オンラインショップでは3,980円以上ご購入で「送料無料」です。


店舗情報
★秋冬ウエアクリアランス速報②★
2020/12/04
みなさま、こんにちは。
ウエアコーナーでは本日からフィラコーナーでのクリアランススタートに加えて、アシックス(横浜店はメンズのみ)・ダンロップ もクリアランススタートしました☆
アシックス ↓


12月4日(金)現在
【横浜店・秋冬ウエアクリアランスセール実施中ブランド(一部商品対象ブランド含む)】
アディダス・エレッセ・セントクリストファー・ダンロップ・ディアドラ・ナイキ・パラディーゾ・フィラ
プリンス・ルコック

加えて、今日からはセール商品(ラケット・シューズ・ウエア)を2点以上ご購入で、さらに10%OFF になる
キャンペーンが始まります☆
この機会に、気になっていた商品をまとめてお得にゲットして下さいね!!
横浜店 橘
 



 
【入荷情報】ダンロップ・丑年干支フォート!!
2020/11/26
鍋島です!


本日のおしらせはこちら!
毎年大人気♪売り切れ必至ダンロップ フォート干支缶☆☆


2球入り¥600-(税込)
かわいいうしさんのイラストが印刷されたボールです

ラッキーなあなたには大吉ボールが入ってるかも♪♪ぜひ運試し・新年の記念に!


11/28~29はポイント10倍☆ご来店おまちしております~
【☆入荷しました☆】ダンロップ SX300LS"TEAL"【新色・11月12日から】
2020/11/12
ダンロップのラケットに新色が追加いたしました!

#弾道を制するラケット「SX300」シリーズで
軽量タイプの"LS"に新色が仲間入りです。


〇〇SX300LS〇〇
新色は、黒ベースから大きく変わり
ホワイトをベースにTEAL(ティール)
アクセントにしております。

TEALってどんな色???
好評発売中でございます!

気になったら、ウインザー横浜店
【GEEK通信】【ダンロップ】「歯切れが良くてパワーがある大好物なラケットFXシリーズ誕生」
2020/08/28
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。
テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「歯切れが良くてパワーがある大好物なラケットFXシリーズ誕生」 
ダンロップから新しいラケットが発売されました。 
その名はFX500シリーズとFX700です。 
すでにダンロップからはCXシリーズとSXシリーズが発売しています。 
CXのCはコントロール、SXのSはスピン、そしてFXのFはフォースです。
 
フォース=チカラ=パワーがテーマです。 
スリクソンのレヴォCX3.0Fの後継機種にあたります。
 
今更ですが、3.0FのFはフォースだったんでしょうか。
(※調べてみたら「F」の意味は、「Fast(速い)」「Force(強さ)」からきているとのことででした) 
実はレヴォCX3.0Fを短い期間でしたが、マイラケットとして使ってました。

私中居は歯切れがよくてパワーがあるラケットは大好物なんです。 
そして今回発売したFXシリーズを観察してみると、前2シリーズ(CXとSX)にはフェース内側に「SRIXON」の文字がありましたが、今作ではそれはなくなり、シャフト内側に小さく入ってました。


住友ゴムが「SRIXON」テニスラケットを誕生させたのが2009年、それから約10年続いてきたのですが、100年以上続く「DUNLOP」ブランドの知名度には勝てません。

今作からダンロップを全面に打ち出したFXシリーズをチェックしていきましょう。
ラケット正面から見るとヨーク部分の逆三角形が大きくなっているのが目立ちます。
面のブレが少なくなり芯を外したボールも進行方向へ飛んでくれそうです。
グロメットの下のフレームに溝を掘る事で、食いつきを良くする「パワーブーストグループ」は大変手間のかかる作業です。
嘘ではないと思うのですが、グロメットが外せないようになっているので、目視による確認はできませんでした。
どのくらいの深さなのか気になります。
 
それでは、FX700、FX500LS、FX500の順番で試打していきましょう。
試打と言っても、自分の場合、ダブルスゲームをプレーしながらテストしていきます。
FX700は、107平方インチ、265gのラケットとは思えないしっかりとした打球感です。
サービスもボレーもパワーがあってよかったのですが、一番良かったのがリターンでした。

サウスポーの逃げるスライスサービスがスピードはないものの、かなり浅い位置に入ってコートの外に切れていきます。
ラケットの先端でやっと届いたボールをポール回しぽく、打ちました。
ネットかなと自分は思ったのですが、ギリギリネットを超えてエースになりました。
芯を外しても面ブレがなく、パワーアシストが効いたお陰です。
デカラケの部類に入るスペックですが、スポットを外してもボールは暴れることがなく、安心してハードヒットできました。
ダブルスを極めたい男子ベテラン選手や女性のアベレージプレーヤーには心強いラケットになるでしょう。
  


>>>オンラインショップページはこちらへ(FX 700)
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FX500LSは、FX500を軽量化したモデルですが、285gだからといって打ち負けることはほとんどありません。
逆に軽いメリットを随所に感じました。
相手前衛のポーチを近距離でボレーで返球できたり、バック側に上がったロブをバックのハイボレーでアングルに打てたり、重かったらきっとミスが出ていたと思います。



>>>オンラインショップページはこちらへ(FX 500 LS)
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FX500は、黄金スペックの王道をいっているラケットでした。
パワーがありながら、スピンがかかるのでボールの深さは調整が自在で、深く跳ねるスピンでネットに出ることも、スピンで沈めて相手にローボレーをさせることも簡単にこなせます。
パワーがあって、歯切れの良い打球感で、嫌な振動がなく、大好物のラケットでした。



>>>オンラインショップページはこちらへ(FX 500)
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ダンロップのストリングについても以前試打をしていてインプレのメモが残っていたので、報告します。

アイコニックオール(ベトナム製)は、ナイロンマルチフィラメントで、食い付きいが程よくありながら反発力もあり、バボラのアディクションに似た性能を感じました。


エクスプロッシブスピン(ドイツ製)は、6角形のポリエステルで、当然スピンはよくかかるのですが、ホールド感があり、スピン以外のコントロールショットも打ちやすく、テクニファイバーのブラックコードに似た性能を感じました。

エクスプロッシブスピード(ドイツ製)は、スナップバックのバックの威力があるのか、バウンド後の伸びを感じました。

エクスプロッシブツアー(日本製)は、これぞポリエステルというガッチリとした打球感で、芯をしっかり捉えた時はホールド感があり、攻撃的なストローカー向きのストリングに仕上がっています。 

今回試打出来なかった、FX500ツアーは次の機会にインプレします。
 
【GEEK通信】【ダンロップ】「SXシリーズとレヴォCVシリーズを打ち比べしてみました。」
2019/12/05
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。 ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。 テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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【ダンロップ】「SXシリーズとレヴォCVシ
リーズを打ち比べしてみました。」
ダンロップ→スリクソン→ダンロップへ。
ダンロップと言えば、ジョン・マッケンロー氏が使っていたウッドのマックスプライ(1980年頃)が有名です。
その後、ナイロンインジェクション製法のマックス200G(1983年)が大ヒットし、シュテフィ・グラフ氏も使用していました。
ここまでは、イギリスのダンロップ社が手掛けたものです。
日本国内では、PRO1000RIMが1994年にスタート。鈴木貴男選手が使用し、ダンロップイコール衝撃吸収に優れた柔らかい打球感が持ち味のメーカーという位置付けを勝ち取りました。
その後、ダイアクラスターシリーズが定着しました。
また、現在でも売れているレヴォCS10.0の第一弾のスペースフィールプライムが生まれたのが2002年です。
テニスでは2007年にボールとウェアを発売時にスリクソンを立ち上げ、ダイアクラスターシリーズをスリクソンXシリーズに改変し、日本はスリクソン、イギリスはダンロップに分かれていったのですが、2012年のバイオミメティックシリーズ以降日本でのヒット商品はない状態でした。
スリクソンを手がける住友ゴム工業は、軌道に乗ってきたスリクソンを海外に広げるために、イギリスのダンロップを傘下に収め、ダンロップブランドとしてスリクソンの技術を生かしたラケットを発売したのが、昨年のCX200、CX400シリーズです。
上級者の間で、「ダンロップ良いらしいよ!」と評判になりトップアマチュアの使用者が増え、海外のプロの使用も増えてきています。
ダブルスの手本にしているジェイミー・マレー選手や、美しすぎるテニスプレーヤーのワン・チャン選手もCX200を使用しています。
軌道に乗ってきた新生ダンロップから、第2弾としてSXシリーズの発売が決まりました。
CXのCはコントロールで、SXのSはスピンを表します。
前身となるのが、スリクソンレヴォCV3.0で、シャフトにグルーブが入っていたしなりが特徴のラケットでした。
今回発売になるのは、モールドが同じ100平方インチの310g、300g、285g、270gと105平方インチ270gの5機種です。
前作のレヴォCV3.0と比較して試打してみました。
不思議なのは、RA値が68→64としなる設定になっているのですが、打球感はSX300の方がしっかりしていると感じることでした。
前作のレヴォCV3.0よりパワーが上がっているのを第一印象で受けたのですが、その歯切れの良さが「しっかりしている」と感じさせたのかもしれません。
レヴォCV3.0(変幻派)の粘り強さとレヴォCV3.0F(弾丸派)の歯切れの良さを1本に集結したような感じでしょうか。
ウエイトが15g刻みで270gから310gまで選べますので、ネットプレーヤー、ベースラインプレーヤー、スピン系、フラット系、年齢、体力、ダブルス派、シングルス派など自分に合うウエイトを選択できます。
重たいものを速く振ることで威力が出ますが、重さよりも速く振るのを優先されることをオススメします。
無理して重たいラケットを選ぶと、前後左右に振られた時にミスが出ます。 また、後半疲れが出た時に急激にパフォーマンスが落ちます。 重たいものが打ち負けないのは間違いないですが、自分から振っていくショットの方が重要ですので、気持ちよく2~3時間プレーできる重さを選択してみてください。
私中居はSX600が一番気持ちよくプレーできました。
シリーズ5機種全体で感じたのは、スピンがかかって安定していることでした。
中居個人としてはスピンによる安定は、グロメットの形状をI型やD型を使って弾道を補正する工夫をしているためなのか、シャフトに溝を掘っていることが理由なのか、ラケット全体の機能なのかハッキリとはわかりませんでした。
最近のラケットは壊れてしまうことは少なく、3年、5年使うのは当たり前で10年使っている方もいらっしゃいます。その場合、グロメットは広がったり、潰れたり、折れてしまったりするのが散見されます。ですがグロメットを交換しようと思ったときには、すでに発売を終了していることもあります。
もしグロメットの形状によるものだとしたら、グロメットの交換パーツが付属していればラケット本来の性能を維持できるかと思いました。 ※幸いにも、SX300と600の弾道補正するグロメットはトップ部のスピンブースト(縦糸10本)と呼ばれているところなので。
店頭にサンプルを展示していますが、デザインの評価も高く、手に取られる方が増えています。
衝撃吸収が良く、反発力が高い高性能なラケットに仕上がってますので、いつもの重さのひとランク下の重さでも十分対応できますので、300gから285gに、285gから270gにするのもありだと思います。
【GEEK通信】「【月一企画】ショット別にラケットを考える第一回『スライスサービス』」
2019/01/24
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている 中居が担当いたします。
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「【月一企画】ショット別にラケットを考える。第一回『スライスサービス』」
左利きのサービスはなぜリターンがしづらいのでしょうか。
その謎を探ってみたいと思います。
まず左利きのプレーヤーの割合ですが、世界の平均は10%で日本の平均は11%です。
10人に1人が左利きということになります。
ATPランキング上位30位までで、左利きはナダル選手、シャポバロフ選手、ベルダスコ選手の3人で丁度10%です。 左利きのプレーヤーと対戦するのは、10試合中1試合と少ないことがわかります。
左利きとの対戦回数が少なく慣れていないという事がやりづらい理由の1つです。
ほとんどのプレーヤーはバックハンドよりフォアハンドが得意だと思います。
テニスを始めたときにフォアハンドから覚えることが多いとか、フォアハンドの方が打点のずれをカバーしやすいとか、私生活でバックハンドの動作をあまりしないなどの理由があげられます。
そこでサービスも相手の苦手なバックハンドを狙うことが多くなります。
さらに、スライス回転をかければどんどんバック側にキレていきますのでより取りづらいサービスになっていきます。
もしフラットでサービスを打った場合、右も左も関係なくなりますので左利きを生かしたサービスを打とうとするとスライスが有効になります。
左利きの方は9割方右利きの方と対戦するので、スライスサービスの技術を向上させる必要性も高く、試せる機会が多くなります。
右利きの方も9割は右利きと対戦するので、スライスサービスだとフォアハンド方向に曲がっていってしまいすので、あまくなってしまうとチャンスボールになってしまいます。
よってスピンサービスでバックハンドに跳ねるように打つことが多くなるので、スライスサービスの練習が不足してしまうのではないでしょうか。
なので左利きの方はキレのあるスライス、右利きの方はスピンサーブを使う機会が目立つ。
結論、左利きのサービスがリターンしづらい理由は「10分の1と少ない対戦で慣れていない」
「スライスサービスの練習量が多いので、キレのあるスライスサービスを打てる人が多い」
そういう理由で、左利きのプレーヤーのサービスはスライスが多いのではないかと個人的に考えます。
では、どうしたら左利きのサービスに対処できるでしょうか。
左利きの練習相手を探して慣れることが最も有効ですが、中々そうもいきません。
そこで、リターンの位置とリターンの時の立つ方向で工夫しましょう。
特に返しにくいアドバンテージサイドで話しを進めましょう。
通常の立ち位置はだいたい左足がベースラインかやや内側だと思います。
ネットに対して正対するかサーバーに対して正対していると思います。
この状態でバックハンド側にスライスで逃げるサービスを打たれると、追っても追ってもボールが切れていき追いつかないでしょう。
そこで、立ち位置をアレーの真ん中辺りにしさらにネットに対して30度から45度の向きで構えます。
逃げるスライスサービスに対して、前方向に追うことができるので意外と届くのです。
ここからは、左利きも右利きも関係なくスライスサービスを打ちやすいラケットを探していきましょう。
テーマは食いつきと振り抜きです。 スライスサービスのボールに対しての当て方は、フラットサービスの当たり方を0度とした場合、45度のイメージです。
ボールに横回転をかけるのですが、イメージとしては、ボールを歯車に見立ててラケットのフェース面にも歯車があり、ボールの歯車を勢いよく回すようにスイングします。
その時に、フレームの厚いものは空気抵抗を受けやすく、フレームショットしそうなイメージが湧いてしまいますので、23mm以下のラケットが良いと思います。
また食いつきが良いラケットだと、粘りが生まれ、横回転だけでなく前に進む推進力が出てバウンド後の伸びでエースになりやすくなります。
以上を踏まえて選んだラケットは、ヨネックスVCORE98とダンロップCX200です。 ※ギャラクシーブラック2月末に発売予定です VCORE98は、空気抵抗を軽減するためにトップ部のグロメットの突起を隠す凹型形状を採用し(エアロトレンチ)、しなり戻りを実現させるカーボン繊維「Namd」を使用しています。
22mmのフレーム厚のためサービスを打つ動作に入る前に、シャフトに添えた左手から受ける印象は良いフィーリングでテイクバックに入れます。
インパクトからフォロースルーにかけてスイングが加速する感覚があり、キレの良い回転がかかります。
エースにならないまでも相手をコートの外に追い出すことができて展開を有利にしてくれます。 CX200は、正面からのフレーム厚が薄く振り抜きの良さを感じます。
グリップエンドが小ぶりなため、少し長めに握ったときの違和感が無くサービスのときのスナップがよく効きます。 また、縦ストリングの間隔が均一でセンター付近の幅は広くなっていてボールの食いつきをサポートしています。
インパクト時にボールを捉えた感触があり、歯車を回すイメージがよくわかります。
少し縦回転も加えるとかなり手前の浅い位置に着弾し相手の目を切ることができます。
「あっ届かない」と思わせることも大事です。
ストロークの安定感やガットの耐久性をまったく考えないなら、極細のストリングがキレのあるスライスサービスを後押ししてくれます。
テニクファイバーXONEバイフェイズ1.18(マルチフィラメント)か、ソリンコ ツアーバイト1.05(ポリエステル)が双璧でしょう。
ストリングは細いほど反発力が上がり、細いほどボールのフェルトに食い込み回転がかかります。 一度体験してみてもいいのではないでしょうか。
今回はスライスサービスについて掘り下げてみました。
月一でショット別にテーマを決めラケットを考えてみたいと思います。
次回は「ドロップショット」を視点に掘り下げて見ようと思います。
【GEEK通信】「ダンロップCX200 シリーズ 4モデルを徹底研究」
2018/12/21
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
------------------------------- 「ダンロップCX200 シリーズ 4モデルを徹底研究」
ダンロップCX200、CX200LS、CX200ツアー、CX200ツアー18×20を試打しました。
CX400の試打レポートの時にも書きましたが、スリクソンレヴォCXシリーズからの改良点は以下の3つです。
①「正面から見てフレームの厚さを1mm薄くすることで、内面剛性が柔らかくなりホールド感が向上。」
②「ストリングパターンの工夫により、芯に当たった時の打球感を重視しながらも、スピンのかかりも向上。」
③「ソニックコアにドイツ社の高反発素材「インフィナジー」を採用し、反発力向上。」

以上を踏まえて、順番に試打していきましょう。 【CX200】98平方インチ、フレーム厚21.5mm、305gのスペックです。
ダンロップ契約選手の使用が最も多いのがこのモデルで、ストローク、ボレー、スピン、フラット、スライスどれを取っても打ちやすいラケットです。
特に良かったのが、フラット系のボールで、一度ラケットに乗せてから弾く感じがあり、バウンド後の伸びを体感できました。
ボレーでもその食いつきの良さが際立っており、ローボレーがしっかり持ち上がります。
前作のCX2.0も完成度の高いラケットでしたが、今作もさらに完成度は極まっており、前作を大きく凌駕したのではないでしょうか。 【CX200LS】98平方インチ、フレーム厚21.5mmで290gと軽量設計のモデルです。
おそらくターゲットは、女性や力にあまり自信が無い男性だと勝手に思っていたのですが、実際に打ってみると予想していたラケットではありませんでした。
軽い、フレームが薄い、フェース面積100以下スペックだと簡単に楽にはあまり飛びません。
ただ、振り抜きは良いのでスピンがかかって浅くなることはあっても、アウトボールは極端に少なくなります。
力は無いけど、キレの良いスイングをするフラットドライブ系の方には安心のモデルではないでしょうか。 【CX200 TOUR】95平方インチ、フレーム厚20.5mm、310gのスペックです。
打つまでは「使いこなせない」と気が引けていましたが、実際に打ち始めますと、予想以上にパワーがあり驚きました。
スイートスポットは決して広くはありませんが、芯に当たった時のボールを後押しする感じは、大きいフェース面積のラケットにない独特の感覚です。
サービスを打った時に驚愕しました。
ビッグサーバーになったかのような、威力のあるボールがコーナーに決まるのです。
今のところ理由はわかりません。 【CX200 TOUR 18×20】ケビン・アンダーソン選手使用の限定モデルです。
CX200 TOURに比べ、「5g重たくなっているだけだ」と甘くみるととんでもないことになりました。
個人的な印象ですが、スイートスポットはもはやボールの大きさより小さいと感じてしまう程、なかなか飛びませんでした。
どこに当たっても飛びません。
ラケットのサポートは求めない!スイートスポットを外したなら外したことがしっかりと分かるラケットが良い!という方には良いのではと考えます。
グリップが天然レザーになっているので、インパクトの衝撃がダイレクトに伝わってきます。
ここまで徹底的に、優しさを排除しているのは潔く感じます。 4モデルを比べてみると、それぞれに特徴があるのですが、共通していたのが、芯に当たった時の気持ち良さです。 一度食いついた後に弾き出す感覚は、CX200シリーズの良いところではないでしょうか。
今回試打はしていませんが、CX200 には0.5インチロングのCX200 +がラインナップされています。
0.5インチロングは少数派になってきていますが、0.5インチロングが普通になっている方にとっては、貴重なモデルだと思います。
ダンロップ復活の第一弾は、ダンロップファン、スリクソンファンも納得の完成度になっています。
【GEEK通信】「もはやこれは復活ではなく、全く新しいラケットに生まれ変わったダンロップ」
2018/12/07
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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、
そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
中居が担当いたします。
------------------------------- 「もはやこれは復活ではなく、全く新しいラケットに生まれ変わったダンロップ」
ダンロップブランドのラケットが久しぶりに発売となりました。 ダンロップと言えば、やはりマッケンローやグラフが使っていた「MAX200G」が有名です。
ナイロンインジェクション製法を用い、ウッドのような柔らかさが特徴的でした。
2000RIM、エアロジェル200など、200.300.400.500といった数字を使うのが、ダンロップスタイルです。
ダンロップには英国ダンロップと日本の住友ゴムのダンロップがあって、ここしばらくは日本ではスリクソンとブランドを変えて、開発を進めていました。(SUMITOMO RUBBER INDUSTRYの頭文字を取った『SRI』+未知の可能性を表す『X:Unlimited』+前進し続けるという意味の『ON:Going onwards』を合わせたもの)
POWERED BY SRIXONと明記され、世界統一ブランドとして、ダンロップとスリクソンが融合した新生ダンロップが誕生しました。 ネーミングからも分かるように、CX200はレヴォCX2.0の後継機種で、CX400はレヴォCX4.0の後継機種になります。
設計で変わった点は大きくは3つで、【正面から見たフレームの厚さが1mmも薄くなっていること】と、【ストリングパターンに工夫があること】と、【ソニックコアに新素材が採用されたこと】です。
GEEK中居はレヴォCX4.0を以前使っていたので、CX400の試打を通じて、3つの改良点を探っていきましょう。 まず、レヴォCX4.0はどんなラケットかと言うと、まったりとした打球感で、食いついている時間が長く、コントロールが抜群で、本当にミスの少ないラケットでした。
CX400はCX4.0の柔らかさを残しながら、不足していた反発力をプラスしていました。
レヴォCX4.0から現在使用しているレヴォCS10.0に変えた理由の中の一つに、パワーがあることでした。
トラックマンを使ってサービススピードを計測すると、レヴォCX4.0は120kmで、レヴォCS10.0では130kmと10kmも速くなったのです。 今回登場したCX400はレヴォCS10.0並みのパワーを感じました。
ですが最大の特徴は、ラケットフェースに当たっている時間が長く感じることです。
それによって、コントロール、スピンは確実に向上します。
ボールのスピードは、速く弾く方がアップするかもしれませんが、球質は軽くなってしまいます。
当たっている時間が長くなると、バウンド後の失速が減少し、相手からすると伸びてくるような感覚になります。
この独特なホールド感を生むのが、3つの改良点によるものです。
一つ目の改良では、正面から見たフレーム厚を薄くし、内面剛性を柔らかくすること。
内面剛性とは、ストリングにボールが当たった時にストリングがたわむのと同時にフェース面も内側に小さくなる変形が起きます。
ボールとストリングが接触している時間が長くなります。 次にストリングパターンの改良ですが、おそらく今までに無いパターンです。
横糸はセンターが密で端に向かって間隔が広くなっています。
昔からセンターフォーカス設計はあります。
スイートスポットをハッキリさせながら、スポットを外した場合もカバーする狙いですが、縦も横もセンターフォーカスにしていました。
今回、CXシリーズに搭載された「パワーグリッドストリングテック」では、縦糸を均一に配置しています。
縦横共にセンターフォーカスに配置すると、スイートスポットの位置が密になりすぎて、スナップバッグ効果が起こりづらくなり、スピン、スライスのかかりが悪くなります。
縦糸の間隔を均一にすることで、大事な真ん中6本の間隔が広くなり、ホールド感が向上したのです。 3つ目の改良はソニックコアを最新素材に変更したことです。
従来の素材から今回採用した新素材は、ドイツBASF社の高反発ウレタン「infinergy」で、大手シューズメーカーがミッドソールに使い大ヒットした最先端素材です。
この素材のおかげで、快適な打球感と打ち負け感の少ないパワーアシストを実現したのです。 以上、3つの改良で全く新しいラケットに生まれ変わったのです。
スリクソンレヴォCX4.0とは、似ていませんが、4.0が好きだった人はもちろん、コントロールを信条とするプレーヤーには心強いラケットに仕上がっています。
早くお伝えしたかったので、今回はCX400だけのインプレッションでしたが、CX200シリーズは後日改めてご報告いたします。

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