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【ギアバド】ヨネックス「アストロクス100ZZ」をレビュー!「勝てるラケット」のアスロトクスシリーズ!
2020/07/15

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■ウインザーバドちゃんねる「ギアバド」 バドミントンのギア「モノ」や「コト」をインプレッションを交えてお届けする動画です。 ウインザーバドミントンスタッフが「ラケット」をはじめ「選び方」など、スタッフ兼プレーヤー目線で色々とご紹介していきます♪ バドミントン用品における魅力をお伝えして参りますます!ぜひブログ・Facebook・Twitterなどにご使用ください。
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ラケットレビュー動画をお送りします!(新宿店バドミントンスタッフ大塚より)
こちらので動画ではヨネックスの【アストロクス100ZZ】を解説しています♪
ぜひご参考にしていただければと思います!

>>>【ギアバド】ヨネックス「アストロクス100ZZ」をレビュー!「勝てるラケット」のアスロトクスシリーズ!(Youtube)
【GEEK通信】【ヨネックス】「完成度の高さが売りのVコアプロ100 JP※Vコアプロシリーズインプレッション」
2020/04/04
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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【ヨネックス】「完成度の高さが売りのVコアプロ100 JP 」
意外と知られていないのが、ヨネックスのラケットカスタムオーダーシステム「カスタムフィット(CUSTOM FIT)」です。
国産ラケットメーカーの強みは、1本1本のラケットのウエイト、バランス、スイングウエイトが比較的均一なことです。
ラケットはほとんどが海外生産で、意外とばらつきが多いのです。カタログに表示されているウエイト、バランスは平均を記載しており、プラスマイナス5~7のずれは許容範囲なのです。
逆に言うと自分の好みのウエイト、バランス、スイングウエイトをばらつきの中から選ぶことが可能なのです。
そこにいくとヨネックスはばらつきが少ないので、ウエイト軽め、バランストップヘビー等を選ぶのが難しいのです。
そこでカスタムフィットです。
ウエイトを5g、バランスを5mm上げ下げすることが可能なのです。
また、0.5インチロングにすることも可能です。(その場合はウエイト、バランス指定はできません)
費用は¥2,000+税で、10日から1ヶ月程で出来上がります。
※上記金額は2020年2月時点のもの
さらにラケットにネームプリントもできます。(費用は¥1,000+税)
※上記金額は2020年2月時点のもの 国内に工場を持つヨネックスだからできる、きめ細かなサービスです。
Vコアプロ97をカスタムフィットしたY田さんと、今回発売された「Vコアプロ100 JP」をはじめ、Vコアプロシリーズを試打したのでインプレッションをお送りしたいと思います。
今回中居が用意した試打ラケットは、【Vコアプロ100 JP】と【Vコアプロ100(300g)】にヨネックスのダイナワイヤー130を50ポンドで張ったものです。
また、Y田さんが305g、305mmにカスタムフィットした【Vコアプロ97】にルキシロンのスマート125を39/36で張ったものも参考に打ってみました。
試打の前に補足させていただきますが、Vコアプロ100 JPは日本人のために開発されたモデルで、フレーム厚を厚くしてウエイトを軽量にし、力に自信が無い方でもパワーが出せる設計です。
Vコアプロ100 JPは、スペック的にすでに発売しているVコアプロ100と別シリーズのVコア100の間に位置するようなラケットと感じましたが、シリーズが異なるうえで両ラケットの間に位置する狭い部分に焦点を当てたラケットだからこそ完成度が高いと感じます。
(そもそもVコアプロ100 JPは必要なのかの論議が起きそうですが、試打でその論議を食い止めることができるかも注目です。)
今回の試打で中居にとって最も気持ち良く打てたのはVコアプロ97でした。
まったく硬くなく、むしろ柔らかい打球感で球乗りがよく、インパクトから中々離れない印象を受けました。ただし、不利な態勢になると100%からいきなり50%以下になってしまったようなパワーしか出せず、まったくごまかしがききません。※中居個人の意見です
次に打ったVコアプロ100は、少し楽になりましたが、柔らかさはあまり感じなくなりました。
確かに、パワーアップし、スピンもかけやすいのですが、Vコアプロ97と比較し差はほんの僅かかも(?)と感じました。
自分なら、打球感を重視してVコアプロ97を選びます。
これには私個人の経験談による理由があるのですが、元々、VコアツアーG(オレンジ色のモデル)を使っていて、今でも名器だったなあと回想するほどで、20mm厚のボックスフレームは大好物なのです。
Vコアプロ100 JPは、23mm厚になるので20mmのVコアプロ97、21mmのVコアプロ100に比べて反発力が明らかに違いました。
Vコア100に比べると流石に飛びは落ちますが、ボックスフレームならではの、掴む打球感があり、ボールの押し具合は手のひらに伝わる感覚で調整がしやすく感じます。
ポリツアープロで張ったのも打ちましたが、食い付きが良くスピンもかかり、さらに音が良くて、気持ちが乗ってプレーすることができました。
個人的にはポリエステルが合っていると感じました。
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今回一緒に試打をしましたY田さんのVコアプロシリーズのインプレッションをご紹介します。※個人の意見です
■Vコアプロ 97
面の小ささ、フレームの細さからくる振り抜きやすさは抜群です。一定のしなりは感じますが、大きなしなりを感じることはないという印象です。面の安定性が高く、フラットドライブでボールをつぶして打ちやすいです。またサーブでもスイングスピードを上げやすいです。 もちろん使い慣れているという背景もありますが、スピード、回転、コントロールの制御は最もしやすいと感じました。しっかり振り切るスイングをするプレーヤーに合うと感じました。
■Vコアプロ 100
Vコアプロ 97に比べると飛びが良く、反発性も高いと感じます。打感は良いのですがVコアプロ100 JP同様にしなりは感じにくいかもしれません。Vコアプロ100 JPと同じような重さ、バランスのはずですが、試打をしたラケットの3本の中では、最もヘッドの重さを感じました。Vコアプロ97に比べ、ボールは飛びますが、重たく感じてしまった理由でコントロールはしにくかったです。中級以上でラケットヘッドの重さをご自身のスイングとうまくミックスして使える人に合うのではないかと感じます。
■Vコアプロ 100 JP
当然ですが、最も飛びが良く、弾道も高めになりました。試打用ラケットはヘッドの重みをあまり感じなく、操作性が良かったので、ボールは飛ぶ中で、コントロールを比較的しやすかったです。BOX形状の打感の良さも残り、しなりはあまり感じなかったです。オールラウンドに使いやすい印象で、マイルドな打感はすべてのプレーヤーに合うように感じました。
3本に共通して言えるのは、不快な振動が本当に少ないことだと思います。テニスエルボーになってしまった人などにも向くかもしれません。
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最後に、Vコアプロ100 JPは、BOX形状のノリの良い打球感が好きな方でパワーアシストも欲しいし、操作性も良くしたいと言うこだわりが強い方も満足させるラケットに仕上がっています。
そしてもう少し軽くしたい、トップライトにしたいなどの要望がある方は「カスタムフィット(CUSTOM FIT)」をお試しください。
【GEEK通信】【ヨネックス】「試合に勝てる予感がするEゾーン98」
2020/01/23
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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【ヨネックス】「試合に勝てる予感がするEゾーン98」
ヨネックスは、いつから四角い形になったんでしょうか。
当然ウッドの頃は、丸型でした。
カーボネックスはキング夫人やナブラチロワ氏が使ったことで有名になりました。
1980年にアルミラケットのR-1、R-2、R-3を発売したのが、アイソメトリックの始まりでした。
その後カーボンラケットのR-7をナブラチロワ氏が使い、空前の大ヒットラケットとなるR-22へと続いて行ったのです。
その後発売したRX-32、RX-37という丸型のラケットの発売以降、ヨネックス=四角を徹底していくことになったように感じました。
縦糸の本数は大体16本ですが、丸型ラケットの場合、センターの2本が最も長く端に向けて1本1本短くなります。 ボールがストリングにぶつかり、くの字型にストリングがたわみ、そのたわみの大きさでボールの弾き具合が変わっていきます。
当然大きくたわんだ方が、威力が出て、たわみが小さい程威力が落ちます。
丸型のラケットの場合、サイドに向けてストリングの長さは短くなり、一本一本飛ばなくなります。
アイソメトリック形状の利点は、16本ある縦糸のうち10本の長さがほぼ均等なため、多少センターを外しても飛びのむらが出ないのです。
今回新しく発売されたEゾーン100、Eゾーン98が手元に届いたとき、少し丸くなっているのに気が付きました。
個人的に嫌な予感がしましたが、実際にオンコートで試打をしてみると取り越し苦労だったことがわかりました。
Eゾーン100(300g)は前作同様に、ラケットにパワーがあり、ストローク、ボレーともに楽にスピードボールが打て、ロブやドロップショットなどの柔らかいタッチが必要なショットも打ちやすく、ミスの少ないラケットでした。
ストリングはポリツアープロの新色のブルーが張ってあり、ラケットのデザインとマッチして良い感じです。
やはり目立ったのか、ペアを組んだ方から声をかけられました。
ペアの方「それカッコイイですね、マーク入れるのお金かかるんですか」
ラケットのことじゃなく、ガクッときましたが、
中居「220円かかりました」
ペアの方「そのくらいならいいですね」
ラケット、ストリング、ステンシルの調和がカッコよく映ったのでしょう。
Eゾーン98(305g)は最初の1打でビックリしました。
98は100に比べ飛ばない印象を持っていたので、気合を入れて振り抜きました。アウトしたのでミスショットなのですが、私個人としてはファインショットでした。
相手のファーストサービスがバックハンドに入り、前に踏み込みながらライジング気味にフラットで逆クロスに打ったリターンは、空中で伸びることはないのですが、グングン伸びている感じで僅かにアウトしました。
前作のEゾーン98に比べ、しなりが増している感じでインパクトの瞬間、手のひらにボールが当たった感触が残り、フォロースルーで押している感覚があります。
押せる感覚がアウトしてしまったのですが、その後慣れてくると、エース級のボールが良いところに入るようになりました。
ロブが浅くなったり、ローボレーをミスしたりすることがあり、気合を抜くと途端にエラーしてしまいますが、しっかり打てたときの伸びるボールはEゾーン100にはない気持ちよさです。
実際のフレームの硬さを測ってみると、
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旧Eゾーン100 RA値71
新Eゾーン100 RA値70
旧Eゾーン98   RA値65
新Eゾーン98   RA値61
Eゾーン105    RA値65(ギーク調べ)
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やはりEゾーン98はRA値が4ポイント下がっており、しなるわけです。
Eゾーン105も打ってみました。
シニアにはこちらですね。
サービスはスピードアップし、ボレーが簡単に決まります。
トップスピンロブを打った時に、アウトかなとあきらめたのですが、急激に落下し、追うのをあきらめた相手がインのジェスチャーをしています。
EゾーンDR108というのは前々作にありましたが、ヨネックスは元々スイートスポットが広いので、105平方インチでも他社の110平方インチクラスの楽なラケットに仕上がってます。
ストリングについてもリポートしておきましょう。
ポリツアープロに新色のブルーと、1.15mmゲージが追加販売。
元々ソフトな打球感のポリツアープロですが、1.15mmの極細ゲージで反発力も上がり、ナイロンストリングから初めてポリエステルに変える方でも安心です。
スナップバック効果でスピン量は向上し、極細ゲージのためボレーもしやすくポリエステルの欠点が見当たりません。
ハイテンションでボールを潰して打っているハードヒッター(1ヶ月でポリエステルが切れる方)には向きませんが、ダブルスを主戦場にしているプレーヤーにおすすめのポリエステルです。
【GEEK通信】【ヨネックス】「Vコアプロは不思議と伸びるボールが打てるラケットです」
2019/09/26
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている 中居が担当いたします。
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「Vコアプロは不思議と伸びるボールが打てるラケットです」
全米オープンで、ワウリンカ選手がジョコビッチ選手に勝つとある人と予想をし合っていました。 結果はワウリンカ選手が2セットを先取して、3セット目の途中で、リタイアしワウリンカ選手の勝利となりました。
ジョコビッチ選手が左肩を痛めているのは知っていましたが、ワウリンカ選手の調子が上がってきていることに期待していました。 調子の良い時のワウリンカ選手は誰にも負けません。
でないと、グランドスラムで3回も優勝してません。
個人的にもバックハンドとリターンは真似したいショットです。
ストレートにも、クロスにもノータッチエースが取れるキレのあるシングルバックハンドはフェデラー選手以上だと思います。
リターンはフォアもバックもスライスのブロックリターンをよく使います。
男子の選手では珍しいと思いますが、アマチュアには非常に参考になるショットです。
ブロックリターンのメリットは、ラケットを大きく振りませんのでミスヒットが減少します。
ボールが浅くなると相手にチャンスボールが行ってしまいますので深く返すことが重要です。
また全てブロックリターンにしてしまうと、サービス&ボレーを仕掛けられるので通常のリターンも混ぜることが重要です。
錦織選手はワウリンカ戦の時に頻繁にサービス&ボレーを仕掛けています。
そのようなワウリンカ選手の手に握られていたラケットは新しいVコアプロ97でした。
モスグリーンの渋めで強そうなデザインのラケットです。 2年前に、VコアデュエルGから大幅に改良されて発売された「初代Vコアプロ」を打った際、完成度の高さに驚かされました。
私中居は、VコアデュエルGのさらにひとつ前のVコアツアーG(オレンジ色)をマイラケットとして使用していて、しなりがあって、食いつく打球感が好きでした。
VコアデュエルGにチェンジした時は硬く感じたのと、ストリングパターンが完全にストローカー向きになっていたので移行することができませんでした。
そのようなジレンマがある中で発売された初代Vコアプロは、VコアツアーGの良さも取り込まれており、良いラケットだなと思い真剣にまたマイラケットとして使おうと考えていたのですが、すでに楽なラケットに慣れてしまっていて断念するしかありませんでした。
そして今回の2代目Vコアプロはどのように改良がなされたのか非常に楽しみでした。 今回は小手指のダブルスオフで、
Vコアプロ97 Gタイプ310g
Vコアプロ97 LGタイプ290g
Vコアプロ100 Gタイプ300g
Vコアプロ100 LGタイプ280g
を順番に試打してみました。
**以下は中居の個人の見解です** まずは、Vコアプロ97Gタイプから使用しました。
サービスとストロークは破壊力があって何本かエースを取ることができました。
試合後、主催者Aさんが言いました。
主催者Aさん「中居さんのボール伸びてくるね」
打ってる側からは、伸びてるのはわかりませんがしっかりと押してる感覚はありました。 ネットプレーはミスが出ていて、重さとフェースサイズに対応できていませんでした。
次に、Vコアプロ97LGタイプを使用しました。
軽くなってボレーはしやすくなったのですが、ストロークの威力がなくなってしまい、逆につらい展開になってしまいました。
Vコアプロ97は頑張ってGタイプを使った方が、良い結果が得られるようです。
続いて、Vコアプロ100GタイプとLGタイプを使用しました。
100のタイプはフレーム厚も1mm厚くなってLGタイプでも打ち負けはあまり感じませんでした。
ボレーやスマッシュはLGの方が打ちやすくて、気持ち良くプレーできました。
主催者Aさん「中居さんは、いくつなの」
私「58歳です」
主催者Aさん「やっぱり若いよね、スマッシュを打つ時ちゃんと背筋使っているから、若いと思ったんだよね」
私「仕事ではベテランですけど、ここでは若手ですね」
平日の昼間にテニスをやっているグループは、定年を迎えた方が中心なので今回も最年少だったみたいです。 ただ自分より速いボールを打つ人は沢山いらっしいました。
今回はダブルスのゲームでテストしたこともあり、Vコアプロ100LGタイプが最も打ちやすいラケットでした。 打球感はVコアプロ97Gタイプが気持ちよく、シングルスならこちらで決まりと思いました。
今回、VDMという振動減衰する機能をグリップ内部に搭載した効果は十分に体感することができ、本来難しいラケットのはずが、簡単に感じることができました。 ごまかしがきかないラケットとも思いましたが、100%のエネルギーをマイナスすることなく、ボールに伝えてくれるラケットです。
(伸びるボールは簡単によく飛ぶラケットでは不思議と打てないものなのですね。ふと感じた中居でした。)
【GEEK通信】「ヨネックスレグナは至高か究極か試打の結果は?」
2019/04/11
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ヨネックスレグナは至高か究極か試打の結果は?」
ラケットの材質の進化は、竹、木材、金属、グラスファイバー、カーボンと半世紀の間に劇的に進化しています。カーボンが使用されるようになってから30年以上になりますが、カーボン自体の進化も見張るものがあります。
カーボン(グラファイト)は炭素繊維をシート状にしてレジン(エポキシ樹脂)で固めて固形化します。
糸状にして編み込むブレードとかスリーブと言われるものやナノチューブなど様々なカーボン繊維が開発されています。
そう言った手の込んだカーボン繊維は非常に高額で、F1のボディや10万円以上するゴルフのドライバーなどに使用され、テニスラケットには部分的にしか使われないのが常でした。
カーボン繊維には【高反発】【振動吸収】【耐久性向上】などの役割があり、高品質なカーボンをふんだんに使用できれば相当良いラケットが出来上がるはずです。
ヨネックスレグナは、高品質な「namd」をフレームトップ、フレームサイド、シャフトとふんだんに使用した贅沢設計なのです。
トリフとフォアグラを使った贅沢料理のように濃厚な美味さを味わえることを期待して、いざ試打してみようと思います。 いつものダブルスオフに来ています。まずはレグナ98でゲームです。
思ったような濃厚な打球感ではなく、硬くて飛ばない印象です。あっけなく負けてしまい、次はレグナ100でチャレンジです。
10g軽くなり、フレーム厚も1mm厚くなり、フェースも2平方インチ大きくなり、楽になるはずが、やっぱり硬くて飛ばないのは大差なく、あえなく敗退しました。
準備運動をほとんどしていなかったので、待機している時にずっと素振りをして体を温め次のゲームではまたレグナ98に戻し、再チャレンジしました。
素振りのイメージのまましっかりと振り抜いた時に、ボールがラケットの真ん中にめり込む感じがして「この感触だ」と実感してからはインパクトに集中してプレーしました。このゲームは勝ち、レグナ100でも勝ち、2連敗の後は5連勝でフィニッシュです。
レグナと言うラケットは決して簡単なラケットではありませんが、良いラケットであることは間違いありません。
ただ良さを引き出すために打つ方も正しい打ち方をしないといけません。
ある程度のスイングスピードがないとラケットがしなりません。
一旦しなったラケットは元の形状に戻ろうとしますが、その復元力が非常に強いと感じました。
体のひねりを使ってしっかりとスイングできたときは、回転のかかった威力のあるボールがベースライン深く入ります。その証拠となるシーンがありました。
アドコートでリターンの場面で、左利きの逃げるサービスがサイドラインギリギリに入り、外に逃げていきます。 あらかじめケアしていたので、何とか届きましたが、完全にコートの外に追い出されてますので打てる場所はアレーを狙ってストレートに打つしかありません。
一か八かで思いっきり叩きますと、相手前衛の横を抜けアウトする軌道からベースライン際で鋭角に落ちて入ったのです。 サイドアウトかバックアウトしてしまうケースですが、一直線にアレーに突き刺さりました。
後で、左利きのサーバーからもこのショットを褒めていただきました。レグナの良さを引き出せた瞬間でした。
レグナ98とレグナ100は、Vコア98とVコア100との位置関係とは大分違います。 Vコアはしっかり打つ98に対して、楽できる100の位置関係ですが、レグナは98もしっかり、100もしっかりの同列の関係です。
しなり戻りの早いカーボン「namd」をふんだんに使っているという先入観から柔らかいイメージを持ってしまいましたが、それは間違いでした。
しなって良い部分としなってはいけない部分があるようで、フェースの真ん中で捉えた時の、しなるというかボールが引っ付くような感覚があり、その後爆発的に飛び出していきますが芯を外すとさっぱりです。
ストリングからボールが飛び出す1000分の4秒とフレームのしなり戻りがシンクロするように作られているのでしょうか。
しなりが大き過ぎるラケットは、しなっている間にストリングからボールが離れてしまうのでスピードがロスしてしまったり、方向が定まらなくなったりしてしまいます。
レグナはしなり過ぎによる弊害が起きないように設計されているようです。 プロや上級者はきっとレグナは柔らかいと感じると思います。
それは飛んでくるボールのスピードと打つ側の速いスイングで起こるボールとラケットの衝突でしなりを感じるからです。
一般のアマチュアでは、たまにしかその条件(速いボールと速いスイング)に出会いません。
結論として、レグナ98とレグナ100の差は自分のレベルでは、見分けがつけられませんでした。
ただ至福の時は「プロのラケットはこんな感じなのかな」と思わせる瞬間がたまに来ることです。
【GEEK通信】「【月一企画】ショット別にラケットを考える第一回『スライスサービス』」
2019/01/24
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている 中居が担当いたします。
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「【月一企画】ショット別にラケットを考える。第一回『スライスサービス』」
左利きのサービスはなぜリターンがしづらいのでしょうか。
その謎を探ってみたいと思います。
まず左利きのプレーヤーの割合ですが、世界の平均は10%で日本の平均は11%です。
10人に1人が左利きということになります。
ATPランキング上位30位までで、左利きはナダル選手、シャポバロフ選手、ベルダスコ選手の3人で丁度10%です。 左利きのプレーヤーと対戦するのは、10試合中1試合と少ないことがわかります。
左利きとの対戦回数が少なく慣れていないという事がやりづらい理由の1つです。
ほとんどのプレーヤーはバックハンドよりフォアハンドが得意だと思います。
テニスを始めたときにフォアハンドから覚えることが多いとか、フォアハンドの方が打点のずれをカバーしやすいとか、私生活でバックハンドの動作をあまりしないなどの理由があげられます。
そこでサービスも相手の苦手なバックハンドを狙うことが多くなります。
さらに、スライス回転をかければどんどんバック側にキレていきますのでより取りづらいサービスになっていきます。
もしフラットでサービスを打った場合、右も左も関係なくなりますので左利きを生かしたサービスを打とうとするとスライスが有効になります。
左利きの方は9割方右利きの方と対戦するので、スライスサービスの技術を向上させる必要性も高く、試せる機会が多くなります。
右利きの方も9割は右利きと対戦するので、スライスサービスだとフォアハンド方向に曲がっていってしまいすので、あまくなってしまうとチャンスボールになってしまいます。
よってスピンサービスでバックハンドに跳ねるように打つことが多くなるので、スライスサービスの練習が不足してしまうのではないでしょうか。
なので左利きの方はキレのあるスライス、右利きの方はスピンサーブを使う機会が目立つ。
結論、左利きのサービスがリターンしづらい理由は「10分の1と少ない対戦で慣れていない」
「スライスサービスの練習量が多いので、キレのあるスライスサービスを打てる人が多い」
そういう理由で、左利きのプレーヤーのサービスはスライスが多いのではないかと個人的に考えます。
では、どうしたら左利きのサービスに対処できるでしょうか。
左利きの練習相手を探して慣れることが最も有効ですが、中々そうもいきません。
そこで、リターンの位置とリターンの時の立つ方向で工夫しましょう。
特に返しにくいアドバンテージサイドで話しを進めましょう。
通常の立ち位置はだいたい左足がベースラインかやや内側だと思います。
ネットに対して正対するかサーバーに対して正対していると思います。
この状態でバックハンド側にスライスで逃げるサービスを打たれると、追っても追ってもボールが切れていき追いつかないでしょう。
そこで、立ち位置をアレーの真ん中辺りにしさらにネットに対して30度から45度の向きで構えます。
逃げるスライスサービスに対して、前方向に追うことができるので意外と届くのです。
ここからは、左利きも右利きも関係なくスライスサービスを打ちやすいラケットを探していきましょう。
テーマは食いつきと振り抜きです。 スライスサービスのボールに対しての当て方は、フラットサービスの当たり方を0度とした場合、45度のイメージです。
ボールに横回転をかけるのですが、イメージとしては、ボールを歯車に見立ててラケットのフェース面にも歯車があり、ボールの歯車を勢いよく回すようにスイングします。
その時に、フレームの厚いものは空気抵抗を受けやすく、フレームショットしそうなイメージが湧いてしまいますので、23mm以下のラケットが良いと思います。
また食いつきが良いラケットだと、粘りが生まれ、横回転だけでなく前に進む推進力が出てバウンド後の伸びでエースになりやすくなります。
以上を踏まえて選んだラケットは、ヨネックスVCORE98とダンロップCX200です。 ※ギャラクシーブラック2月末に発売予定です VCORE98は、空気抵抗を軽減するためにトップ部のグロメットの突起を隠す凹型形状を採用し(エアロトレンチ)、しなり戻りを実現させるカーボン繊維「Namd」を使用しています。
22mmのフレーム厚のためサービスを打つ動作に入る前に、シャフトに添えた左手から受ける印象は良いフィーリングでテイクバックに入れます。
インパクトからフォロースルーにかけてスイングが加速する感覚があり、キレの良い回転がかかります。
エースにならないまでも相手をコートの外に追い出すことができて展開を有利にしてくれます。 CX200は、正面からのフレーム厚が薄く振り抜きの良さを感じます。
グリップエンドが小ぶりなため、少し長めに握ったときの違和感が無くサービスのときのスナップがよく効きます。 また、縦ストリングの間隔が均一でセンター付近の幅は広くなっていてボールの食いつきをサポートしています。
インパクト時にボールを捉えた感触があり、歯車を回すイメージがよくわかります。
少し縦回転も加えるとかなり手前の浅い位置に着弾し相手の目を切ることができます。
「あっ届かない」と思わせることも大事です。
ストロークの安定感やガットの耐久性をまったく考えないなら、極細のストリングがキレのあるスライスサービスを後押ししてくれます。
テニクファイバーXONEバイフェイズ1.18(マルチフィラメント)か、ソリンコ ツアーバイト1.05(ポリエステル)が双璧でしょう。
ストリングは細いほど反発力が上がり、細いほどボールのフェルトに食い込み回転がかかります。 一度体験してみてもいいのではないでしょうか。
今回はスライスサービスについて掘り下げてみました。
月一でショット別にテーマを決めラケットを考えてみたいと思います。
次回は「ドロップショット」を視点に掘り下げて見ようと思います。
【GEEK通信】「ヨネックス史上最高のスピンが実現された!最新のV COREを試打」
2018/08/16
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
------------------------------- 「ヨネックス史上最高のスピンが実現された!最新のV COREを試打」
シャポバロフ選手、西岡選手、ガルシア選手が使い始めている真っ赤なラケットを東京都品川区で開催されたヨネックスの試打会にて試打してきました。
※8月下旬~9月上旬発売予定
「V CORE」シリーズの最新モデルでヨネックス史上最もスピンがかかるラケットとして開発されました。 まずは、スピンがかかる原理についておさらいしてみましょう。
テニスボールに順回転を与えるためには、ラケットを下から上に振り上げなければなりません。
ボールを真後ろから真っ直ぐに打った場合、無回転になり、スピードは出ますが、コートに収まらなくなります。
下から上(斜め45度の感覚)に振り上げることで、縦回転がかかり飛ぶ距離を抑えることができます。ここで難しいのが、ボールスピードも重要だということです。
打つプレーヤーの馬力は一定ですので、回転にエネルギーを取られると推進力がなくなりスピードが遅くなります。 スピンをかけるためには、
ラケットヘッドスピードを速くするか、
インパクト時間を長くするしかありません。

ヨネックスの新しいV COREシリーズは、その両方に着目し、実現したラケットになっています。
ヘッドスピードを速くするために、これまでにフィンテクノロジーを採用してきましたが、さらにエアロトレンチ(トップ部のグロメットの出っ張りを隠す)で空気抵抗を軽減しました。 ラケットのトップ部周辺は空気の渦が発生しています。
3セットマッチを戦ったとすると、500~1,000回スイングはしていることになります。
1回のスイングの空気抵抗はわずかですが、そのわずかが500~1,000回のスイングになるとじわじわと違いとして現れてくるのです。 インパクト時間を長くするために、ライナーテック(ストリングの可動域を長くする工夫)とNamd(しなって復元する最新のカーボン素材)を採用しました。
ストリングの可動域を大きくすると、スナップバック効果でスピンがかかります。 そして、しなりのあるカーボンを採用することで、スピンだけではなく、コントロールやパワーにも大きく影響を与えることになります。 体験イベントでは、ヨネックス契約の本村剛一プロのデモンストレーションで前作のV CORE SVと新作のV COREで20球ずつ打ち、トラックマンデータを比較した結果、スピードはほぼ同じ(およそ148kmくらい)で回転数が約200回転(2200→2400くらい)上がっていました。
スピードが同じで、回転数が上がるとボールが浅くなってしまうと思われがちですが、テニスプレーヤーの習性で深いボールを打とうと常に意識しているので、 打ち出し角度が上がり、ネット上の通過位置が数10センチ上になり、結果着弾位置は変わらないのです。 メリットとしては、ネットするミスが減り、受ける相手はよりボールが高くバウンドして伸びてくるので返球しづらくなります。
V CORE 100、V CORE 98、V CORE 95、VCORE エリートの4機種を打ちましたが、とにかくどのラケットを使ってもイージーミスがほとんどありません。
コーチの球出しボールを3球打ったのですが、インパクトで喰いついている感触がよくわかります。
新V COREで30球くらい打った後に、旧V CORE SV 98を比較しようと思って打ちました。
始めの2球はネットしてしまい3球目でようやくネットを越えました。
新V COREと同じようにスイングすると、ボールが持ち上がらずネットしてしまったのです。
その後、本村剛一プロとのラリーの時、本村剛一プロは始めのうちは優しく打ってくれるのですが、こちらがミスしないと分かると、フォアハンドの強いボールで攻めてきました。
ベースラインギリギリのボールをバックハンドのライジングで返球すると、本村プロの対応が遅れ浅いボールが返ってきました。
そのボールをアプローチしてネットに出ると、もの凄いスピンのかかったパッシングが飛んできました。当然返すことはできませでした。
本村剛一プロを一瞬でも本気にさせられたので本望です。
しかし、スピンがかかるモデルですが、ボールを受ける側から見るスピンのかかりは特にすごかったです。
V COREシリーズのラインナップは、
*V CORE 100(300g、285g)
*V CORE 98(305g、290g)
*V CORE 95(310g)
*V CORE エリート(26.5インチ)
です。 個人的にヨネックス史上スピンがナンバーワンなのは、V CORE 100で決まりです。
ストロークは当然ながら、ボレー、サービスも打ちやすく完成度の高いオールラウンドなラケットです。
V CORE 100に比べV CORE 98は、フェイスが少し小さく、少しフレームが薄め、重量があるということがありますが、 打球感がしっかりしていて、飛び過ない、打ち負けない等良いところがあり、スピンもかけるがスピードで、勝負していくストローカーにオススメです。
※………V CORE 95は、私では使いこなせずコメントができません。
V CORE エリートは0.5インチ短い26.5インチのラケットですが、操作性能が格段に良く、スイングスピードも速くなり、スピンもよくかかります。
体の近くで打てる安心感は特にボレーでグッドショットを連発してくれました。
前作を確実に越えることは、意外と難しく、Eゾーンのようにパワーアップして良かったと言う人もいれば、EゾーンDRの柔らかさが好きだったと言う人もいます。
しかし、今回のV COREは、過去のV COREを使っている人がいたら確実に超越しているので、乗り替えをオススメします。
最後に振動止めは一切使用しなかったのですが、ほとんど気になる振動を感じなかったことを報告しておきます。
【GEEK通信】「ヨネックスVCOREプロ100のLG (280g)で試合をしました」
2018/05/11
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ヨネックスVCOREプロ100のLG (280g)で試合をしました」
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先日、市民大会のシングルスに出場しました。
初戦の相手はベテラン選手で、スライスの使い方が上手な方で正確なストロークを打ってきます。
試合はシーソーゲームでタイブレークに突入し、1時間くらい戦った後、7-4で勝利しました。
次の対戦相手は30歳くらいの方ですが、おそらくテニスはまだ始めてあまり経っていないのでしょうか。
スピンやスライスではなく、面を作って中ロブで返してくる選手です。
初戦は大変苦労しましたが、2回戦は少しラッキーかもしれません。
結果は0-6でした。私は惨敗してしまいました。
油断していました。
0-3でも挽回できると思って何も策を講じませんでした。
足の速さは陸上の桐生選手クラスで、エース級のストロークもノータッチで決まるドロップショットも全て拾われてしまいました。
でも返ってくるボールは中ロブです。
こちらも、中ロブで繋いでみたのですが、相手は一度もハードヒットしてきません。
結局、こちらのミスでポイントを失いました。
気温が30度くらいあり、ボーッとしてしまい、戦略を考える思考回路が働きませんでした。
今思えば、中ロブをボレーカットしたり、ドライブボレーしたり、色々と策はあったと思います。
良い経験をさせてもらいました。
帰り際、友人に
「対戦した選手、結構強いんですよ。去年下のクラスで準優勝して上がって来たんですから。」
この敗戦は色々と考えさせられるものでした。
-------------------------------- 今回はVCOREプロ100のLGタイプでゲームをしてみました。
対戦相手のAさんは中学、高校、大学の10年間ソフトテニス部で、社会人になってから硬式テニスを始め、10年間、実業団で活躍する本格的な選手です。
プレースタイルは、8割方フォアハンドで回り込みの強打と、バックハンドはダブルバックハンド。ソフトテニスの癖は全く感じられないほど完成されたフォームです。
VCOREプロ100で臨んだ第1セットはシーソーゲームになり、タイブレークにもつれ込み、7-4でなんとか取りました。
第2セットはスリクソンのレヴォCS10.0に持ち替えました。
Aさんのミスが出ていたフォアハンドが入り出し、手がつけられない状態になり、2-6で取られ、10ポイントタイブレークに突入です。
第2セットの勢いのまま0-6までいってしまい、チェンジコートのときに、第1セットで使用した、VCOREプロ100に戻しました。
そこから流れが変わり、8-8までいったのですが、
力尽き8-10の敗戦に終わりました。
試合の結果から分かるように、VCOREプロ100は実践向きのラケットです。
まず、ミスが出にくいのが最大の特徴です。
アマチュアの試合は、ほぼどちらかのミスでポイントが決まります。
ノータッチエースは1試合に数本あるかないかです。
たとえ、あったとしてもそれで試合に勝てるわけではありません。
個人的には、反発力のあるラケットはスピードも出て気持ち良いですが、スピン量が不足するとバックアウトに繋がります。
VCOREプロ100のLGタイプは280gと軽量タイプですので、しっかりとスイングしてやっと深いボールが飛びます。
アウトボールを気にしなくて良いので、安心してフルスイングすることができ、安定して深くボールが入っていたので相手のミスを誘うことができたと思います。
VCOREプロ100はVCOREプロ97より、フェース面積が大きいことに加え、フレーム厚も1mm厚くなっていることで、スイートスポットの広さ、外した時の返球率は高くなっています。
「ラケットのパワーにあまり依存したく無いけど、フェース面積が小さくて、ウエイトがあるのは難しいな」と思っている方には、
VCOREプロ100のLG(280g)タイプが正にうってつけです。
デザインも良く、ベテランプレーヤー、女性にもオススメです。
【GEEK通信】「ヨネックスVCORE PRO97は期待以上のラケットでした」
2018/03/08
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立ってい
中居が担当いたします。
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ウインザー各店からテニス好きが集まり、プチテニス大会を行いました ベテランは私中居とストリンガー武内だけで、残りの10名は20歳前後の若者という組み合わせ。
2面4時間の中で、ペアを変えながら5、6試合行い、勝率ナンバー1には賞品が授与されます。 珍プレー好プレーが飛び出し盛り上がったイベントになりました。
随所に好プレーはありましたが、優勝が決まる最後の一戦は好プレーの応酬でした。
勝率ナンバー1の2人には、私中居が用意したレア物グッズを二人で分配して終了しました。
若者たちのパワーをいただき若返った気持ちになりました。また、機会を見つけて開催したいと思います。
********************** ヨネックスから発売された「VCORE PRO 97」を試打してみました。
VCOREツアーG(オレンジ)やRDS001(イエロー)をマイラケとして使用していたので、このシリーズは毎回楽しみにしています。
前作のVCORE デュエルGは、トップ方向にストリングを集中させフェース上部でボールを捉えるプレーヤー向きで、個人的にスイートスポットの位置が合わず使用するには至りませんでしたが、V CORE PROは、VCORE ツアーGに近いストリングパターン(センターにスイートスポット)に戻り、さらに16×20から16×19に変更になったことで難しさが少し和らいでいる可能性もあります。
いざ試打しようとすると、
「あっそれ新しいラケットですね、ちょっと打たせてもらってもいいですか。」
と他の方の手に…その後も次から次へと人の手に渡り、結局一番最後になってしまいました。
かなり注目度は高いようですが、
「いいラケットですが、難しいですね。」
「しっかり打たないと、飛ばないですね。」
と言った感想が返ってきました。
私の感想は、
「飛ばないからしっかりフラットで打てる。」
「食いつきがいいのでボールを長く押せる。」
「距離のコントロールがつけやすい。」
「打ちごたえがしっかり手に伝わり気持ちいい。」
「バックハンドの振り抜きがいい。」
「ボレーのタッチがよく、キレがある。」
「スライスサービスの威力が出る。」
「やっぱりいいラケットだ。」
「デザインもカッコいい。」
というところです。
今回試打したのは310gのタイプでしたので、振り遅れる場面も結構ありました。
290gのLGタイプも打ってみたくなりました。
ヘッドのプレステージレフプロが生産終了になり、ミッドサイズでフレーム厚が20mmくらいで、300g以下のラケットはおそらく無くなってしまいました。
そういったスペックの要望は多いわけではありませんが、要望する方は強くこだわっていて、各メーカーのラケットをくまなくチェックしているのです。
そういう意味でこのLG(290g)は価値があると思います。
パワー系の黄金スペックが全盛ですが、VCORE PRO97のようにしなりを上手く利用できるラケットも良いものですね。
ボールの深い浅い、スピンスライス全て自分のスイング、タッチしだいで決まります。
基本を見直したい上級者、本当に実力をつけたい中級者におすすめしたい一品です。