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【プリンス】イガ・シフォンテク選手優勝キャンペーン!※11/30(月)まで
2020/10/19
皆さん、こんにちは!
フレンチオープンが終了し、2020シーズンのグランドスラムが終了しました!
女子シングルスで優勝を果たしたイガ・シフォンテク選手はノーシードからの優勝という快挙を成し遂げ大会を大きく盛り上げました!
イガ・シフォンテク選手のフレンチオープン優勝を記念し、フレンチオープン優勝キャンペーンを開催!
プリンスの「ツアーシリーズ」をご購入のお客様に「グリップテープ(3本入り)」をプレゼント致します!

>>>オンラインショップ プリンスラケット(ツアーシリーズ)
※オンラインショップの「商品名」の先頭に「○印」の付いているラケットが対象です。(プリンス・ツアーシリーズ)
プリンスツアーシリーズ
2020/09/27
皆様こんにちは、町田店の石田です。 プリンスのNEWモデル ツアーシリーズが発売になりました。 今回のシリーズはスピードとスピンに特化しました。 ボックス形状の掴み感はそのまま継承されています。 今回は今までのブラックベースから ホワイトカラーに 一新しました。 是非、お店でご覧になってください。
NEW ピュアドライブ インプレッション
2020/09/27
皆さん、こんにちは~新宿店 坪子です
今回はラケットインプレッション
9/24(木)に発売したバボラのピュアドライブを早速試してきました
RPMハリケーン125(元プロハリケーンツアー125) 50ポンドのセッティングです
第一印象は前作より面の安定感、振動の少なさを感じました
硬いという表現よりフレーム全体がしっかりしているので面の安定感を感じ、ストリングがしっかりボールを掴む感じがしました
以前のピュアドライブの打球感ではぼやける感じがすることがありましたが、今回のピュアドライブはぼやける事は全く感じずシャープな打球感でした
かと言って硬すぎる感じでもなく むしろコントロール性がアップ ホールド感がありスピンもかかりやすく感じました
今までよりオールラウンドに扱いやすくなったように感じました
モニターラケットのご用意もございますので、新しくなったピュアドライブをぜひ皆さんも試してみてください
バボラ ピュアドライブ New release!
2020/09/24
9/24(木)入荷しましたーーー(^^)/ これまでのモデルよりもさらにバージョンアップして登場しました! 詳しくは下記をチェックしてみてください♪
>>>スペック情報はこちらへ(バボラ×ウインザー特設サイト)
入荷しました!「NEW・ピュアドライブ!」
2020/09/24
皆様こんにちは、聖蹟桜ヶ丘店 長尾です。 大変お待たせ致しました。 バボラ「NEW・ピュアドライブ」が入荷致しました! 聖蹟桜ヶ丘店には店内に試打コーナーがあります。※店内なので雨でも試打できます。 ご自身で実際に打って「NEW・ピュアドライブ」を体感してください! 皆様のご来店をお待ちしております(^^)/
新生ピュアドライブついに!ほかにも新製品続々!
2020/09/23
皆様こんにちは! 新しいラケットが入荷して参りました! バボラの看板ラケット【ピュアドライブ】です!! シャフトに羽ばたくデザインのロゴがしびれますね~!! 同時に、新生ピュアドライブに合わせたデザインのバッグなども入荷しています。 ぜひ併せてチェックして下さい また、テクニファイバーより【ティーファイトRS305】も入荷しました!! こちらも、洗練されたトリコロールカラーがアシンメトリーにデザインされていてかっこいい! さらに! ウェアは一気に秋冬モードですよ~ この日に合わせてお取り置きも承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい
【☆入荷☆】プリンス ツアーシリーズ【#スピードスピン】
2020/09/20
プリンス、話題の新製品「TOUR」シリーズが発売となりました
前作にATSの機能が加わり、よりコントロールのアシスト性がアップ
ぜひ、体感してみてください 前作からカラーリングも変更になり、ブラックからホワイトに チェンジいたしました(^_^)
新生ツアーシリーズ、ぜひお見逃しなく!
気になったら、ウインザー横浜店へ★★★
Eゾーン限定モデル入荷!!
2020/09/18
大坂なおみがデザインを監修した「Eゾーン」が入荷しました! 全米オープン2020で優勝を果たした大坂なおみ選手が使用しているモデルです♪ 大会で勝ち上がっている当時から数多くの問い合わせをいただいた話題のラケットです! ※数量限定のため売り切れの際はご了承ください
新プロスタッフ情報
2020/09/16
こんにちは!! 立川店の島崎です!! 先日ついに情報解禁になった新プロスタッフのご紹介です!! プロスタッフ97、97Lは以前のデザインを思い出させる黄と赤のラインが入っています!! RFはフェデラー選手の意向もあり、黒と白のみで仕上げたデザインです!! さらに、今作のプロスタッフはRFとそれ以外でグリップの形が少し違います! RFは平たくなっており、他のプロスタッフはブレードなどと同じ形になっております!!  RFはフェデラー選手の希望が存分に出ている感じがしますね! ストリングパターンも少し変わっておりフレーム上部で打ちやすくなっております! 打球感は少し柔らかくなっておりプロスタッフの真ん中で打った時の感覚が 真ん中を少し外れても感じられるようになっています!! 15日から予約開始していますが国内入荷が少なく早くもプロスタッフ97のG3が予約締切となりました! 次回入荷が11月頃になる予定なのでお求めの方はお早めにご連絡ください! 11月入荷のご予約は引き続き承っております! プロスタッフファン垂涎の今作、皆様のご予約をお待ちしております!!
PROSTAFF 13代目登場予定
2020/09/15
ウイルソンの代名詞である「PRO STAFF」が28日発売予定と発表されました。デザインベースはBK×BKです。今回のキーポイントは ① 「Pocketing Feel」 プロスタッフシリーズすべてボールを一度掴んで放つという感触が得られる。 ② ストリングパターンがフレーム上部で打つことに合わせて上部のパターンが変化した。 PS97Lでも USLでもしっかりとした打感が得られる。ということです。ご期待ください。
Prince硬式ラケット『TOUR』シリーズ発売!
2020/09/10
こんにちは!立川店の佐々木です。 さて今日は新商品Princeの 硬式ラケット『TOUR』シリーズが 発売になります! 立川店では5品番の取り扱いに なっております♪ ・TOUR 100(310g) ・TOUR O3 100(310g) ・TOUR 100(290g) ・TOUR O3 100(290g) ・TOUR 100 SL(270g) 気になるラケットの感想は 通常タイプ・O3タイプともに パワー(スピン・スピード)・打球感 非常に良いです♪♪ 通常タイプはフラットドライブ系で O3タイプは打球が持ち上がって軌道が 安定するというのが印象的でした! どちらも使いやすい仕上がりになって おりますのでぜひ試打ラケットで お試しいただければと思います♪♪ また発売されてから好評で 欠品しておりました 『PHANTOM GRAPHITE 107』も 再入荷いたしましたので たくさんのご来店お待ちしております!
【試打できます】「NEW・ピュアドライブ」
2020/09/08
皆様こんにちは、聖蹟桜ヶ丘店 長尾です。 今月発売予定の「NEW・ピュアドライブ」の試打ラケが入荷いたしました。 聖蹟桜ヶ丘店には店内に試打コーナーがありますので、実際に打っていただくことができます。 ご自身で打って「NEW・ピュアドライブ」を感じてください! 皆様のご来店をお待ちしております(^^)/
【GEEK通信】【ブリヂストン】「ブリヂストンさん、36年間ありがとうございました。」
2020/08/06
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 
テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「ブリヂストンさん、36年間ありがとうございました。」 
ブリヂストンが年内(2020年)をもってテニス事業から撤退することを発表しましたが、私がテニス関係の仕事についたのが1983年でブリヂストンがテニス事業をスタートさせたのが1984年でほぼほぼ同じ時間を共有してきたのと、個人的にもブリヂストンのIさんとダブルスのペアを組んでいたことがあったりと、ラケット、シューズ、ボールをヘビーに使わせていただいたので、思い出を振り返ってみようと思います。

ブリヂストンは創業者の石橋さんの名前を逆さまに英語にしたのは、知っている方も多いと思いますが、創業時は「ブリッヂストンタイヤ」という名称でした。
文字変換の間違いで「ブリジストン」となっていることがありますが、キーボード上では「J I」ではなく「D I」と打ち込んでください。
1984年にテニス事業に参入し、テニスラケットのB9とテニスボールのXT-8が発売されました。翌年に発売したB10/01は福井烈さんが使用し、大ヒットしグッドデザイン賞も受賞しました。
B10/01、B10/02、B10/03、B10MID、B10RなどB10シリーズでブリヂストンのテニスラケットはどんどん市場を広げて行き、硬派なテニスプレーヤーから支持される様になっていきました。
厚ラケ全盛の中発売したフラットフレーム設計のRV-1は、薄いフレームでも厚ラケに負けないパワーが出る画期的なラケットでした。
フラットフレームとは、普通のラケットにあるグロメットがはまる凹型の溝がなく、フラットな状態のフレームに全周繋がったバンパーグロメットを装着するもので、溝がないために内側に撓む動きが大きくなり、包み込んでから弾き出す画期的な構造でした。
新しいブランドながら、安易に厚ラケをコピーするのではなく、独創的な発想で勝負できるラケットメーカーになったのです。

アンチ厚ラケの方も多く、ブリヂストンの知名度は上がっていきました。 
現役時代の福井さんは、日本ランキング1位を9年間続けた無敵の選手で、引退した後にユーザーイベントなどで大変お世話になりました。
引退して10年くらい経った時に、あまりにも動きが良いので、聞いたことがあります。
中居「今でも現役に復帰したら、日本のトップを取れるんじゃないですか」
福井さん「誰も見たいと思わないでしょう」

きっと自信はあったと思います。 
ブリヂストンラケットを使用する選手も増えてきて、橘清孝プロ、小泉幸枝プロ、神尾米プロなどを輩出しました。
橘プロは1987年にデビスカップ代表になっており、長きに渡って活躍される選手でした。
小泉プロは、元日本ランキング4位で、全日本ベテランの40歳以上5連覇、45歳以上5連覇、50歳以上5連覇、55歳以上5連覇、60歳以上2連覇と22連覇を継続中で、それだけでも大変な記録なのですが、22年間、1セットも落としてないのが凄いことです。
もはや、同年代のライバルはナブラチロワぐらいではないでしょうか。

神尾プロは、世界ランキング24位と輝かしい成績を残した選手ですが、同時期に伊達公子さん、沢松奈生子さんが活躍していたので3番手の選手となっていました。怪我などもあり25歳の若さで引退しました。
引退後もブリヂストンと関わりを持ち、メディアの仕事や後進の育成に努めています。
 
大御所の田村伸也さんにも大変お世話になりました。
教え魔と言う言葉がよく似合う方で、いつもいつも熱いレッスンをしてくださいまして、終了時間が過ぎても話が終わらないのは日常茶飯事でした。
こんな逸話があります、レッスン終了後に飛行機で移動しないといけなかったのですが、その日はいつも以上に熱くなってしまい、結局、飛行機に間に合わなくなってしまったというのです。
それくらい熱いレッスンをされていたということです。

フラットフレーム設定の続編として、RZプロ、RZ、ZD-V、ZD-R、RV110R、RV100Tなどが発売され、自分も大好きだったBX、BXプロと続き、1994年に発売したプロビームはブリヂストン史上一番記憶に残るラケットとして今でも語り継がれています。
スロートに1本横バーを入れ、I型断面構造を採用し、電車の線路の様なH型にする事で、ねじれに対して非常に強い構造になり、ボールヒット時のブレを極限まで抑えることに成功しました。
伝説となったプロビームの魂を受け継いで2005年に発売されたXブレードは2020年まで続き、XブレードBX、XブレードRZで終焉を迎えます。


2012年に発売された4代目Xブレードに採用されたセプトングリップは画期的なアイデアでした。
通常のラケットのグリップは、、ラケット本体のカーボンの上にウレタンを八角形に成型しエンドキャップで蓋をする様に被せるのですが、セプトングリップは、特殊なゴムとプラスチックでエンドキャップを一体成型し、カーボンの上から差し込みます。
エンドキャップのぐらつきは一切ありません。

「BX」「RZ」と過去にヒットしたラケットのネーミングを持ってきたのはブリヂストンファンへのオマージュだったのかもしれませんね。
36年間、ラケット造りに一貫していたことは、ブームに左右されずに、ユーザー目線の打ちやすいラケットを妥協せずに造っていたことです。
ミーハーなラケットは造らず、硬派な印象があります。
 
ボールに関しても「XT-8」「ツアープロ」「NX1」はファンが多く、これじゃないと困ると思っている方も多いと思います。
XT-8の思い出は、やはり「毎トー」です。学生の頃からから、夏の大会と言えば毎トーで、毎トーと言えばXT-8でした。 
大変レベルが高く、早稲田の学生に当たったり、その後にプロになるジュニアに当たったり、ベテランになって出た大会では1回戦でシード選手に当たったり、負けてる記憶しかありませんが、良い思い出です。
真夏の大会で3セットマッチなので、ファイナルセットで記憶がなくなることもありました。
また、大会使用球のXT-8を持参する草トーがあったりして、テニスバッグに必ず1缶入れていたのが「XT-8」でした。
 
最後に、記念モデルラケットとして、形状はプロビーム、中身はXブレードBX、デザインは30周年記念で発売したBLACK×GOLDのXブレード310リミテッドで是非発売してください。
絶対買います。
 
36年間ありがとうございました。
【GEEK通信】【ヨネックス】「ラクラケ、アストレル3モデルで手強いベテランプレーヤーになろう」
2020/07/30

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【ヨネックス】「ラクラケ、アストレル3モデルで手強いベテランプレーヤーになろう」


ヨネックスアストレルの3モデル(100、105、115)を試打してみました。

伊達公子さんは20代の頃からフレーム厚の厚いモデルを使用しており、ラケットのパワーを上手く利用したテニスを極めていました。
ライジングショットが持ち味で、体格の大きい外国人のパワーボールを速いタイミングで返球し、守っているようで攻撃していたのです。
大変高度な技術が必要なショットで、ラケットがそれを支えていたことは間違いない事実です。
1度目の引退から12年後に現役復帰し、それから10年間プレーを続けたのですが、ラケットのフェースサイズも大きくなり、フレーム厚も厚くなり、最後はアストレル105を手にしていました。 
そして、引退から3年、伊達さんとヨネックスが共同開発したラケットが完成したのです。


ターゲットは30代以上のテニス愛好者で、「テニスを楽しみ、好きになってもらえるラケット」をテーマに作り上げました。
ヨネックスと言えばアイソメトリックシェイプの四角いフェース形状ですが、一般的な円形フェースの場合、16本の縦糸のセンター2本が最も長く、一番ボールが飛ぶ場所です。サイドに向けて1本ずつ短くなっていきますので、徐々に飛びが落ちていきます。


アイソメトリックシェイプは、センター10本のストリングの長さがほぼ均一ですので、ど真ん中を外しても飛びがあまり変わらないのです。
また、リアクトレジン複合カーボンを使用し、粘りのある打球感を実現しています。
通常、軽量化するためにはカーボン繊維を強度化する必要があり、軽くなればなるぼど硬い打球感になってしまいます。
しかし、アストレルはカーボンを固める樹脂に着目し、高強度でありながら柔らかさを実現したのです。
接着剤に機能を求める発想が素晴らしいと思いました。
グリップには二つの機能を持たせています。
振動吸収素材のVDMとテーパーがかかったエルゴパワーグリップです。
VDMとは特殊なメッシュ素材をグリップ内部に装着し快適な打球感を実現するシステムで、VCOREプロとEゾーンに採用され高評価を得ています。
エルゴパワーグリップは、伊達さんの現役時代のコーチの提案で、力の伝達が良くなるテーパー形状を試して気に入ってからは、このグリップ以外ではプレーできないくらいになってしまったそうです。
握力の弱い方でも力が入り易くなります。


アストレル115、105、100の順に試打してみました。
【アストレル115】
普段使っているビタス115も柔らかい打球感なのですが、アストレル115はそれ以上にマイルドな打感でした。
手にした瞬間はラケットが短く(26.5インチ)ジュニアラケットのような感覚ですが、実際に打ってみるとパワーがあり、短いといえども打ち負けることはありませんでした。
ボレーやスライスなどの体の近くで打つショットは非常に安定していました。
16×17の粗いストリングパターンのおかげで、スイングスピードがなくても、スピンがかかり、苦しい体勢でも打ち負けません。

>>>オンラインショップページ(アストレル115)はこちらへ
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【アストレル105】
次に打った105は、ストローク、ボレー、サービスどれを取っても打ち易く、まとまっている感じでした。
振動がここまでないと少し物足りなく感じてしまうくらいでした。
なんと言っても軽さのデメリットである、打ち負け感がなく265gでも十分にマジな男子ダブルスで使用できると思います。


>>>オンラインショップページ(アストレル105)はこちらへ
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【アストレル100】
最後に今回のモデルから新設した100平方インチを打ちました。
100平方インチで280gの激戦区に敢えて挑んできたのには、理由がありました。
ほとんどの100平方インチ、280gのラケットは300gがメインモデルの軽量版です。
要するに、男性向けモデルのやや簡単仕様なのですが、アストレル100は逆で、105平方インチ、265gがメインモデルのしっかりタイプです。
しっかりタイプといえども、原型が「ラクラケ」ですから、振動がこない、良く飛ぶ、スピンがかけやすいなど簡単なのです。
27.5mmの厚めのフレームに16×18のスナップバックを狙った粗めのストリングパターンがそれを可能にしています。


>>>オンラインショップページ(アストレル100)はこちらへ
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黄金スペックを使ってきた40代、50代の方にもっと肩の力を抜いてプレーすることを提案するモデルです。
決して初心者用ではありません。
厚ラケのパワーをコントロールする技術を持った人が使うラケットです。
デカラケ、厚ラケを上手く使いこなしているベテランプレーヤーって手強くないですか。
そのようなベテランプレーヤーになりたいあなたに使っていただきたいモデルです。

 
【GEEK通信】【ヘッド】「予想の遥か上を通過していくエクストリームデビュー」
2020/07/23

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【ヘッド】「予想の遥か上を通過していくエクストリームデビュー」
ヘッド黒塗りラケットの正体は、グラフィン 360+エクストリームツアーでした。
エクストリームと言えば、フェース面積100平方インチでフレーム厚26mmと決まっていましたが、なんと、フェース面積98平方インチ、フレーム厚は上から22mm-23mm-21mmのまったく新しいモールドです。

2019年大躍進したイタリアのベレッティーニ選手が使用していて、より攻撃的にプレーできるモデルに変貌を遂げています。
従来のエクストリームファンの方も安心してください。エクストリームMPはまったくスペックの変更は無く、テクノロジーの改良のみになります。
追加されるモデルがエクストリームMPライトで、エクストリームSは大幅にスペック変更されます。
テクノロジーの改良は、5時7時の位置をしなるようにした 360+とスナップバック効果を容易にするスピングロメットとスナップバック効果を狙ったオープンストリングパターンの採用です。

グラフィン 360+エクストリーム全5機種を持って、いつものテニスオフに行きました。
エクストリームPWR → S → MPライト → MP → TOURの順でゲーム中に使ってみました。
「PWR」はいつも使っているビタス115とレヴォCS10.0と同じ、115平方インチなのでなんの違和感もなくゲームができました。上方向に広がるFANストリングパターンを採用しているので、上で打ったときにボールの食いつきが良く、スライスサービスはよく曲がり数本エースが取れました。

>>>オンラインショップページはこちらへ(エクストリームPWR)
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「S」は、2020モデルから105平方インチ、275gに変更になっています。打ってみると非常にボレーがしやすく、ハーフボレーやバックハンドハイボレーなどの難易度の高いボレーも難なく打てました。普段はやらないのですが、ハーフボレー時にドライブをかけてノータッチエースが取れました。あまりにもボレーが簡単なので思わず出てしまいました。

※エクストリームSについてはウインザーでは取り扱いがございません。あらかじめご了承ください。
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「MPライト」は、2020モデルから追加された285g、バランス325mmの「MP」の軽量版です。300gを使いこなせる方は「MP」でいいのですが、300gでスイングスピードが上がらない方は無理せずこの「MPライト」を使いましょう。このシリーズの最大の特徴はスピンですので、重たいものをゆっくり振るよりも軽いものを速く振る方がラケットの長所を生かすことができるのです。

>>>オンラインショップページはこちらへ(エクストリームMP LITE)
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「MP」は、エクストリームシリーズのやっぱり中心的存在で、パワーがありながら、スピンもよくかかり、攻撃的なプレーに自然となります。バックハンドのリターンの時に思い切りストレートに打ったら、前衛のすぐ横を通過してベースラインギリギリに入りました。相手はウォッチしたようでボールが入ったことにびっくりしていました。

>>>オンラインショップページはこちらへ(エクストリームMP)
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「TOUR」は、黒塗りで打った印象と大分違っていました。黒塗りの時はナイロンで今回はポリエステルで張ってあり、いきなり第一球目のリターンがネットのかなり下にいってしまいました。

>>>オンラインショップページはこちらへ(エクストリームTOUR)
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「PWR」「S」「「MPライト」「MP」は基本、従来のエクストリームのパワーがあり、簡単に打てる易しさもありました。「TOUR」には簡単に打てる易しさはありません。気を抜くとネットのかなり下にいってしまうのです。
プレステージMPやラジカルプロと同等なレベルだと思って打たないと、その性能は引き出せません。
ただし、その向こう側には、プレステージMPよりパワーがあり、ラジカルプロよりスピンがかかるとんでもないポテンシャルが隠されているのです。
  今回初めてエクストリームのデザインを見たのですが、グリップが黄色に唖然として、その黄色にペンキのようなグレーを合わせており、2度びっくりさせられました。
でも不思議なことにテニスが終わる頃には、カッコイイと素直に思う自分がいるのです。
性能もデザインも予想の遥か上を通過していきましたが、皆さんの評価が気になるところです。
【GEEK通信】【ヘッド】「ヘッド黒塗り謎ラケを打ってみた。トラックマンによる数値計測も行なってみた。#全身スピン」
2020/07/10
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「ヘッド黒塗り謎ラケを打ってみた。トラックマンによる数値計測も行なってみた。#全身スピン」
黒塗りラケット、ダズル柄ラケットは、開発中のモデルを秘密にするものですが、ダズル迷彩が初めて世の中に登場したのが、第一次世界大戦のイギリス軍の艦船でした。
そもそも迷彩柄は、カモフラージュして発見されないようにするものですが、艦船のような大きなものは、すぐに発見されてしまいます。
そこで、ダズル迷彩にすることにより、前に進んでいるのか、後に行っているのか、船尾の向きはどこを向いているのかを迷わす効果があるのです。
ウイルソンが2018年ダズル柄のラケットに挑戦しましたが、テニスラケットではほとんどが黒塗りを採用しています。 私が初めて黒塗りラケットを目撃したのは、1983年にジミーコナーズが開発中の新しいラケットを試合で使っていた時です。
コナーズはスチール製のT-2000を使い続けており、時代はすでにカーボン素材でフェース面積も少し大きいものをほとんどの選手が使っていました。
コナーズも30歳を越え、ベテランとなっていましたので、いつまでも石器時代の武器では戦えない状況になっていました。
黒塗りラケットの正体は、プロスタッフミッドで、当時6万円と非常に高額でしたが、ダブルブレイド製法を用いた魅力的なラケットでした。
その後、開発途中のラケットを試合で使う場合に黒塗りが使われるようになりました。
以前、某メーカーのラケット開発に協力して試打をすることがあったのですが、1本のラケットを決めるのに、10数本の黒塗りラケットを打ってラケットの評価をするのですが、これが中々難しいのです。
すでに発売されているラケットの評価をする場合は、デザインからくるイメージや固定観念があり、それに対して味付けをするような作業になります。
それが、まったく先入観の無い状態で試打をするのは、目隠しをして料理の味見をするようなもので、大変難しいことなのです。
舌の肥えた料理人なら目隠しをしても正しい判定をすると思うのですが、難しいことです。
黒塗りラケットの評価も大変難しいものなのです。
今回黒塗りのラケットをテストする機会がありましたのでGEEK通信でお知らせしたいと思います。 先にも述べましたが、何も先入観がないとまったく的外れな評価をしてしまう可能性があるので、最低限わかることはギーク調べをしてみました。
ブランドはヘッド、ストリングはポリエステルで面圧50、張り上がりの状態で、フレームの硬さ(RA値)65、フェース面積98か100平方インチ。※その他部分も調査しました ヘッドのラケットで、モデルチェンジをする可能性が高いのは、グラフィン 360+の新素材を使っていない、エクストリームシリーズ、インスティンクトシリーズ、ラジカルシリーズですが、エクストリームとインスティンクトはフレーム厚が26mmで発売してきましたので、22mmだと大分違っていきます。
ラジカルシリーズか、それともまったく新しいシリーズか、、、謎の多いままテストをすることになりました。 トラックマンのデータは嘘をつかないと思い、ヘッドの代表的なモデルのデータを取り、比較してみることにしました。
実はこの日は、膝の怪我からの復帰第一戦で、ちゃんとデータが、取れるのか不安でした。
案の定、フォアハンドストロークは、まともに当たらず、スピードは100km出ないし、飛んで行く方向もめちゃくちゃでした。
怪我の間、1ヶ月半、苦手なバックハンドの素振りをやってきました。
その甲斐あって、フォアハンドに比べ安定したボールが打てるようになっていたので、バックハンドストロークですべての試打を行うことにしました。
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【試打ラケット】
①黒塗りラケット
②グラフィン 360+スピードMP
③グラフィン 360 エクストリームMP
④グラフィン 360+グラビティMP
⑤グラフィン 360 ラジカルMP
⑥グラフィン 360 インスティンクトMP
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を10球打ってスピードとスピンレートで、比較してみました。
※画像も掲載します 黒塗りラケットの結果は、スピードではエクストリームMPに次いで第2位、スピンレートでは第1位でした。
打球感は硬くなく、球のりの良さを感じ、中味の詰まった感触でした。
ダイアデムエレベート、バボラピュアアエロVS、ヨネックスVコア98などのラケットに親近感を抱くラケットでした。
インパクトからフォロースルーにかけて、厚い当たりで一押しできる感覚で、回転を掛けながらもスピードが落ちない感じがしました。
今回比較したグラビティMPとボールスピードはまったく同じで、(107.7km)スピンレートもかなり近い数字でした。(1373と1315)
ただしレングス(着弾地点)がグラビティMPが18.8mに対して、黒塗りラケットは21.3mでした。
ベースラインまでの距離は23.77mですので、黒塗りラケットの方が深くて良いボールになっています。
その理由として、グラビティMPの方が球離れが早く、打ち出し角度が低く(5.9度)、黒塗りの方は一押しできる分、打ち出し角度が高く(7.2度)なっているからです。

その差が2.5mの距離に出ているのです。
黒塗りラケットは、ウエイト、フレーム厚、打球感から上級者向けであることは間違いないでしょう。
ただ病み上がりの自分でも、十分にその性能の良さを感じ取ることができたので、決してプロ専用みたいな難しいラケットではなく、高性能ながらも意外と優しさも併せ持ったラケットに仕上がっているのではないでしょうか。
早く完成品のデザインが見たくなってきました。
【GEEK通信】「騙されたと思って打ってみて!ラクラケはプラスが色々」
2020/07/03
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「騙されたと思って打ってみて!ラクラケはプラスが色々」
ラケットのカテゴリーは大きく分けて、3つに分類されます。
プレーヤーの体力、経験、プレースタイルは人それぞれ違います。
体力に関しては、0~100までとして自己判断で判定します。
0~50は、あまり体力がある方ではなく、ハードヒットはほとんどしない方。
51~80は、平均的な体力の持ち主で、余裕があればハードヒットしていく方。
81~100は、体力には自信があり、左右に振られても安定してハードヒットできるフットワークを持っている方。
経験に関しては、テニス歴や中級、上級とは少し違っていて、こういうボールに対してこういう風に打てばこうなるというのがわかっていること。
例えば、左ききのサービスをフォアハンドでリターンすると、思ったより右方向に飛んでいくといった経験値がどれくらいあるかがラケット選びには重要です。
プレースタイルに関しては、ストローカー、ネットプレーヤーだけでなく、ストローカーの中でも、後ろに下がってスピンで粘るのか、ベースラインより中に入ってライジングで攻撃するのかとか色々なスタイルがあると思います。ネットプレーヤーも威力で押す方もいれば、アングルやドロップなどのテクニックを使う方もいて、軸になるショットによってラケット選びも変わってきます。
プレースタイルは蓄積された経験で変わっていくもので、自分で変えていくことができるファクターです。
体力は、努力次第で向上させることはできるかもしれませんが、何もしないとマイナス方向に進んでいきます。 テニスのためにトレーニングをするストイックな方もいらっしゃいますが、健康維持のためや趣味としてテニスをしている方の方が圧倒的に多いと思います。
私中居も体力の衰えは、経験と道具でカバーしていきたいと常日頃思っており、合法的であれば、飲むし、身体に装着するし、ラケットもころころ替えています。
第一に体力、第二に経験、第三にプレースタイルを念頭に入れラケット選びをしましょう。 ------------------------
体力0~50に適したラケットは、「ラクラケ」(楽ラケ) →軽量、デカラケ、厚ラケのグループです。 体力51~80に適したラケットは、「ミンラケ」(皆ラケ) →300g、100平方インチ、中厚の黄金スペックのグループです。 体力81~100に適したラケットは、「リキラケ」(力ラケ) →300g以上、100平方インチ以下、中厚以下のグループです。 ------------------------
今回掘り下げるのは、体力0~50に適したラケット、軽量、デカラケ、厚ラケの「ラクラケ(楽ラケ)」です。 このカテゴリーに入る方は、電車で真っ先に座る人や遠回りしても、階段を使わず、エレベーターやエスカレーターを使う人です。
私もこのカテゴリーに入ります。
テニスにおいては、飛びが良く、相手に負けない安定感があり、軽量でありながらパワーのあるラケットが向いています。
相手のボールに負けない条件は、ラケットの重量を重たくするかフェース面積を大きくするかのいずれかです。重たくする選択肢はないので、フェース面積を大きくする一択です。
フェース面積110平方インチ~125平方インチ
ウエイト240g~265g
フェース厚26mm~30mm

の条件を満たすラケットがオススメのスペックなのですが、経験値が低い方はこのカテゴリーのラケットにいってしまうと、「パワー」をコントロールできずに バックアウトを連発してしまいます。
相手のボールの威力を利用する経験を積んでいないとコントロールできませんが、一旦そのコツを掴んでしまうと、ボレーやリターンはグリップを握るだけで、エース級のボールを打つことができます。
サービス、スマッシュは相手のボールの威力を利用できませんが、軽量でフェース面積が大きいので、力がなくても振り切れて、良いサービスが打て、スマッシュにおいても、スイートスポットを外しても返ってしまうことが多くなります。
ストロークは、コンパクトなスイングでもよく飛びますので、無駄な体力は必要ありません。
フェース面積が大きいので、スピン、スライスをかけやすいのですが、スイングスピードはゆっくりで、対角線上を転がすように打てるスライスは特に打ちやすいショットです。
もし、体力が50以上の方でも使ってみたいと思うのなら、ストリングをポリエステルにすると良いでしょう。
テンションを上げて飛びを落とすようなことはしないでください。テニスエルボーになる危険があるからです。軽量であることで、大きく芯を外した場合にラケットがぶれたり、押し戻されるような衝撃が生まれます。
適性テンションでポリエステルにすることで、スピンがかけやすくなるので距離のコントロールがしやすくなります。
私中居が黄金スペックから、「ラクラケ」に替えてよかったことは、
①サービスのスピードが10キロ速くなった。
②スピンのかかりがよくなった。
③苦しい態勢から勢いのあるボールが打てるようになった。
④リターンの位置が1m前になった。
⑤安心感からポーチに出ることが増えた。
⑥ボレーボレーで負けなくなった。
⑦ロブのミスが減った。
⑧一度も勝てなかった相手に勝てた。(シングルス)
⑨ダブルフォルトが減った。
⑩ドライブボレーが打てるようになった。
⑪スマッシュのバリエーションが増えた。(コース、球種)
パッと思いつくだけでこのくらいあるので、もっともっとあると思います。
ここからは「ラクラケ」のオススメラケットをご紹介します。
まずはスリクソンレヴォCS10.0
黄金スペックを使い続けていた自分に「ラクラケ」の良さを気づかせてくれた偉大なラケットです。
使いやすいことは知っていましたが、真剣に打ったことはありませんでした。
トラックマンのデータを取ると、スピード、スピン、コントロール全ての数字が黄金スペックを凌駕していました。 特にサービスは10km速くなりました。
ダブルスに必要なショットは全てグレードアップしました。
魔法がかかったようでした。

次に、スノワートビタス115
「ラクラケ」のデメリットは、フレーム内部の中空からくる打球感のものたりなさです。ビタス115は不思議と小さいラケットで打ったような芯がある打球感なんです。その理由は、こだわりのカーボン素材と違う4つのフレーム断面形状の採用からくるものです。フェースのどこで捉えたかがわかることで、どんなボールが飛んでいくか伝わってきます。原因不明のぶっ飛びを防ぐことができるのです。シングルスにも十分使えるラクラケです。

そして、ウイルソンクラッシュ108
100平方インチからいきなり115平方インチにすることへの不安は誰でもあることです。また300gからいきなり255gにすることへの不安もあるでしょう。そこで、108平方インチ280gでワンクッション置いてみるのも良いと思います。
特にクラッシュ108は、フレームのしなりがあり、「ラクラケ」特有のぶっ飛ぶ感じがあまりありません。やや広くて、やや軽いメリットを感じて、慣れてきたら本格的なラクラケにチャレンジすれば移行もスムーズです。
最近サービスのキレがなくなった。
やっと届いたボールがネットを越えなくなった。
スイートスポットを外すことが増えた。
後半になるとミスが出てしまう。
4人でのボレーボレーになると自分が先にミスしてしまう。
バウンド後の威力がなく攻撃されることが多い。
ファーストボレーが浅くなる。
バックのハイボレーが辛い。
スマッシュが遅れる。
ダブルフォルトが多い。
積極的にポーチに出れない。
などのお悩みがある方は「ラクラケ」を検討してみてください。
飛び過ぎる、打球感がぼやけるなどのマイナスポイントも当然ありますが、プラスポイントがマイナスポイントを上回れば替えてみる価値はあると思いますよ。
【GEEK通信】「ラケットの中身は詰まっている?それとも空洞?」
2020/06/18
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「ラケットの中身は詰まっている?それとも空洞?」
あるラケットメーカーのカスタマーサービスで長年クレームラケットの検査をしている方に話を伺いました。
中居「最近、中折れしているというクレームラケットが増えていると聞いてますが、実際はどうなのでしょうか。」 担当者Aさん「中折れすることはありません。もし、腰が抜けてることを中折れと言っているのであれば、そもそもクレーム対象ではなく使用過多による劣化です。」
昔の人は「腰が抜ける」と表現し、最近の人は「中折れしてる」と表現することがありますが、どちらもラケットの『ヘタリ』を表現しています。 ラケットの内部構造は、髪の毛より細いカーボン繊維を何万本も樹脂で固めて作られています。
真ん中は中空になってますので、中が折れることはありません。
ほとんどのラケットは中身が空洞なのです。

カーボン繊維は長繊維と言ってグリップから一周繋がっており、プロのレベルのスイングだと1球打つだけで1本位は切れているそうです。 何千球も打てば何千本も繊維は切れて、へたってしまいます。
プロは数ヶ月で交換する時期が来るそうです。
錦織圭選手は年間300本は必要と聞きました。
カーボン繊維は繋がっていることで、強度を保っているので、繊維が切れることで徐々にフレームがしなったり、捻れたりするようになります。
週一テニスで3年くらい使うと、新品との差が出てくると言われています。
ヘタリが出てくると、「飛ばない」「方向性が悪い」「振動が出る」「異音がする」等の症状が現れます。

ストリングが古くなると、同じような症状が出ますので、ストリングを張り替えても改善しない時は、ラケット本体のヘタリの可能性が高くなります。
気が付かずに使用していると、飛ばないものを飛ばそうと力んだり、まっすぐ飛ばそうと変にスナップを使ったり、振動で腕を痛めたりすることもありますので、気を付けましょう。
「振動が出る」「異音がする」場合は、ラケットのヘタリ以外のこともあるので簡単に直る場合もあるのでいくつかの疑いをチェックしてみましょう。 「グリップエンドの蓋が緩んでいる場合」
フェース面の上方にボールが当たると振動や異音がしたり、トスなどでラケットが倒れた時に「ビンビン」と音がする時はグリップエンドの蓋の緩みの可能性があります。
チェック方法は、蓋を外すための穴があるので、先の尖った針などで外します。
その蓋が無い状態で振動が出た時と同様の動作をして、振動が出なくなれば、蓋の影響ですので両面テープで再度蓋をはめ直します。
蓋がない状態でも振動が出る場合は、他のことを疑いましょう。
「ストリングの劣化によって振動が出る場合」
ストリングは使用頻度や時間の経過で劣化してきます。
振動が出る原因としては、ノッチング(摩擦でできるストリングの溝)によって縦糸と横糸が共鳴するように微振動を出してしまうことがあります。
チェック方法は、ノッチングをすべて外して手でストリングを叩いてみましょう。
外す方法は、横糸を上か下にずらすようにして溝から外します。
この状態で振動が無くなれば、ノッチングが原因ですので、張り替えをすれば直るでしょう。 
横糸をずらしても振動が出る場合は、ラケット本体に原因がありそうなので、外見にヒビなどが無ければヘタリの可能性が高くなります。 ラケットの構造は、基本的に中空になっています。
フェース面積110平方インチ以上でフレーム厚26mm以上のデカラケ、厚ラケはパッと見では大きくて厚いのでウエイトも重そうなのですが、中身を大きくくり抜いているので250g前後と軽量になっています。
逆に、フェース面積が98平方インチ以下で、フレーム厚も22mm以下の薄ラケは、パッと見は小さくて薄いのでウエイトも軽そうですが、実は重たく作っています。
よく薄ラケは中身が詰まった打球感という表現を使いますが、本当は中は中空で何も詰まっていないのですが、カーボンの層が厚く、デカラケに比べて中空の度合いが低いのです。
また、デカラケがラウンドフレームに対して、フェースの小さいモデルはボックスフレームを採用していることが多く、ボックスフレームは食いつきが増しますので、中身が詰まったような打球感により近づけているのです。 トッププロが使うラケットは、中空の内部に発泡ウレタンを詰めているケースがあります。 理由としては、腕に伝わってくる打球感がよくなったり、振動の余韻が減少したりすることと、ウエイト調整の意味合いもあります。
打球感に関してはプレーヤーの好みですので、中空のままの選手も多いようです。 トッププロのラケットのウエイトは、市販されているものよりも重たいものがほとんどで、選手の指定通りの重さ、バランスで作られています。
2017年伊達公子さんが引退される時に、記念モデルとして、実際に使っていたウエイト、バランス、グリップで発売されたものを見てびっくりしました。
アストレル105を使っていたのですが、市販品はウエイト270gでバランス330mmだったのですが、実際に使っていたのはウエイト355g、バランス302mmと85gも重たかったのです。 またジョコビッチ選手のように鉛を貼って調整する選手もいます。
希望の重さで作れるのだから、鉛を貼らなくても良いのではと思ったのですが、カーボンの量が増えてしまうとラケットの剛性が上がってしまい自分の好みの硬さにならないみたいです。
もし、選手のラケットに興味があればダイアデムのラケットを打ってみると良いと思います。 ボックスフレームのエレベートとラウンドフレームのNOVAには、中身にウレタンを詰めて作っているこだわりの選手モデルになります。 ウインザーでは横浜店、渋谷店、聖蹟桜ケ丘店、梅田店に試打ラケットを用意してありますので、お試しになってください。
もし、ラケット、ストリングに異常を感じた時は、お近くのウインザーまでお越しください。 専門のスタッフが対応しますので、お待ちしております。 メーカー検査になることもありますので、保証書も忘れずにお持ちください。
【GEEK通信】【ウイルソン】「Sラケの魅力再発見!クラッシュ、ブレード、ウルトラ三つ巴試打」
2020/06/11
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 
テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「Sラケの魅力再発見!クラッシュ、ブレード、ウルトラ三つ巴試打」
ここ最近気に入って使っているラケットの共通点は、ストリングパターンが16×18なんです。
スリクソンレヴォCS10.0しかり、スノワートビタス115しかり。 16×19が平均的なパターンですので、横糸が1本少ないのが好みなんです。
ジョコビッチ選手も市販モデルから横糸1本少なくしています。
ディミトロフ選手は18×17のオリジナルストリングパターンにしています。
横糸が少ないメリットは、スナップバックが大きくなることです。 スナップバックとは、縦糸が横方向にズレて元の位置に戻ってくる現象で、スピンのかかりと、飛びに影響を与えます。
縦糸が横方向にズレる時に、横糸との摩擦が発生し、摩擦が大きいとスナップバックが小さくなり、戻りも遅くなります。
スナップバックを活性化する方法は、
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①ポリエステルを張る
②ストリングに潤滑剤を塗布する
③ハイブリッドで横糸を、細くする
(縦糸を細くすることでも、スナップバック効果は同じですが、縦糸の役割の飛びのコントロールに影響が出てしまうので、横糸を細くする方が賢明)
④横糸の本数を少なくする
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ざっとこんなところです。
①から③は現在使用しているラケットに、手を加えるだけですので、すぐにでもできるのですが、④は今使用中のラケットの横糸を抜いて張るのではなく、元々18×16や16×15のストリングパターンのラケットを使うことです。
スナップバック効果がスピンに影響を与えるという内容の論文が発表されたのが2005年頃で、ウイルソンはいち早く縦糸より横糸が少ないストリングパターンのラケットにパテントを取得したのです。そしてSラケットと呼ばれるようになりました。
こうして発売されたラケットがスティーム99Sとスティーム105Sです。
初めて打った時は、大変驚きました。
いつもより上方向に飛び出し、「あっ、バックアウトか」と思った瞬間に急激にドロップし、ベースラインギリギリに着弾したのです。
スライスを打てば、ネットの下からホップするように伸びていきます。
スライスサービスを打てば、曲がり過ぎてフォルトの連続でした。
早速スティーム105Sを買ったのですが、良いこともいっぱいあったのですが、自身にとって使いこなせなかった部分もあり、半年使用して諦めてしまいました。
使いこなせなかったのは、飛び出し角度が思ったより上方向に出てしまい、相手前衛にポーチされてしまうのです。
また、当時はナイロンマルチフィラメントを張っていたので、数回使うと切れてしまったことです。
この原因は、ストリングパターンが16×15とかなり粗かったことです。
Sラケの第一弾だったので、「スピンエフェクト」の効果を広く周知させるために、あえてスカスカの16×15にしたのではないでしょうか。
その後はSラケと言えば18×16が当たり前のストリングパターンになりました。
縦糸を18本にしたことで、問題だった、飛び出し角度も打ち手の思った角度になり、ストリングの耐久性もかなり向上しました。
横糸16本も縦糸に対して2本少なく、十分スナップバック効果がありました。
このストリングパターン「18×16」で現在発売されているSラケ3機種を改めて比較してみました。
クラッシュ100S、ブレード98S、ウルトラ100Sにシンセティックガットパワー16(ナイロンモノフィラメント)を縦48ポンド横52ポンドで張り上げました。
Sラケは横糸を3ポンドから5ポンド上げることで、変形を防いでいます。
通常、縦糸を張った時にラケットフェースは少し横に広がります。横糸を張って元の形状に戻していきます。
しかしながら、Sラケの場合横糸が少ないので、元の形状に完全に戻らないので、横糸を強く張ることで横糸の少なさを補っているのです。
通常、縦糸18本のラケットは横糸が20本ですので、Sラケの18×16だと4本少ないので1本1ポンドとみなし4ポンド上げています。
クラッシュ100Sは、最もラケットのしなりが大きく、ストリングに食いついている時間も長くなります。ストロークでは、振り遅れてもクロスに持って行けそうです。ボレーでは、ミスはしませんが、なんとなく決まらないジレンマを感じます。体力があって足の速いシングルスプレーヤーで、相手より1球でも多く打ち返すタイプのシコラーには使って欲しくないラケットです。自分の苦手にするタイプなので、想像するだけでイヤになります。 ブレード98Sは、スピンも良いのですが、スライスがさらに良いのです。伸びるスライス、曲がるスライス、止まるスライスなどフレームの縦しなりが幅を広げてくれます。打球感が素直で、良いショットも悪いショットも包み隠さず伝わってきます。Sラケの中では、最もコントロールしやすいラケットです。スピン一辺倒ではなく、フラット、スライスを織り混ぜて試合を作るテクニシャン向けモデルです。
ウルトラ100Sは、反発力がありスピードボールで勝負できるラケットですが、スピンをかけないとバックアウトも気になります。ただし、スピンをかけた時の落ち方はものすごく、スティーム105Sを初めて打ったときの驚きを思い出しました。爆発的な反発力をスピンに転化すると、バウンド後の跳ね上がりが大きくなり、相手をベースライン後方に下げることができます。自分のフォームに合うのか、ボレーのしやすさは秀逸です。スライス回転を多めにかける打ち方なんですが、ボレーでもスナップバックが起こるみたいで、吸い付いてから弾き出す感覚です。
今回は、ナイロンモノフィラメントを張りましたが、スナップバック効果と切断耐久性を考えるとポリエステルを張るのがベストではないでしょうか。
当然プレースタイルや好みに合わせて、ナイロンマルチフィラメントもナチュラルガットもラケットの性能を妨げることはありませんのであくまでも中居個人の感想です。
【GEEK通信】「いまさら聞けないテニスラケットの常識、非常識 その2」
2020/06/05
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 
テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「いまさら聞けないテニスラケットの常識、非常識 その2」
お客様より反響をいただいている「いまさら聞けないシリーズ」をお届けしたいと思います。 今回の最初のギモンはこちら。
『コントロールしやすいのは、硬いラケットそれとも柔らかいラケット?』
昔から硬くてしならない方がコントロールしやすい、やれ柔らかくてしなる方がコントロールしやすいと意見が分かれておりました。 でも、実際のところはどうなのでしょうか。
現在の柔らかいと言われているラケットでも、ウッドラケットの柔らかさに比べれば、さすがに硬くなっています。
柔らかい方がコントロールがしやすいとした場合、ウッドラケットの方が現在のラケットよりコントロールしやすいことになります。
でも、実際のところほとんどの人は現在のラケットの方がコントロールしやすいと思うでしょう。 ウッド→金属→カーボンとラケットの材質は変貌しましたが、硬く変形の起きない方向に進化しています。
インパクトを考えてみましょう。
ボールがストリングに当たってから離れるまでの時間は約1000分の4秒と言われています。
そのわずかな時間にラケットはどのような動きをしているかというと、打球が当たった方向と逆側にしなり、しなりの頂点辺りでボールは飛び出しています。
その後にしなったフレームは元に戻ります。 しなりが大きければ大きいほど、パワーを吸収していることになります。
しならなければ、入射角と反射角が近くなり、パワーロスが少なくなります。
しならなければ、パワーロスが少なく飛びがよくなり、スピードが出やすくなります。
厚ラケが生まれたのも、しならない(硬い)ラケットを開発する過程で生まれたものだと思います。
パワーに関しては、硬い>柔らかいで間違いないところですが、コントロールはどうでしょうか。
コントロールとは、狙った飛距離、方向(上下左右)が自分の意思の通り飛ぶかどうかです。 ※そもそもコントロールはラケットがするのではなく、プレーヤーがするものですが、プレーヤーの意思がラケットに伝達することでコントロールしやすい、しづらいが起こります。
柔らかいラケットは、しなることでパワーが下がりバックアウトが減ります。
バックアウトを気にしなくてよくなれば、サイドアウトとネットミスだけの問題です。
ネットミスに関しては、飛ばなくなってネットするというよりは、アウトを気にしてネットギリギリを狙うことでより起こると考えられます。
サイドアウトのミスは、ラケットの硬さによっての差はあまり大きくはないでしょう。
スイングスピードが非常に速い方が、ダウンザラインに打った時に、しなりが大きいラケットだと、しなった方向にボールが飛び出してしまい、サイドアウトしてしまうことはあると思います。
一般的にはスイングスピードが遅い方は、柔らかくしなるラケットの方が、飛びを抑えられバックアウトを気にせずフルスイングできるので、コントロールしやすくなるのではないでしょうか。
硬くてしならないラケットは、パワーは出ますが、バックアウトを気にして、スイングスピードを加減しなくてはいけないので、距離のコントロールは難しくなるでしょう。
スイングスピードを加減してコントロールするのは難しいのです。
無理なく続けられるフルスイングが9割りの力加減だとして、そこから8割りの力加減で打ったり、6割りの力加減で打ったりすることは9割りの力加減よりも不安定になります。
ただし、例外として、ラケットフェースの芯を外し、サイドに当たった場合は捻れが起きます。
柔らかい方がより捻れを起こしますので、ミスをすることが多いでしょう。
硬いラケットは捻れも少ないので、ミスヒットの場合も進行方向へ飛びやすいく、なんとか返る確率は高くなるでしょう。
(中居の見解) スイングスピードが遅い方は柔らかいしなるラケットの方がコントロールしやすく、スイングスピードが速い方は、硬くしならないラケットの方がコントロールしやすくなります。
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続いてのギモンはこちら。
『フェースの大きいラケット、小さいラケットどちらがよりスピンがかかるでしようか?』
現在発売されているラケットのフェース面積は93平方インチから98平方インチが小さめで、105平方インチから120平方インチが大きめです。
平均は100平方インチになります。
「小さいフェース面積のメリット、デメリット」と「大きいフェース面積のメリット、デメリット」を考察していけば答えが見つかるかもしれません。
以上のメリット、デメリットから分かってくることは、人によってメリットはデメリットになることもあり、デメリットがメリットになることもあるということです。
では、スピンをかけるときに必要な要素を当てはめてみましょう。
①スイングスピードを速くする
②ストリングに食いついている時間を長くする
ひとつ目のスイングスピードを速くするは、小さいフェース面積のメリットの「振り抜きが良い」「体から遠い打点で打てる」が当てはまります。
グリップを支点に扇状にスイングするので、体から一番遠い方がスピードが速くなるので、遠い打点で打てることでスピンがよりかかりやすくなります。
二つ目のストリングに食いついている時間を長くするには、ストリングの長い方がよく、当然大きいフェース面積が当てはまります。
ストリングが長い方がスピンをかけるときに起こる「スナップバック」が大きくなり、よりスピンがかかることになります。
この二つの要素を合わせると、小さいフェース面積で縦糸が長いといいということになりますが、スピンをかけるときのボールが当たる軌道を考えるとそうとも言えません。
スピンをかける打ち方をすると、ラケットを下から上に振り上げますので、フェース面を横に使うことになるので、幅の狭いラケットフェースだとスポットを外した瞬間にミスヒットしてしまうのです。
逆三角形やホームベース型が、打点を遠くにでき、縦糸を長くでき、横幅も広くなるスピンに特化した形状になります。
(中居の見解)
スイングスピードが速い方で、遠くで打てる技術のある方は小さいフェース面積のラケットがよりスピンがかかり、スイングスピードが遅く打点が安定しない方は大きいフェース面積の方がよりスピンがかかるでしょう。
今回は、フェース面積に焦点を当てましたので、重さのことは考慮していません。
一般的に小さいフェース面積はウエイトが重たく、大きいフェース面積はウエイトが軽くなるので、大きいフェース面積のデメリットの「振り抜きがよくない」はウエイトによっては当てはまらないことがあります。
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おまけ、、、、
「小さいフェース面積と大きいフェース面積はどちらがボレーがしやすい?」もよく議論されます。
ボレーがストロークと違う点は、ノーバウンドで打つので、相手との距離が近く、準備の時間が短くなることです。
ストロークに比べ、スイートスポットを外すことが多くなるので、大きいフェース面積がボレーには有利になります。
ただし、ドロップボレーやアングルボレーは距離が長くなることが多いので、小さいフェース面積の方が打ちやすい方もいるでしょう。
メリットの裏返しがデメリットですので、自分に合ったラケットを決める際は総合的に判断してください。