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【GEEK通信】「面白い!ためになる!目から鱗!TENNITube」
2021/10/25

■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
「面白い!ためになる!目から鱗!TENNITube」
テニマカンパニーの「TENNITube」みなさん知ってますか。
元テニスメーカーの道場さんと横山さんがテニスに関するあれこれを独自の目線で解説するYouTubeなんですが、面白いし、ためになります。
テニエンス(テニスをサイエンスする)では、テニスを科学的に分析してわかりやすく、また、数字で紐解くので説得力があります。
黄金スペックのラケットをパワー系、スピン系、フィーリング系の3つに分類し、その系列の中で5本を選び、ボールを打たずにランキングしていきます。
打たずに評価する方法は、カタログに載っていることに加え、しなり、縦しなり、ねじれを独自に計測して、比較していきます。
今までのラケットインプレッションは、ショップのスタッフや有名コーチ、巷のインフルエンサーが試打やゲームをしながら、フィーリングを発信しているものがほとんどでした。
同じラケットなのに真逆なことを言っているなんてことは、よくあります。
これは、打つ人のパワーのあるなし、フォームの違い、過去の経験など人それぞれですので、真逆になることもあります。
答えはひとつじゃないのです。
テニエンスで出す答えはデータから紐解くので、ある意味ひとつしかないのです。
今までは打ってなんぼと思っていたので、カタログもチラッとしか見ませんでした。
でもじっくり見ていくと、開発者の思いや目指している方向性が見えてきます。
それを知った上で、試打することで、ただ柔らかいとか、ただ飛びがいいだけじゃなくて、柔らかいことで打球感がよくなったり、飛びのよさが他のファクターと結びついていい結果になっていたりするのです。
テニカジも大好きなコーナーです。
横Dが気になるテニスグッズを見つけてきて、使い方を説明していくのですが、道場さんの妨害を受けながら、5分(当初は8分でした)で完結するのですが、毎回時間切れでシャッターが降りてしまうのです。
横Dが伝えきれていないことを補足していきます。
第一回で取り上げた「グリップチューブ」の説明で、ドライヤーで温めると言っていましたが、家庭用のドライヤーでは時間がかかってしまいます。
業務用ドライヤーのパワーのあるものか、やかんで熱湯がおすすめです。
また、1分でできるのか?と論争していましたが、お湯が沸いていれば1分でできますが、余った分のカットとリプレースメントグリップ巻きもするとなると、1分では無理ですね。
第三回「VIBE CUT」では、振動を止めるグッズとして紹介していましたが、ストリングの振動止めとの違いについて十分な説明がなかったので補足しておきます。
振動には、フレームから伝わる高周波とストリングの音なりの低周波があります。
一般的に売られている振動止めは、後者の方で、ボールが飛んでいった後のストリングの共振を止めることで「パコーン」を「パコッ」に変えるものです。
腕への悪影響は高周波の方で、フレームから伝わる振動を取れるのは「VIBE CUT」とキモニーの「カウンターショック」しかないと思います。

バボラから発売していた「RVS」は高周波低周波を同時にカットできる振動止めでしたが、廃盤になってしまいました。
次は何を取り上げるのか楽しみです。

初心者向けラケットの選び方part1の中で、気になることがありました。
グリップサイズの話しのところで、G2に0.5mmのオーバーグリップを巻くと、G2.5になると言っているのですが、お店ではオーバーグリップを巻くとワンサイズ太くなると日々言っているので、本当のところはどうなのか検証してみたいと思います。

TENNITubeの中では、G2の外周10.8cmで0.5mmのオーバーグリップを巻くと+0.157cm太くなり、外周10.957cmになると言っています。
G3の外周は11.11cmですので、確かに10.957cmならG2.5ということになります。
グリップの形状は8角形ですが、計算しやすいように円形として計算してみましょう。
円周を求める公式はみなさんも知っている
「円周=直径×3.14」です。
G2の直径は、円周が10.8cmですので、
10.8÷3.14=3.4395cm
オーバーグリップの厚さ0.5mmは0.05cmです。

オーバーグリップを巻いた状態の直径は、半径が0.05cm増えるので、直径では0.1cm増え、
3.4395+0.1=3.5395cm
3.14を掛けると11.1140cm(円周)となり
G3の11.11cmになります。
ちなみにG2の直径に0.05cmを足して円周を求めると
3.4895×3.14=10.9570cmとなります。
TENNITubeの言っている10.957になり、10.8を引くと0.157になります。
半径分の0.05cmしか足していないので、不正解ということになります。
何十年もお店で言っていた、G2に0.5mmのオーバーグリップを巻くと、G3になるは間違いではありませんでした。ホッとしました。
ただ厳密には、オーバーグリップの引っ張り加減と重ね加減で微妙に変わってしまうので、おおよそワンサイズ太くなるが正解です。
TENNITubeでは、細かいことは気にせずにドンドン動画をアップしていってほしいと思います。
補足説明はお任せください。

今回取り上げさせていただいた、「TENNITubeチャンネル」は、
>>>【こちらから】

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