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プリンスの「アーチサポーター3.0」!
2020/10/14
皆様こんにちは!
以前、プリンスより新しいインソールが発売したことをお知らせ致しました。
本日はその詳しい機能についてご説明したいと思います!
(少し間が空いてしまって申し訳ございません!)

皆様は、機能性インソールを使ったことはありますか?
足に気を使っている方でも、 『機能性インソールは使ったことがない』 という方は少なくないのでは??
ちなみに私は毎日使っています。
私は昔バレエ(踊りの方)を習っていた関係で、土踏まずが高く、割と酷い外反母趾です。
インソールを使用してみたところ、痛みや疲れがかなり緩和しました。 今やインソール様様で手放せません。(笑)


さて、こちらがウワサのプリンスの機能性インソールです。
柔らかい素材と硬い素材の2層構造になっています。実際につまんで頂くと分かりやすいですよ。
更に特徴的なのが、深~いヒールカップ。
このヒールカップが、カカトの骨である踵骨(しょうこつ)を包み込み、一層高い安定感を実現しています。
足をのせるとフワッと支えられている感がスゴイ!

カカトから中足部(土踏まずの周り)にかけて、反りが高いのも特徴です。
アーチをグッ!と押し上げて、更なるパフォーマンスをサポートしてくれます!
なんと外反母趾・内反小趾にも対応して、お値段は¥3,300!お手頃~!
店頭でぜひ試していただきたい乗り心地です。

 
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テニス中のケガは、足首由来のもの(捻挫など)が大半を占めるそうです。
(競技の名前がついている”テニスエルボー”の方が多いかと思いましたが、意外です!)
テニスではよく横に滑る動きをしますが、その時、過重に耐え切れず外側へゴリッと捻挫してしまう…と。
そもそも、足首は反っている状態でロックされ、伸びている状態では左右に動きやすい構造になっています。
プロはそういったケガは少ないようですが、試合中などの動きを見ると、なるほど確かに一定以上伸びた状態でスライドしている選手はいないのです。
分かっていても癖になってしまうのがケガの怖いところ。
足を怪我してしまうと一生響きますから、是非避けたいですね。
ご自身の足とシューズとの相性はもちろんのこと、 インソールやサポーターなどで体をアシストしてあげることが肝要になります。

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さぁ、週末はせいせきバーゲン開催です!
バーゲン会場ではお買い得品を大放出!!
店頭ではお買い上げポイントが10%還元となります!!!
皆様のご来場・ご来店を心よりお待ちしております!

 

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☆当店は『モノレール立川南駅』から徒歩30秒!
『JR立川駅』からは徒歩2分!!
☆ご不明点は店頭・またはお電話にてお気軽にお問い合せ下さい!
042-548-8903

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【感染拡大防止対策】

下記の感染拡大防止対策を徹底してまいります。
・スタッフのマスク着用、毎日の検温、手洗い、消毒を徹底します。
・店内各所の消毒作業を強化します。
・出入口の解放など、換気を強化します。
・レジなどのカウンターに飛沫防止シートを設置します。

また、お客様に安心してご来店いただけるよう、次の予防対策のご協力をお願い申し上げます。
・店内では出来るだけマスクの着用をお願い致します。
・入り口で手指の消毒をお願い致します。
・レジや試着室等では間隔を空けてお並び下さい。


 
プリンスからシューズインソールが登場!
2020/10/13
立川店の佐々木です♪

今日はシューズインソールの
新商品が入荷いたしました!
詳しい内容は近日中にアップしますので
商品の写真をまずはご覧ください♪

プリンスのテニスシューズ『WIDE LITE』
シリーズに標準装備されている高性能
インソールになります!

『ARCH SUPPORTER 3.0』

ウインザー価格 3,300円(税込)
プレーを快適にするには○○!@おつぼねの後輩ブログ
2020/10/05
皆様こんにちは!おつぼねの後輩、鈴木が本日もお届け致します!

過ごしやすい時期になってまいりました!
プレイされる方が増えてきて、特に土日はお張替えの方々で大宮店も賑わっております♪
プレイ中は集中していて気付かなくとも、練習後や翌日は筋肉痛に…なんて経験は誰でもあると思います。

そこで本日ご紹介するのはコンプレッションインナー!
体を支え、疲労軽減はもちろんプレイ中の動きをさらにダイナミックに!
私自身もプレイするときは必ずと言っていいほど着用しております♪

大宮店では
ヨネックス STBシリーズ
ミズノ   バイオギアシリーズ
プリンス  CW-X(レディースタイツのみ取り扱い)
を取り扱いしております!
気になる商品がございましたら、ぜひお気軽にウインザーへご相談ください!
プリンスツアーシリーズ
2020/09/27
皆様こんにちは、町田店の石田です。 プリンスのNEWモデル ツアーシリーズが発売になりました。 今回のシリーズはスピードとスピンに特化しました。 ボックス形状の掴み感はそのまま継承されています。 今回は今までのブラックベースから ホワイトカラーに 一新しました。 是非、お店でご覧になってください。
新作ウエア入荷しております!
2020/09/23
みなさま。こんにちは。 いつもウインザーラケットショップ渋谷店をご利用いただき、ありがとうございます。 渋谷店1階ウエアコーナーは各ブランド新作ウエアが続々と入荷しています(*^^*) 今回はほんの一部をご紹介いたします! ★ルコック★ ★パラディーゾ★ ★プリンス★ 今回はほんの少しのご紹介ですが、次回はオススメコーデなどご紹介したいと思います! 渋谷店でお待ちしております! ウエアコーナー島村
新生ピュアドライブついに!ほかにも新製品続々!
2020/09/23
皆様こんにちは! 新しいラケットが入荷して参りました! バボラの看板ラケット【ピュアドライブ】です!! シャフトに羽ばたくデザインのロゴがしびれますね~!! 同時に、新生ピュアドライブに合わせたデザインのバッグなども入荷しています。 ぜひ併せてチェックして下さい また、テクニファイバーより【ティーファイトRS305】も入荷しました!! こちらも、洗練されたトリコロールカラーがアシンメトリーにデザインされていてかっこいい! さらに! ウェアは一気に秋冬モードですよ~ この日に合わせてお取り置きも承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい
プリンス秋冬アパレルキャンペーン開始!
2020/09/20
みなさま、こんにちは。まだまだ残暑が厳しいですね。
さてプリンスの秋冬新作ウエアのキャンペーンが始まっております!
新作ウエアを¥10,000以上お買い上げの方にオリジナルマウスカバーをプレゼントいたします。
ウエアと同じ生地で作られており吸汗速乾で飛沫対策に最適です。ウエアとお揃いでいかがでしょうか?
(なお、ノベルティーのオリジナルマウスカバーは非売品となっております。ご了承くださいませ。)
皆様のご来店をお待ちしております。
Prince ニシデ
【☆入荷☆】プリンス ツアーシリーズ【#スピードスピン】
2020/09/20
プリンス、話題の新製品「TOUR」シリーズが発売となりました
前作にATSの機能が加わり、よりコントロールのアシスト性がアップ
ぜひ、体感してみてください 前作からカラーリングも変更になり、ブラックからホワイトに チェンジいたしました(^_^)
新生ツアーシリーズ、ぜひお見逃しなく!
気になったら、ウインザー横浜店へ★★★
プリンス秋冬NEWモデル入荷のおしらせ
2020/09/17
今回はプリンスウエアNEWモデルのご紹介をさせていただきます。
早くも秋冬の新作が続々、入荷しています。 売場はすっかり秋らしい商品がずらりと並んでいます。
今季お勧め商品は・・・
今までにない無地のゲームシャツ(くすみかラー)に昇華プリントのスカートの組み合わせ。

◆シャツ  WF0056 (カラー)ロータス 5,500円(税込)
◆スカート WF0341 (カラー)グレープ 6,930円(税込)


シャープで秋らしいボーダー柄はシャツ、スカート、ワンピースとアイテム豊富
◆シャツ  WF0051 (カラー)ネイビー  6,490円(税込)
◆スカート WF0340  (カラー)ネイビー  6,930円(税込)

只今、プリンスウエア フェア開催中。10/4(日)まで 新作ウエア1万円お買い上げのお客様にオリジナルマウスカバープレゼント ご来店の際には是非、お立ち寄りください。
Prince硬式ラケット『TOUR』シリーズ発売!
2020/09/10
こんにちは!立川店の佐々木です。 さて今日は新商品Princeの 硬式ラケット『TOUR』シリーズが 発売になります! 立川店では5品番の取り扱いに なっております♪ ・TOUR 100(310g) ・TOUR O3 100(310g) ・TOUR 100(290g) ・TOUR O3 100(290g) ・TOUR 100 SL(270g) 気になるラケットの感想は 通常タイプ・O3タイプともに パワー(スピン・スピード)・打球感 非常に良いです♪♪ 通常タイプはフラットドライブ系で O3タイプは打球が持ち上がって軌道が 安定するというのが印象的でした! どちらも使いやすい仕上がりになって おりますのでぜひ試打ラケットで お試しいただければと思います♪♪ また発売されてから好評で 欠品しておりました 『PHANTOM GRAPHITE 107』も 再入荷いたしましたので たくさんのご来店お待ちしております!
『新作入荷キャンペーン』Prince ※キャンペーンは終了致しました。
2020/09/06
※キャンペーンは終了致しました。

皆さん、こんにちは!
プリンスのウエアも新作が入荷しましたよ!
プリンスでも新作アパレルキャンペーン実施致します。
※ノベルティはお選び頂けません、ご了承くださいませ。 なくなり次第終了となります。
オンラインショップ「プリンスウエア」は『こちら』です。
【GEEK通信】【プリンス】「ファントムグラファイト107の試打結果が大変良かったです。」
2020/03/06
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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【プリンス】「ファントムグラファイト107の試打結果が大変良かったです。」
1989年全仏オープン決勝、マイケル・チャン VS ステファン・エドバーグの試合を30年ぶりに観てみました。
マイケルチャンは17歳3ヶ月でグランドスラムを優勝し、その最年少記録は今でも破られていません。
この大会の第一シードのレンドルとの対戦では、途中ケイレンしながらプレーし、意表をつくアンダーサーブなどでなんとか勝ち上がり、決勝のエドバーグ戦を迎えたのですが、17歳とは思えない戦い方をしていました。
エドバーグと言えば、華麗なサーブアンドボレーが有名ですが、チャンはそれを封じるためにある作戦を実行しました。
エドバーグのサービスで始まったのですが、なんとチャンはベースラインより2mくらい前でリターンを構え、エドバーグのボレーを封じる作戦です。
まんまとはまり、エドバーグはダブルフォルトでこのゲームを落とします。
その後もチャンの作戦は大当たり、エドバーグより先にネットに出て相手の得意な形に持っていかないようにしました。
出鼻を挫かれた展開となり、気がつけば6-1です。
落ち着きを取り戻したエドバーグは第2セット、第3セットを取りましたが、いつも以上にエドバーグは体力を削られ、第4セット、第5セットはチャンが取り優勝しました。
びっくりしたことが3つありました。まずチャンの寝癖がすごかったことです。
17歳だとあまり気にしないのかもしれません。
二つ目は、第5セットの時、エドバーグがコーラ(?)を飲んでいたことです。
やっぱり疲れた時は炭酸なんですね。あの形のビンで真っ黒の飲み物はコーラだと思います。ゲップしていたので間違いないでしょう。
三つ目は、チャンがチェンジコートの時に食べていたものです。
ヒントは全仏オープンならではのものです。
「フランスパン」です。 アナウンサーが驚いていました。
当時のチャンは、プリンスグラファイトOSでエドバーグはウイルソンプロスタッフミッド85を使用していました。
山なりのボールのラリーで、現在のテニスに比べかなり遅いスピードでしたが、アマチュアには非常に参考になる基本に忠実な打ち方+試合の組み立てをされていました。
浅いボールはスライスでアプローチを打ち、ボレーでオープンコートに深く打つことをしていました。
現在では、浅いボールは一発でエースを取られてしまいます。ボレーもただ深いだけだと、パッシングショットで逆襲を受けてしまいます。
ですが、それはプロや上級者の話です。
ほとんどのウィークエンドプレーヤーは、山なりのボールを打っています。
プロの真似をしてハードヒットしているプレーヤーは、ミスが多く試合では中々勝つことができないシーンを目にします。
1989年の全仏オープン決勝の映像を見る機会があれば、大変参考になるのでお時間があれば観てみてください。 ということで本題の「ファントムグラファイト」の試打速報に移りたいと思います。
新型コロナウイルスの影響で、中国の生産工場の遅れがあり、3月末に発売予定が大幅に遅れそうな気配ですが、試打結果が大変良かったので、インプレをご報告致します。
ファントムグラファイトは107と100が発売予定ですが、100の発売は5月なので、今回は107のみ試打しました。
私中居は、30年前にノングロのグラファイト110から始まり、ピングロ、1本ライン、4本ラインと歴代のグラファイトを使い倒していました。
ノングロ:グロメットが無い直接フレームホールにストリングを通す仕様
ピングロ:グロメットが採用されていますが、1本1本独立している仕様
その後、サンダースティックOS、ボルテックス、O3ブルーなど扱い易いラケットに乗り換えてしまいました。
数年前に、自宅の屋根裏部屋からグラファイトOSを発見し、意気揚々とコートに持っていきました。
ところが、全然良いボールが打てないのです。
打てないどころか、ネットより低いボールを手首のスナップを使ったトップスピンで打ち返そうとしたら、ネットの真ん中あたりにドスンと突き刺さったのです。最近のラケットなら、大体はこの打ち方でネットを越えているはずなのですが、全然持ち上がらないのです。
ラケットの進化をイヤと言うほど、この時は感じてしまいました。 そして今回ファントムグラファイトはこの打ち方でネットを越えるのか、試してみました。
1球目はドスンでした。
2球目は簡単に持ち上がりました。
1球目はど真ん中で打ち、2球目はやや先端の方で打ちました。
スイートスポットは上に広がっており、先の方で捉えると、回転がかかり、パワーも出ていました。
中身の詰まった打球感の107平方インチは本当に久しぶりです。
RA値は61(ギーク調べ)で、昔のグラファイトよりシャフトは柔らかくなっています。
恐らくフェース面は上に行くほど硬くなっていると思います。
想像よりもパワーもあり、バックハンドのスライスの伸びやボレーの扱いやすさはダブルスで生きていきそうです。
今回の試打では、エンブレムコントロール(マルチフィラメント)を45ポンド(面圧57でした)で張ったのですが、ナチュラルで張ってみたらどうなるか試してみたくなりました。
もう少しテンションを下げた方が食いつき感が増し、面白いラケットになるのかなと感じました。
40代50代の方は、昔懐かしい打球感に目頭を熱くし、最新のテクノロジーの凄さも感じることでしょう。
60代以上の方はご自身の体力と相談してプレーしてくださればと思います。
【GEEK通信】【プリンス】「ツアープロライト Ⅴで快適テニスを。」
2019/11/28
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている 中居が担当いたします。
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【プリンス】「ツアープロライト Ⅴで快適テニスを。」
人間の足は複雑です。右と左で長さが異なるのは当たり前。私自身も足長が5mm違い、幅も2Eと3Eです。
流石に左右違うシューズを履くわけにもいかず、大きい方の足に合わせてサイズを選んでいます。
あるメーカーのシューズが好きで長い期間履いていましたが、ある日突然足に痛みを感じました。
小指側の骨が赤く腫れています。
内反小趾という症状で、幅の狭いシューズを履くと痛みが出るようです。
足の骨格は変わってくるものなのですね。
なるべく痛みを感じないシューズを探して色々と試履きをしてみると、プリンスの【ワイドライトⅢ】が痛くなく、ウィズが4E相当あるのにもかかわらずかかとから足首回りのフィット感が良かったので迷わず購入しました。 =============
*ワイドライト Ⅲ AC
メーカー希望小売価格: ¥14,850(税込)
→ウインザー価格:¥11,880(税込)
※上画像はオールコート用ですが同カラーでオムニクレーコート用も展開
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軽量でありながら安定感もあり、気に入って使っていたのですが3ヶ月程でアッパーに穴が空いてしまいました。
原因は、実際の足の幅、甲の高さより一回り大きなシューズを履いたことで前足部の屈曲時に必要以上にアッパーに大きなシワができてしまい、その箇所から穴が空いてしまったのです。
それでもワイドシューズのおかげで内反小趾の痛みも無くなってきたので、気になっていた【ツアープロZ Ⅳ】に履き替えることにしました。
こちらのシューズは、ハムストリングの動きを活性化する機能を搭載した最新のモデルで、見違えるようなフットワークを可能にしてくれました。 ただ、幅が狭かったので内反小趾の痛みが再発してしまいました。(2E相当) =============
*ツアープロ ゼットⅣ AC
メーカー希望小売価格: ¥15,950(税込)
→ウインザー価格:¥12,760(税込)
※上画像はオールコート用ですが同カラーでオムニクレーコート用も展開
=============
そこで、幅が3E相当の【ツアープロライトⅤ】を試してみることにしました。
足を入れてみると柔らかい当たりで全体を隙間なく締め付ける感覚ですが、痛いところはまったくなく丁度良い幅のようです。
アッパー素材がすべてメッシュなので部分的に硬くなる部位もなく気持ち良いフィット感になっています。 =============
*ツアープロ ライトⅤ AC
メーカー希望小売価格: ¥15,950(税込)
→ウインザー価格:¥12,760(税込)
※上画像はオールコート用ですが同カラーでオムニクレーコート用も展開
=============
いつものようにシューレースをしっかり締めて10分くらいプレーしていると、足の裏が少し痛くなっていきました。
こちらに関してはシューズのフィット感が良すぎて、血流が止まって少し痺れてしまったようです。
シューズをよく見てみるとシューレースホールが多いのと「平紐」が使われていました。紐を緩めてプレーすると、なんの問題もなく快適でした。
紐の種類は、丸紐、平紐、丸平紐(オーバル)がございます。
丸紐は通しやすいが結びが解けやすい特徴があり、平紐は通しづらいが結びが解けづらい特徴があり、その中間の特徴を持つ丸平紐が最近の主流になっています。
予備に付いている紺色のシューレースに取り替えたのですが、なんと172cmもあり、予備の穴を通すヒールロックをしやすくしています。
4時間プレーをして感じたのは前への動きの素早さと横の動きの安定性です。
アッパーがオールメッシュの場合、サポート力が足りなかったり、サイドへの固定力が足りなかったりするのですが、ツアープロライトⅤはオールメッシュながら、軽量で蒸れないプラスポイントはあっても、マイナスポイントは見当たりませんでした。
シューズが足に合うor合わないは、ラケットが合うor合わないよりもテニスの調子の良し悪しに大きく影響するかもしれません。
私は、2E、3E、4Eをすべて履いてベストを見つけ出しましたがお金と時間がかかってしまいました。
お金と時間をかけずご自身に合ったシューズを見つけ出す手段の一つに、【実際に計測してみること】をオススメ致します。
ウインザーでは足型計測器を使って足長やウィズを計測しています。まずは自分の足の特徴を把握してからシューズを選んでみてはいかがでしょうか。 お金と時間の無駄遣いを防げます。
そしてシューズと同じくらい大事なのが「インソール」です。
フランス生まれのシダスインソールは、足の形状を整えることで骨格のバランスや筋肉の使い方を改善しケガを防ぐ効果があるのでパフォーマンスを向上させてくれます。
12/1(日)にウインザーラケットショップ池袋店にてシダスの専門家を招き、足型計測会を開催しますのでぜひ参加をお待ちしております。
【GEEK通信】【プリンス】「プリンス ファントム3年ぶりの新作が良い味を出しています」
2019/10/10
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている 中居が担当いたします。
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「プリンス ファントム3年ぶりの新作が良い味を出しています。」
前作から3年経ち、ファントムシリーズの新作が11月に発売されます。 前作のファントム100XR-Jは「ファントムO3 100」、ファントムプロ100XRは「ファントム100」となり、わかりやすいネーミングに変わります。
ただし、モールドやスペックの変更をすることなく、最新のテクノロジーを取り込んだモデルに進化しています。
ファントムO3 100のフレーム厚16.5mmは、薄ラケの名品プロスタッフ85の17mmより薄く、現在発売されているラケットの中で恐らく一番薄いラケットです。
フレーム厚イコール、ラケットのパワーと言ってもいいでしょう。
インパクトの瞬間ボールとストリングの接触時間は1000分の4秒と言われており、ラケットが最もしなっているあたりでボールは飛んでいってしまうので、しなりが大きいラケット(薄いフレーム)はパワーロスが大きくなります。フレーム厚の厚い(30mm前後)ラケットは、しなりが小さくなり、パワーロスも少なくなり、飛びがよくなります。
1980年代後半、20mm以下がスタンダードとされている時代に、厚ラケを最初に広めたウイルソンのプロファイルは36mmの厚さを持ち、その爆発的な反発力に度肝を抜かれました。
すぐに大ヒットし、各メーカーから同様の厚さのラケットが発売され、厚ラケブームが起こったのですが、それほど長くは続きませんでした。
その理由は、限られた距離にボールを収める競技の特性からハードヒッターほどバックアウトしてしまいエースも取れるがミスも出るというジレンマに陥ったからでした。
現在は中間の厚さの26mmがフォーカスされ、パワーとコントロールが両立したモデルが各メーカーの主力商品となっています。
では、薄いラケットを使用するメリットはなんなのか考えていきましょう。
飛ばないことで得られるメリットは、バックアウトを気にしなくて良いので、加減なくフルスイングできることです。
スイングを速くすることで、回転量が増え、鋭角に入ったり、バウンド後の跳ね上がりが大きくなり、相手に取りづらいボールを打つことが可能になります。
【ファントムO3 100】は16.5mmという薄いフレームのためしなりが大きく(RA値60 ギーク調べ)飛びを抑えた設計で、自身のフルスイングを基準にボールコントロールができるラケットです。
ただ、実際に打ってみると、確かに飛び過ぎはないのですが、ボールのスピードは思ったより速いのが不思議でした。
その理由はO3(穴の大きく空いたストリングホール)によるものと、テキストリーム×トワロン(最新の素材)によるものです。
O3はストリングの可動域を大きくし、ボールとストリングの接触時間を長くしたり、スポットを外れたボールのスピードダウンを軽減する機能があります。
1000分の4秒を長くできれば、フレームはしなり戻りを使え、ボールを押し出す効果があります。 テキストリーム×トワロンについてですが、まずラケットの材質はどのラケットもカーボンを使用しており、繊維状のカーボンを樹脂で固めて製品にします。その樹脂(接着剤みたいなもの)には、反発力もなければ、振動吸収を高める効果もありません。
テキストリームはその樹脂を少なくすることに成功した最先端カーボンなのです。 **イメージ**
カーボン150g +樹脂150g=300g(ノーマル)
カーボン200g +樹脂100g=300g(テキストリーム)
※数値は例えとして表現しています。
カーボンの量が多ければ、反発力、衝撃吸収が高まるのです。
さらに、今作には防弾チョッキにも使用されているトワロンを追加し、衝撃吸収をこれでもかと言わんばかりに高めているのです。
しなるラケットの欠点と言われていた、捻れ問題もフェースの2時10時にテキストリーム×トワロンを採用しトップ方向で打つことが多い上級者もぶれを気にせずハードヒットできる仕様になっているのです。
薄くてしなるのに、スピードが出るのはこういった工夫があるからなのです。
スピンサービス、スライスサービスを打つとビックリするくらい回転がかかってキレのあるボールが打てるので試してみてください。 【ファントム100】は、20mm-22mmのフレーム厚、クラシックグロメットでRA値62(ギーク調べ)のアベレージモデルです。
ファントムO3 100に比べ、打球音が静かで、しっとりとした柔らかいフィーリングでありながらパワーもあり、許容範囲の広いラケットです。
スピン、スライス、フラット系どれも良い感じに飛んでいき、ハードヒットしなくても相手コートへ深く入ってくれます。
ボレーに関してはファントムO3 100より行いやすいのは間違いないでしょう。 また、試打をする直前にグリップのビニールをはがしたのですが、天然レザーに近いフィーリングの元グリップを採用していて、8角形の角がはっきりしていてトワロンを使ったことによる衝撃吸収効果が高すぎて打球感がぼやけるマイナス要因は相殺されています。
今回の改良は、上級者がフェース上部で打った場合に起きていた捻れや打ち負けが軽減されていることで、最も望まれていた改良点ではないでしょうか。
デザインも一段とプリンスらしく洗練されており、店頭に並ぶのが待ち遠しいラケットです。
【GEEK通信】【プリンス】「10年後まで記憶の残る傑作!赤いビースト誕生」
2019/09/06
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている 中居が担当いたします。
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「10年後まで記憶の残る傑作!赤いビースト誕生」 ウインザーではトラックマンを使って数値に基づいたラケット診断を行なっていますが、人間と違って社交辞令もなければ、遠慮もありません。
ただ正確に真実のみをデータで訴えかけてきます。 今回はプリンスの新製品を10本まとめて試打をしてトラックマンでデータ取りを行いました。
【データ取りをしたラケット】
「X97ツアー」/「X100ツアー」
「ファントムO3 100」/「ファントム100」
「ビースト100(300g)」/「ビーストO3 100(300g)」
「ビースト100(280g)」/「ビーストO3 100(280g)」
「ビーストO3 104」/「ビーストライト 100」
※ファントムO3 100・ファントム100・ビーストライトは2019年11月発売予定
トラックマンの測定方法は、フォアハンドを10球、7~8割の力でコーンを目掛けて打ちます。
ボールスピード、回転数、打ち出し角度、着弾地点などを計測し、総合的にどのラケットが良いのかを判断します。 データの判断ポイントは、ボールスピード、回転数、着弾地点10球を円で囲んだ面積です。
またなぜフォアハンドかというと、統計的に70%はフォアハンドを打っているからです。 【補足】 着弾地点の円の大きさが小さければ小さい程安定してコントロールできていることになります。
上記画像の【18.5㎡】【36.6㎡】~【11.7㎡】の中で円の面積が小さいものが最もコントロールできたラケットという事になります。
その他、ボールスピードや、回転数の数値を比較して総合的にどのモデルが合っているのかを決定します。
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「ビーストライト100」は、ジュニア高学年向きのラケットでグリップサイズも0番で、とりあえず打ってみよう程度の参加でしたが、なんとボールスピードの項目でトップだったのが「ビーストライト100」でした。
確かに、「ビーストライト100」を打っているときに感じたのが振り抜きの良さと、程よい食いつき感で、グリップ2だったら良いのになと思いながら打っていました。
まさか、スピードが一番出ていたとは信じられませんでした。
そもそも私にとっては、フォアハンドが苦手なショットということもあり、260gと軽量だったのが良かったのかもしれませんが、面ブレもなくしっかり押せる感覚がありジュニアラケットも本気で作っているプリンスと感じました。
前回に「X100ツアー」「X97ツアー」のレポートをしましたが、今回試打したビースト4機種にも共通するものがありました。
打球感が似ていて、しっかりとした手応えの中に、包み込むような柔らかさがあり、余韻の振動が非常に少なく、胸のすく気持ちいい爽快感が残ります。
同じシリーズを続けることで完成度が高くなっているようです。 トラックマンのデータを細かく見てみると、
「ビーストライト 100」
ボールスピード105km、回転数829回転、打ち出し角度8.2度、着弾地点の面積13.1㎡
「ビーストO3 100(280g)」
ボールスピード101km、回転数1358回転、打ち出し角度8.6度、着弾地点の面積13.3㎡
「ビースト 100(280g)」
ボールスピード104.5km、回転数1109回転、打ち出し角度8.9度、着弾地点の面積26.2㎡
「ビーストO3 100(300g)」
ボールスピード100.7km、回転数1006回転、打ち出し角度9.1度、着弾地点の面積4.4㎡
「ビースト 100(300g)」
ボールスピード97.6km、回転数776回転、打ち出し角度10.1度、着弾地点の面積11.7㎡
「ビーストO3 104」
ボールスピード101.2km、回転数748回転、打ち出し角度8.4度、着弾地点の面積9.9㎡ **以下は中居の個人の見解です**
「ビーストライト 100」
ボールスピードは1番でしたが、回転数が低く、打ち出し角度も最も低いので、ネットする確率が高くなりそうです。
前述の通り、ジュニアラケットから大人のラケットの入門モデルを本気でつくったプリンスの意気込みをとても感じました。
「ビーストO3 100(280g)」
回転数はダントツで一番でした。
その割に、スピードも落ちることなく維持していて、着弾地点の面積も平均的なので、試合になると安心して使えそうです。
「ビースト100(280g)」
ボールスピード2位、回転数2位、打ち出し角度も悪くないのですが、着弾地点の面積がワースト2位で、安定感が出ていません。
試合ではミスが出そうな気がします。
「ビーストO3 100(300g)」
スピードは平均的、回転数は3位、打ち出し角度平均的、着弾地点の面積はダントツの1位でした。
今回試打した10機種でナンバー1はこのラケットに決まりです。
「ビースト100(300g)」
ボールスピード、回転数ともに低い結果になりました。 ビーストは280gにするか300gにするか、O3グロメットにするか、トラディショナルグロメットにするか選ぶことができます。
重さに関しては、今まで使ってきたウエイトが何グラムなのか、プレースタイルはネットプレーヤーなのか、ストローカーなのか、体力はあるのか無いのか等様々なファクター(要因)があります。
基本的には、振れるかぎりは重たい方が良いのですが、【後半疲れてくる】【サービスゲームが辛い】などがあれば軽くした方が良いでしょう。
O3グロメットかトラディショナルグロメットかは打球感の好みになります。
O3グロメットのメリットはストリングの可動域が大きくなることで、スイートスポットが広くなり、スピン・スライスの回転量が増えます。
トラディショナルグロメットのメリットは打球情報がダイレクトなので、コントロールがつけやすく、どこで捉えているか把握しやすくなります。
今回、ナンバー1になった「ビーストO3 100(300g)」は当然良いラケットなのですが、
私が選んだのは「ビーストO3 100(280g)」の方です。
理由としては、回転数がダントツに高かったことと、やはり20g軽いことです。
構えているところに飛んでくる10球を打つのと、走りながら100球以上打つのでは、結果も当然違っていきます。 今作のビーストは、軽量ラケットの欠点である打ち負け感がなく、
中身が詰まった濃厚な打球感からくるコントロールのつけやすさを感じました。
無理して300gの重さにして、後半辛くなるより280gで軽快にプレーするのもベテランのテニスだと思います。
ドロップショットを拾うのが辛い、ロブを抜かれたら追えなくなってきたという方は、少し軽いラケットに変えても良い頃です。
10年後20年後に「あのプリンスの赤いラケットって、良いラケットだったね。」と言われる可能性のあるラケットに仕上がっていると感じました。
【GEEK通信「伸びる、止まる、曲がるバックハンドスライスが自由自在のX100ツアーはおもしろい。」
2019/08/22
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている 中居が担当いたします。
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「伸びる、止まる、曲がるバックハンドスライスが自由自在のプリンスX100ツアーはおもしろい。」
ベテランテニスのJOP大会のシングルスを見ると、バックバンドのスライスを使う選手が非常に多いです。
その理由として年齢が上に行けば行くほど、シングルバックハンドが増えていると思います。
オムニコートを使用するので球足は遅くなり、ノータッチエースは少なくなり、無理にドライブで打ってミスをすることを避けるようになります。
3セットマッチの試合もあるので、体力の温存として省エネのスライスを多用します。
ベテランの試合ではドロップショットが重要で、スライスショットのフォームからドロップショットは打ちやすく相手に読まれにくくなるなど、、、
色々な理由でバックハンドスライスを使う選手が多く、重要なショットなのです。
プリンスから発売された画期的なラケット「X」は、ツイストパワーテクノロジーを搭載したフォアとバックが違う性能のラケットで、バックバンドのしなりがフォアより11%柔らかくなるものでした。 当初は、テニス経験の浅いバックバンドが苦手なプレーヤー向けに発売したのですが、
上級者からの評価も高く、今回100平方インチで300gの黄金スペックのものと97平方インチで310gの上級者向けモデルの2機種を追加発売したのです。 ベテランテニスのランキング上位の選手は「待っていました!」と言わんばかりに、次々とこちらのラケットにチェンジしているという噂を耳にしました。
先日発売元のグローブライドの本社にお邪魔し、徹底的に試打をして参りました。
ヒッティングの相手が、ラケット開発責任者のSさんで関東オープンベテラン優勝の実績があります。 奥様は現役時代は全国大会で活躍した有名人で、息子は現役Jリーガーのスポーツ一家です。
まずは、97平方インチで310gの【X 97 ツアー】から打ってみたのですが、テニスラケットとしての完成度が高く、ボールを包み込むような打球感が気持ちよく、余計な雑味の無い本格派なラケットに仕上がっています。
スイートスポットは決して広くはありませんが、芯に当たった気持ち良さを楽しみながら、ストロークでフラット・スピン・スライスを自在に操ることができます。
プリンス契約プロも使っていてもおかしくないくらいのラケットと感じました。 次に試打したのが、100平方インチで300gのモデル【X 100 ツアー】で、打球感は【X 97 ツアー】と同じで包み込むような打球感があり、気持ち良いのですが、【X 97 ツアー】に比べてパワーがあり、ボールの伸びがよく7掛けのスイングで十分でした。
バックバンドはびっくりするくらい上手に打つことができました。
Sさんは【X 97 ツアー】で私は【X 100 ツアー】でバックバンドのスライスだけ選手権のように、すべてスライスで打ち合いましたが私の完全勝利でした。※譲っていただいたのもあると思いますが
インパクトが長いので、十分に回転をかける時間的余裕が持てます。
直線的に飛んでいるのですが、滞空時間が長くベースライン付近で着弾し、バウンド後に伸びがあります。
このスライスが打てれば試合中に守ることもできますし、相手からの攻撃も受けなくて済みます。
私はフォアハンドが苦手であまり強打ができないのでスライスをよく使います。
【X 100 ツアー】を使うと、バックバンドは伸びあるスライスと切れのあるドライブが打てますが、フォアハンドでスライスを打つとボールが持ち上がらずネットすることもありました。
フォアサイドとバックサイドの剛性の違いがよくわかった瞬間でした。
当然、フォアハンドを強打する方は剛性の高い方が面ブレが起きずパワーロスもなく安定しているのですが私はレアケースです。 ただ、フォアサイド側もバックサイドと同じ硬さにすれば良いのかというと、また違う感じがします。
捻ってあるからこそ生まれる「しなり」と「捻れ」の融合みたいなことがあるのだと思います。
イメージとしては、インパクトの瞬間、地面に対して垂直に当たり、フェース面の地面側はしならず、空側だけしなる(フェースが開いて閉じる)ような感覚です。 【X 97 ツアー】より【X 100 ツアー】が個人的に良かった理由がもう一つあります。
ストリングパターンが【X 97 ツアー】は16×19に対し、【X 100 ツアー】は16×18で少し粗い設計となっています。
現在使用中のレヴォCS10.0も16×18なので、もともと相性が良かったのかもしれません。 ストリングパターンは細かいとボールを潰しやすく、粗いと食いつきがよくスナップバックが起こりやすくなります。
ボールを潰せるスイングスピードの方は、ヘビースピンがかかり、エッグボールで攻撃できる16×19で、 スイングスピードがそれほど速くない方は、ストリングのスナップバックを利用して、スピンとパワーをアシストしてくれる16×18がおすすめです。
今回はストロークとボレーのみの試打でしたので、試合形式でどのような感触なのか、次回試してみます。
その結果次第では購入もあると思います。 *こちらのモデルは左利き用もラインナップ
【GEEK通信】「プリンスツアープロ Z Ⅳを試履きもせずに購入を決めました」
2019/03/06
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている 中居が担当いたします。
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「プリンスツアープロ Z Ⅳを試履きもせずに購入を決めました」
先日ハムストリング(ふとももの裏側)の肉離れ起こしてしまいました。
整体の先生曰く「骨盤の歪みが原因」とのことでした。
先生に言われたストレッチを日々行い、テニスの時はふとももにバンテージを巻いてプレーしているのですが、不安感は付きまといます。
そんな時に気になるシューズが発売されました。
プリンスのツアープロ Z Ⅳです。

こちらのシューズの謳い文句が、骨盤が立ちハムストリングを効率よく使えることでした。
最近足の怪我が多く、内反小趾(ないはんしょうし)の痛み、膝の打撲からくる慢性的な痛み、今回の肉離れと常にどこかが痛い状態でした。
そこで、幅広で軽量のプリンスのワイドライトを使用してみると痛みも和らぎ、シューズからくるストレスは無くなりました。
ただ、元気になり動きが良くなってくると、本来2E~3Eのウィズですので、シューズの中で足が遊んでしまうことが気になるようになってきました。
ツアープロ Z Ⅳの「屈曲ポイントを後ろにする事で、骨盤が立ち、ハムストリングのパフォーマンスをアップしてくれるシューズ」と言うセールスポイントを見た時に、これだと閃きました。
グローブライド(プリンス)の営業担当者や、開発担当者、テニス雑誌のライターに色々伺ってみると、良いシューズだということがわかるとともに、選手向けに作っているので、ある程度重さや、ガッシリとしたホールド感があるのもわかってきました。
「ハムストリングの肉離れが直るわけではない」
「若者向けなので、履きこなせないのではないか」
「幅がタイトなので、無理なのでは」
と言った懸案事項もありましたが、今回は自己責任で試履きもせずに購入しました。
箱を開けると、白いテニスシューズが。
早速、翌日のテニスに備えて足を入れてみました。
「おーっ、なんという絞め付け感!」
どこが絞め付けられたかと申しますと、甲から指の付け根辺りです。(あえて「締め」ではなく、「絞め」と表現したくなるくらい)
骨盤が立って、ハムストリングを活用できるようにするために、シューズの屈曲ポイントを後ろにスライドさせているのですが、アウトソールだけ溝を掘ってもダメなのです。
シューズが足と一体化しないと屈曲ポイントは変わらないのです。
そのために足裏の屈曲ポイントの対角線上を足裏に向けて押さえつけた構造になっているようです。(推測)
実際に、テニス仲間で4時間ダブルスの試合をしたのですが、数日前は2勝5敗だったのですが、この日はショットが好調で6勝1敗と大きく勝ち越しました。
ショットが好調な理由はシューズの影響もあると感じました。
1試合終わって気になった事がひとつありました。
普段なら気にならない程度のかかとの浮きが、あまりにもフィット感が良いのでほんのちょっとの浮きが気になりました。
そこで、下記画像のようにヒールロックと呼ばれる結び方をしてみたところ、素晴らしいフィット感になりました。 ヒールロックと呼ばれる結び方とは、上部2つのシューホールに紐を通して熊の耳みたいにし、最後にその間に紐を通すとかかとから足首にかけてしっかりとホールドされるのです。
足とシューズが一体化し、もはやシューズを履いていると言う感覚ではなく、体の一部になったように感じます。
過去経験したことが無い異次元のホールド感です。
私はこれまでオーダーメイドでシューズを作った経験は無いのですが、きっとこのような感触なのではないでしょうか。
プレーへの影響としては、体の重心がシューズのセンター付近になり、体幹が安定し、回転軸がぶれなくなります。
今まで履いてきたシューズは、母指球から前に体重が乗る感覚で前方向には行き易いのですが、その場で回転する動きには不安定なところがありました。
足とシューズが一体化したことで、一歩目の踏み出しが速くなり、横に振られてストップした際の体勢の乱れが少なくなりました。
また、サービスからのファーストボレー時の下半身の安定と下がりながらのスマッシュの打ち易さを実感することができました。

4時間のテニスが終わった後、そのままのテニスシューズで帰宅していることがあるのですが、ツアープロ Z Ⅳは紐を緩めても開放感が無く、ずっと絞め付けてくるので、辛くなってきました。
これがテニスライター松尾高司氏がコメントする『悪魔のZ』かとふと感じました。
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■プリンスマンスリーコラム(対戦相手がこれを履いていたらヤバいと思え。
白いハイエンドモデル【TOUR PRO Z IV】は「悪魔のZ」!)
https://princetennis.jp/archives/column/column_tourproz4
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普段はインソールを高機能なものに入れ替えるのですが、ツアープロ Z Ⅳの純正のインソールはシューズの機能を高めるために少し厚めで、適度な硬さに調整してあるので、個人的に純正のままで使用しました。
ここまで完璧に仕上げたシューズですから、メーカー希望小売価格が¥15,660(税込)と高額ですが、プレーパフォーマンスが上がるのであれば決して高くはないと思います。
もし、1万円を切って手に入れることができれば、オールコートとオムニクレーの2足を揃えることをオススメしたいと思います。
(※2/27(水)~5/6(月・祝)の期間プリンス体感キャンペーンで価格となっています)
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■【プリンス】2/27(水)発売!ツアープロ Z Ⅳが登場!「体感」キャンペーンを開催♪
http://www.windsorracket.co.jp/news/?no=3024&c=02
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最後に、テニスシューズは個々のプレーヤーのパフォーマンスによって性能差も異なることがもちろんございます。そこで必要な考えとして、ご自身のスタイルに適したパフォーマンスのシューズを選ぶことが大切です。
ぜひ皆さんも、ご自身に合ったシューズを探してみませんか。
【GEEK通信】「プリンスツアーシリーズに待望のO3が登場」
2018/08/31
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「プリンスツアーシリーズに待望のO3が登場」
昔の話になりますが、高校時代は自転車で学校に通っていて、その通り道にダイワ精工(現在はグローブライド)の本社があり、毎日その前を通っていました。
今回はその懐かしい場所でプリンスの最新モデルのテストして参りました。 2018年秋発売のツアーシリーズ5機種で、
ツアー95(310g)
ツアー100(310g、290g)
ツアーO3 100(310g、290g)

競技者向けの薄型ボックスフレームのラケットです。 まずは、ツアー95を疲れる前に打っておこうと思い、自分から球出しをすると、1球目ネット、2球目はネットを越すも2バウンドで相手に届くありさま。
だがしかし、相手に球出ししてもらったら、良いボールが次々と返りだしました。
シャフトに使われているテキストリーム+トワロンの最大の特徴がしなり戻りの速さです。
発売して数年になりますが、テキストリームカーボンの特性を復習をしておきましょう。 テキストリームはスウェーデン製のカーボンで一般的なカーボンに比べ、カーボンを固める樹脂の量を少なくできます。
例えば、300gのラケットがあったとします。
わかりやすくするために、グロメットやグリップレザーなどの重さは計算にいれません。
一般的なラケットはカーボン150gに固める樹脂150gで300gになると仮定します。
テキストリームカーボンは、固める樹脂の量を100gにできるので、カーボンが200gになります。
当然カーボンが50g多い方が、カーボンの特性が大きく反映し、反発力が増し、衝撃吸収もよくなり、復元力もよくなります。
固める樹脂は接着剤としての役割しかないので、量が多いほどラケットの性能を低下させるのです。 試打の話に戻りましょう。
ツアー95は、テキストリーム+トワロンのしなり戻りの効果が最も感じやすいラケットで、自分から球出しをして打つときは、ラケットのしなりがないので、戻りもなくボールを飛ばすための助走がなく、カタパルト効果を感じることができませんでした。
普通にストロークを打つときは、飛んでくるボールの衝撃と振り出したラケットの衝撃でしなりが発生し、そのしなりを利用してボールを押し出します。
95平方インチは最近では最も小さいラケットですが、このツアー95はフラット系のボールでも、アウトせずにコントロールできるので、打ち方が合う方には良いラケットチョイスになると思います。
続いてツアー100とツアーO3 100の比較です。
従来品にはO3機能があるモデルはなかったので、今回初めてラインナップされました。 ツアーシリーズはその名の通り、ツアーモデルですので、しっかり打たないといけないやりがいのあるモデルなのですが、しっかり打ちたいのは上級者だけとは限りません。
中級者の中にもハードヒッターはいっぱいいます。 上級者に比べ、芯を外す、スピンをかけそこなうなどミスも増えてしまいます。
そこで欲しかったのがO3機能です。 スイートエリアが大きくなり、ボールの食いつきが良くなり、振り抜きが良くなり、イージーミスが減少します。
フレーム厚が薄くてO3機能があるのは、ファントムシリーズしかなかったので、ツアーO3 100は待ち望んでいる方が多かったモデルです。
実際にツアー100とツアーO3 100を比べてみると、
ツアー100(310g)は、しっかりとした打球感で、厚い当たりのストロークが気持ちよく打てます。
ツアー100 (290g)は、スピンやスライスなど色々な球種を打ち分けられます。
ツアーO3 100(310g)は、パワーがあり、スポットを外しても深いボールが打てます。
ツアーO3 100(290g)は、スイングスピードが速くなり、威力が出る反面、アングルに打つと急激に沈みます。
ラケット選びの基本として、気持ちよく無理なく振ることができる方は重い方を選ぶことをオススメします。
ボールの威力は重さに比例しますので、同じスイングスピードで310gと290gを振ったときは、310gの方が破壊力が出ます。
ネットに出てきた相手のラケットを弾くショットだったり、ストロークのバウンド後の伸びだったり、重い方が効果があります。
ただし、サービスで辛くなったり、ネットでの速い動きについていけなかったり、後半息切れしたりするのであれば、290gがオススメでしょう。
もし、310gより290gの方がスイングスピードが上がるのであれば、290gにすることをオススメしたいと思います。 ボールの威力はスイングスピードの2乗に比例します。
「2乗」ですので、軽いものを速く振る方が、重たいものを一生懸命振るより簡単に威力を出せます。
ただし、落とし穴があり、スイングできない場面で軽いものは弾かれます。
力があることとスイングスピードの速さは必ずしも一致しません。
力があるが5割、6割くらいの力加減でコントロールを重視するプレイヤーもいれば、力があまり無く8割、9割くらいの力加減で常に全力でフルスイングするプレイヤーでは合うラケットが違います。
前者は重いラケットをゆっくり振ることで、威力が落ちず安定したボールを打ち続けられます。
後者は軽いラケットを速く振ることで、左右に振られたり、苦しい場面でもスイングスピードが落ちずに打ち続けられます。
私は軽いラケットでサービスが10キロ速くなったので、軽いラケットにしています。
クラシックグロメットタイプO3タイプの選び方は、プレースタイルというよりは、嗜好の違いでしょうか。
クラシックグロメットタイプは、ストリングから伝わる打球情報を全て把握したい方に向いており、真ん中に当たった気持ち良さ、芯を外してエラーしたときの反省など、良いもの悪いもの全て受け入れたいプレイヤーにおすすめです。今日の試合で負けても、明日の上達を目指すプレイヤー向けです。
O3タイプは、芯に当たった気持ち良さよりも、外してもミスをしたくない方にオススメです。
ラケットのどこでインパクトするかを凝視するよりも、相手の動きを見ながら打つようなイメージでしょうか。
明日の上達よりも、今の試合にラケットのおかげでも勝ちたいタイプのプレイヤー向けです。
【GEEK通信】「プリンスXシリーズを実戦で使ってみました」
2018/08/23
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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「プリンスXシリーズを実戦で使ってみました」
プリンス「Xシリーズ」3機種【X100】【X105 290g】【X105 270g】を持って、2面4時間14名ダブルスに参加してきました。
ダブルスのゲームをやりながら、”世界初のツイストパワーテクノロジーを搭載したラケット”の実力を試してみました。 今回の試合のテーマは積極的にバックハンドのスライスを使っていくことです。
本来なら、リターンではほとんどスライスを使いません。
相手前衛のポーチの餌食になりやすいからです。
まずは、「X100」を使ってみました。
市民大会が近いので、ポジションは全てアドコートで、なるべくバックハンドでリターンするように心がけました。 ボールがラケット面に吸い付く感じがあり、いつもよりフォロースルーが長くなるようです。
前に出てこないサーバーだったので、深いボールを打ったのですが、予想以上にボールに伸びがあり、相手のストロークミスを誘いました。
何回か同じパターンがあり、相手の前衛もポーチを狙う目つきに変わっていきました。
ラケット面に一瞬食いついて一呼吸あってから弾き出すので、相手前衛がポーチに動いたのを見てから、ストレートに流しました。
外側に切れることなく、一直線にアレーに抜けていきました。
この一球が決まったことで、その後は前衛の動きも消極的になりました。
次のゲームでは、「X105 290g」でプレイしたのですが、スライスの威力はそのままに、ボレーに威力が増しました。
フェースが105平方インチとやや大きめなのと、290gなのにバランスポイントがなんと310mmなのです。
通常、290gのラケットは325mmに設定するのが、ラケット界の常識のようなものです。(X100は290g、325mm)
なぜ310mmなのか、グローブライドの相馬氏に質問をしたところ、
「元々威力があるラケットなので、あえて操作性能を重視し310mmとトップライトに設定しました。打ち負けるデメリットよりも、得られるメリットの方が大きいと判断しました。」
との返事でした。
実際に打ってみると、確かにネットでの操作性能は抜群で、この後に使用した「X105 270g」より不思議と軽く感じました。
X105 270gはバランスポイントが335mmとトップヘビー(常識的な基本設定)になっており、ヘッドを立てた状態を保つために前腕に力が入り、あまり軽く感じません。
290gも270gもスイングウエイトは280と同じに設計してあり、相馬氏のこだわりを感じます。
そして先に触れた「X105 270g」の良いところは、サービス、スマッシュ、ストロークです。
軽量ですので、動き出しがスムーズでインパクトからフォロースルーにかけて自然にラケットヘッドが回って行きます。振り子の原理が働いているのがよく分かります。
ちなみに、このツイストパワーラケットは日本オリジナルです。
この真っ黒なラケットを3本、審判台に立て掛けていたら、参加者の一人が気付いたようです。 参加者Aさん「そのラケット、フォアバックが違うラケットですよね」
私「そうなんです。苦手なバックハンドが良くなるラケットなんです。」
参加者Bさん「そんなラケットあるんですか。」
私「よかったら使ってみてくださいね」
女性参加者Cさん「これが噂のラケットですね。」
と待機中の人たちに持ちきりになりました。
次々と試合で使っていただきました。 ある参加者は、右も左もフォアハンドで打つ方でしたが、試してみると良かったみたいで、
「左のフォアは力が入りづらく弱いボールになってしまうのですが、このラケットだと右とあまり変わらないボールが飛びました。」
左のフォアは、バック面で打つことになるので、効果があったようですね。
参加者Aさん「バックは当然いいのですが、フォアが良かったです。もう売っているのですか?」
私「右利き用は発売していますが、品薄ですので、お早めに。」
参加者Bさん「もう少し小さめで300g以上あるものはないですかね。」
私「元々設計者がバックハンドが不得意で、バックハンドが苦手な初中級者に向けて開発したので、練習量でバックを克服できる上級者はターゲットになってないんです。」
女性参加者Cさん「なぜフォアとバックが違うのですか。」
私「シャフトのここを見てください。フォアで打つ時は、太いシャフトが上に来て、バックで打つ時は太いシャフトが下に来るのはわかりますか。」
Cさん「はいそうですね。」 私「フォアで打つ時は、太いシャフトがしなりを抑え力強いボールが打てて、バックの時はシャフトとのしなりが11%も大きくなり、打球時間が長くなり、深く威力のあるボールが打てるのです。」
予想以上に盛り上がってしまいましたが、皆さんの評価はかなり良いものでした。
個人的に使いたいのは、「X105 290g」でした。
やはり、操作性能がよくネットプレーのしやすさと、バックハンドのスライスの伸びの良さは惚れました。
ラケット選びをするときに、自分の得意なショットがより威力が出るか、よりスピンがかかるか、より正確にコントロールできるかを基準にしていると思います。
そして選ばれたラケットで苦手なショットを打つともっとダメになっていたなんてことが起こります。
このラケット選びがバックハンドが苦手な人を増やしているのではないでしょうか。
私はどちらかと言うと苦手なショットを基準にラケットを選んでいます。
現在私が使っているラケットは、スリクソンレヴォCS10.0ですが、フェース115平方インチ、255gですから、力の入りづらいバックハンドでも威力が出て調子はものすごく良いのですが、フォアハンドがパワーが出すぎてしまい、安定感がないのがネックでした。
フォアハンドに照準を当ててラケットを選ぶと、バックハンドが弱くなり、バックハンドに照準を当ててラケットを選ぶとフォアハンドが安定しないジレンマがどうしてもあるのです。
ところが、プリンスXシリーズは、フォアとバックが違う性能ですので、フォアハンドに照準を当てて選んでもいいのです。
バックハンドが11%も柔らかくなっているので、苦手になりがちなバックハンドも安心して打てるようになるのです。
バックハンドに来るとロブで逃げていた人、
バックハンドのスライスが浅くなっていた人、
すべてフォアハンドに回り込んで無理をしていた人、

ぜひ、プリンスXシリーズを検討してみてください。
====「Xシリーズ」シリーズラインナップ======
右利き用、左利き用のラインナップがございます。左利き用は9月発売予定です。
*X100
TWIST POWER TECHNOLOGYと24.5mmのボックスフレームのフェイスが、ホールド感を生み出します。厚い当りのフラットドライブ系ストローカー好みの1本。
*X105
Twist Power Technologyと27-25mmのボックス系フェイスが、ダブルスのあらゆる場面で助けてくれるスーパーラケット。270gと290gをラインアップ。
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【GEEK通信】「プリンスからまったく新しいラケットが発売されます。」
2018/06/21
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
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「プリンスからまったく新しいラケットが発売されます。」
皆さんはフォアハンドとバックハンドどちらが得意ですか。
私はフォアハンドが得意で、バックハンドはスライス中心で、回り込める場合はフォアハンドで打っています。
プロの選手でも、バックハンドよりフォアハンドの方が威力があってスピンもかかっている選手が多いですよね。
フォアハンドはリーチも広く、打点の位置も広範囲に対応が可能ですが、バックハンドは、「ここで打つ」というように打点が集約されます。
練習量で克服できる環境にあれば良いのですが、
私も含めてアマチュアにとっては、中々苦手なショットをとことん練習できる時間も無く、得意なショットを優先してプレーをしてしまっています。
今回、プリンスが開発したラケットは、フォアハンドは上手く打てるのに、バックハンドはミスばかりで悩んでいる開発者によって生み出されました。
そこでフォアとバックが違う性能のラケットを思い付き、フォアは強いボールが打てる、バックハンドはミスの少ないショットが打てるA面B面が非対称になるラケットを開発することに成功したのです。 実際、この話を聞いた時、過去にあったラケットを思い出しました。
ロシニョールのDVボロン、プロケネックスのアシンメトリック、トアルソンのパンドラ。
これら3機種はどれも非対称のラケットで、フォアハンドとバックハンドで打ち分けるモデルでした。
いずれのモデルも、フォア面バック面が決まっていて、その面で打たないと効果は無く、間違った面で打つと逆効果になってしまうラケットでした。
私はラケットをクルクル回しながら構えていますので、どちらの面で打つかわかりませんし、あまり気にしたことがありません。
発売予定のプリンスのラケットは、この手があったかと唸らせるラケットだったのです。 メビウスの輪というのをご存知でしょうか。
表と裏が繋がっており、永遠に終わりがない輪なのです。
このプリンスのラケットも、メビウスの輪の様に、どんなにクルクルラケットを回しても、フォアで打てばフォア面になり、バックで打てばバック面になるのです。
不思議ですね。
シャフトの構造に秘密があり、フォア面で打つときは、上側が太いシャフトになり、下側が細いシャフトになります。
バック面で打つときは、上側が細いシャフトになり、下側が太いシャフトになります。 発売は8月を予定しています。実際のデザインやラケット名、そして価格もまだ情報が出回っていません。
もちろん細かいテクノロジー情報も入手できていません。
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ここで、打つ前の印象をある程度想像で記載します。
当然太いシャフトの方が剛性が強くなりますので、インパクトの瞬間、フェース面がブレるのを抑制し安定した力強いボールが打てるのではないでしょうか。
スピンをかけようとするとどうしてもストリング面を長く使う動きをします。
フェース面の上方向に当たるとフェースが開いてしまい上方向に飛んでしまいバックアウトや力の無いボールになってしまいます。
太いシャフトがフェースの開きを防ぎ、力強いインパクトを実現しているのではないでしょうか。
バックハンドでのインパクトでは、フォアハンドとは逆の動きになり、フェース面が上を向きやすくなります。深いボールが飛びやすくなり、スライスの当たりが良くなります。
プリンスのホームページで掲載している、実際にボールを打ったデータでは、フォアに比べバックの方がフレームのしなりが11%高いと出ています。
私のシングルスでの負けパターンは、バックのスライスが浅くなり、相手に簡単にフォアに回り込まれ攻撃されてポイントを失うことです。
もし、スライスが深く返球できれば、それも力まずに打てれば簡単にフォアに回り込まれなくなるに違いありません。
-------------------- 実際に試打してみたのですが、ジワジワとその効果がわかっていきました。
フォアをドライブで、バックをスライスで交互に打ってみたのですが、快適に打てることは間違いありませんでした。
最もびっくりしたのは、フォアもバックもスライスで打ってみた時です。
フォアのスライスが浅く伸びのないボールになり、バックは深く伸びのあるボールが飛ぶのです。
これはフォア面とバック面でボールの食いついている時間の長さが違うことを物語っています。
フォア面は強く打ったときの威力が特徴で、スライスの様なゆったりとしたスイングでは、あまり良いボールは打てません。
この理論からすると、バック面でのスピン系の強打はあまり良いボールがいかないのでは?と考えましたが、
実際にスピンで強打してみると、深くコントロールされたボールがコンスタントに入り、非常に打ちやすく感じました。
バックハンドのスイングスピードは、どんなに全力で振ってもフォアハンドより遅くなります。(稀に、バックハンドの方が速い人もいます。その方は左利き用をオススメします。)
球持ちの長いバック面がスイングスピードの遅いバックハンドトップスピンを打ちやすくしたのは明白です。 今回発売される非対称ラケットは、一般のアマチュアプレーヤーが苦手なバックハンドを克服しながら、フォアハンドをより強力に打てるようにと考えたまったく新しい発想のラケットです。
7月の商品発表が待ち遠しいラケットです。
詳しいことがわかり次第またお伝えします。