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店舗情報
【GEEK通信】「ブリヂストン XブレードRS 試してみました」
2018/04/26
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「ブリヂストン XブレードRS 試してみました」
B10/01、RV-1、RZプロ、BXとブリヂストンのラケットにはまって、使っていたのは20年以上前になるでしょうか。
今回発売された「XブレードRS」はその頃のイメージが残っているのです。 それはフェース形状が面長なところです。
面長にするメリットとして、縦糸が長くなることでパワーアップと振り抜きの良さが挙げられます。
約5mm長くなっているのですが、フェース面積は100平方インチと従来と変わらないので、横方向が狭くなっています 横方向のスイートスポットが狭くならないように、対策がしてあり、長方形のグロメットホール(パワーブーストグロメット)を採用しストリングの可動域を大きくしています。 今回ダブルスのゲームの中で300gと285gの試打をしてみました。
最近、軽いラケットを使っているので300gは振れるかどうか不安でしたが、全く問題なく振り切れました。
285gは、、、、重さを全く感じませんでした。
その理由は、新バランス設計にあります。
フェースの5時7時の部分に通常のカーボンの2.5倍高密度の編み込んだブレードカーボンを採用したことにより、バランスポイントの320mm近辺に比重があるため、スイングウエイトが軽くなり、重さを感じなくなります。 2時10時や3時9時に重りを付けると重たく感じますが、5時7時だと意外と重たさを感じず、フェースの両サイドが重たくなることで、面ブレも防げて一石二鳥の新バランス設計です。
ストロークでは、スピンのかかり具合の調節、打ち出し方向の調節が自分の意思通りに打つことができ、ミスはあまり出ませんでした。
爆発的なパワーは出ませんが、想定内のスピードで狙ったところに打て、沈めたり、ロブを打ったりしてみましたが、良い感じに決まっていました。
食いつきが良いのでボレーがしやすく、最近練習しているドライブボレーが安定していて、いつものネットミスが減りました。
スピンサービスの安定感、スライスサービスのコントロールともに合格点で、サービスゲームのキープ率は高かったです。
ラケットとしては完成度が高く、全てのショットをそつなくこなせる仕上がりです。
特にストロークやサービスでもう少しパワーがあると、より攻撃的なプレーヤーにも支持されるのではないでしょうか。
下記ブリヂストンが行っている独自のカスタマイズサービスで、トップバンパーを3g重たくすることができるので、
パワーを上げたい、深いボールを打ちたいという方は是非このサービスをご利用ください。 カスタマイズサービスは、グリップを重たくしたり、長くしたり、サイドバンパーで面の安定感を高めたりもできます。
また、カラーグロットもあり、赤と白に変えることも可能です。
昔、ブリヂストンを使っていた人も、現在使っている人も満足できる仕上がりになっています。
【GEEK通信】「アディダス バリケード2018 と ディアドラ スピードコンペティションⅣ を体験!」
2018/04/19
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「アディダス バリケード2018 と ディアドラ スピードコンペティションⅣ を体験!」
今回は、シューズについて取り上げます。
【アディダス バリケード2018 OC】【ディアドラ スピードコンペティションⅣ OC】をオムニコートで使用しました。 2000年にアディバリケードが発売され、バリケード1~8までと、バリケード2015、バリケード2016、バリケード2017、そして今回のバリケード2018で12代目になります。 だいぶ前の話になりますが、イワンレンドル氏が活躍した1980年代に発売されたレンドルコンペティションは衝撃でした。
それまでのテニスシューズは今で言うスニーカーのような形が多かったのですが、レンドルコンペティションは「安定性」「頑丈」で、テニスシューズはここまで足と一体化できるのかとびっくりしました。
メッシュアッパーで約2万円で、すぐに購入して履いていました。
その後バリケード1が発売され、バリケード1からバリケード5まで履き続けていました。
今回は、バリケードと対照的なモデルで、軽量、柔らかい、クッション性良しのディアドラのスピードコンペティションⅣも用意しました。 ダブルスのゲーム形式で交互に履き替えながらプレーをしてみました。
まずは、スピードコンペティションⅣから履いてみたのですが、つま先がかなり上を向いているので、体重がつま先にかかり、自然と前傾姿勢になります。
一歩目の始動がスムーズで、ポーチに出やすかったり、短いボールの処理がしやすく感じました。
シューズが軽いのと、かかとのホールド感の良さで全方向への動きがスムーズでした。
このシューズのキャッチフレーズに「360度行きたい方向に素早くフットワークすることが可能」とありますが、履いてみて納得しました。
横も後ろも、動き出す時は必ず体を反転させ、つま先から行きたい方向へスタートするので、前方向に体重をかけやすいコンペティションⅣは素早くフットワークできるのです。
足に対してストレスがほとんどなく、何時間履いていても痛くならなかったです。 バリケードに履き替えてみると、機密性の高さから足とシューズの一体感が生まれ、まったく重さは感じませんでした。
足入れした瞬間、「あれっ、気持ちいいぞ」と言葉を発してしまいました。
かかとから土踏まずはしっかりした作りで、前足部はソフトな感触です。
バリケードは、シューズ自体が強靭なバネのような構造になっており、強く踏みつけるとシューズの前足部が屈曲し、シューズが元に戻ろうとする力を、反発力に変えています。 そして、バリケードシャーシと呼ばれる中足部のプラスチックが特徴的です。 私は、ガニ股で自然と外側に体重が行きがちですが、バリケードシャーシのお陰で、外側からサポートされて常に内側に体重がかかり、母指球から土踏まず辺りに力が入るように感じました。
プレーをしていて気がついたのが、抜かれそうになった頭上のボールにジャンプしたのですが、いつもより確実に高く飛べてました。
元々踏み込んだ後の跳ね返りが強いシューズですが、母指球に力が入り、より良いジャンプができたようです。
また、サイドに振られステップした後にガッチリ地面をグリップし、センターに戻る動きに素早さを感じました。
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今回試した2足は、対照的なモデルでしたが、それぞれに良いところがあります。
【アディダスのバリケード2018】は、脚力のある競技者向きで、特にシングルスのストロークの動きには安心感が持てるシューズに仕上がっています。
【ディアドラのスピードコンペティションⅣ】は軽快な動きが必要なダブルスで性能を発揮できるシューズではないでしょうか。
機能性はどちらも大満足でした。どちらもオススメできるシューズです。 皆さんもぜひ試してみてください。
【GEEK通信】「中居の三種の神器の一つ。テニックのストリンググライド。」
2018/04/13
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「中居の三種の神器の一つ。テニックのストリンググライド。」
皆さんは、テニスをする上で絶対必要な三種の神器はありませんか。
わたしにはあります。
ラケットやシューズのようにそれが無いと始まらないものではなくて、他の人は使っていないけれど、自分にとっては『これがないと調子が悪い、それがあることでパフォーマンスが上がる』みたいなものです。
日本神話では、鏡、玉、剣が三種の神器ですが、 わたしの三種の神器があるのですが、今回はその中の一つ
「テニックのストリンググライド」をご紹介します。                            *ウインザー価格 1,944円(税込)
「テニックのストリンググライド」は、前身のミラフィットアクセルから改良されたスナップバック維持グッズです。
初めてミラフィットアクセルを使った10数年前はスナップバックという用語はまだありませんでした。
数年前にウイルソンがスピンエフェクトラケットとして、横糸を少なくしたSラケを発売してから、スナップバックという言葉が認知され、そのスピンがかかる原理が公になったのです。 スナップバックとは、インパクトの瞬間、縦糸が横にずれ(スナップ)、素早く戻る(バック)ことで、スピンと弾き出す力を向上させるストリングの動きのことです。
ストリングにボールが当たった瞬間のスーパースローを観ると、ボールが当たっている3、4本の縦糸が横に歪み、ボールが飛び出す瞬間に元通りに復元するのがわかります。
張りたてのストリングを指で横にずらすと、元通りに復元するのが確かめられますが、数時間使った後に同じことをすると戻りが悪くなっていることに気づくことでしょう。
ストリングの表面に傷ができたり、汚れが付着すると、スライドしづらくなり、さらに使い込むとノッチングや硬質化で、まったく戻らなくなります。
打った後にストリングがぐちゃぐちゃになっている場合は張り替えどきなのです。
が、ストリンググライドを塗布すると、表面がツルツルになり古いストリングも動くようになるし、張りたてのストリングもさらにスナップも大きく、バックも速くなります。
一般的には、スピンを向上させるアイテムとして認知されていますが、自分は、打球感がクリアで爽快になるのが気に入ってます。
スナップバックをおこさせる秘密は白い液にあります。
シリコン系のもの(企業秘密)で、ストリングの表面の摩擦抵抗を極限まで減らしているのです。
一度塗布すれば、数回のテニスに効果を発揮します。70回程使えるので、費用対効果を見れば安いものです。
自分のラケットは当然ながら、試打用のラケットにも使うことがあります。
ひとつあれば1年間くらいは不自由しないのですが、塗布の方法を間違えると減りが早くなるので、正しい塗布方法を伝授します。
スポンジに4、5滴液を垂らし、ストリングに塗るのですが、上面から初めてはいけません。
液がボトボト地面に垂れてしまいます。 まず下面から、スポンジを上に向けて満遍なくクルクルと円を描くように塗ります。
スポンジはそのままで、上面も同様に作業します。 最後に、指で縦糸をすべて横にずらして、縦糸と横糸の交差点に液が浸透するようにすれば完璧です。
数十回塗布を繰り返していくうちに、スポンジがしんなりし、液が染み込んでいる状態になり、液を補充しなくても塗布できるようになってきます。
わたしの感じる効果は、芯を外してもスピンのかけ損ないが起こらない。
ボールに推進力が生まれる。
爽快な打球感になる。
注意点は手に付着すると滑りやすくなりますので、もしついてしまったら、手洗いをしてください。
今回は、私中居の三種の神器の一つ
【テニックスのトリンググライド】
をご紹介しました。
皆さんの三種の神器はなんですか。
今度是非教えてください。
【GEEK通信】「レヴォCV3.0シリーズは変幻派と弾丸派、勝つのはどっち」
2018/04/05
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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「レヴォCV3.0シリーズは変幻派と弾丸派、勝つのはどっち」
シングルス6人総当たりハードコート2面で4時間の過酷なテニスオフに参加しました。
驚いたのは参加費200円なのです。
その訳はコートに入って2分で分かりました。
航空自衛隊基地の隣の敷地に大きな公園があり、その中でも基地よりにテニスコートがあり、2分おきに、爆撃機、輸送機、ヘリコプター(アパッチ)などがテニスコートにめがけて飛んでくるのです。 高いロブは当たってしまう程の低さです。かなり怖いです。
音も耳を塞ぎたくなるレベルでうるさいです。
テニスどころではありません。
通り過ぎるまで、サービスは打てません。
そういったわけでコート代は無料で、ボール代だけ人数割の200円です。
この日の目的は、スリクソンのニューモデルラケットを試打することでした。
前回お伝えしたように、レヴォCV5.0で1試合行いました。
1試合1本の試打をしようと思い、スリクソンのラケットを5本用意しました。
新作の【レヴォCV3.0】【レヴォCV3.0F】に、現在使用している【レヴォCX4.0】【レヴォCS10.0】に前回お伝えした【レヴォCV5.0】の5本です。 今回の新作で変わった点は、レヴォCV3.0が2つに分類されました。
ひとつは従来通りのシャフトに溝のあるタイプ(変幻派)、もうひとつはシャフトに溝のないラウンドタイプ(弾丸派)です。 この二つの違いと、従来から人気のレヴォCX4.0とレヴォCS10.0も比べることにしました。
今回の参加者の中に、市民大会一般Aクラス、シングルス、ダブルス優勝、都市対抗代表のプロフィールのAさんがいて対戦するのが楽しみです。
前回お伝えした1試合目は、レヴォCV5.0で6-2でした。 2試合目は、20代前半の若手でソフトテニス経験者です。
この試合で使用するのは、レヴォCV3.0Fです。 バボラSGスパイラルテック130を45ポンドで張り上げています。
典型的なソフトテニス経験者のプレースタイルで、フォアハンドは爆発的なスピンボール、バックハンドは繋ぎのスライスです。
バック、バック、フォアのワンパターン狙いで、6-2で勝利しました。
次の相手は、都市対抗代表のAさんでラケットはレヴォCV3.0で臨みました。ストリングは同じセッティングです。 今回はあくまでも試打が目的で勝つことではありません。
Aさんのサービスはダブルファーストなのですが、セカンドもきっちり入ってきます。
ストロークは繋いで、隙あらばネットに出てきます。
ボレーも上手いのですが、スマッシュがもっと上手くてネットを取られると為すすべもありません。
気がつけば2-5です。
今回の目的は試打だと自分に言い聞かせていたのですが、チェンジコート後の私中居の手は、、、、レヴォCS10.0に。
やっぱり試合ですので、負けたくありませんし、自分の100%で戦いたかったのです。
相手のサービスでしたが、一発目のリターンでサービスよりも速いのが返り、相手の正面でしたが、振り遅れてミスをしてくれました。
ネットを取られた時も、ロブで逃げていたのですが、強いボールをボディに打ったらミスが出てブレイクに成功しました。
流れが変わり5-5に追いつき40-40、ノーアド一本です。 最後はベースラインからの打ち合いから、相手のショットはフォアハンドからのドロップショットです。
まったく予想していませんので、追いかけることはできませんでした。
ネットギリギリに決まり5-6ゲームセット。ネットすれば負けの勇気あるショットでした。
次は主催者の方とレヴォCX4.0で6-3。 最後の5試合目はレヴォCS10.0を手にしました。
その訳は、対戦相手は、体格のいい40歳くらいの方でフォアもバックも凄い球を打ってくるのです。 Aさんとの対戦では自分と同じで5-5からのノーアド一本で5-6という試合でした。
この試合は集中力が増し、シーソーゲームでお互い良いショットの応酬で5-5からのノーアド一本になりました。
最後はジュースコートから逃げるワイドサービスでネットダッシュしました。
というのも、同じジュースコートから逃げるサービスでノータッチエースを取っていたので、そのイメージが残っていました。
少し甘く入ってしまったのと、相手の方の予測が当たったのとで、今日イチのリターンで足元をえぐられゲームセット。 またしても5-6での敗戦となりました。
この試合で集中力が増したのは、まったく飛行機が飛んでいなかったからです。
12時から1時は昼休憩だったようです。
レヴォCV3.0(変幻派)とレヴォCV3.0F(弾丸派)は、共に打ちやすかったのですが、個人的には弾丸派のレヴォCV3.0Fが好きでした。
弾丸派のネーミングの通り、素直な弾きの良さが爽快で、今までのスリクソンのラインナップには無い、スピードが売りのラケットです。 サービスもボレーもシャープさがあり、攻撃的にプレーしてしまう自分がいました。
変幻派のレヴォCV3.0も決して悪くなかったのですが、レヴォCV5.0の方がより変幻派らしかったので、印象はレヴォCV3.0FとレヴォCV5.0が突出してしまいました。
間を取ってちょうど中間がレヴォCV3.0になり、オールラウンドなテニスに向いていると思います。
レヴォCX4.0は打球感がマイルドで、スピード性よりかはコントロール性。相手の嫌な所にきっちり打てるラケットです。
ボールを押すベテランにオススメです。
レヴォCS10.0は、やっぱり魔法のラケットでした。
相手も驚いていました。
帰り道、足がつって大変だったことは言うまでもありません。
【GEEK通信】「スリクソン レヴォ CV5.0はミスしない方が試合で勝てることを証明してくれるラケットです」
2018/03/29
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
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「スリクソン レヴォ CV5.0はミスしない方が試合で勝てることを証明してくれるラケットです」 ============
テニスの時には、2Lの水筒に "凌駕スマッシュウォーター"を用意するのですが、必ず使用するのが、ミネラルウォーターです。
美味しい水はもはやどのご家庭にも常備されているのではないですか。
私中居の家でもウォーターサーバーがあり、毎月一定量のボトルが配達されてきます。
特に理由はないのですが、ウォーターボトルのキャップシールを捨てずに取ってあります。
6~7年分ですので、ざっと100枚以上あります。
ある時、そのウォーターサーバーのメーカーのキャンペーンが始まったのですが、 なんと「キャップシールを集めて、現金プレゼント!」 という願ってもいない内容なのです。
ここぞとばかりに、応募ハガキにシールを貼って大量に送りました。
毎月毎月当たる企画で、1年間の抽選スケジュールが決まっています。
ところが、翌月に配達された水のボトルに応募ハガキとキャンペーンチラシが入っていませんでした。
ホームページを確認したところ、全く違うキャンペーンが始まっていました。
自分のせいでキャンペーンを終わらせてしまったのでしょうか。。。
今のところ当選の連絡はありません。。。
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スリクソン使用歴は長く、レヴォV5.0から始まり、レヴォCV5.0、レヴォCX4.0、レヴォCS10.0と4作連続でスリクソンを使用しております。 まず、スリクソンを使用するきっかけとなったのは、5.0のシャフト19mmに惹かれたからです。
これまでのラケットはピュアドライブに代表される圧倒的なパワーを持ったラウンドタイプのモノか、プレステージの様にコントロールを重視したしなりのあるボックスタイプのモノに分類されていました。
2014年発売のレヴォV5.0はフェース面はラウンドタイプで一番厚いところは26.5mm、フェース面積102平方インチで完全にパワー系ラケットなのですが、シャフトは19mmに絞り込み、しなりを持たせたのです。
私中居はグリップの握りが薄いので、グリグリのトップスピンではなく、インパクトから押すように打つフラットドライブが持ち球で、このレヴォV5.0のしなりとマッチしました。 そして2016年レヴォCV5.0には、ソニックコアテクノロジーが搭載され、さらにパワーアップしました。
シングルスでもネットプレーを主体にしていましたので、この改良はサービスとボレーの強化につながりました。 そして、今回記事に取り上げます2018年のレヴォCV5.0は、VエナジーシャフトのVの溝をさらに深くえぐり、シャフトのしなりをさらに強調しました。 今回は、シングルスのゲームで、NEWレヴォCV5.0をテストしました。
対戦相手は30代くらいの粘るストローカーてす。
前日にバボラSGスパイラルテック130を45ポンドで張り上げたのですが、気になることがあります。
シャフトの内側に貼り付けたテンションシールが剥がれてきているのです。
気づいたときには、試合がスタートしており、指で押さえつけてもすぐ剥がれてきてしまいます。
どんなラケットでもすぐに試合で使えるほど、鈍感なところがありながら、なぜか左手のシャフトの違和感だけは敏感なのです。
最近のラケットは塗装技術の進歩で、光沢のあるマットな塗装が増えています。
高級感があっていいのですが、シールがくっつかない悩みがあるのです。
気にしている間に1ゲーム取られてしまいました。
チェンジコートの時にテンションシールを剥がし、2ゲーム目からは試合に集中した結果、6-2で勝利しました。
シールは捨てずにスマッシュウォーターの入ったボトルに貼っておきました。
シールをとって置く癖は抜けません。
レヴォCV5.0は、前作に比べさらに食いつきが良くなっており、Vエナジーシャフトの堀が深くなった効果が出ているようです。
粘って粘って繋いでくるストローカーに対して、さらに粘りのあるストロークで対抗できたのは、レヴォCV5.0のおかげだと思います。
280gであること、フェースが102平方インチあることが、繋いでいてもミスが出ず、疲れてこない要因のひとつであったことも追記しておきます。 良かったのはストロークだけではなく、サービスのコントロールもよく、ファーストサービスの確率は80%くらいだったように感じました。
試合時間は長くかかりましたが、疲労感はまったく残らず、この後続く4試合にもいい形で入っていけました。
この試合の続きは次の回で詳しくお伝えします。
男女関係なく、ストロークで相手が根負けするくらい粘りたい方にオススメのラケットです。
またまた使いたくなってしまいました。
【GEEK通信】「ガット、ストリングについて考えていきましょう。」
2018/03/27
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ガット(GUT)とは、【腸】のことで、100年以上前は動物の腸をバイオリンの弦として使用していました。
その後、ラケットにも羊の腸を使う様になり、シープガットと呼ばれていました。
30年前くらいから、牛腸を使用するようになり、現在も続くナチュラルガットになっていったのです。
ナイロンなどの化学繊維で作られたものを[シンセティックストリング]と言っており、ガットは天然素材、ストリングは化学繊維を含んだ総称で使い分けなくては本来はいけないのかなと思います。
(ナイロンだけどハイシープ、ナイロンなのにテックガットといったものも中には存在し、ガットはストリング全体を指す意味になってしまい、「ガット張り」という言葉は生きていますが、「ストリンギング」とはあまり耳にしないのが現状ではないでしょうか。)
現在のストリングを大きく分類すると、ナチュラルガット、ナイロンモノフィラメント、ナイロンマルチフィラメント、ポリエステルの4つになります。
実際にボールが接触しているのは、ラケットではなくストリングですので、ストリングは大変重要なファクターです。
ストリングに求める性能は、コントロール、反発、スピン、打球感、耐久性、テンション維持などですが、すべて満点のストリングはありません。
ナチュラルガットは、本当に素晴らしいストリングです。
ですが、水分に弱くデリケートなもので、雨にあたったり、雨上がりにプレーしてしまうと糸が太くなったり、ほつれが出てしまったり、急激に性能が劣化してしまいます。
価格もナイロンなどの化学繊維で作られた[シンセティックストリング]の約2倍くらいなので、良いのはわかっていても尻込みしてしまう方が多いようです。
ただ、雨に当たらないようにプレーした場合、テンション維持がいいので2倍使えて、ざっと2倍の性能だとしたら、価格が2倍でも元を取れる計算になります。
まだ試したことがない方は是非一度使ってみてください。
入門用としてバボラのトニックプラスボールフィールがオススメです。ガット張り代込で¥5,940(税込)でお張りする事ができます。         *バボラ トニックプラスボールフィール ウインザー価格:¥5,940(税込) ※ガット張り代込
もちろんナイロンなどの科学繊維で作られた[シンセティックストリング]も大変進化してきています。
その中でも、反発力と耐久性を特徴としたモノフィラメントは、歯切れの良さが好きな方にオススメです。
ただ最近のラケットの進化がパワーアップに向かっているので、ストリングで少し飛びを抑えようとする傾向があり、ナイロンマルチフィラメントポリエステルに嗜好が移ってきています。
ナイロンマルチフィラメントは、1,000本くらいの細い糸をロープ状に捻った構造になっていて、打球感の柔らかさが特徴で、食いつきをよくすることで、弾きのいいラケットのコントロール性アップに貢献しています。
               *モノフィラメント・マルチフィラメントの構造
ナイロンマルチフィラメントは1本1本が切れてくるので、耐久性重視ではあまりなく、1ヶ月以内でストリングが切れてしまうプレーヤーよりかは、女性やベテランプレーヤー、一般のアベレージプレーヤーにオススメで、腕にくる負担も少なく、ストリングの表面の変化(1本1本糸が切れてボソボソになってきます)で張り替え時期がわかりやすいので硬質化する前に張り替えができるのが良い点です。
マルチフィラメントで代表的なアイテムは、バボラのエクセルやテクニファイバーTGVなどでウレタンを加工することでさらに柔らかさを向上させています。
コントロール重視の方にオススメの一品です。                *バボラ エクセル ウインザー価格:¥4,801(税込) ※ガット張り代込             *テクニファイバー TGV ウインザー価格:¥4,801(税込) ※ガット張り代込
個人的に好きなマルチフィラメントは、ヨネックスのレクシスです。
こちらのストリングはマルチフィラメントの中では、少し打ちごたえがある方で、シャープな打球感が持ち味です。
反発弾性に優れる特殊高弾性ポリウレタンを採用し、さらにプラズマ照射することで繊維と樹脂を分子レベルで結合させることに成功しています。
繊維同士の密着が強いので、ストリングの表面が滑らかになり、スナップバック効果も高まり、食いついてからの押し出しがあり、スピンとパワーを両立している優れものなのです。※大坂なおみ選手も使用しています。                  *ヨネックス レクシス ウインザー価格:¥4,369(税込) ※ガット張り代込
ポリエステル飛びを抑えることに効果的です。
素材の特性からスナップバックが起こりやすく、スピン性能を向上させられるのでハードヒットしてもベースライン際でブレーキがかかりバックアウトが減少します。

ただし、強いインパクトがないとスナップバックは起きませんので、スイングスピードがあまり速くない方やスイングスピードを速くする必要のないショット(ボレーなど)には不向きです。
 ポリエステルは性能保持期間が張り上げてから1ヶ月くらいですので、数ヶ月切れないプレーヤーにはあまりオススメしません。ポリエステルはハードヒッター、練習頻度の多いプレーヤーにオススメで、切れて張り替えることは減少します。
ただし、急激に性能の劣化が起こり、食いつきが低下していきます。
その状態を過ぎても、見た目がツヤツヤして新品とさほど変わっていないように見えるので(味がしなくなったガムと似ています)、張り替えるタイミングがわからなくなっていきます。
ポリエステルはなるべく1ヶ月から3ヶ月の間に張り替えるようにしましょう。
また、その頃になると角切れがよく起こりやすくなります。鋭角に折れ曲がった部分が硬質化して切れてしまうのです。 針金を引っ張っても切れませんが、折り曲げると切れてしまうのと同じ現象です。
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ラケットの性能を生かすも殺すもストリングの性能にあると思います。
プレー時間が累計24時間になったら張り替えをオススメします。週一で2時間テニスをする方でしたらちょうど3ヶ月程です。
24時間プレーすると、5ポンド以上テンションは落ち、ストリングは硬質化が始まる頃です。
ストリングの縦糸を指で横にずらしてみて、「ガリッ」という音がしたら硬質化が始まっています。
ストリングの正常な状態は、縦糸を横にずらしたとき、音もなくスライドし、素早く元の位置に戻るのが正しい動きです。
ガリッときたら張り替え信号です。
今回は「ガット、ストリング」について触れていきました。
皆様、ストリングの〝ガット“ 張りお待ちしております。
【GEEK通信】「ヨネックスVCORE PRO97は期待以上のラケットでした」
2018/03/08
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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ウインザー各店からテニス好きが集まり、プチテニス大会を行いました ベテランは私中居とストリンガー武内だけで、残りの10名は20歳前後の若者という組み合わせ。
2面4時間の中で、ペアを変えながら5、6試合行い、勝率ナンバー1には賞品が授与されます。 珍プレー好プレーが飛び出し盛り上がったイベントになりました。
随所に好プレーはありましたが、優勝が決まる最後の一戦は好プレーの応酬でした。
勝率ナンバー1の2人には、私中居が用意したレア物グッズを二人で分配して終了しました。
若者たちのパワーをいただき若返った気持ちになりました。また、機会を見つけて開催したいと思います。
********************** ヨネックスから発売された「VCORE PRO 97」を試打してみました。
VCOREツアーG(オレンジ)やRDS001(イエロー)をマイラケとして使用していたので、このシリーズは毎回楽しみにしています。
前作のVCORE デュエルGは、トップ方向にストリングを集中させフェース上部でボールを捉えるプレーヤー向きで、個人的にスイートスポットの位置が合わず使用するには至りませんでしたが、V CORE PROは、VCORE ツアーGに近いストリングパターン(センターにスイートスポット)に戻り、さらに16×20から16×19に変更になったことで難しさが少し和らいでいる可能性もあります。
いざ試打しようとすると、
「あっそれ新しいラケットですね、ちょっと打たせてもらってもいいですか。」
と他の方の手に…その後も次から次へと人の手に渡り、結局一番最後になってしまいました。
かなり注目度は高いようですが、
「いいラケットですが、難しいですね。」
「しっかり打たないと、飛ばないですね。」
と言った感想が返ってきました。
私の感想は、
「飛ばないからしっかりフラットで打てる。」
「食いつきがいいのでボールを長く押せる。」
「距離のコントロールがつけやすい。」
「打ちごたえがしっかり手に伝わり気持ちいい。」
「バックハンドの振り抜きがいい。」
「ボレーのタッチがよく、キレがある。」
「スライスサービスの威力が出る。」
「やっぱりいいラケットだ。」
「デザインもカッコいい。」
というところです。
今回試打したのは310gのタイプでしたので、振り遅れる場面も結構ありました。
290gのLGタイプも打ってみたくなりました。
ヘッドのプレステージレフプロが生産終了になり、ミッドサイズでフレーム厚が20mmくらいで、300g以下のラケットはおそらく無くなってしまいました。
そういったスペックの要望は多いわけではありませんが、要望する方は強くこだわっていて、各メーカーのラケットをくまなくチェックしているのです。
そういう意味でこのLG(290g)は価値があると思います。
パワー系の黄金スペックが全盛ですが、VCORE PRO97のようにしなりを上手く利用できるラケットも良いものですね。
ボールの深い浅い、スピンスライス全て自分のスイング、タッチしだいで決まります。
基本を見直したい上級者、本当に実力をつけたい中級者におすすめしたい一品です。
【GEEK通信】「プリンスビーストO3 98は、カッコ良さだけではない。」
2018/03/01
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
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先日団体戦に出場したのですが、とんでもない選手が相手チームにいました。
4面使用して大会が行われていたのですが、その選手がサービスを打った瞬間、爆発音のような音がして4面でプレーしていた全員が音のした方角を凝視しました。
そこに居たのは、大友優馬さんです。
法政大学からグローブライド(プリンス)に入社した若者です。
豪快なサービスに、正確なストローク、天才的なタッチのボレーに、素早いフットワーク。
まったく次元の違うテニスに見とれました。
試合の後に話をする機会があり、質問をしました。
私「サービス速いですね。200kmは出ていましたよね。」
大友さん「そうですね。何本かは出てたと思います。」
私「シングルハンドのバックハンドリターンは得意なんですか?」
大友さん「ダブルスではドライブしか打ちませんが、シングルスではスライスをよく使います。」
私「スライスも見てみたいですね。」
大友さん「5種類のスライスを使い分けるので、かなり相手は嫌がります。」
私「5種類もあるんですか。」
※その後その5種類を聞いたのですが、理解できませんでしたので、ここでは割愛させていただきます…。
私「対戦したN島さんはバックハンドのリターンが得意で私達の間では、フォア狙いが鉄則なのですが、バックに打ってましたね。」
大友さん「はい、打点を10センチ上にずらしてリターンさせたので大丈夫でした」
私「K大学のU選手って凄いですよね、対戦したことありますか。」
大友さん「勝っていますね。」
私「そうなんですか!」
(知ってる選手を列挙すると、みんな勝ったことがあるということで)
私「それでは、勝ったことがない選手はいますか。」
大友さん「西岡君とか内山さんとか勝ったことないですね」
私「それってプロじゃないですか。」
そんな大友さんのラケットを見せてもらうと、 ビースト98でした。
…あんな凄いボールが打てるなら…と、早速次のテニスで、ビースト98とビーストO3 98、ビーストO3 100を試打してみました。
前回ビーストO3 100の試打でお世話になったプリンス一筋のO村さんにテストをお願いしました。
O村さんは、EXO3ツアーチーム100(290g)を使っており、そろそろ買い替えを考えているところです。
1セット目、O村さんは、いつものEXO3ツアーチーム100で、安定したプレーで1-6でした。1ゲーム目は取ったのですが、6ゲーム連取されました。
2セット目はビーストO3 98に持ち替えて、さらにボールスピードが上がり、1ゲームも取れず0-6でした。
私「ビーストO3 98調子良さそうですね。」
O村さん「これいいですね。始めは重たいと思ったのですが、7割くらいの力で打っていたら重さは気になりませんでした。」
私「あれで7割ですか、ビーストO3 98の方が速かったですよ。」
O村さん「ツアーチーム100は、ガットに喰いついてから、自分の力で飛ばす感じですが、ビーストは喰いついてからラケットが弾き出す感じですね。」
私「確かに、ツアーチーム100は、ネットの高いところを通ってからベースライン際に落ちる弾道でしたが、ビーストは直線的な弾道でくるので取り辛かったですね。」
O村さん「ラケットは進化していますね、デザインもカッコいいし、欲しくなりました。」
ビースト98も用意していたのですが、持って軽く素振りするだけで、難しさがひしひしと伝わってきました。 大友さんのようにスイングスピードが速く、ボールを潰せるパワーがないと難しく感じるかもしれません。
ビーストO3 100(300g、16×19)とビーストO3 98(305g、16×20)を比較すると、パワー、スピンはビーストO3 100がやや優勢で、ハードヒット時のスピード、コントロールはビーストO3 98が優勢です。
オールラウンドなテニスでダブルス中心の方は、ビーストO3 100が向いていて、ストローク主体でシングルスが好きな方はビーストO3 98が向いていると思います。
**************
大友さんに最後に聞いてみました。
私「大友さんは最近ゴルフに、はまってるみたいですね。」
大友さん「先日のラウンドで2アンダーでました。」
始めて数年でアンダーで回るとは、規格外の運動神経の持ち主でした。
【GEEK通信】Newピュアドライブ シリーズ 全7機種徹底比較!
2018/02/23
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ピュアドライブシリーズ 全7機種改めて試打してみました。
男性、女性、ジュニア、ベテラン、ストローカー、ボレーヤー、ハードヒッター、しこる人まであらゆるテニスプレーヤーがピュアドライブが使えるようにラインナップされています。
改めて全機種の比較をしてみましたので紹介していきましょう。 ■ピュアドライブ
ウエイト300g、フェイスサイズ100平方インチ
前作に比べて、打球感は少しマイルドになっていますが、空気抵抗を減らす工夫を随所にしていることと、前作よりスイートスポットを真ん中に持ってきたおかげで、芯を食った当たりはスピードが増しています。
ポリを張ったらストローカー向けになり、シンセティックを張ったらボレーヤー向けになり、テンションを上げるとハードヒッター向けになり、テンションを下げると初心者でも使える優しさがあります。
アベレージプレーヤーからトッププロまで使えるユーティリティラケット。
スピード、スピン、コントロールの比率が綺麗な正三角形を描くまさに黄金比率のラケットです。
黄金スペックの生みの親となった初代ピュアドライブから20年、7代目に死角なし。 ■ピュアドライブ107
ウエイト285g、フェイスサイズ107平方インチ
ラケットの完成度の高さと、使用するユーザーが非常に明確!
このラケットはダブルススペシャリストに向いています。
107平方インチとは思えないしっかりとした打球感と、107平方インチならではの優位性が絶妙です。
ボレーのしやすさは当然ながら、ストロークのコントロールがよく、突き球が浮かずしっかり振り抜けます。
リターンからの攻撃力もあり、リターン&ネットも成功率が高まります。
ローボレー、ハイボレー、アングルボレー、ロブボレーなどのボレーテクニックは自在に操れ、ボレー合戦になったら強みがあります。 ■ピュアドライブチーム
ウエイト285g、フェイスサイズ100平方インチ
個人的に使うならこれです。
これを使ってしまうと300gは必要ない気がしてきます。
スピンはかけやすいし、パワーは十分出るし、リターンでも負けないし、285gで十分な性能です。
強いて言うなら、300gに比べて打球感が軽く感じることでしょうか。
300gで4試合、5試合しても疲れない方は300gのピュアドライブでいいと思いますが、無理して300gにする必要はないので、後半疲れてくる方、左右に振られた時の返球が辛い方、サービスゲームがキープできない方は285gのピュアドライブチームがいいと思います。 ■ピュアドライブ110
ウエイト255g、フェイスサイズ110平方インチ
ピュアドライブ7アイテムの中で、唯一フレーム厚が27mmと1mm厚くなっています。
最も軽く、最も大きいフェース面積を持つこのラケットは、テニスを楽しむ、試合で勝つの両面を追求したモデルです。
久しぶりのテニスでも、軽くて大きいので楽にプレーできます。
かといってフレーム剛性が高いので、しっかり振り抜いてもボールは荒れません。
上級のベテラン男子シングルスでも全然いけるポテンシャルのラケットです。
当然、男女ともにダブルスのお助けになるラケットです。 ■ピュアドライブライト
ウエイト270g、フェイスサイズ100平方インチ
ダブルスのゲームで使ってみましたが、意外と普通に使えました。
特にサービスの、スライス、スピンの回転は自在に操れました。
ただ、リターンでは面がぶれてしまい思ったようなボールは打てませんでした。
やはり、女性の中級者かジュニアで初めて大人のラケットを持つというシュチュエーションに合うラケットです。
40ポンドから45ポンドで張ることをおすすめします。 ■ピュアドライブプラス
ウエイト300g、フェイスサイズ100平方インチ
長さ27.5インチの0.5インチロングモデル。
打点が体から遠くなることにより、威力は増しますが、芯に当たる確率は低くなります。
特にボレーは慣れるまで時間がかかります。
すでに27.5インチを使用している方には、ピュアドライブプラスは最高のラケットですが、これから27.5インチにチャレンジするには、相当な練習量が必要なことと、次回以降の買い替えは対象ラケットが限定されてきますので、慎重に決断してください。 ■ピュアドライブツアー
ウエイト315g、フェイスサイズ面積100平方インチ
トッププロでも300gのピュアドライブを使用しているので、求める方はやや少ないかもしれません。
とにかくパワーを出したい方、ピュアドライブに重りを貼っている方におすすめです。
デザイン的には赤いストライプがしまって見えるので、カッコイイと思います。
あくまでも私、中居個人的な感想ですので、参考程度にしてください。
【GEEK通信】KEI'S チョイスプレミアⅢとREVO CS10.0はベストマッチでした。
2018/02/18
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
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KEI'SチョイスプレミアⅢとレヴォCS10.0はベストマッチでした。
雪、雪、雪。都心は雪に弱いですね。
雪に慣れてないのが原因のひとつだと思います。
1/22の大雪では、20cm以上積もったところもあり、整備も大変だったと思います。
22日の雪は午前中から降り始め、夜中の12時頃に止みました。
完全防寒装備で雪が止むのを待っていた私は、雪かきグッズを手に道路の雪かきを行いました。
私の家は袋小路の突き当たりにあり、数年前の大雪の時は数日間、車を出せなかった経験があり、今回は、その教訓を得て行動に移したのです。
次の日、両隣の住人から大変感謝されました。
テニスコートもまた、雪に弱いですね。
一週間たってやっとコート整備が終わったと思ったら、また雪で使えなくなってしまったところも多いようです。
雪が積もったすぐ後は、ふわふわしており、簡単に雪かきできるのですが、時間がたつとカチカチの氷になってしまい簡単には雪かきできなくなってしまいます。
いかに早く雪かきするかで、テニスコートを使えるか、使えないかが決まります。
ある会社の工場にテニスコートがあり、大雪の後もすぐにプレーしていました。
関係者に聞いてみたところ、敷地内に消火栓があり、大量の水で溶かしたそうです。
雪は解ければ水になるので、芝も傷めない、砂もなくならないので大変いい対処方法です。
大量の水を確保できるところは、いいとは思いますが、中途半端にやると逆にカチカチに凍ることもありますので、ご注意ください。
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先日雪の中でプレーしたせいなのか、ストリングが緩くなってしまい、張り替えることにしました。
面圧を計ってみると、「39」になっており、前回張り上げた直後は「51」でしたので、12も落ちたことになります。
どおりでコントロール不能なはずです。
今回は少し強くして面圧「55」にしようと思います。
ストリングは前回「ブラスト+VS」を縦ナチュラルで張ったのですが、長さがギリギリでした。
テンションによっては張れないので、今回はどうしようか悩みました。
ストリングは12mの長さなので、ハイブリッドで張る時は半分にカットします。
普通のラケットは6mあれば、縦糸でも横糸でも張れるのですが、REVO CS10.0のような特殊なラケットは縦6.5m横5.5m必要になり(横糸が18本なので5.5mで届きます)、ハイブリッドせずにナチュラルを縦横に張るなら問題なく張れるのですが、ハイブリッドするために、6.5mでカットしてしまうと、残りの5.5mは次回縦糸に使えないのです。
そこで色々なストリングを研究していると、ウイルソンのKEI'SチョイスプレミアⅢが、縦横ともに6.5mであることがわかりました。 6.5mあれば余裕で張ることができます。
このストリングはウイルソンナチュラル16と4Gソフト125を組み合わせた錦織選手使用モデルです。
今回はこのストリングを縦55ポンド横50ポンドで張ってみました。面圧は狙い通り55ぴったりでした。
いざ、実践で使ってみると、なんとなんとミス、ミス、ミスのオンパレードです。
テンションが硬すぎました。
このラケットの最大の特徴だったどこに当たっても返ってしまうスイートエリアの広さが、かなり狭くなってしまいました。
魔法が解けてしまったようです。
元々255gのラケットですから、欠点があるとすれば、打ち負けることです。
それをフェース面積の大きさと縦ストリングの長さでカバーして、面ぶれを防いでいたのが、硬く張り上げたことで、芯を外した時に、面の傾きが起こってしまい、下に行ったり上に飛び出したりしてしまったのです。
レヴォCS10.0の適正テンションが40~55ポンドになっているのは、本当に適正でした。
ラケットによっては、フェース100で50~60ポンドが適正テンションになっていますが、真ん中の55ポンドで張ると硬すぎることが多いです。
この表記は適正というより、それ以上で張ると壊れますよと注意するテンションです。
かたや、REVO CS10.0は最適テンションが表示されています。
45~50ポンドで張ることをオススメします。
シングルス4時間、ダブルス4時間使用した後に、面圧を計測してみると、「50」になっていました。
面圧「5」下がったことで、暴れまくっていたラケットがやっと落ち着いてきました。
フェース面積が大きい程、ストリングが粗い程、ストリングの緩みは早くなり、今回はそれが幸いでした。
するとストリングの特徴がよくわかってきました。
ナチュラルガットの食いつきの良さと、スピン、スライスのかかり具合が思った以上でした。
ウイルソンのナチュラルは、牛を育てる餌からこだわっているだけあって、打球感に違いを感じます。
また、ストリングを折り曲げても解れが出ず、元に戻るくらい耐久性にも優れており、高価格ですがコストパフォーマンスは悪くないと思います。 横糸の4Gソフトですが、私が求める横糸のポリエステルの役割は、縦糸のナチュラルのフィーリングを生かし、ポリエステル自体はあまり主張しないことです。
ナチュラルを縦横に張ると、食いつきが良すぎて、ストリング同士が絡みつく感じになってしまいます。
縦糸が大きく横にずれて、素早く戻ってほしいので、横糸にはツルツルしているポリエステルがいいのです。 縦糸のスナップバックを助長し、ストロークの飛びすぎを抑えてくれる役割としてポリエステルを使っているので、ポリエステル自体の特性よりも、縦糸の邪魔をしないポリエステルを求めています。
色々使ってみましたが、RPMブラスト125、ティモ110、エレメント125はいい感じでした。
ブラストは表面のコーティングが滑りやすくなっていて、スナップバックを助けてくれます。
ティモ110は、1.10mmという細さから縦糸との摩擦抵抗が少なくなり、やはりスナップバックを助けてくれます。
エレメントは、打球感が柔らかく、ポリエステル独特の硬さがなく、腕に優しい感じで好きです。
KEI'SチョイスプレミアⅢは、打球感、スピン、ボレーのしやすさに優れた逸品でした。

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