うことを物語っています。
フォア面は強く打ったときの威力が特徴で、スライスの様なゆったりとしたスイングでは、あまり良いボールは打てません。
この理論からすると、バック面でのスピン系の強打はあまり良いボールがいかないのでは?と考えましたが、
実際にスピンで強打してみると、深くコントロールされたボールがコンスタントに入り、非常に打ちやすく感じました。
バックハンドのスイングスピードは、どんなに全力で振ってもフォアハンドより遅くなります。(稀に、バックハンドの方が速い人もいます。その方は左利き用をオススメします。)
球持ちの長いバック面がスイングスピードの遅いバックハンドトップスピンを打ちやすくしたのは明白です。 今回発売される非対称ラケットは、一般のアマチュアプレーヤーが苦手なバックハンドを克服しながら、フォアハンドをより強力に打てるようにと考えたまったく新しい発想のラケットです。
7月の商品発表が待ち遠しいラケットです。
詳しいことがわかり次第またお伝えします。