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【GEEK通信】「テニスが楽しくなるプリンス エンブレム120」
2018/01/04
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「テニスが楽しくなるプリンス エンブレム120」
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テニスオフを始めて1年くらい経った頃に、上級シングルスの募集があり参加しました。
それまでは、中級から中上級を選んで参加していましたが、曜日と時間の都合が良かったので、「上級でも大丈夫だろう」とたかをくくってエントリーしてしまいました。
3年前のことですが、今でも忘れない東京麻布のコートでHさんと対戦した時のことです。
Hさんは自分と同年代の方。左利きで正確且つキレのあるストロークを打ってきます。
全くミスをしてくれず、どうしたらポイントが奪えるのかイメージすら浮かびません。当然0-6で負けたのですが、10ポイントも取れてないと思います。
かなりショックを受けました。自分自身の不甲斐なさと浮かれて上級にチャレンジしたしたことに、落ち込みました。 もう上級には参加しないと心に決め、数日落ち込みましたが、もっともっと練習して上手くなろうと気持ちを切り替えました。
その日から取り組んでいるのが毎日の素振りです。
10回でも20回でも良いので続けることが大切です。テーマを決めて実行できたら次のテーマに移っていきます。 素振りも3年続けていると、じわじわですが、結果が出てきました。
そして昨年の2017年・・・・・勝てなかったレジェンド達に勝つことができました。(I稲さん、O村さん、M原さん、K原さん) 残りはHさんに挑むのみとなりました。
・・・・・ということで、芝浦中央公園にやってきました。
主催者のHさんとの試合でトスで勝ち、リターンを選ぼうと思ったのですが、夕方の太陽が眩しい位置になっていたので、コートを選択しました。Hさんはサービスを選び、リターンとコートを同時にゲットできました。
前回の対戦ではまったく歯が立ちませんでしたが、今回はラリーで押し込む場面が幾度とあり、そんな時Hさんはロブを上げてきます。
そこからまた、振り出しに戻されせっかく攻め込んでも決めきれません。気がつけば0-4になってしまいました。
次のHさんのサービスでチャンスが訪れました。それまではほぼファーストサービスが入っていましたが、このゲームではファーストサービスが入りません。
リターン位置を前にして、早いタイミングで打つようにしたところ、Hさんのミスを誘いました。
また、意表をついてドロップリターンも決まり、ダブルフォールトもあり、ゲームポイントを迎えました。
長いラリーの末、Hさんのボールがアウトし、ついに1ゲーム取ることができました。その後は2ゲーム連取され1-6での敗戦です。
たかが1ゲームですが、されど1ゲームです。3年間の素振りの効果が出た結果です。
Hさんは上級者では珍しくプリンスの軽量、オーバーサイズのO3を使っていて、気になったのでHさんに質問しました。
私「参考までに聞きたいのですが、ガットは何を何ポンドで張っているのですか?」
Hさん「ナイロンを50ポンドくらいですね。全然ガット切れないもので。」
(振動止めがウインザーオリジナルで、シューズケースもウインザー、ショッピングバックもウインザーだったので聞いてみました。)
私「ウインザーにはよく行くのですか?」
Hさん「渋谷店によく行っています。」
私「実はウインザーの池袋で働いてまして。」
と言って名刺を渡しました。
Hさん「そうなんですか、新美君とはよくやるんですよ。」
私「えっ、そうなんですか、新美はウインザーの中でもかなりうまいスタッフですよ。」
などと話が弾みました。
今回の課題は、何度かロブで逃げられた場面があり、チャンスをものにできなかったことです。 これからスマッシュの素振りをすることにします。
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プリンス エンブレム120がモデルチェンジしました。
今使っているスリクソンレヴォCS10.0に最も近い形状なので、期待して打ってみました。
フェース面積は120平方インチで、レヴォCS10.0が115平方インチですので、打てる面積はエンブレム120の方が広くなります。
ただ、レヴォCS10.0はデュアルブリッヂですので、125平方インチ程の広さはあります。
ウエイトは244gとレヴォCS10.0より11gも軽くなり、操作性能はエンブレム120の方がよくなります。
最大の特徴はテキストリームカーボンにトワロンを編み込んだことです。 トワロンを語る前に、まず、テキストリームカーボンについて復習していきましょう。
ノーマルのカーボンはシート状にするときに、樹脂で固めます。
カーボンは糸状の繊維の為、固めないと工業製品にはなりません。そのための接着剤としてレジン(樹脂)を使用するのですが、このレジンには反発力や衝撃吸収などの効果はまったくなく、ただの接着剤なのです。 テキストリームカーボンはこの接着剤の量を減らすことに成功した、F1のボディにも使用されている最新のカーボンなのです。
軽量でも強度が上がり、ラケットの製作において色々と自由度が広がります。 テキストリームカーボンの最も優れている点は、しなり戻りが速いことです。
通常、ラケットのしなりの頂点でボールは飛び出します。 しなり過ぎるとパワーを失い、しならないとコントロールが難しくなります。
テキストリームカーボンはしなり戻りが速いので、パワーとコントロールが融合し、スピンの効いたスピードボールを打つことが可能なのです。
今回テキストリームカーボンに更に配合されたトワロンは、ケブラー系の繊維でさらに戻りが速くなりました。
また、防弾チョッキにも使われる素材で、衝撃吸収に優れますので、腕にくる負担も少なくなります。
一般的にインパクトにおけるボールの接触時間は1000分の4秒といわれていますが、テキストリーム+トワロンは約1000分の5秒にまでなります。
わずかに1000分の1秒ですが、この差は小さいトランポリンと大きいトランポリンで跳ねたくらいの差になります。
実際に打ってみて、まず感じるのは244gとは思えないパワーに圧倒されます。
フレーム厚が30mmもあるので、しなっている実感はあまりないですが、戻りが速いというより、押し出しているように感じました。
O3タイプのストリングホールではなく、トラディショナルなストリングホールを採用しているので、120平方インチにもかかわらず、打球感がシャープで高音の響きを残して飛んでいきます。
個人的には、O3タイプが好きなので、エンブレム120のO3があったら打ってみたい気もしますが、きっとこのセッティングがベストなのでしょう。
サービスのスピードが最近落ちたなと感じている方、ボレーボレーで打ち負けてるなと悩んでいる方には悩みを解決してくれるラケットに仕上がってます。
控え目なデザインとは裏腹に、メリハリの効いた派手なボールが飛び出し相手の意表を突いたプレーができる楽しいラケットでした。